「花まんま」:ウイカと酒向芳がいい #花まんま #有村架純 #鈴木亮平 #ファーストサマーウイカ #酒向芳
映画『花まんま』を有村架純目当てで観たのですが、全体的にはなかなかベタな泣かせドラマ。終盤には一応泣けました。でもそれでいいいってもんじゃありません。
めんどくさいバカ兄貴と良く出来た清純な妹という『男はつらいよ』パターン。ただ、この作品の鈴木亮平兄貴は、ほんとに終始ちょっとめんどくさくて、有村さんや鈴鹿央士くんに同情しちゃいました。結婚式でのあいさつ場面なんか、かなりウザかったですし。
ただ、そんな兄貴のケンカ友だちでありながらほのかな恋心を抱いている役柄のファーストサマーウイカが、いい芝居してました。この人、いつでも意外なほどうまくて、コンスタントに80点以上の演技ができる人なのです。その作品ごとに、求められているレベルよりちょっと上の芝居を見せてくれるのです。
肝腎の有村さんは、まあ可もなく不可もなくといったところ。30過ぎてから、シュッとしてきましたよね。ぷっくりしていたほっぺたがシャープになって。ウェディングドレス姿が美しかったです。まあ、それだけでも本作を観た甲斐があったってもんです。
でも本作で一番魅せた役者は、酒向芳さん。あまりにうますぎて、泣いてしまいました。いやー、いつも以上に見事でした。この人、当代一の助演俳優と言っても過言ではないと思います。
そもそも大江戸が生まれ変わりとか輪廻とかを全然信じていないので、この手の作品は相性が良くないのです。おまけに前田哲監督なので、ベタに通俗的ですし。タイトルを見ただけで嫌な予感が舌のですが、苦手なタイプの作品でありました。
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