「新世紀ロマンティクス」:時は流れ、人は変わる #新世紀ロマンティクス #ジャジャンク― #チャオタオ
映画『新世紀ロマンティクス』の中国語原題は、『風流一代』。いやー、いいですね。風流な一代記って感じで(中国語的には違うんでしょうけど。「風が流れるごとき人生」みたいな感じでは?と推測しますが…)。
なんと、これまでの20数年間にジャ・ジャンクー監督が作った映画やドキュメンタリーのフッテージや映像素材を使って、20年以上に及ぶ男女の年代記に仕立て上げるというトリッキーな大仕掛け。リチャード・リンクレイター監督の『6歳のボクが、大人になるまで。』は、ひとりの少年の6歳から18歳までの成長と家族の軌跡を、実際に12年かけて撮影したわけですが、この作品はそれとはちょっと違うけど、でも結果的に総製作期間22年と書いてあるので、いやはや大したもんであります。
てなことで2001年に20代だったチャオ・タオが若いですねえ。その後のチャオ・タオは「鈴木京香まぶしの友近」みたいな顔してます。そして20年ちょっとの間に男(リー・チュウビン)はやけに老けました。病気をしたってことを示しているのかも知れませんが、ちょっと二人のバランスが悪くなているので、それがラストのあの行動につながっているのかな…?
それにしても、この20年ほどの中国の変わりようというか進歩は、やはり目覚ましいものがありますね。貴重な「時代の証言」でもあります。人々が着てるものが、ダサくて汚く見えるものから、随分とオシャレになったことがよくわかります。そして、IT化。終盤の重要な場面でのロボットくんが、いい味出しておりました。
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