2023年1月26日 (木)

お正月は妙法寺    #妙法寺 #堀之内妙法寺

Dsc_12183_copy_1024x670 杉並区堀之内の妙法寺。大江戸はこのお寺にジョギングがてら正月詣に行くことが多いのです。今年も先日走って、おまいりして来ました。

(過去ログでーす ↓ )

隠れた都内の名刹、妙法寺: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

恒例の妙法寺: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

妙法寺 / 恵比寿ガーデンプレイス: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

堀之内妙法寺にお参り   #堀之内妙法寺 #妙法寺 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

Dsc_12172_copy_1024x658ここは日蓮宗のお寺だそうですが、大江戸の家は曹洞宗でして…。でもそんなの気にならないんですねー。多くの日本人と同じように、ほとんど葬式のための宗教みたいなところがありますから。

Dsc_12152_copy_1024x657 ここはかなり由緒あるお寺でして、400年ほどの歴史があるのです。一番手前の仁王門の左右には金剛力士像が安置されていて、都指定の有形文化財になっていたりしますし、鉄門は国の重要文化財です。

で、メインの「祖師堂」(おまいりする所)の庇の当りを見ると、まあいろいろな装飾が施されておりまして、なかなか見ものです。

Dsc_12162_copy_1024x617 龍やら麒麟やら狛犬みたいのやらいろんな動物もいます。

Dsc_12142_copy_1024x638それがことごとくかっけーんですよねー。見事な細工です。双眼鏡や単眼鏡を持って、もっとじっくりご覧になるのもよろしかろうと思います。

Dsc_1213_copy_1024x576 昔と比べて、参道の(あげまんじゅうとかの門前っぽい)お店がほとんどなくなっちゃったのは残念なことです。

Dsc_1212_copy_1024x576 それでも、厄除けパワーもすごいお寺なのだそうで、よろしければどうぞ…って、小生が宣伝する義理はないんですけどね。

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2023年1月13日 (金)

「アニメージュとジブリ展」@松屋銀座    #アニメージュとジブリ展 #松屋銀座 #鈴木敏夫 #宮崎駿

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松屋銀座で開催中の『アニメージュとジブリ展』(~1/23)を観ました。想像以上の内容充実と面白さで、適当に飛ばしながら観ていたのに1時間まるまる楽しんでしまいました。これ、2021年4月に松屋銀座で開幕したものの、緊急事態宣言の発令によりわずか10日間で閉幕となった展覧会の捲土重来なのだそうです。

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タイトルからはビジュアルや動画やキャラクターの展覧会かなと思っていたのですが、実態はほとんど鈴木敏夫さん(アニメージュ編集長からジブリのプロデューサーなど)の仕事人生を巡る展覧会で、「(出版業界の)仕事と時代」の切り口がとても面白かったのです。いや、これは斬新ですし、大人ウケします(反対に、響かない人や期待はずれに感じる人も多いのかも)。確かに(平日夕方の)客の入りは、少ない感じに見えました。でも、「人が一所懸命働くことで、文化や世の中が変わっていった」ことをわからせる好企画だと思いますけどねー。けっこう「読ませる」展覧会でもあります。

Dsc_12142_copy_768x1269 入口にはいきなりインパクト抜群の巨大(実物大?)ネコバスなのですが、それよりも周囲の『アニメージュ』の表紙が物語るような展覧会です。※会場内は原則撮影不可ですが、撮影可能な展示品がいくつもありました。

Dsc_12152_copy_1252x768 鈴木敏夫さんの先輩である尾形英夫さんが、公私混同で(息子を喜ばせるために)始めた雑誌が『アニメージュ』だったとか何とか、知ってる人は知っているのでしょうが、小生などは「へー」と思うことの連続でした。鈴木さんが編集部用に用意した手書きの「校正マニュアル」なんか、「なるほどなるほど」でしたねえ。そういう世界の端っこをちょっとかじったことのある大江戸などは、とても興味深く拝見しました。

Dsc_12172_copy_909x7681980年代のイケイケ時代の雑誌屋さんたちの編集部の雰囲気がよくわかりましたし。校了前の深夜1時の編集部に60人からの人がたむろして徹夜で雑誌を作っていた、その(「働き方改革」の「は」の字もない時代の)熱気が、ある意味「楽しそう」でした。’80年代の職場や部屋の再現、ガジェットなどもあり・・・

『ガンダム』とか『マクロス』とかもあり・・・

Dsc_12184_copy_768x1269 そして『アニメージュ』は、いや鈴木敏夫は宮崎駿と出会ってしまうのです。『未来少年コナン』のパネル展示で、当時の宮崎駿さんが歯をむき出して笑っている写真が、コナンそっくり! ああ、宮崎作品でよく見かけるあの表情は、宮さん自身だったのですね。

そこから『アニメージュ』は、映画『風の谷のナウシカ』を製作することになるのです。このナウシカ・パートはかなりの分量がありました。崩れゆく巨神兵だとか瘴気用のマスクをつけたナウシカとかの造形物も展示されておりました。映画館の看板絵までありました。安田成美の『ナウシカ』イメージソングも流れてたしね。

Dsc_12202_copy_1365x768 そこからスタジオジブリへ、『ラピュタ』へ、そして『トトロ』へとつながっていくのです。

Dsc_12225_copy_768x1131 最後のコーナーには、壁面にずらりと『アニメージュ』やジブリ映画ポスターが展示されております。

Dsc_1223_copy_1365x768 あ、あと昨秋愛知県にオープンした「ジブリパーク」を鈴木敏夫と宮崎駿(と宮崎五朗)が訪ねた時の写真もありました。宮さんもですけど、鈴木さん、ちょっと見なかったら随分おじいちゃんになっちゃいましたねー。

Dsc_12252_copy_768x1365 物販コーナーの充実も、なかなかでした。 そして松屋銀座の中央ホールの吹き抜け空間には、藍染めの布に、ジブリ作品の名場面が白抜きされているのでしたー。Dsc_12264_copy_768x1365

 

 

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2022年12月20日 (火)

(番外編)「江口寿史イラストレーション展 彼女」@千葉県美    #江口寿史 #江口寿史イラストレーション展彼女 #江口寿史彼女 #千葉県立美術館 #パパリンコ物語

Dsc_12243_copy_962x576 『江口寿史イラストレーション展 彼女』(~1/15)を、千葉みなと駅下車の千葉県立美術館で観ました。以前より「観たいなあ」と思っていた展覧会の関東初開催。千葉県は江口さんの故郷ですからねえ(『すすめ!!パイレーツ』は千葉パイレーツ)。

Dsc_12263_copy_869x576 ’70年代後半から現在に至る江口寿史45年のイラストレーション約500点を揃えた展覧会。

おまけに千葉会場では、『すすめ!!パイレーツ』の生原稿なども特別展示しておりました。

 

Dsc_12273_copy_1024x535 結論として、「いやー、千葉まで行って良かった。本当にいいもん見せてもらった!」って感じ。

Dsc_12284_copy_576x889 江口さんの絵は、いつ見ても良いです。とにかく女性、とりわけ「おんなのこ」たちを、ひたすらかわいく描いております。

Dsc_12293_copy_576x773 そしてファッショナブル。ご本人も言っているように、ハイファッションではなく、ヌケ感のある普段着カジュアルがこの上なくオシャレに描かれているのです。

 

Dsc_12303_copy_576x751 このメガネっ娘の『パパリンコ物語』。ほんの数話で休筆となり、復活しなかった伝説の作品。大江戸は、ミスドの『パパリンコ物語』グラスをいくつか持っております。

 

Dsc_12313_copy_576x920 最新のうさぎ年用イラストもカワユス。江口さん、めっちゃ絵が上手に見えるんだけど、もともとはヘタで、それが3年ぐらいの間にやたらと上達したんですよね。

 

Dsc_12323_copy_576x796 例の芦川いづみさんのイラストもありましたよ。いいですねえ。江口さんも大江戸も芦川さんのファンです。

 

Dsc_12333_copy_655x576_20221220225201 「女に生まれなかった悔しさが、絵の原動力になっている。」なんて言葉もありました。これは江口作品を読み解く上で、結構重要なキーワードですね。

 

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500点もあるんで、かなり見ごたえがあります。千葉県美の広い会場を使って、しっかり見せてましたが、単調にならないよう、展示にも工夫が凝らしてありました。

 

Dsc_12382_copy_1024x576 この連作は、数年前に吉祥寺のサンロードでバナーになっているのを見ました。女の子たちの全身像。

Dsc_12392_copy_1024x576 こういうの見てると、江口イラストは後世にファッションや風俗の貴重な資料になるよなあと思ってしまいます。カラーもステキだけど、モノクロもステキですね。

Dsc_12353_copy_576x769 江口さんの描く女の子の絵を見てると、とても幸せな気分になります。線の魅力、表情の魅力、キレイな色に、すてきなファッション。まさに眼福!

 

Dsc_12373_copy_576x856 今年の夏に(一旦)日本から消えたアンナ・ミラーズへの愛を込めた1枚も。

 

Dsc_12403_copy_859x576 ワイン雑誌(季刊)の年4回の仕事も70回を超えたそうで、これまた完成度が高いんです。

 

Dsc_12413_copy_835x576 最後のコーナーには、これまでの他会場で描いてきた公募女性モデルのイラストがずらり。また、そのライブ描画の動画も流れていました。なるほど、こう描くのかあ。

ちなみに入場料金は大人500円。1点あたり1円ってことで、コスパも最強。

ああ、江口寿史と同じ時代を生きて良かったとさえ思わせる展覧会なのでありました。

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2022年12月13日 (火)

「国宝 東京国立博物館のすべて」@東博    #国宝展 #国宝東京国立博物館のすべて #東博 #150年後もお待ちしています

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東京国立博物館(東博)で展覧会『国宝 東京国立博物館のすべて』を鑑賞。それほど長い会期ではなかったもので、なんだかんだと行き遅れてしまい、終盤になってようやく予約しようと思ったらもう全日完売。ご縁がなかったものとあきらめていたら、まさかの1週間会期延長!(しかも連日夜8時まで)   今度は販売開始まもなくに予約して、本日上野に赴いた次第。館としてもできるだけ多くの人の願いに応えようとの思いと作品保護の観点と両面から考えて、なかなか大変だったことと思いますが、よくぞあれこれを乗り越えて延長してくれました!と感謝感謝。

日時指定制なのでめちゃめちゃ混んでるわけではありませんでしたが、これ以上人がいると観にくい。いや、場所によってはこれでも観にくい、ってぐらいの混み具合。そこらも多くの人に見せてあげたい、でも作品を観られないようでは本末転倒って中でギリギリの人数を探った末の定員なのだろうなあって気がしました。

広告コピーに「すべて公開。」「史上初、所蔵する国宝89件を公開。」とあるように、東博が持ってる89件の国宝を全部見せちゃうという150年の歴史で初めての企画。もちろん作品保護のため、会期中の展示替えはいろいろ行いますので、一度で全作品を観ることはできません。絵画の目玉も少ないのが、ちょっと残念。長谷川等伯『松林図屏風』や狩野永徳『檜図屏風』などの超目玉は展示が終わっちゃってましたからねえ。『洛中洛外図屏風』ぐらいでしょうか。

そして「書跡」、つまり手紙やら和歌やらの文字を見るための巻物などの展示がやけに多くて、あれって展示としてはかなり地味だし「人を選ぶ」ので、文字への造詣がほとんどない大江戸としては、かなり飛ばし見をしました。

多いといえば「刀剣」セクションもかなり多くて、19作品。まあ展示替えの必要はありませんからね。でもみんな刀身だけで、柄や鍔や鞘がないので、大江戸なんかには「みんな同じ」に見えてしまいます。それにしても、刀って突き詰めれば人を斬るための道具(凶器)なので、それをこのように有難がって「ふむふむ」と鑑賞するってのも、相当変な気もいたします。

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で、この展覧会のユニークな所は、(国宝だけだと平成館の広い展示スペースが余ってしまうこともあり)国宝の展示が終わった後に第2部『東京国立博物館の150年』という展示がついていること。こちらには、重要文化財や重要美術品も数多く展示されており、むしろこっちの方が楽しいし見ごたえもあります。大江戸はかねてより「国宝よりも重文、重美の方がいい作品(自分にフィットする作品)が多い」と思っているのですが、はからずもそれが証明された感じです。なにしろキリンの剥製(今は科学博物館にある)とか安本亀八の生人形まで展示されておりましたもん。

年間展示可能日数の関係で、尾形光琳の『風神雷神図屏風』や菱川師宣の『見返り美人図』などは、「コピー」表示をつけてレプリカを展示しておりました(本会期には、本物を展示していたようです)。

Dsc_12132_copy_1024x625 その『見返り美人』(コピー)と、平安時代の『金剛力士像』が展覧会の最後を飾ります。後者は今年東博に収蔵されたばかりの初お披露目。この二つだけは撮影OKだったのですが、いやー、力士像、さすがの迫力と貫禄です。でかいし。

Dsc_12113_copy_625x836 会場出口と東博外壁には、ご覧のような「150年後もお待ちしています。」のボードが。「いやー、そう言われても、生きてねーし。」と誰もが思ったことでありましょう。

 

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2022年10月24日 (月)

国立劇場で「義経千本桜」    #国立劇場 #義経千本桜 #尾上菊之助

Dsc_11422_copy_1107x720 国立劇場で尾上菊之助主演の『義経千本桜』(Aプロ)を鑑賞。この公演、2020年にコロナ禍のため中止になってしまったものが、ようやく実現に至ったという菊之助さんにとっても念願の好演なのです。さらに「初代国立劇場さよなら公演」となっておりまして、建て替え前の1年間以上続く「さよなら公演」の一番手でもあります(今日は「あと372日」となっておりました)。

今回のAプロは、通し狂言のうち二段目の「伏見稲荷鳥居前の場」「渡海屋の場」「大物浦の場」。衣装派手めで、豪快なアクション場面たっぷりです。菊之助さん、女形のイメージが強いのですが、こういう荒事も堂々とできるってことですね。大江戸はいつも通りイアホンガイド使用でした。

コロナ禍における観劇なので、「音羽屋!」っていう大向こうの掛け声がないのが残念。やっぱりあれが欲しいところですよね。スポーツでも声出し応援が可能になってきたので、そろそろかなあ。

Dsc_11407_copy_1280x720 終盤の知盛が岩の上で綱を体に巻き錨を持ち上げる力強いクライマックスは、やはり感動しましたねえ。芝居の力。その後の弁慶の見送りにも、胸をしめつけられうようにグッと来ました。

Dsc_11426_copy_450x694 もしかしたら、建て替え前の国立劇場に来るのは今日で最後かも知れませんが、広々としたロビーや通路の絵画だとか、球体シャンデリアだとか、お土産屋だとか、食堂のカレーライスなかなかうまかったとか、良き大劇場でした。しっかり覚えておきたいと思います。

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2022年9月20日 (火)

「ガブリエル・シャネル展」@三菱一号館美術館    #ガブリエルシャネル展 #ガブリエルシャネル #シャネル #三菱一号館美術館

Dsc_1135_copy_932x600 丸の内の三菱一号館美術館で、『ガブリエル・シャネル展』(~9/25)を鑑賞。日時指定制ですが、9月アタマにもう20日の分しか残っていない状況で、しかも9月あたりは毎日時間延長で21時まで(本来は18時まで)となっております。6月18日のスタートから好調な展覧会だったようですが、終盤にきて一段とヒートアップの模様。なにしろ日本では32年ぶりというシャネルの一大回顧展ですからねえ。チケットが入手できずあきらめた人も多かったことでしょう。(ちなみに会場内は撮影禁止でした。)

「ココ」という愛称の方が知られているガブリエル・シャネルですが、本名はガブリエル。ドラマチックな人生を生きて、後半生はけっこう意地悪でめんどくさいババアになっちゃいましたけど、その作品はやはり天才的で革命的です。

Dsc_1136_copy_600x971 シャネルのドレスやスーツなどの展示に加え、No.5に代表される香水、靴やバッグ、アクセサリーなどの現物に加え、デザイン画や映像などによる展覧会です。 本当に、細くてボリュームの無い人が着て、映えるデザインですねえ。「喪服」と揶揄されながらも、黒を堂々と使った新しさも、メンズ要素の導入も、仕事をしやすいシンプルで機能的なデザインも。やっぱりシャネルは、女性の服装をガラリと変えた革命児だったと改めて感じることができました。

そして三菱一号館美術館の欧風レトロおしゃれ建築が、本展の会場にぴったりでした。日時指定制で混雑しないこともあり、大規模になり過ぎず落ち着いた展覧会になっておりました。

ミュージアムショップでは、ハサミ、メジャー、カーブ尺、ピンクッション、指ぬき、糸などの洋裁用具をいろいろ売ってるのが、珍しかったですね。ファッションの展覧会でも、こんなのって見たことありません。良い着眼点です。

 

 

 

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2022年9月14日 (水)

「百貨店展」@高島屋資料館    #百貨店展 #高島屋資料館 #夢と憧れの建築史 #白木屋 #心斎橋大丸 #浅草松屋 #東京暗黒街竹の家 

Dsc_1115_copy_720x1061 日本橋高島屋・本館4階の高島屋資料館で、『百貨店展 -夢と憧れの建築史-』(~2023年2月12日/入場無料)を観ました。高島屋資料館が売場の一隅にあるというのは、なかなか大したものですね。高島屋死霊館だったら、もっと凄いですね。

Dsc_1107_copy_980x720 小じんまりしたスペースですが、百貨店の建築にフォーカスした好企画。しかも、解説文に「通常は脇役に留まりがちな年表を主役にするという、挑戦的な展示」とあるように、12社(だったかな)の百貨店の江戸時代から現代に至る年表に、写真をたっぷり入れて、コラムや解説の機能も持たせるという、まさに好事家向けの「読ませる展示」になっているのでした。

Dsc_1109_copy_1058x720 会場内は撮影禁止なのですが、白木屋日本橋店、松屋浅草店、大丸心斎橋店の3つの大型模型は撮影可ということで、撮らせていただきました。

まず白木屋は、角のアールも美しい、モダンな作り。壁面にガラスを使ってモダンな軽やかさを意図した建築になっております。大江戸は東急日本橋店になってからしか知りませんけど、渋谷の東急本店と合わせて『太陽を盗んだ男』のロケ地として使われた印象が強いですね。

Dsc_1113_copy_1280x720Dsc_1110_copy_1075x720 次に、心斎橋大丸。ここはもう、何と言ってもヴォーリズのアールデコ建築だったわけですよ。大江戸が一番好きな百貨店建築はここ(あの時代のね)。黒を基調としたシャープさ、内装から、床から天井から柱から回数表示のサインまで、全てが見どころでした。何しろ建て替えの時に、わざわざ大阪まで行って目(と写真)に焼きつけましたもんね。

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そして、一番大きな(長い)模型は松屋の浅草店。屋上の遊園地をかなりフィーチャーしておりました。今回の模型はどれも、手作り感満載なんですよねー。屋上で遊ぶ人々を(レゴの?)人形で表現したり、なかなか頑張ってくれてます。屋上に数年間あったというロープウェイを再現したりもしていました。百貨店が「アミューズメント・パーク」だった時代をよく表したお店ですよね、ここは。

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『東京暗黒街 竹の家』(1955年/サミュエル・フラー監督)のクライマックス映像もリピート上映されていました。松屋浅草店の屋上遊園地がバッチリ舞台になっていて、スカイクルーザーという遊具で銃撃戦が繰り広げられるのです。貴重な映像資料ですね。大江戸はDVD持ってます。

おみやげとして、都内の百貨店地図(全14枚がつながって、都心全域を表現しているもの)の1枚を持ち帰っていいというので、小生は日本橋&銀座の半分のエリアのをもらいました。てか、これ絶対の一番人気ですよね。会場の高島屋に加えて銀座も入っているし、解説物件も一番多いので。そして、これって14回会場に来ればコンプリートできるわけですよね。ま、小生はやりませんけど…。

 

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2022年8月22日 (月)

「ゲルハルト・リヒター展」@近美    #ゲルハルトリヒター展 #ゲルハルトリヒター #東京国立近代美術館

Dsc_1000_copy_902x768竹橋の東京国立近代美術館で、『ゲルハルト・リヒター展』(~10/2)を観ました。「生誕90年、画業60年。待望の個展」というコピーがついているのですが、東京の美術館でリヒターの個展が開かれるのは、初めてのことなのだそうです。

Dsc_1001_copy_1123x768 かくいう大江戸も、このアーティストのことは「御高名はかねがね…」って感じですが、その作品についてはあまり知りませんでした。日本ではそれほど広く紹介されていなかったこともありますし、小生が『美術手帳』などを毎号読んでいた1980年代後半~90年代半ばまでは(日本に入って来る情報としては)あまり活躍していなかった期間だったように思います。

Dsc_1002_copy_1300x768 それでも今回の展覧会にあたっては、各メディアが注目して「現代における絵画の最高峰」アーティストという扱いになっております。

Dsc_1003_copy_1272x768 日曜の午後に鑑賞したのですが、日時予約制と当日券の併用だったためか、そもそもそんなに多くの人が観たいと思わないためか、邪魔になるほどの人数は入っておりませんでした。いいのか悪いのか、入場料金の高さ(大人2,200円)も、観客数を抑制する一因となっているように思えます。

Dsc_1004_copy_1240x768 リヒターの印象が薄い原因として、そのスタイルが多様過ぎることがあるでしょう。ダリならこれ、ミロならこれ、リキテンスタインならこれ、バスキアならこれ、みたいな独自のスタイルで押し通すのではなく、絵画に写真の要素も採り入れたりしながら、「アブストラクト・ペインティング」シリーズだとか「グレイ・ペインティング」シリーズだとか「オイル・オン・フォト」シリーズだとか、いくつものシリーズを行き来しているから、「これぞリヒター」ってものが見えて来ない人なのです。完全な抽象画を描いたかと思えば、同時期に肖像画や具象絵画を描いたりもしていますからね。

Dsc_1006_copy_768x1184 『ストリップ』と称するカラフルな平行線の超横長作品はやはり美しかったですね。「ポール・スミスみたい」とも思いましたが、それでもこのサイズで壁面を占めていると、見とれちゃいました。

Dsc_1007_copy_1315x768 「アブストラクト・ペインティング」シリーズや「ビルケナウ」シリーズなどの写真がなぜかスマホから消失していたのが残念ですが(もうメモリーがいっぱいだからかなあ)、こうしてまとめてリヒターを観ることができて良かったです(全138点)。今後もなかなか無い機会でしょうね。 でもやっぱり捉えどころのないアーティストなのでありました。

 

展覧会場を出て、近美の常設展示(2F)にもリヒターの収蔵作3点が展示されておりました(これから鑑賞する方は、お忘れなく!)。

 

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2022年8月10日 (水)

「クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”」    #クリストとジャンヌクロード #包まれた凱旋門 #クリスト #2121designsight

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六本木の21_21デザインサイトで、展覧会『クリストとジャンヌ=クロード “包まれた凱旋門”』を観ました。2023年2月12日までのロングラン展です(開幕は本年6月13日)。8か月にまで及ぶロングラン企画展ってのは、日本ではまずないことです。

大江戸はクリスト&ジャンヌ=クロードの大ファンで、これまでも何度か書いて来ました。 なんと、2010年にこの会場で特別展をやっていたのですね。すっかり忘れておりました! ↓

クリストとジャンヌ=クロード展: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

ジャンヌ・クロードの死: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

クリスト逝く   #クリスト #クリストとジャンヌクロード: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

「クリスト ウォーキング・オン・ウォーター」:幸福な景色の裏側の地獄   #クリスト #ウォーキングオンウォーター : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

Dsc_0973_copy_727x576 最後の作品となった(途中まではジャンヌ=クロードも生きていて、その後クリストが実現に向けて奮闘しつつ逝去。最後の部分は、残されたスタッフたちが実行した)「パリ凱旋門の梱包」を展覧会に仕立てたものです。

Dsc_0975_copy_968x576 いつも以上に調整が厄介だったプロジェクトでしょう。何しろフランス国民の心の拠り所である凱旋門ですから。最終的には企画から60年をかけて完成したわけです。

Dsc_0979_copy_576x942 会場には壁面を実際の梱包で使った特殊な布とロープで覆っている部分もありました。これは良いですね。クリスト展として、理想的な見せ方の一つです。

Dsc_0976_copy_1024x576 壁面いっぱいに図面を拡大してある部分があったりもしましたけど、本展の特徴としては映像展示が多いこと。準備・製作の風景や、関係者たちへのインタビューなどなど。全部をフルで観ていくと2時間ほどかかるそうなので、はしょったところもありますが、それでも1時間15分ぐらいかけて鑑賞しました。

Dsc_0972_copy_849x576 会場内のサインで興味深かったのは、かなり大きなボードにシンプルな短い言葉で日本語と英語を併記したもの。見やすい。わかりやすい。いいなと思いました。「クリストとジャンヌクロードは同日に生まれる」--そうなんです。二人とも1935年6月13日生まれなんです。まさに魂の双子ですね。

Dsc_0981_copy_576x837 大江戸は1991年のアンブレラ・プロジェクトを観に、茨城県の田園地帯まで行きました。雨の中ではありましたが、幸福で驚くべき風景でした。ナマで観たクリストの大プロジェクトは、それだけだったのが残念ですが、一つだけでも観ておいて良かったとも思います(自慢もできます)。

Dsc_0983_copy_1024x576 昨年実施されたこの凱旋門プロジェクトをもって、クリストとジャンヌ=クロードのユニークで驚嘆すべき作品は最後となりました。しかし、映像をはじめ多くの記録は残っています。それはアートの歴史の中で、特異な位置を占め続けていくことでしょう。

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2022年8月 8日 (月)

「SEE LV」展@東京ミッドタウン芝生広場    #SEELV #ルイヴィトン展 #ルイヴィトン

Dsc_0961_copy_960x600 六本木の東京ミッドタウン・芝生広場で開催中の『SEE LV』展(~8/21)に行きました。世界巡回展なのだそうです。2020年に中国・武漢を皮切りにスタートしたんだそうですが、よく2020年に武漢でスタートできましたね! そこにびっくりです。

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入場無料なのですが、LVの公式LINEにお友達登録して、そこから日時の予約をします。先週予約しようとしたら、三日先ぐらいまで埋まっていて、今日の夕方になったのです。

 

Dsc_0963_copy_968x600 ミッドタウン裏の芝生広場に仮設小屋を作っての展覧会ってことで、展示スペースはさほど広くはありません。そのためにもネット予約は必要なのです。鮮やかなピンクが目だちますね。

 

20世紀初頭からのトランクやバッグもありますが、比較的近年のクロージングが中心。やっぱりスゴイです、ルイ・ヴィトン。

 

Dsc_0964_copy_600x1067 こんな攻めてるモノグラム・スーツもあるし…。

 

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こちらには茶系のモノグラム・スーツもあるし。

 

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そのお隣には、青空柄の上下一式の人。キレイです。MOMAの青空傘を連想しましたよ。

 

Dsc_0967_copy_600x884 こんな教会建築男もいました。突飛ですねー。あるいは敬虔なのでしょうか。

 

Dsc_0968_copy_600x829 一方ではこんなリュックも、いや、クリスタル的に輝いてキレイ! さすがです。

 

Dsc_0969_copy_1067x600 まあ、もともと鞄屋さんなんで、バッグ・トランクの歴史はコンパクトに表現してあります。

 

 

はい。(はしょってますけど)ざっとこんなもんでおしまいです。15分もあれば見終えてしまいます(急げば5分)。数年前に紀尾井町でやった「旅」がテーマの無料展覧会よりも、だいぶんコンパクトなのでした。

 

Dsc_0984_copy_600x1067_20220808233001 入口でこんな厚紙のフライヤーとステッカー(右)をくれました。でもこういうステッカーって、どこに貼ったらいいんでしょうか? かなり用途に困る代物なのでありました。

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