「ボディビルダー」:もっと狂気の爆発を #ボディビルダー #映画ボディビルダー #タクシードライバー
映画『ボディビルダー』は、なかなかの「心の病」映画。考えてみれば「はちきれそうな筋肉」とは真逆なわけですが、まあ、そんなものなんでしょう。
『ナイトクローラー』の製作陣による作品と後から知って納得しましたが、暗いんですよ。そして病んでるんですよ。 (以降少々ネタバレあり)中盤から『タクシードライバー』になっていくんですよ。だから、せっかくできた真っ当な彼女を、デートでドン引きさせちゃうんですよ。銃を手に入れたりもしちゃうんですよ。この監督(イライジャ・バイナム)、よっぽど『タクシードライバー』が好きなんでしょうね。
それにしてもこの主人公、周りから疎ましがられるのも当然の筋肉オタク=イタイ奴。その狂気と闇を鬱々と描いていきます。でも、そこがもの足りなかったんですよねー。大江戸の期待としては、クローネンバーグ作品や『サブスタンス』のようなボディ・ホラー方面に突っ走ってトンデモ映画化していってほしかったのですが、意外とまともな終わり方となってしまいました。うーん、もっと狂って爆発してほしかった。
それにしても一部の人たちは、なんでこんな過剰な筋肉を求めるのでしょう? 小生のように「むしろ気持ち悪い」と思う人も多いと思うのですが…。作中の主人公の食事、かなり凄かったです。量といい、タンパク質の多さといい。おまけにステロイドや下剤や利尿剤まで使って。その上、手術は体に傷がつくからと拒否するし。ほんと、早死にしちゃいますよね。何事も「ほどほど」が大切です…って、そんな教訓の映画じゃないんですけどね。
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