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2026年9月 7日 (月)

「ヒンド・ラジャブの声」:この世界の現実    #ヒンドラジャブの声 #ガザのジェノサイド #6歳の少女の声

Hindrajab 映画『ヒンド・ラジャブの声』は、2024年1月29日の実際の音声記録を使いながら、俳優たちが演じるという独特なかたちの作品。今もなお続くパレスチナ・ガザ地区のジェノサイドを告発し、多くの人々に訴えかける手段としての映画と言えるでしょう。

ですから、一つの映画作品としては(テクニックや演出効果や物語の構成など)、それほど秀逸なものではないかも知れません。でもこの作品は、そんなことなんかどうでもいいという地点に立っています。とにかくあの日に実際あった出来事=この世界の現実を、できる限りそのまま再現して、人々に届けたいという強い意志によって作られ、公開されています。

実際、小生もそうですが、これを観る前と後とではスタンスが変わってきます。恥ずかしながら「他人事」に近い領域の問題だったことが、だいぶ「自分事」に近寄ってきます。へたすれば、「明日は我が身」なのですから。

ハリウッドの映画人たちも同じ思いだったのでしょう。本作のエグゼクティブ・プロデューサーには、ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラ、アルフォンソ・キュアロン、ジョナサン・グレイザー、マイケル・ムーア、スパイク・リーと、そうそうたるメンバーが名を連ねています。そこに少しだけ希望を見る思いがします。

(以降ネタバレあり) でもこの悲劇は、このほかにもいくつもいくつもあるうちの1つに過ぎません。今現在もその数は増えているわけです。暗澹たる気持ちになります。せめて、「武器を売る国になって栄えよう」などという考えに与(くみ)する人が減ってほしいと願わずにはいられません。

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