「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」:シャラメの好演&好歌唱 #名もなき者 #ボブディラン #ティモシーシャラメ #エルファニング
映画『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』は、ティモシー・シャラメがボブ・ディランを演じて、オスカー主演男優賞にもノミネートされた音楽伝記映画。シャラメは受賞に至らなかったわけですが(獲ったのは『ブルータリスト』のエイドリアン・ブロディ)、歌もすべて自分で歌って演奏して、しかも仕草から表情から姿勢からディランそっくり。あのきれいな顔を汚すようなアプローチで、いろいろめんどくさい曲者ディランを好演しております。歌声もやたらと似てます。
ボブ・ディランのみならず、ジョーン・バエズやジョニー・キャッシュ、そしてウディ・ガスリーまで出て来ます。また先輩フォーク歌手のピート・シーガ―をエドワード・ノートンが演じているのですが、ノートン老けましたねえ。でも調べたらまだ55歳だったので、老けメイクと演技力だったのでしょうね。
デビュー直前から1965年のニューポート・フォーク・フェスティバル(ディランがロックを演奏し、裏切り者扱いされて大荒れとなった)あたりまでを描く作品。「初期のディラン」ですね。でもまあ、この人がやがてノーベル文学賞を受賞するわけですからねえ(エンディングの字幕で説明されます)。大江戸なんかいまだに信じられません。いずれにしても、“Like a Rolling Stone”は良い曲、いや、凄い曲ですよねえ。
でも、ごひいきのエル・ファニングから少女の輝きが消えかけていたのが悲しかった大江戸なのであります(まあ、もう26歳ですしね…)。
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