「仮名手本忠臣蔵」夜の部@歌舞伎座 #仮名手本忠臣蔵 #忠臣蔵 #歌舞伎座 #菊之助 #愛之助
歌舞伎座三月公演の『通し狂言 仮名手本忠臣蔵』、前回は「昼の部」Bプロ( ↓ )を観ましたが、昨日は「夜の部」Aプロを鑑賞。
「仮名手本忠臣蔵」昼の部@歌舞伎座 #仮名手本忠臣蔵 #忠臣蔵 #歌舞伎座 #切腹最中: 大江戸時夫の東京温度
いやあ、まさにトータル1日がかりの大仕事でした。二日に分けて鑑賞して、正解だったかも。でも、そんなに疲れたりお尻や腰が痛くなることはありません。そこらへん、歌舞伎座の椅子は優秀です。
五段目&六段目、七段目、十一段目の上演。五、六段目は舞台も地味だし、話も静かで重い。だんだん華やかになっていきます。やはり見どころは十一段目の「討ち入り~引き揚げ」の勇壮さと晴れがましさ。引き揚げの場に馬に乗って登場する服部逸郎(尾上菊五郎)と義士たちが創り出す清涼さのおかげで、多人数での老人殺しの持つある種の凄惨さが浄化されます。菊五郎と言えば、この五月に菊五郎を襲名する菊之助の「勘平腹切の場」もなかなか荘重かつ哀れで、感銘を受けました。
でも、外国人客の方で一幕目には小生の右斜め前方と左斜め前の方に離れて座っていた方々の席が、30分休憩が終わってからはそれぞれ空席のままでした。五、六段目のテンポがスローで、言葉もわからなくて、こりゃたまらんと逃げ出しちゃったのかなあ。討ち入りを観ないなんて、もったいないなあ。
まあ、それにしても、今の基準でいくと殺人集団だったり、実の妹を殺そうとしたり、それって英雄としてどうなのよ?ってことが結構あります。でもそれは、「そういう時代だったんです」「みんながそういう考え方をしてたんです」と言うしかありませんし、それが正解です。何でも現代の基準でジャッジしてはいけないのです。こういう時代で、こういう価値観、倫理観を持っていたということが前提にあるから、感動できるのです。
大江戸は1階後方、花道の揚幕のやや後ろで鑑賞。花道の役者さんたちを間近に見られて結構でした。今日は菊之助、愛之助(大星由良助)、松緑らの「花」と芸を堪能いたしました。
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