優勝争いが最終節までもつれこんだ、2024-5シーズンのWEリーグ。雨の味の素フィールド西が丘で、日テレ東京ヴェルディベレーザ対JEF千葉レディースを観戦。雨は途中で上がり、後半はポンチョを脱ぎました。
首位で最終戦を迎えたベレーザ。とにかくこの試合を勝つことです。そうすれば、INACが勝っても、得失点差で有利なベレーザがほぼ優勝となるのです。
ただ、今期、いやWEリーグのスタート以降は、若いチームであるがゆえの勝負弱さで、大切な試合を勝ちきれなかったり落としたりしてきたベレーザ。相手がJEFといえど、油断はできっこありません。
そんな中、今日はこの選手がやってくれました。19番の山本柚月! 32分の先制弾と66分のダメ押し3点目。どちらもクロスがそのまま入った感じのゴールでしたが、これで8得点で、チームのトップスコアラーとなりました。パチパチ。
2点目を決めた5番の松田紫野も、ディフェンダーらしからぬ見事なゴール。北村菜々美先生から毎試合いろんな事を教わっていたから、ここまで成長できたのでしょう。
終盤には宇津木瑠美選手や、久々の岩清水梓選手(33番)も出場して、試合をきっちりクローズしました。

ハラハラドキドキのない、終始安心しながら観ていられる試合で、3-0と完勝。他会場で神戸も勝って勝ち点で並びましたが、得失点差でベレーザが優勝! WEリーグ4シーズン目にして、ようやくの初優勝です!(2022年の皇后杯優勝はありましたけど) 平均年齢めっちゃ若いチームがやりました!
神戸と浦和にはどちらも1分け1敗で、勝てていません。それでよく優勝できたもんだとも思いますが、これまでに比べて取りこぼしが少ないシーズンでしたし、とにかくどこからでも(誰でも)点が取れる攻撃力が魅力で、大量得点の試合も多かったです。
大江戸はいつものバックスタンドにいたので、表彰式ではパネルの後ろ側という珍しい眺めを堪能できました(負け惜しみ)。
選手たちがパーン!と噴き出たゴールドのリボンみたいなものを拾ってきて、みんなで首に巻いていたりしてましたね。
それと、岩清水さんの息子ちゃんはなかなかお母さんの言うことをきかなくなってきましたね。
今日はがっつり雨が降ったこともあって、観客数は1518人。優勝がかかった大一番だというのに、残念なことです。思えば、今期のベレーザは、やたらと雨や雪にぶち当たりましたね。
それはまあしょうがないとして、問題なのはこの試合を日テレでもBS日テレでも一切放送しなかったこと。いったい何のためにスポンサーやってんの? 誰か腹の座った人、政治力のある人はいないのかしらん?
表彰式とホーム最終戦セレモニーが終わると、場内を周って、サポーター席の前へ。いつものラインダンスからの・・・カンピオーネ、カンピオーネ♪
そして松田監督の胴上げ。松田さん、いい年だし、これを機に勇退して関コーチに道を譲ったりしそうな予感もしております。どうでしょうか?
いずれにしても、優勝できて本当に良かったです。西が丘に通い始めて丸4年。願いが叶いました。応援しているチームの優勝を現地で見るのって、ルヴァンカップでベルマーレが優勝したとき以来です。藤野あおばが海外に行ってしまい、木下桃香がシーズン途中に引退。よく勝てたもんです。
その原動力になったのは、守備の村松智子キャプテンと、影のコンダクターとして攻撃を(守備もですが)コントロールしていた北村菜々美だと思っています。今期も5得点、5アシストという数字以上の、見えない貢献のなんと大きかったことか! 「お姉さん」として、眞城美春をはじめ十代の選手たちの躍動を支えました。 19日に行われるWEリーグアワードが楽しみです。
p.s. 表彰式のトロフィー掲げのとき、北村さんエビ反りし過ぎで顔が映ってない写真が多いんです―(悲)。
p.p.s. 優勝翌日の18日に、松田監督、関コーチともに契約満了による退任が発表されました。うーむ。今後どういう体制になるのか、気になるところです。
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