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2026年4月 6日 (月)

「落下音」:映像の芸術性の高さ    #落下音 #マーシャシリンスキ #難解な芸術映画

Soundoffall 映画『落下音』って、すごいタイトルですねー。まあ、英語題が『Sound of Falling』だから、そのまんまなんですけど。漢字三文字で来ると、インパクトありますし不思議感マシマシです。「下落合」にもちょっと似てるし。

このポスタービジュアルなんか、下の方がぐにゃっとしちゃって、ムンクの絵画みたい(映画の中にも同じシーンがあるけど、別にぐにゃっとしてたりはしません)。ま、確かにこういう世界なんで、ナイスなクリエイティブです。

スタンダード・サイズ、155分。初めて知った新鋭マーシャ・シリンスキ監督ですが、この画面構築力とアート性は凄いです。自分の世界がしっかり完成しています。観ていて、デイヴィッド・リンチとラース・フォン・トリアーと『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順)を想起した大江戸ですが、でもそれらとも違う自分の世界をしっかり持っています。写真家か撮影監督が監督したのかとも思いましたが、そうではないようですね。あ、あとアウグスト・ザンダーの写真を思ったりもしたのですが、監督曰くは写真家フランチェスカ・ウッドマンから大いに影響を受けているそうです。大江戸は不勉強でその人のことは知りませんでしたが、調べてみたら納得でした。

音もユニークですよ。ノイズが轟き続けているのは、やはりリンチみたいです。 総じて、久しぶりに「難解な芸術映画」なんて言葉を思い出しました。

ただ、物語というか描かれていることは本当にちんぷんかんぷん。情報を入れずに観たので、4つの時代が混交している物語だってことすら気づきませんでした(古い時代と、携帯電話がある時代が入り混じっていることは気づきましたが)。ま、それでも鑑賞に支障がないというか、それをわかったところで意味がないような、「映像と雰囲気を味わう映画」なんですよね。二度観る気にはならないけど、美術品としては評価しておきたい作品です。 ホラーだと思って観た人がいたら、まことにお気の毒でございます。

 

 

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