「エマニュエル」:どこに需要があるの? #エマニュエル #オードレイディヴァン #ナオミワッツ
映画『エマニュエル』は、半世紀前(!)の大ヒット作『エマニエル夫人』(1974年)の(何度目かの)リメイク。ただ、監督が『あのこと』のオードレイ・ディヴァンですから、「ソフトポルノ」から現代の女性の物語へと大きく変化しているのは大前提だと思って観に行きました。
で、やっぱり現代の物語で、全編のほとんどが香港のホテルを舞台にしています。大江戸は旧作を観ていないので比較できませんが、有能な職業人としてのエマニュエルと自然な行為としての「快感の探求」を描いておりました。
ただこれ、失敗作ですよねー。オシャレなホテルとオシャレな映像とオリエンタリズム。そんなムードばかりで、内容的にはかなり「かったるい」ものとなっております。もっとフェミニズム的メッセージを打ち出すのかと思ったら、そうではなくてある意味肩すかし。中途半端だなあ。これ、どういう人に需要があるんだろう?っていう企画でもあり、場内はやけに中高年男性客が多かったのです。
なんかナオミ・ワッツを久しぶりに見ました。もう56歳かあ。確かにオトナになりましたねえ。そして、「香港と言えばこの人」のアンソニー・ウォンも出ていましたー。
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