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2025年6月30日 (月)

「ルノワール」:皆まで語らぬ曖昧さの良し悪し    #ルノワール #映画ルノワール #早川千絵 #鈴木唯 #お引越し #リリーフランキー

Renoir 映画『ルノワール』は、11歳の少女のひと夏を淡々と描いた作品。時代設定は1980年代後半。まだケータイがない頃です。どうやら1976年生まれの早川千絵監督と、この作品の主人公フキとは年齢も一致するし、多分に自分の経験を混ぜ込んだ作品なのではないでしょか。

そして、相米慎二監督の『お引越し』(1993年)との共通性。調べてみたらあの作品の少女(田畑智子)も11歳だったのでした。でもでも、それだったらやっぱり『お引越し』の方が数段優れていますよねえ。

とはいえ、『ルノワール』も良い所はあるし、面白く観ました。フキを演じる鈴木唯ちゃんからは、目が離せません(でも、こちらも『お引越し』の田畑智子の方が上ですけど)。 役者ではやはりリリー・フランキーがさすが。ガン末期でげっそり瘦せた表情なんかは、メイクや照明の効果もあるけれど、実際にかなり痩せたんじゃないのかなあ。

(以降少々ネタバレあり) 後半、幼児性愛者と思われる坂東龍汰が出て来る場面はかなりスリリング。そしてあの歯磨きシーンの、何とも言えない気持ち悪さはなかなかです。

ただ、全編にわたって「皆まで語らず」、ある意味曖昧な描き方をしているし、一つ一つのエピソードを完結させないまま断片的に提示しているのが、調書でもあり短所でもありといったところ。「観客を信頼している」ことにおいては、良い姿勢だと思うのですが…。

あと、早川監督の前作『PLAN 75』(2022年)と本作の河合優実を較べると、彼女の3年間の成長ぶりがよくわかります。本当に堂々たる存在になりましたねえ。

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