「ハルビン」:映画としての面白さ不足 #ハルビン #映画ハルビン #リリーフランキー
韓国映画『ハルビン』は、歴史で習う伊藤博文のハルビン駅での暗殺をめぐるドラマ。伊藤を銃撃した韓国の独立運動家=安重根(アン・ジュングン)を一応の主人公にしたドラマです。
韓国ではたぶん民族の英雄なんでしょうけど、そんなにあからさまな英雄譚としては描いておりません。また、伊藤博文もめっちゃ「悪者」として描いていたりはしません。トーンとしては地味めに淡々とした描写で展開していきます。通底しているのは「哀しみ」のように思えます。
ただ、映画としては焦点がぼやけているし、観客を乗せてドライブをかけてぐいぐい引っ張るようなところが全くありません。まあ簡単に言えば、「面白くない」のです。実話ベースですから、勝手にドラマチックにはできなかったとしても、もっとうまく料理できたはずです。
映像はきれいなんですよ。凝り過ぎなほど、スタイリッシュな絵を撮っています。でもその絵に力がないのです。映画の絵としての「訴えかけてくるパワー」がない、ただの良くできた映像なのです。 ただ、「裏切り」に関する一連の件りだけは、悪くありませんでした。
リリー・フランキーが伊藤博文を演じたのですが、エンドクレジットには「LILY FRANKEY (MASAYA NAKAGAWA)」と本名が添えてあってびっくり。一方では、この映画の日本人役が、リリーさん以外は全員韓国人だったのがちょっと…。けっこう上手に話してはいるけれど、やはり母国語じゃないことがはっきりわかっちゃうので興ざめでした。何とかならなかったんですかねえ?
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