ゴジラ・THE・アート展 #ゴジラアート展 #godzillaatheart #ゴジラ生誕70周年
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー(森タワー52階)で開催中のゴジラ生誕70周年記念『ゴジラ・THE・アート展』(~6/29)を観ました。金曜の午後6時に着いたのですが、あまりにお客さんが少なくてびっくり。うーむ、相当不入りなのでしょうか?
会場入ってすぐの壁面が、ゴジラに引っかかれたかのように破壊された作りになっておりました。ひびも入ってたりして。
続いては瓦礫の山。破壊された空間を通って進みます。ただ、そのクォリティはそれほど大したもんではなくて、ちょっと嫌な予感がよぎります。
その先は現代美術アーティストがゴジラにインスパイアされた作品を展示。横尾忠則や福田美蘭の作品が並びますが、うーん、これがみんな勘違いというか場違いというか、どうにもピンときません。
中では、外国人アーティストの方が東宝のスタッフと組んで作った破壊された町のジオラマがむしろ見応えありました。なかなか細部にも凝った職人仕事です。
金属で作ったゴジラ対キングギドラだとか。ゴジラとメカゴジラの掛け軸なんかも悪くなかったけど、全体的には「こんなもんか」感がありましたね。
ゴジラへの愛がない(少ない)んじゃないかと思わせるアーティストが多かったのです。そこが残念。
浅野忠信は「有名人枠」って感じで、普通に描いたモノクロのゴジラが展示されておりました。
小谷元彦の作品だけは、「未知の大きな怪物」であり、「異形のセンス・オブ・ワンダー」でおっと思わせるものがありましたが、ゴジラ・インスパイアなのかと言われると微妙なところですね。
むしろ庵野版の巨神兵なんかに近いテイスト。でも、バックの壁面に映る影がいい感じでした。
終盤の部屋は、ビル群の瓦礫の中に屹立するゴジラ。赤を中心とした照明が、不気味な終末感を漂わせています。
でも、これって一応ゴジラファンから文句が出ないように、一応こういうのもありますよって用意した感じ。確かにこれがないと、ヘタすりゃ「金返せ」状態ですからね。現代美術好きな大江戸がそう思うぐらいですから、ゴジラだけが好きな人にとっては…
それとても、周囲からぐるりと眺めれば1分で済んじゃいますけどね。
で、一番最後の部屋には湾曲したスクリーンに映る本展用特別映像。と言っても、過去の東宝ゴジラ作品の映像コラージュですけど。
うーん、いろんな意味で失敗企画なのでは? 少なくとも、高い入場料に見合っていないような…。ゼネラルプロデューサーの養老孟司先生、どうしてくれるんですか。
物販コーナーにはいろんなグッズがあったけど、特にほしいものなし。それに、15㎝ぐらいの小ぶりのソフビフィギュアが5,500円もするんですよ。高っ!
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