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2025年9月15日 (月)

「ふつうの子ども」:観る者を選ばぬ良作    #ふつうの子ども #呉美保 #瀧内公美 

Thechildren 映画『ふつうの子ども』は、思った以上にパワフルかつワンダフルな良作。しかもこれまでに観たことのないタイプの作品。呉美保監督×高田亮脚本のコンビが、これまでに手掛けた『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』とはまったく別のテイストの、お年寄りから子どもまで「観る者を選ばない」作品となっています。

子どもたちがリアルに生き生きとしているのです。小学4年生ってこんな感じだよねと思えますし、子どものこういうリアルさと面白さを芝居の中から表現させたのって、相米慎二監督と本作ぐらいでは?と思ってしまうほど。主人公の男の子の情けない感じが、たまらんですね。

子どもの周囲の大人たちも興味深く描かれているし、その中では「男親」ってほとんどいないようなものという日本の現実が、如実に反映されておりますね。蒼井優が10歳児の母親役ってのも感慨深いものがありますが、極めつけは瀧内公美! この台詞回しの「腹芸」とドスの利いた迫力が、只ならぬ演技力を示しておりました。何なら「怪演」の範囲と言ってもおかしくない、笑っちゃうほどの曲者ぶりを、涼しい顔でしれっと演じる…。大したものです。

地球環境への問題意識が先鋭化していき、ある種の「テロ活動」に突き進んでいくあたりが、世界の活動家や過激派の縮図となっていて、そこが本作の価値ですね。現代性と普遍性を併せ持っているのです。

子どもたちの服装のカラフルさと、明るい光を生かした撮影(田中創)も、大いに貢献しておりました。

 

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