「8番出口」:「おじさん」(河内大和)の映画 #8番出口 #川村元気 #河内大和 #おじさん
映画『8番出口』はゲームの映画化で、監督は川村元気(脚本は川村と平瀬謙太朗の共同)。
これはもう「映画のデザイン」において勝ったというか、駅構内の白壁と黄色いサインのビジュアルの強さで、そして繰り返し(ループ)の効果で、特殊な映画に仕立て上げたその手腕に拍手です。てか、それは元となったゲームの手柄なのかな。だとしても、映画化した発想と手際を褒めるべきでしょう。映画はやっぱり「視覚」なんだよなあと、改めてわからせてくれるのです。(とはいえ、エンドクレジットにまるまるかかるラベルの『ボレロ』は最高でしたが)
そして、「歩く男(おじさん)」を演じる河内大和の存在で、勝利が確定しました。あのおじさんの顔と歩き方、・・・ヤバイっす。何度でも、いつまででも見ていられます。Wikipediaによると身長178㎝だそうですが、それより10㎝ぐらい高そうな気がしてしまいます。TBS『VIVANT』の時から目が離せない個性を放っていましたが、いやー、その「怪異」であり「普通」でもある謎の風貌が、特に怪しい笑顔を浮かべたりすると、もう最高・最強です。
一方、二宮和也が抱えている苦労だとか悩みだとか、彼女との関係だとか、子供を持つということだとかは、正直うまくいってません。ウェットすぎるんじゃないでしょうか。物語部分をもっと無機質に作ってくれた方が、作品のクォリティーが上がったと思います。でも、そこが川村元気の「らしさ」なんでしょうね。
まあ、小生にとってはニノの悩みはどうでもよくって、あくまでも「歩く男(おじさん)」の映画なわけですよ。『裏8番出口』ってことで、実社会におけるおじさんのあれこれを描くスピンオフ作品を作ってもらいたいぐらいですよ。8を裏にしても8ですけどね。
(追記) 鑑賞翌日から、東京メトロ駅構内で自分が見る景色が、これまでとは明らかに違ってきました。
| 固定リンク
« 湘南、ガンバとものすごい試合! #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南G大阪 #フジタ #グリーンオーシャンナイト | トップページ | 「六つの顔」:貴重な記録 #六つの顔 #野村万作 #野村萬斎 #狂言川上 #犬童一心 »


コメント