「上村松園と麗しき女性たち」@山種美術館 #上村松園 #上村松園と麗しき女性たち #山種美術館 #鏑木清方
昨夕、山種美術館で開催中(~7/27)の展覧会『上村松園と麗しき女性たち』のプレス内覧会に(ご縁あって)行きました。山種美術館の学芸部顧問である山下裕二教授(明治学院大学)の解説つき。松園の22点を含む62作品による構成なので、鏑木清方、伊東深水、小倉遊亀、片岡球子らの作品も含まれています。タイトルの通り、女性を描いた作品が揃いました。
解説が興味深く、「ああ、確かに松園の若い頃の写真って、見たことないなあ」(最も若い頃の写真で37歳頃だそうです)とか、「なるほど、歌麿の影響があるわけですね」などと納得できました。
内覧会だったので、撮影OKの作品やエリアも枠が広がっておりました。まあ、撮影には熱中しないようにしておりましたが、一般向けにも1点だけ単体撮影OKの作品があったので、それは撮っておきましたよ。1948年の『杜鵑 (ほととぎす)を聴く』という作品です。
やはり松園の美人画は、品があっていいですね。きものの表現も、自然で美しいのです。
同じ会場で、「西の松園、東の清方」と言われた鏑木清方の作品も観られるのは良かったですね。ただ、松園に花を持たせるためか、作品レベルとしては清方の最良の作品ではなかったあたりが、清方ファンのはしくれとしては残念です。 さらには、作風の全く違う遊亀や球子の作品も。ここらへんが山種美術館の強さであります。第2展示室には、現代の作家による女性画の優品が展示されておりました。
山種美術館も2009年に広尾の地に引っ越してきてから随分たちましたが、大江戸は初めて訪れました。日本橋兜町にあった時には行ったことがありましたが…。恵比寿駅から10分ぐらい歩くので、ちょっとアクセスの良くない場所ではありますが、昔ながらの昭和な八百屋や魚屋もすぐそばにあったりして、なかなか素敵なロケーションなのでした。
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