「九月と七月の姉妹」:ヘンテコリンで不穏 #九月と七月の姉妹 #アリアンラベド #ヨルゴスランティモス
映画『九月と七月の姉妹』は、まあ、変な映画でした。監督したのが、ヨルゴス・ランティモス(『ロブスター』『哀れなるものたち』など)の公私にわたるパートナー=アリアン・ラべドと知って納得。知らなかったらきっとヨルゴスの作品と思ったことでしょう。そういう感じのヘンテコリン作品。
どうしたって、ヨルゴスの『籠の中の乙女』を思わせます。でもその姉妹と母がインドからの移民ってあたりが、さらに一ひねり加わっているところ。しかもヨルゴスよりもホラー色濃いめです。
全編にわたって不穏ですし、姉妹も母親もかなり異色の方々。言い方を変えれば「クレイジー」。そこに支配/被支配の関係が加わって来て…という、かなり神経症的な映画。観ていて楽しくはないですね。ただまあ、こういう映画もあっていいはず。
(以降ネタバレあり) ラストは、観客に解釈を委ねるもの。まあラストだけじゃなくて、いろんな所で委ねてますけど…。怪談、いや怪異談と言えるでしょうね。そもそもセプテンバーはいつから現実にはいなかったのか(いつまでいたのか)? それを厳密に答えられる人はいるのでしょうか?
毛(体毛)へのフェティシズムみたいなものもあって、監督自身もけっこう精神的に不安定な人なのかもと思わせます。うーん、この人とヨルゴス、大変なカップルなんでしょうね(近寄りたくはありません)。
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