「うぉっしゅ」:平易で軽くさっぱり #うぉっしゅ #岡崎育之介 #中尾有伽 #研ナオコ
映画『うぉっしゅ』はソープ嬢が主人公なのですが、エロ系の描写は一切なく、介護方面に重きを置いた作品。と言っても、深刻にリアルな介護を描いた映画というわけでもなく、ある種ファンタジーのような作品となっております(カラフルなボールのシーンが象徴するように)。
良くも悪くもそういう作品なので、気楽に安心してゆるりと観ていられるのですが、何か物足りないというか限界があったりもするのです。中盤以降はけっこう人と人が話し合う長めの場面がいくつもあるのですが、テンポが悪くて途中から「まだ終わんないの、この場面?」と感じることが何度もありました。
ただ、永六輔の孫という岡崎育之介監督(オリジナル脚本も)はそういう作品を作ろうとしているようですし、そういう個性なのでしょう。深刻にも描けるようなテーマを扱いながら、平易で、軽くさっぱりしたものを作っています。タイトルがひらがなでかわいく「うぉっしゅ」となっているのも、そういうことです。ラストも気分が良くて、何よりです。ところどころ名言も出て来るしね。
おばあちゃんを演じた研ナオコ(久しぶりに見ました)もいい感じでしたが、主人公役の中尾有伽が堂々と主演になっておりました。小生はこれまで見たことを覚えていないぐらいの俳優なのですが、いやー、ちゃんと「主役」でした。
| 固定リンク
« 変わり種自販機、こんなのも #自動販売機 #変わり種自販機 #手作りパンの自販機 #バウムクーヘン自販機 #コールドストーンアイス自販機 #近江牛自販機 #馬刺し自販機 #守半海苔店自販機 #珍味自販機 | トップページ | 「パディントン 消えた黄金郷の秘密」:ウェルメイドで楽しい! #パディントン消えた黄金郷の秘密 #パディントン #キノフィルムズ #木下直哉 »
コメント