「レンタル・ファミリー」:古風だけれど、すがすがしい #レンタルファミリー #ブレンダンフレイザー #HIKARI
映画『レンタル・ファミリー』は、ウェルメイドでほっこりするハリウッド映画(サーチライト・ピクチャーズ作品)。でも全編日本ばが舞台で、ダイアローグも日本語中心です(ブレンダン・フレイザーもかなり日本語を話します)。エンドクレジットのスタッフや俳優の名前も日本語(カタカナ)と英語が併記されております。
まあタイトル通りの作品であり、新味はないどころかむしろ古風な匂いがします。でもテンポが良いのと、口当たりが良いので、万人受けのする作品に仕上がっております。HIKARI監督、今後も何本かハリウッドで映画を撮れるんじゃないでしょうか。
ブレンダン・フレイザーの茫洋として親しみやすく、一抹のペーソスもある個性と大柄な体躯が非常に効いています。ぬいぐるみ的かわいさもあるし。 共演陣も彼に負けず、及第点以上です。柄本明はいつも通りですが、ブレンダンに負けてないし。平岳大は達者な英語で、今後も国際需要がありそうですね(声がやけに渡辺謙に似ていることを発見しました)。そして、山本真理はこれまで知らなかった人ですが、なかなかの健闘でした。
ただ、本作で描かれているこのフェイク家族やフェイク人物の商売って、倫理的にも法律的にもけっこうヤバイんじゃないでしょうか。ギリギリセーフ、時によってはギリギリアウトな気がします。人の心をだます嘘はいけませんや。そこらへんを自覚した上で描いていることはわかるのですが、観ていてちょっとモヤモヤすることも確かです。
でも最終的には、ちょっといい人情噺になるので、鑑賞後の気分はすがすがしいのです。 それと、HIKARI監督が日本で撮っただけに、ヘンテコな「トンデモ日本」が出てきたりしなかったのも良い所ですね。
| 固定リンク
« 「嵐が丘」:大胆な翻案としょーもない人たち #嵐が丘 #マーゴットロビー #エメラルドフェネル | トップページ | 「私は泣かない」(1966年):泣いてるじゃん #私は泣かない #和泉雅子 #芦川いづみ »


コメント