「ガール・ウィズ・ニードル」:揺るぎない映画 #ガールウィズニードル #マグヌスフォンホーン #ミハウディメク
映画『ガール・ウィズ・ニードル』は、デンマーク・スウェーデン・ポーランド合作による、モノクロ、2時間13分の暗鬱な作品。でも高質な作品で、目が離せません。
クォリティの高い作品です。すべてが映画的。すべてが完璧。映像的にも内容的にも語り口的にも、何十年も前の「古典」名画を観ているかのようでした。監督は、マグヌス・フォン・ホーン。 そして、キーとなるモノクロ映像を構築した撮影監督は、あの『EO イーオー』のミハウ・ディメク。本当に、「昔のモノクロ」っぽい味を出しているのです。
さらに、言葉ではなく絵でわからせる技術。映画が揺るぎないのです。その構図にも、描写にも、迷いがない。迷いがないから、正確に伝わってくる。演出、演技、撮影、美術、衣装、ヘアメイク、音楽…すべてのパートが自信を持っていることが伝わってくる。まさに揺るぎのない映画なのです。
良い意味の緊張感に満ちたまま、一気に駆け抜けます。(以降ネタバレあり) 暗くて辛い話なのですが、鑑賞後の気分は意外と暗くないのです。それは、一つには完成度の高さ=優れたものを観て、心が浄化されたからということでしょうし、もう一つにはラストに清い「救い」のようなものがあるからなのだと思います。その一つ前の裁判所の場面も、考えさせられるものがありました。デンマークだけではなく、昔はどの国にもあったことなのではないかと。これもまた、女性が搾取されてきた歴史を告発、糾弾する映画なのです。そこは極めて現代的です。
それにしても、このタイトル(予告編なんかもそうですけど)、ずいぶんとミスリードしてますねえ…。
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