「ヤンヤン 夏の想い出」(2000年):普遍的な人間の営み #ヤンヤン夏の想い出 #エドワードヤン #イッセー尾形
エドワード・ヤン監督の『ヤンヤン 夏の想い出』(2000年)4Kレストア版が公開されているので、観ました。実はこの秀作を大江戸はDVDだったかTVの録画だったかでしか見たことがなく近年の再上映の際もどうもタイミングが悪かったので、映画館では初鑑賞です。まあ、おかげで昨年のカンヌで初お目見えとなったこの4K版を観ることができたわけです。
やっぱり大したもんですね。誕生から死まで、人生の全てが…と言っては大げさですが、子供から老人までさまざまな市井の人々の人生を描いて、普遍的でスケールの大きな作品です。2時間57分を長く感じさせません。
ヤンヤンくんは、ただかわいいのではなく、なんか思索的な、味わいのある子どもです。やっぱり彼が、この群像劇の中心であり、でも出しゃばらないというか、座敷わらしのようにじっとそこにいる感じ。彼に始まり、彼に終わる映画でもありますしね。
西暦2000年という世紀の変わり目の、古い物と新しい物が共存する台湾(と日本)が、ここにあります。でも描かれているのは、もっと普遍的な人間の営みだったりします。特に日本人の私たちが、「似てるなあ」「おんなじだなあ」と感じるシーンは、枚挙に暇ありません。技法的には、窓ガラスや車窓に写った人物の映像に何らかのニュアンスを持たせたショットがいくつもあり、印象的でした。
NJって、キャラクターにしても俳優の顔にしても森雅之を意識してるんじゃないでしょうか。 あと、イッセー尾形さん、良かったですね。妙にイノセントで、何とも魅力的でした。
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