2024邦画トップテン #2024日本映画トップテン #2024邦画ベストテン #ミッシング #石原さとみ #吉田恵輔 #2024映画ベストテン
昨日の洋画篇に続いて、おまちかね邦画篇。こんなに早く発表できるのは、大江戸史上初めてのことです。邦画洋画ともに、「落穂拾い」すべき作品がそんなになかったからかな。
( )内は監督名です。
1.ミッシング(吉田恵輔)
2.ぼくのお日さま(奥山大史)
3.正体(藤井道人)
4.デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(黒川智之)
5.夜明けのすべて(三宅唱)
6.違う惑星の変な恋人(木村聡志)
7.あんのこと(入江悠)
8.辰巳(小路紘史)
9.ゴールド・ボーイ(金子修介)
10.碁盤斬り(白石和彌)
次点.悪は存在しない(濱口竜介)
<その他の記憶すべき作品> ブルーピリオド 違国日記 ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re: 雨の中の慾情 Cloud クラウド お母さんが一緒 まる ラストマイル アングリースクワッド 侍タイムスリッパ― ナミビアの砂漠 ルックバック 傲慢と善良 室井槙次 敗れざる者 推しの子 The Final Act どうすればよかったか?
監督賞:吉田恵輔(ミッシング)
脚本賞:吉田恵輔(ミッシング)
撮影賞:奥山大史(ぼくのお日さま)
美術賞:磯貝さやか(雨の中の慾情)
主演女優賞:石原さとみ(ミッシング)
主演男優賞:草彅剛(碁盤斬り)
助演女優賞:森田想(辰巳)
助演男優賞:倉本朋幸(辰巳)
新人賞:齋藤潤(カラオケ行こ!)、青山フォール勝ち(お母さんが一緒)
旬の人賞:河合優実(あんのこと、ナミビアの砂漠)
怪作賞:スマホをなくしただけなのに 最終章 ファイナル ハッキング ゲーム(驚愕のラスト!)
ドイヒー賞:熱のあとに 変な家 温泉シャーク レディ加賀 もしも徳川家康が総理大臣になったら 箱男 BISHU 世界でいちばん優しい服 カーリングの神様 ルート29
ここ数年にわたる日本映画の豊作がまだ続いています。今年も10本に絞ることは、困難を極めました。一方でドイヒー映画もやたらとあったけど。
『ミッシング』の石原さとみは、日本映画史における女優演技の頂点とも言えるほどの凄さ。観ていて息が止まったり、体が硬直したり、涙が出たりしました。そこで描かれた現代日本のさまざまな「病」にも、深く揺り動かされました。吉田恵輔も、さらに一段階アップして「名匠」の域に達しております。
『デデデデ』も『室井槙次』も、二部作の前編は素晴らしかったのに、後編でのあまりの失速に唖然。逆に『ぼっち・ざ・ろっく!』は二部作の後編の方が良かったという稀有な例です。
監督たちも、気づかぬ間に若い人が増えてメンバーが入れ替わりましたね。奥山大史をはじめ、今後に大きな期待を持てる人が何人もいます。一方で、10位内に女性監督がひとりもいなくて我ながらびっくり。作品はそれなりにあったけど、たいがいは出来が悪かったという…。数年前の勢いはどうなってしまったのでしょう? アニメの勢いも、少しおとなしくなった年でした(興行成績は別として)。
(洋画篇はこちら ↓ )
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