「アイム・スティル・ヒア」:権力の暴走への警鐘 #アイムスティルヒア #ウォルターサレス #フェルナンダトーレス
映画『アイム・スティル・ヒア』は、久々に名前を聞いたブラジルのウォルター・サレス監督作品。『セントラル・ステーション』(1998年)や『モーターサイクル・ダイアリーズ』(2004年)から随分時間が過ぎたものです。
1970年から始まる物語で、当時のブラジルの軍事政権下で起きた非人道的な共産主義者弾圧(弾圧というよりは殺人なのですが)を描いています。実話に基づいています。平和な家族に突然訪れたリアルな恐怖。最初のうちはわかがわからなかったことが、じわじわと「これは大変だ」に変わっていくあたりの描写がリアルで秀逸です。
ただ、政治映画というよりも家族愛の映画という側面がより強調されている作品です。その中心となるのが主人公であるエウニセ(フェルナンダ・トーレス)。この女性の強さと家族を守る姿を描くことが主眼の映画だと言っていいでしょう。彼女はサレスの『セントラル・ステーション』の代筆屋のおばちゃん=フェルナンダ・モンテネグロの実の娘だそうで、びっくり。しかも終盤には老境のエウニセ役で、モンテネグロさんが出演なさってます。これが「さすが」の一言でして…。
良い映画ではありますが、絶賛に値するかというと微妙。むしろテーマ性で評価されているのでは?って気もいたします。でも、世界中で排他とか右傾化の政権が支持されている傾向の中で、このような権力の暴走に警鐘を鳴らす作品を生み出す作家がいることは支持したいですね。多くの映画人もそう思ったので、アカデミー国際長編映画賞を受賞できたのでありましょう。
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