「ひなぎく」(1966年):アナーキーな政治性 #ひなぎく #映画ひなぎく #ガールズムービー
1990年代以降「女子映画のバイブル」的扱いをされているチェコ映画『ひなぎく』(1966年)の4Kレストア版リバイバルを観ました。大江戸は初鑑賞です。
うーん、おしゃれガールズ系カルトムービーかと思ったら(まあ、その側面もあるのですが)、かなり過激で政治的な側面もあるのでした。それにしても、60年前の作品ですよ。なのにポップでおしゃれで古びてませんよねー。
とはいえ、まだ映画が若かったというか、映像エフェクトやトリック撮影にも限界があったので(CGなどまだまだ先のことですから)、そういった時代にこれが出て来たことの衝撃は、かなりのものだったでしょうね。
映像的にはアヴァンギャルドというか実験的。二人の女の子(というには大人な感じ)のやることなすことは、とにかくアナーキー。 (以降少々ネタバレあり)食べ続けながら乱暴狼藉を尽くす彼女たちを、最初のうちは笑って見ていられますが、だんだんイラっとかムカッとか来るようになっていき、最後にはかなり腹立たしくなるのです。そのように保守的な大江戸ですが、これは監督(ヴェラ・ヒティロヴァー)の思うツボ。ラストでは、そういった(体制側の?)人たちにも後ろ足で砂を浴びせてくるのです。
それにしても、ラストの衝撃ときたら。チェコという国の歴史を踏まえつつ当時の政治体制に向けたメッセージだったのだと気づいて、いろんなものが腑に落ちつつ唸ったのでありました。
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