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2025年6月 3日 (火)

「サスカッチ・サンセット」:かなり面妖    #サスカッチサンセット #サスカッチ #ビッグフット #ジェシーアイゼンバーグ

Sasquatchsunset 映画『サスカッチ・サンセット』は、アリ・アスターが製作総指揮を務めたかなり面妖な作品。サスカッチ=ビッグフットとも言われる森の野人たちの暮らしを、野生のドキュメンタリーのように淡々と描いていきます。

88分の映画内に、セリフは一切ありません。うめきやうなりや吠え声はありますけど。配給会社は翻訳料と字幕製作費がかからないので、良かったですね。ただただ、サスカッチたちの暮らしと生態を観察していくのです。本当にBBCのネイチャー・ドキュメンタリーか何かのようです。春、夏、秋、冬と四季の移り変わりを描いていきますしね。

それにしても、造形的にかわいげないですね。そういうのがサスカッチなのかも知れませんが、オスもメスもベイビーも(こう言っては何なんですが)かわいくない。嫌な感じに毛むくじゃらだし。『猿の惑星』の猿族や、キングコングなんかに較べても、かわいさがどこにもないのですよ。おまけに糞尿までまき散らし放題だし。しょうがないな、こいつら。

そんな役をジェシー・アイゼンバーグだとかライリー・キーオ(プレスリーの孫娘)だとかが演じているのですが、聞かなきゃ絶対わかんないよー。演じてて、あるいは完成作を観て、どういう気持ちだったのか聞いてみたいところです。

(以降少々ネタバレあり) この映画には、中盤と最後にちょっとした仕掛けがあります。「なるほどね」なんですけど、広告ビジュアルや予告編でタネを割っているのが、ちょっと残念ではあります。

あ、でも本作の映画音楽は、やけにいいのでありました。

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