「成瀬は天下を取りにいく」:最高に魅力的な成瀬! #成瀬は天下を取りにいく #宮島未奈 #成瀬あかり
刊行された一昨年から気になっていた『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈)が新潮文庫になったので、買いました。いやー、面白かった。久々に面白くてたまらない小説でした。
実はこの前に、半年以上かけて延々とちびちびとガルシア=マルケスの『百年の孤独』を(他の本と併読で)読んでいて、それがようやく終わったところ。ほんと、読みにくい小説でした。その苦行を終えて、次がこれだったもんで、「なんて読みやすい!」と感動したりも…(まあ、読みやすけりゃいいってもんじゃないんですけど)。
とにかく、主人公の成瀬あかりが魅力的なのです。とても変わっているところが、こよなく愛おしい。この本を読んだら、みんな成瀬が大好きになるのではないかな?(それとも、それって珍しいことだったりするのでしょうか??) あの不思議なしゃべり方、ステキですねー。
親友の島崎みゆきをはじめ、脇のキャラたちもみんないい。悪い人がぜんぜん出て来ないあたりも、大江戸好みです。あ、これってそもそも6つのエピソードから連作でして、一篇ずつ読み進むに連れて、成瀬ワールドが明快な輪郭をもって広がっていくのです。まあ広がるといっても、ほとんどが滋賀県の膳所(ぜぜ)というスモールタウンの中の話なのですが…。
これ宮島未奈さんのデビュー作なんですよねー(ある程度年を取ってからのですが)。それでいきなり本屋大賞ですもん。すごいですねー。
読み終わったら成瀬のその後も見届けたくなること必至なのです。成瀬は200歳まで生きることを目標にしているそうなので、最後まで見届けるのはなかなか難しいのですが…。でも、幸い続編の『成瀬は信じた道をいく』が既に刊行されているので買わなきゃね、と思っている大江戸なのであります。そして、これ絶対ドラマなり映画なりで映像化されますよねー。いったい誰が成瀬を演じるのか、気になるところであります。
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