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2025年6月16日 (月)

「リライト」:楽しめる学園SF    #リライト #上田誠 #松居大悟 #池田エライザ #時をかける少女 

Rewrite 映画『リライト』は、『時をかける少女』へのオマージュに満ちた学園SF(舞台は尾道だし、実験室は出て来るし、ラベンダーの香りはするし、尾美としのりも出て来るし、作中の小説のタイトルはアレだし…)。法条遥の原作をもとに、脚本はヨーロッパ企画の上田誠。この人、『サマータイムマシン・ブルース』をはじめ、時間SFが好きなんですねえ。

そして監督は松居大悟。彼がこういう「物語映画」をソツなく撮れるなんて、ちょっと意外でした。いつもとはちょっと違うけれど、でも松居大悟っぽい絵とか瞬間というのはありましたね。青春のお祭り騒ぎとペーソスみたいなものの両面を描ける人なんです。

多くの俳優たちが、高校生とその十年後を演じます。アラサーの池田エライザも橋本愛も高校生を演じます。それでもほぼ問題ナシだったと思います。まあ、今のエライザさんが演じる高校生と、本当に高校生だった頃のエライザさんは当然違いますけどね。でもそこは役者なので、体の動きや姿勢やふるまいや発声で高校生っぽくしています。

いろいろこんがらかった時間SF なので、よく考えていくと複雑なんでしょうけど、「なんか複雑な事が起こってるんだな」とざっくりつかんでおけばOK。だいたいの理解でも、ちゃんと楽しめます。面白いです。けっこう笑わせてもくれます。小生は大林宣彦版『時をかける少女』が特段好きではないので、こっちの方が気に入りました。

そうそう、しばらく物語が進行してから「リライト」というメインタイトルが出るタイミングが、絶妙なのでありました。

 

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