2021年1月 7日 (木)

村上隆の「お花の親子」@六本木ヒルズ   #村上隆 #お花の親子 #六本木ヒルズ

_20210103_183906_copy_1200x1741_copy_960 先日六本木ヒルズに行ったら、森タワーの前にあっと驚くようなものが屹立しておりました。キンキラキンの大仏的なものが・・・、よく見ると村上隆のお花キャラクター、しかも親子ではありませんか!

_20210107_213051_copy_1024x673 いやー、すごいけど笑っちゃう。よくもまあこんなものを…というある種のバカバカしさも含まれているのに、妙にパワフルで超然としております。

銘板を見れば、そのまんま「お花の親子」というタイトル。決して「ライオンの親子」や「コロナの親子」ではありません。高さ10mなんですね(正確には「1,000.1cm」。何この1mmのはみだし??)。

 

_20210103_184614_copy_1758x1964_copy_102 さらに脇にあった解説表示を見ると、「スーパーフラット・コンセプトの一部として、アートの世界に幼稚でオモチャ感覚のロジックを組み込んんだ始祖(の自分)として、スーパー幼稚なものを作った」っていうようなことが書いてありました。

 

_20210103_184213_copy_1024x1525 どうでもいいけど、横から見るとこんな感じ。不思議というか、サマにならないですね。無理矢理な感じ。やはりスーパーフラットなので、立体にした場合には側面が弱くなるってことなんでしょうね。妖怪っぽさは出てますけど。

 

_20210107_212917_copy_1024x640 少し歩くとビルの1F(1Fでいいのかな、あれ?)にこのキャラクターがカラフルに咲き誇るカフェがありました。期間限定(~1/21)の「お花カフェ」であります。カフェに「落ち着き」を求める人にはダメなんでしょうけど、明るく楽しく元気良く(ATG)でステキです。

 

この「お花の親子」像、昨年11月26日から公開されていて、今年の5月末頃までの予定なんだそうです。

 

_20210103_184500_copy_1200x1839_copy_960 夜になると、こんな感じ。これはこれで神秘的?ですね。

_20210107_212739_copy_1024x1553 でも、後ろから見ると、こうです。うーん、スーパーフラットは後ろも弱いのかあ。 ま、でも仏像ってこんなものですよね。

 

大江戸的には、別のデカイもん(お台場のガンダムとか鎌倉の大仏とか)と戦ってもらいたいと夢見てしまうのであります。

 

 

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2021年1月 3日 (日)

「クリスト ウォーキング・オン・ウォーター」:幸福な景色の裏側の地獄   #クリスト #ウォーキングオンウォーター 

01_20210103215301『クリスト ウォーキング・オン・ウォーター』は、2020年5月に逝去したクリストの最後の大プロジェクト「フローティング・ピアーズ(浮かぶ桟橋)」のドキュメンタリー映画。これまでクリストのドキュメンタリー映画というと、1995年のライヒスターク(ドイツ帝国議会議事堂)梱包プロジェクトを記録した『議事堂を梱包する』(2000年日本公開)がありますが、長年のパートナーとして作品づくりを二人で行ってきたジャンヌ=クロードが2009年に他界した後では初めてのこと。

『議事堂を梱包する』では、作品公開の何年も前からの関係者説得や役所対応、素材の開発などを入念に描いていき、最後に作品公開の幸福な時間が用意されていたのですが、本作はちょっと違います。事前準備段階をすっ飛ばして、数十日前からスタートしていき、直前のあれこれ、そして開催されてからのトラブルをかなり丁寧に追っていきます。作者本人のコントロールを超えて動いていくプロジェクトの予想外のスリリングな動きとか、クリスト作品の制作資金となっている絵画のコレクターへの販売風景など、興味深いシーンも満載です。

見事なパートナーであり、緩衝材ともなっていたジャンヌ=クロードがいなくなったためか、クリストが随分と攻撃的なジジイになっちゃったようです。映画の中でも終始、周囲と激論を交わし、しばしば怒鳴りながら怒っています。とても孤独に見えます。ただ今回の場合はその怒りも正当なことが多く、作品の公開直前に風雨が襲い、公開が始まってからイタリア当局の動きの悪さ、対応の悪さによって想定以上の観客をさばけずに追い込まれていくあたりは、デスパレートな状況が延々と続いて、観るのがつらいほどです。これで本当に事故でも起きてたら、まさに地獄ですよね。

それでも最後には、クリスト作品につきものの、人々が心から作品をエンジョイする「幸福な景色」が映し出されます。これがあるから多くの困難にも負けずに、彼はプロジェクトを続けたんでしょうね。本作の最後も、ドバイの砂漠で次のプロジェクトを構想するクリストを捉えた映像です。

スポンサーには頼らず、何十億という費用はすべて作品にまつわる絵画やドローイングやリトグラフを売って自ら捻出するという、驚くべきアーティスト=クリスト。もう、こんな人は二度と現れないでしょうねえ。 良い映画でした。

(当ブログのクリスト逝去の記事はこちら ↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/06/post-0e6fce.html

 

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2020年12月23日 (水)

「石岡瑛子展」@都現美   #石岡瑛子展 #石岡瑛子 #東京都現代美術館

_20201223_115138_copy_1024x756 東京都現代美術館で開催中の『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』(~2021.2/14)を観ました。

先日ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)での石岡展(前篇 ↓ )を観て、いよぃよ本丸へ!って感じです。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-d838ce.html

 

こちらの展覧会は、都現美だし有料だし、そりゃあ規模が違います。石岡瑛子のすべてを網羅した大展覧会です。パルコや角川書店の広告など、かぶるところは結構あります。でもこちらは、そういった企業キャンペーンのグラフィックデザインのみならず、映画やオペラやMVやオリンピック・ユニフォームの仕事までを網羅しているのです。

どの章もそれぞれに面白いのですが、やはり’7-80年代の広告の仕事は圧倒的ですよねえ。デザインの仕事にコンピューターなどない時代の、校正紙への赤鉛筆による指示の細かさと迫力がやはりスゴイです。

『地獄の黙示録』のポスターをきっかけに、映画の仕事もするようになった瑛子さん。本展ではその部分にかなりのスペースを割いているのですが、『MISHIMA』のアートワークをスチル写真で見るだけでもそそられるものがあります。三島由紀夫氏の遺族の圧力でいまだに日本公開が成されていないこの作品を、観てみたいなあと強く思いました。 あと、ビヨークのMVも不思議で面白かったです。

gggの展示でも感じたことですが、石岡さんって本当に「肉体」が好きな人ですねえ。映画や舞台の衣装も肉体の表現だったりしますし。そしてやっぱり鮮烈な「赤」が心に残ります。

1時間半以上かけてじっくり観ましたが、どれもこれも興味深く、石岡瑛子という「巨人」の全体像を浮かび上がらせていました。そしてこちらの会場でも、あの亡くなる少し前のインタビュー肉声をずーっと流していました。

享年73歳。あと数年は良い仕事ができたのではないかとちょっと残念ですが、それはしょうのないことですね。それよりも、この力強きデザインをいろんな人がそれぞれの仕事の中に引き継いでいってもらいたいものだと願ってやみません。

 

 

 

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2020年12月16日 (水)

「ヘルムート・ニュートンと12人の女たち」:モデルたちが語る巨匠   #ヘルムートニュートン #映画ヘルムートニュートン

1_20201216224501 映画『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』は、彼の生誕100周年を記念したドキュメンタリー。2004年に交通事故で84年の生涯を終えた時の新聞報道は覚えているのですが、あれから16年もたったんですねえ。

コマーシャル・フォト、ファッション・フォトの世界で、’80年代を中心に唯一無二の存在として君臨した写真家と、彼の被写体となったモデルや女優(みんな立派なおばちゃんやおばあちゃんになりました)を中心に、アナ・ウィンターやスーザン・ソンタグ(TV出演時の映像)まで登場しての証言集になっております。映画好きとしては、シャーロット・ランプリング、イザベラ・ロッセリーニ、マリアンヌ・フェイスフル、ハンナ・シグラあたりが当時を語ってくれるのも嬉しいところ。

でも終盤に出て来るヘルムートの妻、ジューンが全てさらっていっちゃうんですけどね。あの毀誉褒貶にまみれたスキャンダラスな写真家が、意外にも愛妻家で気のいいおじさんだったことがわかるあたりも収穫ではありました。撮られたモデルたちもみんな、(ともすれば女性蔑視のレッテルを貼られがちな)彼のことを擁護していますもんね。

懐かしいあの写真、この写真が次々と出て来ます。あれもヘルムートだったよねえ、これもなんだっけ?!の世界です。撮影風景もいろいろと出て来ます。随分と動画素材がしっかり残っていた人なんだなあという印象。

彼の写真の「強さ」のルーツは、レニ・リーフェンシュタールだとわかったのも、「ああ、そうか。なるほど。」でした。1920年ベルリン生まれのユダヤ人=ヘルムートの青春期に、ナチス芸術はいやでも多大な影響を与えたのでしょうから…。それを乗り越え、呑み込んで、完全に自分の表現にしてしまったところが、この写真家の「強さ」なのです。

 

 

 

 

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2020年12月 9日 (水)

「石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか」展   #石岡瑛子 #石岡瑛子展 #ggg #グラフィックデザイン

_20201208_191428_copy_1024x670 ggg(スリージー)ことギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の展覧会『石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか』前期(~1/23)に行きました。前期は「アド・キャンペーン篇」だそうです(後期は「グラフィックアート篇」)。

尊敬すべきアートディレクターの一人である石岡瑛子さんのデザインを一言でいえば、「強い」だと思う大江戸ですが、この展覧会にもその強さは溢れていました。

 

_20201208_191609_copy_1024x1458 まず会場に入ると、・・・赤い! 壁も床も光線も真紅の世界が広がって(というほど広くはないのですが)います。まあ、赤という色(特に赤と黒のコントラスト)は石岡瑛子を象徴していますからね。

_20201208_191641_copy_1600x989 両サイドの湾曲したスクリーンには、さまざまな作品が映写されておりました。見覚えのあるものが多いですし、どれも見事な傑作で感嘆してしまいます。そして柱というか壁というかには、石岡さんの言葉が書かれています。この言葉がまた、強いんですよねえ。この人の生き方とか作品とかには、「抜き身」の迫力がありますもん。

 

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地下の会場は、パルコを中心としたキャンペーン・ポスターに加えて、雑誌広告、新聞広告、装丁、ジャケットデザインなど。こちらも石岡さんの言葉がつるしてありますし、彼女のナマ声(元の音源はインタビューなのか、講演会なのか?)が流れ続けています。うーん、やっぱり強いです。昔の広告のゲラに石岡が赤を入れたものも展示されており、その精緻かつ厳密な指定におののきながら唸りました。やっぱり凄いです。真剣勝負なのです。

_20201208_191532_copy_1280x720 そして、パルコにしても何にしてもハダカ(ヌード)の広告ビジュアルが平気で出てきます。思えば、昔はそうでした。街にも普通にハダカが出ていました。石岡作品におけるハダカは、もちろん力強いし、美しいし、人間を極めていった究極の本質として迫って来ます。何でもかんでも「ハダカだから表に出しちゃダメ」みたいな近年の風潮は、よろしくないですよねえ。それは、「女性の性を搾取している」とかそういう議論とは別ものです(実際、沢田研二ら男性もハダカにしていますし)。『ヴィーナスの誕生』に服を描き足そうとするようなものです。

_20201208_192612_copy_600x897 ぬるいデザインで溢れた昨今ゆえ、出て来るデザイン出て来るデザインに目を洗われるような気がしました。見ていて、この研ぎ澄まされ方が気持ちいいですし、「広告ってこういうもんだったよな。なんで今は変わっちゃったんだろう?」と思わずにはいられませんでした。バブル崩壊以降の広告って(あるいは、マックのDTPになって以降の広告って)表現が突き詰められていないし、アイディアがないか足りないのです。あるものを表現するにあたって、あまりにも単純すぎるというか、ほとんど何も考えていないというか、一番重要な部分がごっそり抜け落ちているのです。表面的には一応形になっていても、からっぽで芸がなくて、虚しい限りです。コピーライターの力、クリエイティブ・ディレクションの力が弱くなったことも、大いに関係しています。それらが当たり前になっているというのも、また悲しいことですよね(まあ、全ての広告がそうだとは言いませんが)。

そんな時代だからこそガツンと来ました、この展覧会。入場無料なのにありがたや。良いキュレーションですし、良い展示構成・会場づくりでした。映画好きとしては、昔の大映画館を思わせる湾曲スクリーンを見ただけで嬉しくなっちゃいますしね。 2月3日からの後期も楽しみです。そして、東京都現代美術館で開催中の(こっちが本命のはずの)石岡瑛子展も観に行かなきゃです!

 

 

 

 

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2020年11月18日 (水)

サッカー日本代表のパナマ戦・メキシコ戦   #サッカー日本代表 #日本対パナマ #日本対メキシコ #遠藤航 #松林図屏風

サッカー男子日本代表の親善試合二試合が、先月のオランダに次いでオーストリアで行われました。コロナ禍下の事情により、10月に続いて全員欧州組によるチーム編成です。

 

数日前に行われた初戦の対パナマは、前半パッとしなかったけど、後半から投入された遠藤航大活躍の巻。彼の投入で、チームが見違えるように機能しました。効果的な縦パスの数々、そして激しいチャージで危機をつぶす守備力の高さ。日本ではDFで使われることが多かったけど、やっぱりボランチが最適の選手です。ベルマーレ出身の選手が世界で活躍してくれると(ドイツ・ブンデスリーガでも現在大活躍ですから)、やっぱり嬉しいですよね(浦和のことは置いといて)。

でも結局のところ逸機が多く、得点は南野のPKで1点取っただけ。1-0で勝ちはしましたが、なんか物足りないですね。選手一人一人は悪くないパフォーマンスを見せていたと思うんですけど…。

 

で、今朝のメキシコ戦(朝5時~だったので録画して後から見ました)ですが、うーん、やっぱりメキシコってなんだかんだ勝負強いですねえ。前半は完全に日本優勢で、3点ぐらいとってしかるべきって感じだったのに、後半霧が出てきてから停滞して0-2で敗戦。それにしてもあの霧、すさまじかったですね。さすがにあそこまでのは、見たことがありません。特にラスト15分なんて、カラーボールに代えたのにそれさえもTVからは見えなくなるほどのモヤモヤぶり。長谷川等伯の『松林図屏風』(↓)かと思いましたよ。Shorin_left

 

これで2020年の代表戦4試合は終了。まあ、この状況ではよく頑張ってマッチメイクしたってところでしょう。でも試合内容的には、あんまりおもしろくなかったんですよねー。絶対的なスターのいない時代でもあるので、今後の観客動員や視聴率が心配になってしまうのでありました。

 

 

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2020年11月11日 (水)

自由学園 明日館からの地味な観光   #自由学園明日館 #フランクロイドライト #中村彝アトリエ記念館 #佐伯祐三アトリエ記念館 #林芙美子記念館

Dsc_4652_copy_1280x720 昨日紹介した下北沢の温泉旅館「由縁別邸」(↓)からの流れで、地味な東京観光をしました。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-b6c38a.html

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まずは目白と池袋の間にある自由学園・明日館へ。言わずと知れたフランク・ロイド・ライトによる建築で、レトロ建築の本や特集を見ると、必ずと言っていいほど載っている有名物件です。なのに大江戸は初の見学。まあ、新しい体験が多いというのは幸せなことです。

_20201110_230319_copy_1024x609 数年前に修復を終えたってことで、きちんとキレイになってます。でも、椅子とか机とかに歴史が表れております。

Dsc_4657_copy_1280x720 資料室などもあり、この建築やF.L.ライトに関する知識が得られます。この幾何学的な意匠や、斜線の多用がまさにライトですよねえ。

ここって結婚式なんかにも使われているそうですが、なるほど、Dsc_4658_copy_1024x576 それはいい! ここで行う結婚式なりイベントなりに出席してみたいものです。

_20201110_230523_copy_1024x616 新しいグッズ・ショップもあって、ライト関係のグッズやデザイン的、色彩的、コンセプト的に素敵な商品がいろいろと置いてありました。

Dsc_4673_copy_1024x576_1 道を挟んだ反対側には講堂もありまして、そちらもなかなか立派なのでした。

ここは国の重要文化財なのですが、見事に保存されています。1921~27年ごろにかけて作られているので、もうすぐ1世紀ですもんね。保存や修復に尽力した関係各位に敬意を表したいと思います。入館料は400円です。

 

_20201111_224124_copy_1024x596 次に向かったのは、目白から落合方面に向かった住宅街の中にある「中村彝(つね)アトリエ記念館」。大正期に活躍した画家、中村彝の自宅アトリエを記念館に修復したものです。飾ってある作品は、高精度印刷によるレプリカだってのがちょっと残念。ま、しょうがありませんけどね。ここは入館無料です。

_20201111_224232_copy_600x1260_copy_450x そこからしばらく歩いて向かったのは、「佐伯祐三アトリエ記念館」。こちらも入館無料。三角のトンガリ屋根が印象的なアトリエです。まさに普通の住宅地ど真ん中にあるのが印象的でした。ここも展示作品はレプリカです。

Dsc_4678_copy_1280x720 そして落合の駅に向かい西武線で一駅隣の中井駅へ。向かった先は「林芙美子記念館」。こちらは入場料150円ですが、懐かしくも由緒正しい昭和の立派な家屋です。横に長い平屋で、立派な庭が魅力的です。瓦屋根に紅葉の落ち葉がたまっている風情などは、大変結構でした。

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いろんなタイプの古い建築を楽しめる地味でナイスなぶらり旅。トータル550円で半日楽しめるってのもいいですよね。

 

_20201111_224646_copy_800x474_20201111234701 で、おまけに自由学園のそばにあった変な床屋。看板には「池袋一技術」と書いてあって、メニューには「ファッションニグロ」「ヒゲニグロ」「アイパーニグロ」なんかがあるようです。「パーマ」じゃなくて「パーム」と表記する英語的教養も大したもんです。あっぱれ!

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2020年10月22日 (木)

国立劇場の10月歌舞伎   #国立劇場 #ひらかな盛衰記 #幸希芝居遊 #松本幸四郎

_20201022_123809_copy_800x735 国立劇場で歌舞伎を観ました。コロナ騒動が始まって以来、初の観劇です。ってか観劇自体昨年の11月以来と、ほぼ1年ぶりでした。

第一部を観ましたが、出し物は『ひらかな盛衰記 -源太勘当-』と『幸希芝居遊(さちねがうしばいあそび)』。前者は時代物、後者は新作舞踊劇。 劇場はコロナ対策で、一つおきの着席。第一部も第二部も演目は2つずつで、30分の幕間を入れて2時間30分と、通常よりも短くなっております。また長唄や三味線の方々は、特製の長く垂れた黒マスクを着用しておりました。

_20201022_123922_copy_1024x837 『ひらかな盛衰記』は、中村梅玉、中村扇雀、松本幸四郎らによる葛藤も人情味もあふれる作品。衣装がなかなか華やかで、他の段も見たいと思わせる作品。

『幸希芝居遊』は、コロナで劇場が閉まって歌舞伎ができなかった日々を江戸時代に置き換えて、歌舞伎の名場面のパロディーやオマージュとして、芝居の素晴らしさをうたい上げた作品。松本幸四郎が大活躍で、コミカルな楽しさとビューティフルな歌舞伎愛に満ちて、最後の華やかさなどは眼福でした。

いつも通りイアホンガイドをしての鑑賞。2階席ではありましたが、花道もまあまあ見えて、久々の舞台鑑賞を堪能できました。

 

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2020年10月11日 (日)

松本穂香「ジェラートってなに?」展   #ジェラートってなに #松本穂香 #川島小鳥 #渋谷パルコ

_20201011_215518_copy_1024x672 渋谷PARCOの1F「COMONGSOON」(小ギャラリー)で、写真家の川島小鳥さんが松本穂香を撮った写真展『ジェラートってなに?』をやってます(~10/14)。

_20201011_230450_copy_768x1077 これは同名の写真集が11月9日に発売されるのを記念しての展覧会(とは言っても1分もあれば見られるぐらいのものなんですけど)。

 

_20201011_215614_copy_768x1125 会場には大小の写真が壁面に貼られておりますが、なにしろガラス張りの狭いスペースなので、外にいてガラス越しでもあらかたの作品が見られるという…。ま、入場無料だから、いいんですけど。

 

_20201011_215544_copy_768x1206 川島さんらしく、女の子のナチュラルな良さを引き出しております。松本さんのぽわーっとした個性がにじみ出ておりました。色もキレイ。

 

Dsc_4616_copy_1280x720 会場ではこの展覧会グッズも売っているのですが、売り切れ続出のようで、もうTシャツとステッカーぐらいしか現物は残っていませんでした。あとはオンラインショップ買えるとのことでした。ちょっと残念。

 

_20201011_215415_copy_1024x994 入口正面にあったメガネの穂香さんも、割と良かったですね。ま、『ひよっこ』の澄子以来、この人のメガネ姿は無敵ですから。

 

 

 

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2020年9月23日 (水)

「バンクシー展 天才か反逆者か」@横浜アソビル   #バンクシー #バンクシー展 #アソビル #天才か反逆者か

_20200923_220128_copy_768x1035 横浜のアソビルで開催中の『バンクシー展 天才か反逆者か』(~10/4)に、昨日行って来ました。このご時世なもんで、時間帯別の事前予約制ですが、大江戸は祝日の午後3時半からの入場。

Dsc_4593_copy_800x450 それでも結構混んでました。場所によっては、「密」が心配な感じ。まあ、換気はされててるし、マスクはしてるし(もちろん検温&消毒も)、大丈夫でしょう。

_20200922_221519_copy_800x498 この展覧会、世界5都市での開催ってことですが、アーティスト非公認なんですよね。つまりコレクターが保有している作品を借りてきて展覧会をやっちゃってるわけで、バンクシー本人や代理人にはコンタクトしていないのだとか。そもそも冒頭からして、勝手に再現しちゃった(つまり想像ですね)バンクシーのアトリエだとか、続く映像は「MOCUMENTARY」(ドキュメンタリーっぽいフェイク動画)と表示が入ったバンクシーの版画創作風景。日本語は入っていないので、本気にする人もいるんでしょうねえ。

Dsc_4595_copy_800x450 てなわけで、版画作品と引き延ばした写真が中心。まあ、壁を壊して持ってくるのはかなり大変ですしね。映像なんかも組み合わせて、なんとかかんとか展覧会に仕立てています。

_20200923_215916_copy_800x574 火炎瓶の代わりに花束を投げる男とか、赤いハート風船を手にした少女とか、有名な作品も目にすることができます。

_20200923_220021_copy_800x703 でも大江戸が一番「うーむ」と唸ったのは、ベトナム戦争の有名な写真をモチーフにしたこの作品。ナパーム弾の空爆に遭い泣きながら裸で逃げる少女の両手を取るのは、アメリカの象徴であるミッキーマウスとマクドナルドのドナルド(正しくはRonald)。こういう風刺の強さがバンクシーですねえ。

Dsc_4596_copy_800x450 ミッキーといえば、ディズニーランドならぬDismalandのシリーズもありましたし(dismal=陰鬱な)。とにかく大量消費社会や、アメリカ的な金満主義の欲望を攻撃し続けるバンクシーですから、あの有名なサザビーズ・オークションでの落札作品シュレッダー事件も、実に「らしい」行為なわけです。そういうスキャンダル性や、そもそも正体不明だという謎がバンクシーのアーティスト価値を高めたわけですから、いかにも現代美術らしい物語性ではあります。

 

Dsc_4601_copy_1024x576 で、出口を出ると、世界各地の街角や建物にバンクシーが残した作品の映像が紹介されていました。それを見て感じたのは、こっちの方が展覧会場にある作品よりもいいじゃん、やはり野に置けバンクシー作品じゃん、ってこと。まあ、グラフィティなんだから当然といえば当然なのでありますが…。

 

 

 

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