2019年7月10日 (水)

江口寿史のバナー@吉祥寺サンロード   #江口寿史 #吉祥寺サンロード #美少女バナー

_20190707_1231291024x6491024x649 先日、吉祥寺に行ったら、いいものがありました。

サンロードの上の方にひらめくバナーが、なんと江口寿史先生の絵ではありませんか!

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左右にピンクとブルーの縦長バナー。センターの所々には横長で大型サイズのバナー。

 

_20190707_122427768x769 商店街のバナーといえば、ダサイものと相場が決まっておりますが、いやー、ダントツクールっす! めっちゃキュートっす!

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いったい何種類あるんでしょうね。まあ2ケタは間違いない所だと思いますけど。

そういえば、江口さんの仕事場は吉祥寺のあたりなんでしたっけ。

_20190709_205215 かわいいメガネっ娘のも、ちゃんとあります。

みんな相変わらずのオシャレ感です。

江口さんの美少女って、今回も石原さとみを思わせたり、広瀬すずを思わせたりするものがあるのですが、だからといって決してそっくりの似顔絵にはならない(しない)ところがミソですね。

これ、掲出が終わったら引き取りたいって人、いっぱいいるんでしょうね。ヤフオクにでも出したら、かなり商店街の財政が潤いそうですよね。

 

 

 

 

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2019年7月 1日 (月)

「チコちゃんに叱られる」銀座祭り@松屋銀座 #チコちゃんに叱られる #チコちゃん 

Dsc_36491024x576 永遠の5歳児チコちゃんに会いに、松屋銀座に行ってまいりました。それはそうと、この外壁なかなかですね。ルイ・ヴィトンとタイアップしたパブリック・アートのようなアドであります。

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で、本題は『チコちゃんに叱られる』銀座祭り(~7/8・入場無料)を観たってこと。まあ確かに「展覧会」というよりは「祭り」ぐらいかなって感じでした。

_20190701_190815800x566 場内は写真撮影OKでして、いかにもSNSに上げてください的な作りになっております。チコちゃん、キョエちゃんと一緒に写真を撮ろう!的な。

Dsc_3653800x450 会場となった松屋銀座を入れ込んだ写真パネルなんかもあったりして。

ま、でも映像というか動いた絵が無いのがちょっと不思議でした。

_20190701_1906511024x651 キョエちゃんオンステージなんかもあったのですが、「陽だまりの縁側」が再現されていて、多くの人がチコちゃんの隣で写真を撮っていらっしゃいましたよ。

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そして出口あたりからその先にかけては、一大物販コーナー。お面やノートからガム、クッキーから、バッグ、タオル、手ぬぐい、お茶碗、バッジ、ぬいぐるみなどなどなど…いやー、NHKさんも商売上手ですね。

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2019年6月28日 (金)

「新いけばな主義」展、そして三島喜美代!   #新いけばな主義 #三島喜美代 #アートファクトリー城南島

_20190627_171901800x482 平和島からの先にあるモノレールの「流通センター駅」から車で10分ほどの距離、つまり東京湾沿いの倉庫・工場街にある「ART FACTORY 城南島」で開催中の『第2回 新いけばな主義』(~6/30)という現代いけばなの合同展を観に行きました。工場をリノベーションしたようで、レンガと赤い色が印象的なおしゃれスペースです。

_20190629_000247800x572 知人のいけばな家元から招待状をもらって伺ったのですが、大江戸もコンテンポラリーいけばなの大作を観るのは久々のことです。

_20190627_171926800x484 広々とした空間に大きなスケールの作品が20点(のはず)展示されています。

_20190629_000427 いや、やっぱり面白いし、インパクトあります。謎の生命体のようなものからドレスみたいなものから、段ボール製の茶室まで、自由な発想のいけばなアートがずらりと揃っていて、壮観です。

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植物を何らかの形で使っていればいけばなということなんでしょうけれど、本当に草月以来のこの世界は、まさに現代美術なんですよね。

 

_20190629_000939800x560 その発想とか、その形態とか、その質感が面白いのです。

Dsc_36251024x576 今回グランプリを受賞したのは、円形の皿に盛られた白い粉(乾燥剤らしいです)の上に氷柱を立たせて、それが少しずつ溶けているという作品。これ、植物は一切使っていないのだそうです。大江戸の感覚からすると、「それっていけばなと言えるんですかい?」と思ってしまうのですが、いやー、いけばな界の人々って懐が深いんですねえ。

Dsc_36441024x576 というわけで興味深く鑑賞して4階の会場を後にしたのですが、帰り際に1Fの常設展を観たら、これが凄かったんです。

三島喜美代さんというアーティストの作品なのですが、まず最初の『Wreck of Time 90』という作品は、四角いゴミだか土だかの塊みたいなもので、ところどころ新聞とかの文字が見えたりして、終末感漂うその感じがアンセルム・キーファーのようでした。

_20190628_235437600x1033 これで「ほほう」と思って、その奥に歩みを進めると、・・・凄いものが待っていました。

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新聞紙の積み重なる迷宮です。

うわー、なんだこれは!ですね。

でも良く見るとこれ、紙ではなくてプラスティックか何かで造られた造作物です。

_20190628_2355081024x700 それにしてもその分量の圧倒的な凄さ!

新聞紙がこれだけ積み重なるというのは、どうしても「時間」、その堆積を連想させてくれます。

時の歩みが作り出してきた過去の歴史--その気が遠くなるような時間…。

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そして新聞の迷路を通り抜けると、その先には体育館のような広いスペースに何かがぎっしりと敷き詰められていました。

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なんだこれは?

レンガのような瓦礫のような様々な形の石状のブロックです。

_20190628_2356421024x676 さらに近づいて見てみると、おお、一つ一つのブロックに文字が書いてあります。いや、新聞記事が転写されているのです。そうか、ここで新聞紙がつながっているわけですね。

_20190628_2357091024x643 新聞紙の内容を読んでいる時間が無かったのですが、どうも震災などの災害や戦争の記事が多いような気がしました。なるほど、それで瓦礫…。やはりキーファー的感覚がありますね。

いやー、圧巻でした。そして、これを作り上げる気の遠くなるような手間と労力を考えると、やはり「時間」に思いを馳せないわけにはいきません。一人の人間が生きる時間、そして人類が歩んできた時間。もちろん解釈は人それぞれでしょう。

力のある作品でした(作品名=『Newspaper 08』)。時間のある時に再見したいものです。そして、三島喜美代さんを知らなかった不明を恥じる大江戸なのでした。

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2019年5月 4日 (土)

(番外編) 「千住博展」@北九州市立美術館分館 #千住博展 #千住博 #瀧図

_20190504_174518768x1086 小倉のリバーウォークにある北九州市立美術館分館で開催中の『高野山金剛峯寺襖絵完成記念 千住博展』(~6/16)を鑑賞。昨年制作した金剛峯寺襖絵--幅17mの『断崖図』、25mな『瀧図』をメインとした展覧会です。

_20190504_140451800x611 千住博といえば滝なので、滝好きな大江戸としては大いに興味をそそられる展覧会です。

たまたま遭遇して観ること5月できたのも、何かのご縁かもです。

 

うーん、やっぱり凄いですね。技法のあくなき追求ってところですが、そのもたらす効果たるや!

 

Dsc_35761280x720 『断崖図』も『瀧図』も、幽玄であり、かつ哲学的な境地です。滝をずーっと見続けていても飽きないことと共通するものがありますね。

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『瀧図』は三方を囲まれた展示になっているのですが、まさに滝という「宇宙」わを実体験しているかのようでした。音が聴こえてきそうと言うか…。

 

ここに写真が出てるのは、その『瀧図』ではなくて、『龍神』という2015年の作品(これだけ撮影OKでした)。ブラックライトを使って、闇に輝いて浮かび上がる幻想的な作品。こちらも実に見事で、飽きず眺めることのできる作品でした。やっぱり凄いや。

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2019年4月25日 (木)

「トムとジェリー展」(+「ノラネコぐんだん展」)@松屋銀座   #トムとジェリー展 #ハンナ=バーベラ #ノラネコぐんだん展

_20190425_141644600x965松屋銀座で開催中の『トムとジェリー展』(~5/6)を観ました。スラップスティック・ギャグに彩られたカートゥーンの最高峰ですね。基本的にネコのトムとネズミのジェリーが追っかけっこをするだけというシンプルな物語。でも、その発想と笑いのセンスが素晴らしくって、会場内随所にある映像モニターから目が離せなくなってしまいます。ナンセンスだったりシュールだったりという部分も含めて、とにかくギャグのために頭使ってます。

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副題的に「カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ」とあるように、ハンナ=バーベラ制作のTVアニメ群もたっぷり紹介してくれてます--『チキチキマシン猛レース』とか『大魔王シャザーン』とか『原始家族フリントストーン』とか…。うわ、懐かしい!…などと言うとトシがバレてしまうのですが。

 

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何を隠そう、ハンナ=バーベラって名前はよく目にしていたものの、おぼろげに「一人の女性」を想像しておりました。だって、ハンナさんとかバーバラの親戚のバーベラさんって、イメージ的には女性でしょ。 でも、実態はウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラというおじさん二人組だったのですよね。軽く驚きました。

手描きアニメーションの基本形を紹介するっていう展覧会でもありました。だから、展示物にはセル画などが多いわけです。何と言っても「誕生80周年」なわけですからね。 相変わらず関連グッズもたくさんありました。

 

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そして隣の会場では『ノラネコぐんだん展』をやっておりました。小生は知らない世界でした。また、この絵柄にはさして興味がわきませんねえ。だって、(ブサかわなんでしょうけれど)仏頂面でかわいくないんだもーん。ま、お好きな方は好きなんでありましょう。

 

 

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2019年4月14日 (日)

『マックイーン モードの反逆児』:異才と死の香り   #アレキサンダー・マックイーン #マックイーン #モードの反逆児

T0023870p映画『マックイーン モードの反逆児』は、近年多いファッションデザイナーの伝記的ドキュメンタリー。まあ、マックイーン本人は亡くなっているので、関係者からの証言集+ショーや日々の動画で構成されております。さすがに近年の人だけあって、若い頃から彼自身を捉えた動画が数々残っているんですよね。

 

マックイーンって、センセーショナルで死のイメージを湛えた作風の割に、ご本人はぽっちゃり型(後年にはわけあって痩せましたが)のそこらにいそうな人。ギャップがなかなかの異才です。 彼のセント・マーティンスでの学生時代からデビュー以降のスピード出世ぶりを紹介しつつ、彼がだんだん壊れていき遂には自死に至る日々を描いています。なるほどこういう生涯だったんだってことはわかりますが、天才の内面への掘り下げが今一つかなあ。

 

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彼の作品って、バロックでありながらアヴァンギャルドで、耽美で死の匂いを漂わせているってあたり、同じイギリスの鬼才ピーター・グリーナウェイ監督に通じるものがありますね。あ、だから音楽がマイケル・ナイマンなのかー。

マックイーン自身が「唯一自分のショーで泣いた」という2体のロボットがモデルの白ドレスに絵の具を噴射して作品にする場面を見て、やはり奇妙な感動に襲われました。他のシーズンのショーもそうですが、ファッションというよりもアートの領域で勝負し続けた孤高の異才なのでありました。

 

 

 

 

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2019年4月 7日 (日)

「ザ・ローリング・ストーンズ展」@TOC五反田メッセ   #ストーンズ展 #ローリングストーンズ展

_20190407_181132800x518TOC五反田メッセで開催中の『ザ・ローリング・ストーンズ展』(~5/6)に行って来ました。ストーンズ来日公演のたびに必ず行っている小生としては、当然行かねばならんのです。

ロンドン、ニューヨークをはじめ世界5カ所で大ヒットした展覧会のアジアで唯一の開催だということで、日曜などは大変な人出かなあとネットでファストパス的な日時指定券(3,700円!)を買ったのですが、_20190407_181311600x848午後4時に会場に着いてみると、パラパラの入り。なーんだ、これなら普通の券(3,500円)で良かったんじゃん。損した。

 

 

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エントランスには巨大なベロマークのオブジェだとか、ベロマーク入りのジャガー(1,800万円ほどしましたね)とかが展示してあり、雰囲気を盛り上げていきます。

 

 

会場内はかなり広く、解説パネルは英語、日本語、中国語によるもの。映像、ポスター、アルバム・ジャケットなどのアートワーク、ベロマーク尽くし、写真、資料、楽器、衣装、ライブステージの設計…などなどと盛りだくさん。思わずじっくりと見てしまいます。 ちなみに会場内の撮影はほとんど全部OKです。

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若かりし頃住んでいた汚い部屋の再現なんかもあって、驚いちゃいます。

 

 

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なにしろ半世紀以上も活動しているバンドですから、時代をまたいで多くの展示物があります。

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レコーディング・スタジオの再現もあれば、キースやロニーの使ったギターの数々も展示されております。Dsc_3551_crop_631x386

 

 

 

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巨大なベロマークのオブジェは、プロジェクション・マッピングで色や絵柄が変化し続けておりました。Dsc_3553800x450

 

 

ホントにこのマークって、20世紀(~21世紀)を代表するポップ・アイコンの一つですよね。

 

Dsc_3556800x450ポップと言えば、アンディー・ウォーホルは『スティッキー・フィンガーズ』や『LOVE YOU LIVE』のジャケットを手掛けたり、ミックのシルクスクリーンを作ったりしましたもんね。そこらもバッチリ展示されております。

MVを編集したコーナーに続くストーンズ映画のコーナーでは、なんとマーティン・スコセッシが解説を担当した映像が流されておりました。まあスコセッシも『シャイン・ア・ライト』という見事なストーンズ映画を撮りましたからね。

 

Dsc_35571024x576ミックを中心としたステージ衣装をズラリと揃えたコーナーは壮観。「ああ、これはあの時のアレね。」 もあれば、「へー、こんなのもあったんだ。」もございます。

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『悪魔を憐れむ歌』のミックの衣装8体を並べた展示もありました。

 

 

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最後の部屋は、3Dライブ映像による『サティスファクション』(約5分)。いやー、ミックが、キースが、飛び出してます。本当はもっと「応援上映」的に踊ったり手拍子したりして騒ぎながら観たかった感じですね。

 

出口にはカフェもあるし、グッズ販売コーナーも充実(何も買いませんでしたけど)。

結構急ぎ足で観ましたが、1時間半はたっぷり楽しめました。

やっぱり一昨年のデヴィッド・ボウイ大回顧展『DAVID BOWIE is』と比肩される展覧会です。ボウイ展の方が密度が濃く、編集力(展覧会のキュレーション力)も優れておりましたが、ストーンズの方も悪くはないです。アガリます。とはいえ、やっぱりチケット高いですよねえ。

(デヴィッド・ボウイ展の当ブログ記事はこちら↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2017/01/post-bf81.html

 

75歳(!)のミックの心臓カテーテル手術も成功したそうなので、また元気にツアー復活を遂げて、日本にも来ていただきたいものです!

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2019年2月12日 (火)

「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」:主役がミスキャスト   #ライ麦畑の反逆児 #ひとりぼっちのサリンジャー #サリンジャー

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映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』は、J.D.サリンジャーの伝記映画。昨年公開の『ライ麦畑で出会ったら』といい、2010年のサリンジャーの死後、この手の作品がいくつか作られてますね。これからも作られるのでしょう。ご本人が知ったら嘆くでしょうけどね。それにしてもこの邦題ったら! 近年、副題つきのタイトルが妙に増えてますけど、これなんて会議の席で、「こっちもいいよね。でも、こっちも捨て難いよね。」ってんで、候補案を2つ合わせて作っちゃったんじゃないかって気がしてくる題名です。

本作の原作は、2010年にイギリスで出版され、日本語版も2013年に出た『サリンジャー 生涯91年の真実』。小生も読みました(↓)。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/91-0df1.html

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で、この『ライ麦畑の反逆児』は、サリンジャーの学生時代から隠遁生活に入った頃までの半生を、109分にまとめ上げたもの。なので、「こんな人でした」的なダイジェストになっておりまして、初心者のサリンジャー入門用にはそこそこよろしいのではと思いますが、コクがないんですよねえ。上っ面と言っては申し訳ないですけど、でも、どのパートも踏み込んでないのですから・・・。

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ウーナ・オニールとの話も、『ニュー・ヨーカー』誌との話も、戦争の話も、クレイジーなホールデン・ファンの話も、エリア・カザンやビリー・ワイルダーが熱望した『ライ麦畑』の映画化を断った話も・・・、必要なエピソードは全て描かれています。でも、それだけなんです。映画として印象に残る場面などありません。こんなの作ったら、映画嫌いだったサリンジャーに「だから映画なんてもんは・・・」って怒られちゃいそうです。すみません、よく知ってるだけにどうしても辛口になっちゃいますね。

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でも一番困っちゃったのは、サリンジャーを演じたニコラス・ホルト。うーん、作家の知性がありそうに見えないんです。サリンジャーの「影のある」複雑で頑固な人間性とは程遠いテイストなのです。小生なんぞは、映画を観てる間ずっと違和感があって、まいりました。若手俳優の中にも、もっと適任者がいたと思われるのです。

サリンジャーのメンターであるウィット・バーネットを演じたケヴィン・スペイシーがやはり、とんでもなく巧かったです。この人を(スキャンダルで)埋もらせちゃったら、映画界は大いなる損失ですよねえ。

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2019年1月19日 (土)

展覧会「特撮のDNA」:東宝ゴジラの大集合

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蒲田の日本工学院専門学校「ギャラリー鴻(こうのとり)」で開催中(~1/27)の展覧会『特撮のDNA -『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』まで-』を観ました。

珍しい会場でやったもんですねえ。あ、でも「蒲田」ってことに意味があるわけか(『シン・ゴジラ』のゴジラは、蒲田を襲撃)。

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副題の示す通り、1954年の『ゴジラ』第1作から、『シン・ゴジラ』まで(実は、その後に作られた不出来なアニメ版まで含まれてます)の東宝ゴジラシリーズ及び特撮シリーズを網羅した展覧会です。

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入口すぐにドでかいシン・ゴジラの模型が鎮座。いやー、でかいっす。カッコいいっす。

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そして『シン・ゴジラ』がらみの展示としては、第1形態から第4形態への変容だとか、ラストの尾の先端の謎の造形などもありました。

ご当地・蒲田ロケの写真なんかもズラリと貼ってありましてね。

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こちらの鈍く輝く金属は、『ゴジラ』第1作のオキシジェン・デストロイヤー。これがゴジラを白骨化させたわけです。

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メカゴジラ、かなりでかいっす。天井ギリギリっす。

まあ、こういうのがいろいろある展覧会なんですよ。あとは、ポスターとか制作資料とか特撮用模型とか頭部模型とかいろいろありました。

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『モスラ』の小美人の人形。そういえば、こんなケースで運ばれてましたっけ。実写の合成と共に、こういうのも使ってたわけですね。

Dsc_3344_convert_20190119222141で、天井にはモスラ。こいつは平成モスラのようですねえ。

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ゴジラも年代で、随分と顔や姿が異なっております。

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ゴジラやキングギドラの皮膚の質感がよくわかります。家の壁紙がこれだったら、すごいでしょうね。

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ヘドラの解剖図。大仏やお城と高さを比べてるところも、なかなか結構ですね。

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燃え上がる街のジオラマ内で戦うゴジラとモスラ。迫力のある大きな展示です。

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ほかにもあれこれ並んでましたが、まあ、こんな展覧会でありました。老いも若きも男も女も、なかなか幅広い客層が来てましたよ。

グッズ販売コーナーにあったラーメン丼にニヤリ。「あ~あ。伸びちゃったよ。やっぱ総理の仕事って大変だなぁ。」という、『シン・ゴジラ』における里見総理(平泉成)の台詞が底に書いてあるのでした。

ハリウッド版ゴジラが無いのは、まあしょうがないとして、ゴジラシリーズ以外の特撮ものがほとんど(ポスター程度の)薄い展示だったのが残念でした。

また、子供向けのTV用特撮ものには年代の偏りがあり、全然知らなかったなあ。 

そういう不満点もありますけど、全体的にはかなり楽しい展覧会でありました。

やっぱり第1回「ゴジラ検定」受験してみーようっと。

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2019年1月10日 (木)

「片岡鶴太郎展 顔-faces-」@松屋銀座

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松屋銀座で『片岡鶴太郎展 顔-faces-』(~1/14)を観ました。この会場で、2014年に開催された鶴太郎展で、そのクォリティに衝撃を受けた大江戸ですが(↓)、

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-24e2.html

今回も見事な作品、見事な展覧会でした。

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あの頃とは違って、展覧会場内の撮影もOKになってました。前回展以降の作品を中心に、代表作もきっちり展示。見応えのある展覧会でありました。

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タブロー、屏風、掛け軸などが中心ですが、前回の時にはまだ習作段階だった油絵も、今回はものにしておりました。静物もさることながら、東京の風景を描いた油絵などは、何とも言えぬ郷愁が漂っておりましたね。

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会場内各所にはオリジナル映像やインタビューもあるのですが、鶴太郎が5人(+α)にものまねで扮し、おバカなギャグを披露する映像もあり、「わー、(アーティストとして名を馳せた)今でもこういうことやるんだ。」と、ちょっと驚いてしまいました。だって、岡本太郎とか安藤忠雄とか加藤一二三とかに扮して顔マネしながら、アーティストとしての自分の価値を下げちゃいそうなバカをやってるんですよー。びっくり。

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今回のメイン作品である赤富士をCG技術で加工して、鯉を絡ませた映像作品とかも魅力的ですし、赤い壁の「椿の回廊」なるコーナーにも感服しました。ほんと、鶴太郎さんスゴイですわ。

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会場の最後には、現場で壁面に描いたという猪の絵もありました。これ、(仮設会場なので)解体する時にはどうするのでしょうかねえ。

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今回の展覧会で、小生が一番気に入ったのは、(写真はありませんが)倒れたとっくりの絵に筆文字が添えてある作品で、「徳利は転けても三分残る」ってやつ。「こけても」と読むのでしょうね。事業や仕事やその他の事で失敗しても、何か残っているものはあるはずだから、まだ大丈夫。またやり直せる、ぐらいの意味なのでしょうが、非常に味のある言葉だと感銘を受けました。

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