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2026年5月19日 (火)

「結婚相談」(1965年):ほとんど恐怖映画の衝撃作    #結婚相談 #恋する女優芦川いづみ #芦川いづみ #中平康 #沢村貞子 #神保町シアター

Kekkon_20260519210701 神保町シアターの特集「恋する女優 芦川いづみ 2026」で、『結婚相談』(1965年)を初めて観ました。 ロビーにあったポスターには、「成熟した女身がたどる性の遍歴! 芦川いづみがもだえる女身の交響詩!!」とありました。なんかスゴイですねえ。今の時代、たとえば「吉岡里帆がもだえる女身の交響詩!!」なんて、書けませんから。

確かにトラウマ級の衝撃作なんです。ずっと「清純派」としてやってきた芦川さんが、なかなかきわどい役柄を見事にこなしております。彼女が絶望と後悔の入り混じった魂の叫びみたいな声を出す場面があるのですが、彼女としては珍しい、感情むき出しの場面です。そういった意味でも、芦川さんらしからぬ芦川さん作品ってことにおいても、『硝子のジョニー 野獣のように見えて』(1962年)と並ぶ異色作です。

とにかく終始いやーな気分でハラハラしながら、彼女が堕ちていくさまを観続けないといけないのですから。ほとんど恐怖映画なんです。ちなみに原作は円地文子、監督は中平康。 彼女を暗闇に引きずり込む悪魔のような沢村貞子が、またうまいのです。うますぎて、もう憎たらしいったらありゃしません。あ、ちなみにモノクロ作品なんですけど、だからこそ不安感や恐怖感が増幅されております。

(以降少々ネタバレあり) ただ、(一応娯楽映画として暗澹たる結末にはできなかったのか、それとも原作がそうだったのかは知りませんが)ラストは妙にほっこりというか、希望を持たせた終わり方。まあ、大江戸もそれに救われたのかも知れませんね。

 

 

 

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