「KIDDO キドー」:ドイヒーやさぐれ母ちゃん #KIDDO #キド― #ザラドヴィンガー #ボニーアンドクライド
映画『KIDDO キドー』は、オランダ産ロードムービー。岡本綺堂って人がいましたね。『半七捕物帳』です。本作の「キドー」とは、英語の“KID”のことで、字幕では「お嬢ちゃん」って訳されてました。
監督はこれがデビュー作のザラ・ドヴィンガー。ポップでキッチュな映像で、ギミックも多用しております。色彩も独特です。そういったセンスは悪くないのです。
でもねえ、あえて常識にとらわれないやさぐれ母ちゃんを設定したのはわかりますけど、この人があまりにドイヒーで、常識人の大江戸としては全く共感できる部分がないのです。あまりにも無軌道なアウトローぶりに、娘がかわいそうなだけで、面白さよりもモヤモヤが胸にたまっていったのでした。この時代に「ボニー&クライド」って、繰り返し言われてもねえ…。後半に娘がキレて、母に怒りをぶつけるシーンだけは「ごもっとも」と思えて、「やれやれ、もっとやれ」なのでした。
やさぐれ母ちゃんが「人生はゼロか100」とか言って、娘もその影響を受けちゃうんですけど、決してそんなことはありませんからね。35も64も87もあるんですよ。
小さなヘビ「ヘンク」の使い方が映画的で良かったですね。でもこのヘビのサイズ、大ぶりのミミズぐらいで、絶妙に気持ち悪いんですよねー。踏みつぶしちゃったりしかねないサイズだし、そうなったら気持ち悪いですもんねえ。
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