「インランド・エンパイア」(2006年):やっぱりわからんけど楽しい #インランドエンパイア #デイヴィッドリンチ #グランドシネマサンシャイン池袋 #裕木奈江 #NAE
デイヴィッド・リンチの没後1周年&公開20周年とやらで、『インランド・エンパイア』(2006年)4Kが再公開中です。ただ、都内上映館の新宿ピカデリーやヒューマントラストシネマ有楽町などでみんな「当館は2K上映です」と書いてあり、「じゃあどこが4K上映なの?」とAIくんに聞いてみたら、どうもグランドシネマサンシャイン池袋だけみたいでしたので、行きましたよ。絵と音が良いBESTIA上映だったので300円割高だったけど、せっかくの4Kですからね(他館は上映設備が対応していないわけです)。
まあ、この作品は初公開時(日本では2007年)にも観ておりますが、もともと家庭用ビデオで撮ったような画質の場面も多く、その粗い映像を4Kで観てもしょうがないのですが、そうでない(まともな映像の)場面も多く、特に闇のニュアンス、黒の諧調が重要な映画なので、やはり4Kは正解でした。
それにしても、わけのわからないというか、「わけをわかろうとしても無駄な」180分。とにかくリンチならではの悪夢の世界に身を任せて漂うのみ。それでいいのだ。そう割り切って思考停止状態で観れば、「ウサギ人間たのしいなー」「不安と恐怖をあおる映像と音楽がたのしいなー」「裕木奈江が見事にリンチ世界にはまっていてたのしいなー」「みんなで歌って踊ってたのしいなー」となります。なかなかこんな体験できるもんじゃありません。
小生は大昔から裕木奈江の大ファンなのですが、久々に観た本作の奈江さんはやはり魅力的でした。アジア人の英語での長台詞、彼女の根底にある不思議な雰囲気が、リンチ・ワールドの住人として申し分なく機能しておりました。誇らしくもありました。エンドクレジットには、“STREET PERSON #2 NAE”と出ておりました。 そうそう、ご本人のコメントに「エキストラでも1シーン出ているから探してみてください」ってのがあって、・・・いましたよ。ダンサーのいるキャバレーの観客として画面右隅に2カット出ておりました。いやー、めでたい。
小生の2025トップテンの発表後に、『ヤンヤン 夏の想い出』と『インランド・エンパイア』という3時間名作の再公開2本を観ることによって、なんか区切りがつきました。改まって「2026年映画の旅」がこれから始まるような気がいたしました。
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