「ロードゲーム」(1981年):ヒッチコック流 #ロードゲーム #リチャードフランクリン #ヒッチコック
映画『ロードゲーム』は、1981年オーストラリア作品の日本初公開。役者ラインでもなく、監督ラインでもなく、なんで44年たって突然公開になったのかが謎ですが、まあシネマート新宿らしい出来事ではありますね。
広告がいろいろと面白い。メインのキャッチコピーは「今日の豚は、明日のベーコン」。これ、作中にも出て来るフレーズなのですが、作品のキャッチコピーにしますかい?! さらには「低温系独り言サスペンス」って、そんなのあるんですかい?! (以降ネタバレあり) しかも、チラシや公式サイトの文章を読んでいくと、何となく残酷じゃないかとかグロなんじゃないかと思えてしまうような書き方なのですが、これはミスリードで、健全な(?)サスペンスなのです。
サスペンスといえば、本作のリチャード・フランクリン監督はヒッチコック大好きを公言しているそうで、作中にもヒッチコックを思わせる要素をいろいろと散りばめております。そもそも、ジェイミー・リー・カーティスが準主役ってことが、大いなるオマージュです(彼女の母は『サイコ』のジャネット・リー)。彼女の役名も“Hitch”ですし。てなわけでこの監督、1983年にはハリウッドでアンソニー・パーキンス主演の『サイコ2』を撮ってるんですよねー。
そんなヒッチコック流サスペンス描写が命の作品の中でも、一番のサスペンスが本筋とは関係のない「おっさんの落としたメガネが車にひかれるかどうか」だってのが笑っちゃいます。まあ、ユーモアがあるあたりもヒッチコック流でしょうかね。そして、ハラハラさせたあげくのラストがやけにあっさりしているあたりも、実にヒッチコック流なのであります。
| 固定リンク


コメント