「人はなぜラブレターを書くのか」:事実は小説よりも奇だけど #人はなぜラブレターを書くのか #石井裕也 #事実は小説よりも奇なり #綾瀬はるか #當間あみ #細田佳央太
映画『人はなぜラブレターを書くのか』は、2000年の日比谷線脱線事故をもとにした映画。石井裕也監督が豪華キャストを得て、映画化しています。でも、このタイトルと内容は違いますね。そんなこと描いていません。
(以降少々ネタバレあり) いろいろと嘘みたいに劇的な事が起こるのですが、けっこう本当のことのようでびっくり。例えば、菅田将暉演じるボクサーが世界チャンピオンになっちゃうあたり、「お話としてでき過ぎでちょっとね…」と思ったら、事実だというし。ラブレターの話も、基本的に実話の部分が多いみたいです。まさに、事実は小説より奇なり。
まあ、しかし1本の映画として観ると、いろんな要素が入り込み過ぎて、そこが難点って気もします。ちょっと散漫な印象。石井監督が作る家族の映画って、『ぼくたちの家族』とか『アジアの天使』とか、あんまり好きになれない大江戸なのですが、本作もそういう所がありますね。描写もスローで、ちょっと居心地が悪かったです。
あとボクシング場面の描写がヘタでしたねー。石井監督の守備範囲の外なんでしょうけど、あんなスポーツ写真を重ねたりしちゃって…。近年の日本映画におけるボクシング描写は見事な作品が多いだけに、(いくらそれがメインの映画でないとはいえ)拙さが目立ちました。同じ菅田将暉がボクサーを演じた『あゝ、荒野』との差は大きいです。
役者陣では綾瀬はるかがメインなのですが、彼女の芝居をあまり評価していない大江戸としては、今回もその気持ちが変わることはありませんでした。若き日の彼女を演じた當間あみの方が良かったですよ。 そして一番の疑問は、なぜ今24歳の細田佳央太に17歳の高校生役をやらせたのかってこと。近年男っぽく成長した細田くんだけに、さすがに無理があると感じました。でも、ネットでモデルとなったご本人の画像を見てみたら、かなり大人っぽい人で、髪型も含めてけっこう近いものがあったのには驚きましたが…。
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