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2025年9月 9日 (火)

「遠い山なみの光」:1950年代的「女優」の映画    #遠い山なみの光 #カズオイシグロ #広瀬すず #二階堂ふみ #吉田羊 #三浦友和   

Paleviewofhills 映画『遠い山なみの光』は、カズオ・イシグロの小説の映画化。日本・イギリス・ポーランドの合作です(場所にしてもキャスト・スタッフにしても、メインは日本)。

「文芸作」というほとんど死語が頭に浮かびます。それぐらい古典的で、格調高く、文学的。イギリス郊外の緑や戦後日本のノスタルジアも、そのトーンを増幅させています。

1950年代の日本映画を観ているようでもありました。衣裳や髪型はもとより、言葉やエロキューションがあの時代の日本映画で耳にするものと同じ。広瀬すずと二階堂ふみが、ほんとにあの時代の女優に見えました。

その二人と、老けづくりの吉田羊さんは好演。しっかり「女優の映画」になっています(ここではあえて「俳優」と言いません)。しかも、羊さんも二階堂さんも英語がとても滑らかでお上手でした。 そして、三浦友和も良かったですねえ。カズオ・イシグロ的な時代の移り変わりと人間の黄昏を感じさせる役柄を、奥行きのある芝居で演じていました。この人は年を重ねるほどに、いい役者になっていきます。

(以降少々ネタバレあり) この作品に仕掛けられたトリックのようなものには、そんなに驚きも、そんなに感動したりもしませんでした。でも、そこがないと成り立たない作品であることも確か。戦後、長崎に生まれたイシグロが原爆への思いを込めた作品のようですが、そのあたりが説得力を持って反映されなかった=映画として訴えかける力が意外と弱かったことも確か。そこらを残念に思う大江戸なのであります。

 

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