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2026年5月25日 (月)

「日本列島」(1965年):今もなお続く問題    #日本列島 #映画日本列島 #芦川いづみ #恋する女優芦川いづみ #熊井啓 #神保町シアター

Nihonrettou 神保町シアターの特集「恋する女優 芦川いづみ 2026」で、『日本列島』(1965年)を初めて観ました。『帝銀事件 死刑囚』に次ぐ、社会派・熊井啓の監督第2作です。

熊井啓らしさがしっかり出ているというか、戦後日本の闇の部分(アメリカと政府がらみの迷宮入り事件)を推理に基づいて告発するフィクション。昔はメジャーな映画会社でも、こういう骨のある社会派映画を数多く作っていましたね(アメリカでは今でもそうですよね)。

逆に言えば、芦川いづみの出演する映画としては異色中の異色。でも、好演ですよ。あの生真面目そうな個性が生きてます。終盤に彼女が叫びのような声を上げる場面は、見事な演技力を示しております。

(以降少々ネタバレあり) ラストは芦川さんが国会議事堂の脇を、決意したような表情で歩いて行きます。そこでの国会議事堂がやけに(撮影または現像のテクニックで)真っ黒になっていたりもするのです。象徴的表現ってやつですね。

ただ、映画としてはフォーカスがあいまいで、しかも下山事件とかスチュワーデス絞殺事件とかを中途半端にぶっ込んでくるもんだから、ちょっともやもやした印象になっています。でも、現代においてもここで告発されたような問題が同じように存在し続けているんだから、本当に根深い問題ですね(沖縄の件とか、アメリカと政府の関係とか)。

それにしても、音楽が伊福部昭なんですけど、随所でゴジラが出て来そうになってます(笑)

 

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