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2025年4月 1日 (火)

「教皇選挙」:すべてが上質な娯楽作    #教皇選挙 #レイフファインズ #エドワードベルガー #コンクラーベ

Conclave映画『教皇選挙』は、「強行選挙」ではありません。歴史で習った「コンクラーベ」ってやつです。日本人なら必ず「根くらべ」のダジャレを言いたくなりますよね。映画の選挙自体、確かに根くらべの様相を呈しておりました。

『ANORA アノーラ』よりも本作の方が、絶対アカデミー賞にふさわしいですよね。多様性の流れで会員数がぐっと増えちゃったんで、変な作品が賞を獲っちゃうことが増えました。作品の品格ってことでいえば、本作は圧勝なんですけどね。

(以降ややネタバレあり) 密度の濃いスリリングな作品。適度な緊張感が持続し、波乱万丈の果てにあっと驚く結末が待っていました。上質なエンタテインメントであり、それと共に宗教や人間の本質にまで迫っていく良質な作品なのです。

レイフ・ファインズがさすがの好演。この人だからこれぐらいはできるだろうと思いますが、それでも誰がオスカー主演男優賞にふさわしかったかというと、エイドリアン・ブロディよりもティモシー・シャラメよりも彼なのではないでしょうか? もちろん、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニをはじめとする他の役者たちも、いずれ劣らぬ芝居巧者ばかりでした。

アカデミー脚色賞を受賞したピーター・ストローハンが良い仕事をしたことは疑いありません。加えて、赤や白が生きている美術も、光と影を生かした撮影も、立派です。そしてエドワード・ベルガー監督の確かな演出力も、大いに評価されるべきだと思います。 洋画不振の時代ですが、せっかくこんな良作が公開されているのですから、もっと多くの人に観てもらいたいなあと考える大江戸なのです。

 

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