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2026年5月14日 (木)

「シンプル・アクシデント 偶然」:「どっちなのか?」の先に    #シンプル・アクシデント #シンプルアクシデント偶然 #ジャファルパナヒ #イラン映画

Simpleaccident 映画『シンプル・アクシデント 偶然』は、イランの反体制監督=ジャファル・パナヒが、昨年カンヌでパルムドールを受賞した作品。何しろ世界三大映画祭(カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア)を制した史上4人目の監督です。しかも今イラン映画というと、製作時以上に特別な意味を持って、観る者に迫るわけです。複雑です。

シンプルな物語であり、登場人物も限られていて、長回しも多い。ある意味、舞台的とも言える会話劇です。そこに、コミカルな味付けがあったり、重い問いかけがあったりして、「どっちなのか?」という謎は、私たち観客にも終盤のクライマックスまでわかりません。

もちろん謎が解けたからといって、それでいいという映画でないことも確かです。最後に、かなり重くて強いラストも用意されていますからね。政権から危険人物として扱われ、投獄されたパナヒ監督の経験と思いを反映させているのでしょう。

それにしても、イランはじめ中東の人たちって、家族をとても愛するとか、宗教の戒律を厳格に守るとかと共に、血の気が多い印象があるのですが、やはりそういう所があるのでしょうか? まあ、長い歴史と過酷な気候の中で、農耕民族とは違う性質や違う考え方が根付いていったということはあるのかも知れません。一方では、あの心優しいアッバス・キアロスタミや『運動靴と赤い金魚』の国でもあるのですけど→だから「こういう人たちが多い」という決めつけもいけませんね。

 

 

 

 

 

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