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2026年1月21日 (水)

「武士道」(新渡戸稲造)    #武士道 #新渡戸稲造 

Dsc_35312_copy_599x794 新渡戸稲造の5,000円札ってもう先々代だったんですね。今が津田梅子、2004年~24年が樋口一葉だったのです。いやー、時の流れは速いものです。あ、ちなみに新渡戸さんの前は1984年までの聖徳太子でしたー(1万円札も聖徳太子でしたー)。

で、ふと思い立って新渡戸稲造著『武士道』(岩波文庫)を読みました。もとは1899(明治32)年に刊行されていて、岩波文庫の初版は1938年です。これ、原文は英語で書かれていて最初にアメリカで刊行されたのだそうです(さすがは新渡戸先生)。なんでも、日本の武士道をアメリカに紹介する目的で書かれたのだとか。

武士道の7つの徳目である「義」「勇」「仁」「礼」「誠」「名誉」「忠義」を解説しながら、併せて「武士の教育および訓練」「自殺および復仇の制度」「刀・武士の魂」「婦人の教育および地位」といった項も立てられ、総合的かつ俯瞰的に「武士道とは」を分析していきます。

新渡戸はキリスト教者であり、日本にも西洋にも精通した彼がかなりニュートラルな見地から解き明かしていく比較文化論的な筆致が、過不足なく武士道の魂を分析していきます。この書の原題は“BUSHIDO, THE SOUL OF JAPAN”ですからね。 日本人として何となくわかっていることが明文化された感じで、「なるほど」「そうだよね」と膝を打つことしきり。例えば、大江戸が好きな『忠臣蔵』の心に通じるものも多くありましたもんね。武士道とは、日本人のDNAに刷り込まれた心性でありスピリットであり道徳なのだと感じました。

こうなると、岡倉天心『茶の本』(こちらも英語で書かれたのです)も読まねばですね。

 

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