「MAXXXINE マキシーン」:映画愛の映画でした #マキシーン #MAXXXINE #タイウェスト #ミアゴス #ハリウッド
映画『MAXXXINE マキシーン』は、タイ・ウェスト監督×ミア・ゴス主演による三部作の完結編。まあ、本当に完結するのかはわかりませんが…。日本版広告コピーは「スターになるの」ですが、ミア・ゴスはこの3作で確かにスターになりましたね。かなり特殊なスターではありますが、唯一無二です。
三部作の中では真ん中の『Pearl パール』が群を抜いて上出来なので、本作は第1作の『X エックス』同様、物足りなさが残ります。ホップ・ステップ・ジャンプとはいきませんでした。残念。
(『X エックス』のレビュー)
「X エックス」:A24にもハズレはある #映画X #エックス #A24: 大江戸時夫の東京温度
(『Pearl パール』のレビュー)
「パール」:ミア・ゴスの狂った笑顔 #パール #映画パール #ミアゴス #映画エックス #タイウェスト: 大江戸時夫の東京温度
1985年のハリウッドおよびLAが舞台。時代再現(VHSビデオレンタルの時代!)はなかなかいいのですが、ホラーというよりはミステリー。ミステリーというよりは「映画愛」の映画になっておりました。昔のハリウッド映画へのオマージュや小ネタもたくさんあるのですが、これってアメリカの場合テレビ放送などで、一般人にも古典作品が「一般教養」としてしみついているから可能なんですよね。いつもそう思って、感心します。本作でもセダ・バラだとかバスター・キートンだとか、『サイコ』だとか、ヒッチコック・ブロンドだとか、「知ってた方がより楽しめる」ネタがあれこれ登場。あ、ちなみに日本のレビューや投稿を読むと、LAの路地裏でマキシーンを追ってきた男のことを「チャップリン」と書いてあるものがいくつかありましたが、あれはバスター・キートンですよん(劇場街のシーンにチャップリンの扮装をした男が出て来ましたが、その人とは別人です)。
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