「HERE 時を越えて」:挑戦し続けるゼメキスだが… #HERE #ヒア時を越えて #ロバートゼメキス #トムハンクス #ロビンライト
映画『HERE 時を越えて』は、 古希を超えてなお最新の映像表現にチャレンジし続けるロバート・ゼミキス監督の新作。まあ、チャレンジし続けても『マーウェン』(2018年)みたいな珍品も作っちゃうのが近年のゼメキス。今、「ゼメキス」と打ったら「攻めキス」と変換してきたこのパソコン、どうよ。
ゼメキスの『フォレスト・ガンプ』で共演したトム・ハンクスとロビン・ライトが夫婦役です。しかも(彼らに限らずですが)CGの魔法を使って、十代の頃の彼らも演じちゃってます。まあ、そういうCGの使い方は今に始まったことではありませんが、改めて凄い時代ですね。それで演技賞とか獲っちゃった場合、少し違和感が残りますよね、まだ。
(以降少々ネタバレあり) で、最大の実験は、一つ部屋にカメラを据えた定点観測的な映画だってこと。まあ、原作のグラフィックノベルがそうなんだそうですが、そのようにしながら恐竜の時代から現代までを描くというスケールの大きな実験です。歴史的スケールは大きいけれど、一つ部屋を出ないってことにおいてはミニマム。なんか演劇のようでもありました。
ただ、時代が前に行ったり後ろに行ったりいろいろと取っ散らかっちゃって、わかりにくくもあります。そして、そもそもがそんなに面白くもない。ありきたりな家族の話ではあります。その「ありきたり」で、あなたや私の物語という普遍性を出そうとしたことはわかりますが、やっぱりそんなに面白くはないですよね。仕掛けに凝り過ぎて、魂が入り切ってないあたりが、相変わらずのゼメキスさんでありました。
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