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2025年10月 5日 (日)

「新幹線大爆破」(2025年):ついに映画館で公開!    #新幹線大爆破 #新幹線大爆破劇場公開 #ネットフリックス #樋口真嗣 #JR東日本 #のん

Bulettrainexplosion 映画『新幹線大爆破』(2025年)が今年の4月にネットフリックス・オンリーで配信された際には、歯ぎしり状態で悔しがりながらも未見だった大江戸ですが、待てば海路の日和あり。ついに10月3日から2週間限定で劇場公開となったため、東京では唯一の上映館であるシアタス調布に行ってまいりました(実はシネマサンシャイン池袋でも、1日限りの追加上映が行われることになったのですが)。

この劇場公開って意義深いことでして…。ひとつにはネトフリをはじめとする配信作品にも、こういうスタイルの劇場公開が増えていくのは、大江戸のような映画館原理主義者にとってはありがたいということ。もうひとつは、「東京で7日間以上公開」というキネマ旬報ベストテンの対象規定をクリアできたということ(これまでのレギュレーションが変わらなければ)。他の映画賞も似たり寄ったりでしょうから、いろんな賞に絡むことがあるかも知れないわけです。

Shinkansen で、作品は・・・いやー、面白かった。原作となった1975年版の『新幹線大爆破』はもちろん観ている大江戸ですが、あちらのいかにも’70年代東映映画という泥臭さがなく、VFXの進化もあり、こちらの方がいいんじゃないかなーと思いました。

もちろん弱点はあるんです。物語や犯人のあれこれに、いくつか納得できないことがあったり、樋口真嗣のコミカルおふざけ演出がすべってる箇所がいくつかあったり、何がどうなっているかわかりにくい描写があったりします。でも、日本映画の枠の中で(まあ、ネトフリの配信作品だったわけですが)、あれだけ大きなスケールの気合の入った王道娯楽映画を、しかも滅法面白く完成できたってことに感動してしまいました。こういうのをきっちりハイレベルで作って、世界に売ることって、これから日本の映画会社がやっていかなければならないことなんですよ。この作品だって、ほんとは日本の既存の映画会社が作るべきだったと思います。

’75年東映版と較べて、JR東日本が全面的に協力したことが大きいですよねー。物語的にも、’75年版とリンクさせながらも、現代ならではの要素や新しいアイディアをたっぷり入れてリブートしています。そして映画的に素晴らしく「いい絵」が撮れています。スケールとスピード感に満ち満ちています。最初から最後まで多くのシーンに、アメリカ製ディザスター映画(パニック映画)やら『ダイ・ハード』やらを思い出しましたよ。

そして「お仕事映画」として良くできていることが(これもJR東日本のおかげ)、大江戸の涙腺を直撃しました。お仕事映画に弱いんですよー。終盤はいろんな場面で落涙しておりました。

のん(運転士役)の演技も決してうまくはないんですが、彼女がこういう大作の中で堂々と準主役を演じている、そのことに感動して泣けちゃいました。のんにしても草彅剛にしても、日本の大手映画会社が使いにくかった人を忖度なしで使うネットフリックスだからこそ起用できたのでしょう。あれ?嫌いなネトフリのこと、褒めちゃったなあ。

(2回目鑑賞のレビューはこちら ↓ )

「新幹線大爆破」(2025年):二度目でさらに良くなった!    #新幹線大爆破 #新幹線大爆破劇場公開 #JR東日本 #ホットアップルパイ   : 大江戸時夫の東京温度

 

 

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