2024年8月16日 (金)

休館半年後の山の上ホテル    #山の上ホテル #ヴォーリズ #アールデコ建築 

Dsc_1601_copy_753x1024 きのうは谷根千散策をして結構疲れたのですが、帰りがけにもう一ヶ所立ち寄りました。神田駿河台の「山の上ホテル」です!

Dsc_16022_copy_706x1024 皆さんご存じの通り、今年の2月13日から休館している山の上ホテルですが、今はいったいどうなっているのだろうかと気になったのです。なにしろ「のん」主演の『私にふさわしいホテル』(堤幸彦監督・12月公開)で、休館後に撮影が行われたことを知っておりましたし…。

Dsc_0001_burst20240815170216103_cover_co 何しろ営業していた頃には、坂の下から「ああ、あそこなんだな」と見上げる程度でしたから。休館が発表されてからの数か月も、宿泊の手立てを調べたものの、常連さんでいっぱいだったのでしょう、まったく空きが出ず(35室しかないそうですからね)。こんなことなら、ロビーまででも入っておけば良かったと・・・後悔先に立たずですね。

Dsc_1603_copy_768x576 W.M.ヴォーリズ設計によるアール・デコ建築です。

Dsc_1605_copy_768x1024 いやー、見事なファサードですねえ。「HILLTOP HOTEL」の緩い感じの文字フォントも「山の上ホテル」のフォントと合わせてあるように思えます。

Dsc_1609_copy_768x576 横に回りますと、こんなそっけない感じ。

Dsc_1606_copy_768x576 でも、ここにも出入口があって、そのあたりのデザインや装飾はさすがなのでありました。サボテンを模した表示板も立ってますね。

Dsc_1607_copy_768x624 裏手に回ると、こちらの口はアール・デコを感じさせますね。

Dsc_1610_copy_768x1024 さらに右の方には、同様の入口。「HILLTOP Garden」と書いてあって、薄暗いその奥には「山の上教会」という文字が…。

Dsc_1611_copy_721x1024見るほどに、後悔の念が募っていきました。ビルディングでも飲食店でも、あるうちに行っておかないとダメなんです。後からでは遅いんです。知っていたはずの教訓なんですけどね。 ホテルもどうなるのでしょうか? 公式サイトを見る限り、あくまでも老朽化への対応を検討するための「休館」だということで、今後のことはまだ決まっていないそうなんですけど…。良い結論が出てほしいなあ。

 

Dsc_1613_copy_768x520 坂を下って左手を見やれば、おお、三省堂書店の建て替えで、あそこがまっさらになっておりました。街の変化というものは、止めようがないものでございますね。

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久々の谷根千さんぽ    #谷根千 #須藤公園 #全生庵 #圓朝のドクロ #夕やけだんだん

Dsc_1576_copy_768x497 久しぶり・・・ほんと十年以上行ってないかもなのですが、谷根千エリアを逍遥してみました。いやいや、検索してみたら2006年の記事( ↓ )しか出て来なかったので、実は18年ぶりだったりするのかも知れません。驚いちゃいますね。

根津のつつじとレトロ建築: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_1573_copy_663x1024 今回のスタートは千駄木駅。まずは団子坂を上って右折し、須藤公園へ。住宅地の中の小規模な公園ですが、蓮池があり、その上には須藤の滝もあります。緑の中の真っ赤な弁財天の社や架け橋が、キレイです。

 

Dsc_1597_copy_768x533 続いては谷中方面に進んで、全生庵を見学。山岡鉄舟が建立したというお寺。

Dsc_1615_copy_1024x790 ちょうど夏恒例の『幽霊画展』をやっていたので、500円を払って鑑賞。足のない幽霊の元祖といわれる円山応挙の作品をはじめ、鏑木清方やこの寺ゆかりの圓朝の三遊亭圓朝の掛軸などを拝見しました。このうちわのドクロは圓朝の作品に描かれているもの。カワイイですよね。Tシャツやバッグや缶バッジにもなっておりました。

Dsc_1581_copy_639x1024 ついでに墓地も見学。鉄舟や圓朝のお墓もさらっと見ましたが、驚いたのはこの真新しい黄金の仏像。けっこう大きくて、あまりにもキンキラ…いや、ありがたいありがたい。

 

Dsc_1582_copy_768x730 その後も谷中墓地のそばをうろうろ。愛玉子(オーギョーチイ)は、ずーーーっと変わらないのが嬉しいなあ。でも、お休みのようでした。

Dsc_1583_copy_768x518 その隣の下町風俗資料館付設展示場(旧吉田屋酒店)。

Dsc_1584_copy_768x576 1F部分を無料で見学できます。酒屋だったことの名残りを見せてくれています。

 

Dsc_1586_copy_768x576 昔はぜったいヤマザキのパン屋だったんだろうなあという店構え。その隣の町中華がぜったいうまい感じでしたが、昼食は済ませていたのであきらめました。

Dsc_1587_copy_723x1024 お盆シーズンってことで、朝倉彫塑館はお休み。まあ、以前行ったのでもともとパスの予定でしたけど。

Dsc_1589_copy_700x1024_20240816182501 日暮里駅と谷中ぎんざを結ぶ「夕やけだんだん」。さすがに真夏の昼日中何で、猫はおりませんでした。

Dsc_1592_copy_768x576 そこを下りた左手が、広い空き地になっておりました。どうやら大きなマンションが建つみたいです。やれやれ、無粋なこって。

Dsc_1594_copy_768x1004 しばらく来ないうちに、谷中ぎんざがだいぶ観光地化しておりました。でも昔ながらの店も残っていますし、大資本が入っているわけではなくユニークな個店が並んでいるので、これはこれで許せる範囲だと思います。 屋根には白ネコちゃんのアート装飾。

Dsc_1600_copy_713x1024 その後よみせ通りをぶらぶらしたりして、また夕焼けだんだんに戻って、墓地をかすめながら、千駄木へ。

さらに歩いて、根津方面へ。今回、根津はさらっと通っただけでした。歩き疲れたので、根津神社もパス。でも「はん亭」は昔のままの姿で営業中でしたー。

 

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2024年8月15日 (木)

ようやく麻布台ヒルズへ    #麻布台ヒルズ #奈良美智 #森ビル

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昨年11月に開業した麻布台ヒルズですが、大江戸は夏休みを利用してようやく行って来ました。

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六本木ヒルズで映画を観てから、最近新装開店したというアマンドの前を通り、

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バブルの象徴「ロアビル」の前を通ると、うーむ、解体準備って感じに囲われておりました。

Dsc_1550_copy_576x768 10分ほど歩くと、麻布台ヒルズ。ただ、ここってビル一棟だけではなくて、あれこれ広い複合施設なんですよね。

Dsc_1562_copy_1024x768 メインのタワープラザの中は高級な空気。リッチなブランドショップがゆったりと配置され、いかにもお金持ち仕様。その中をビューティフルな方々が闊歩していて、ちょっと気後れしちゃう感じでした。森ビルさんの数あるヒルズの中でも、一番のお金持ち仕様だと思います。でもエレベーターホールの吹き抜け具合だとか、クラシカルなデザインや優美な曲線が本当に素敵です。明るすぎない照明もいい感じですね。

Dsc_1551_copy_1024x768 で、ビルを出ると中庭がまた素敵。

Dsc_1561_copy_1024x692 池や川をしつらえてあるのが、いいんですよねー。

Dsc_1559_copy_1024x692 やはり水があると落ち着きます。

Dsc_1552_copy_538x768 あとは奈良美智の彫刻なんかもあるのです。

Dsc_1558_copy_1024x668 ガーデンの奥には、霊友会の特徴的な黒屋根とか、東京タワーなんかも見ることができます。

Dsc_1554_copy_1024x768 ジャンプ台のようなスロープになっているのは、果樹園だそうです(ここには入れません)。

Dsc_1560_copy_1024x694 ここのベンチはこんな感じ。長野や岐阜の方の、茶巾型の栗きんとんのようですね。

Dsc_1556_copy_1024x7682 地下にも高級食料品があるなど、さまざまなゾーンが広がっていて、さすがは社長比率が日本一高い港区ならではの、ハイソなヒルズなのでありました。庶民は一回見ればいいかなー。

Dsc_1564_copy_1024x761 これ、エリアが広がっておりまして、神谷町方面は最後の写真のような感じ。もちろん、オフィスや住居もたっぷりあるのです。『街を作る」っていうスケールの大きさが、まさにヒルズ、まさに森ビルさんなのでありました。

 

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2024年8月14日 (水)

「ゴジラ博」in 東京ミッドタウン日比谷    #ゴジラ博 #東京ミッドタウン日比谷 #ゴジラ #ゴジラマイナスワン

Dsc_1579_copy_768x760 昨日開幕した『ゴジラ博 in 東京ミッドタウン日比谷』(~9/1)に行って来ました。「ゴジラひろし」ではありません。「ゴジラ博(はく)」。6FにあるBASE Q HALLでの開催。

Dsc_1564_copy_679x996 10時~15時までは時間指定制のネット予約(場合によっては当日券が売られる場合もあるようです)。16時以降は当日券(200円高い)によるフリー入場となっておりましたが、本日会場に午後3時ごろ行ってみると、16時30分以降の入場ってことになっておりました。

Dsc_1565_copy_768x569時間をつぶしてから16時半少し前に着いて、20分ほど並んで入ることができました。会場はお子様からシニアまで、さまざまな世代のゴジラファン(当然男性比率がやけに高い)でいっぱい。

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1954年の初代ゴジラから、『ゴジラー1.0』まで、東宝(企画監修)の力を得て、ゴジラまたゴジラです。メインは人間より少し大きい着ぐるみやスタチューたち。

Dsc_1568_copy_682x996 ゴジラのみならず、メカゴジラ(50周年)やキングギドラ(60周年)も展示されております。

Dsc_1569_copy_768x561 でも基本的に『ゴジラ博』なので、モスラやラドンまでは出ておりませんー(ゴジラ映画のポスターの中には出てますけど)。

Dsc_1570_copy_520x996 まあ、これまでに『特撮のDNA』展で見た物も多く含まれておりましたが、それはしょうがないですね。

Dsc_1572_copy_725x996 『シン・ゴジラ』のようにCGで作った作品でも、宣伝用のスタチュー(立像)があるので、展示されております。アニメ版ゴジラも同様です。

Dsc_1573_copy_768x541 今回は、ローランド・エメリッヒやギャレス・エドワーズなどのハリウッド版ゴジラだとか、日本のアニメーション映画版ゴジラについてもカバーしているところがさすがです。網羅してます。

Dsc_1575_copy_768x695 会場最後にある『ゴジラー1.0』の大ジオラマが、やはり本展のハイライトでしょう。

Dsc_1576_copy_768x996 ジオラマの下部からあおりながら、スマホを使った移動撮影ができるような仕掛けなんかもありました。

 

Dsc_1578_copy_768x731 グッズコーナーには、フィギュア、Tシャツ、アクスタ、クリアファイル、マグカップ、ノートなどなどのゴジラグッズが揃い、ファンの皆さんが群がってました。大江戸は買わなかったけどね(ガメラだったら買ったかも)。

 

(『特撮のDNA』展のときのレビュー ↓ )

展覧会「特撮のDNA」:東宝ゴジラの大集合: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

「特撮のDNA 東京タワーSOS」@東京タワー    #特撮のDNA #東京タワーSOS #ゴジラ #モスラ #メカゴジラ #東京タワー: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

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三の丸尚蔵館と皇居東御苑    #三の丸尚蔵館 #皇居東御苑 #松の廊下跡 #富士見櫓 #大手門

Dsc_1563_copy_768x513 ちょっと大手町に来る用があったもので、ついでに皇居・大手門を入って(警察の手荷物検査を受けて)、三の丸尚蔵館に初めて行きました。

Dsc_1564_copy_768x954 『いきもの賞玩』という展覧会(〜9/1)を観たのですが、全部で50作品程度の小規模展とはいえ、伊藤若冲の『動植綵絵 池辺群虫図』(細かい描写の妙!)などもありなかなかでした。

Dsc_1565_copy_561x1024 この尚蔵館は昨年秋に部分的にオープンしているのですが、全館完成は再来年なのだとか。

Dsc_1566_copy_768x526 館の前にあるプレハブが現在は仮のミュージアム・ショップなのですが、売っているものが普通の美術館の半額ぐらい。ポストカード60円とか一筆箋400円とかクリアファイル300円とか。逆に、「これぐらいが適正価格だよなあ」とか思ったりもしました。

 

Dsc_1568_copy_768x559 で、出た後は坂を上って皇居本丸方面に進みます。大きな石垣に江戸時代を感じたりしながら、当時からの建物を見つつ進みます。

Dsc_1569_copy_768x546 日本人、ほとんどいません。ほとんどが白人系の観光客の方々。まあ、尚蔵館に入らなけれぱタダで見られる観光地てすからね。

Dsc_1571_copy_768x527 美しい枝ぶりの松も植わっています。坂を上りながら、そうだよねえ、江戸城の中にもこういう高低差があるんだなよねえと感じつつ、進みます。

Dsc_1573_copy_768x477 「松の廊下」跡もありましたー。「忠臣蔵」好きとしては感激です。と言っても、ただ石碑があるだけなので、想像の翼を羽ばたかせるのも結構難しいのですが…。まあ、しょうがない。

Dsc_1574_copy_768x952 そして富士見櫓(やぐら)。おお、時代劇だあ、江戸城の一部だあと、多少の感銘を覚えます。本丸地区に現存する唯一の櫓で、遺構としては一番古いものだそうです。

本丸地区を全部見たわけではありませんが、暑かったこともあり、まあこんなところで。Dsc_1575_copy_768x576 大手門前のお堀は涼し気な水を湛えてくれていると良かったのですが、なんと緑の藻でびっしりなのでしたー。

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2024年8月13日 (火)

久方ぶりの末廣亭    #末廣亭 #新宿末廣亭 #末広亭 #春風亭昇太 

Dsc_15672_copy_1024x774 新宿の末廣亭で12時から4時15分の昼の部を見ました。コロナ以降一度も行ってなかったなあ、と調べてみたら2019年以来5年ぶりだったのです。たっぷりの落語の合間に、漫談、コント、紙切り、浪曲なども楽しませていただきました。

今日は2階席まで大入り。大江戸は開演を1-2分過ぎて入場して、1階サイドの桟敷席(畳敷き)でした。しかしながら、実は今右膝裏の腱を痛めているので、そしてもともとあぐらは苦手なので、体育座りを基本としながらずーっと長時間、体勢を変えながら苦闘しておりました。ずっと斜めの姿勢で高座の方を見ているので、しまいには首や肩も痛くなってくるし。もっと早く来て、椅子席を確保すべきでしたー。

Dsc_1565_copy_522x800 でも今日の出しものには面白いのものが多く、満員の観客からしばしば爆笑が起きていて、演者の皆さんもノッてました。

かなり久々に見たらかなりご年配になっていた(あたりまえ)、コント山口君と竹田君もかなり笑えましたし、春風亭一門の若手の方々も生きのいい芸でかなり笑わせてくれました。

「浅草国際通りの三平ストアーでチーズと豆腐が抗争を繰り広げる」というシュールな浪曲の玉川多福さんが、ユニークかつめっちゃ面白くて、目からウロコでした(こんな浪曲もあるんだー)。観客からの拍手も一番多かったかも。

まあ、中には昔のまま時代に取り残されちゃった年寄りの噺家がいて、あまりにセンスが古くて全然笑えなかったりもしましたが…。だって、サングラスかけて石原裕次郎の『錆びたナイフ』と『嵐を呼ぶ男』をそれぞれフルコーラス歌うんですよ。それだけで、何のオチもないという…(唖然)。その後の「裕次郎」という語を使ったダジャレオチにも唖然。お客さんの空気もかなりドン引きしてました。しかもこの人、声が小さすぎて、末廣亭の音響設備だとあんまり聞こえないのです。そろそろ隠居なさった方がよろしいんじゃないでしょうかねえ。

Dsc_1568_copy_1024x800 トリ(主任)は春風亭昇太師匠。30分の持ち時間の半分が枕だという…(笑)。でも、がっちり客席をつかんで、どっかんどっかん笑わせてくれました。この人も貫禄がついてきましたね。

只今、絶賛夏休み中お大江戸ですが、特に旅行とか行かないときには(今回がそう)、だいたい都内散策と映画鑑賞とJリーグ観戦と末廣亭ってのが定番です。今日は久々に大笑いできて、満足です。

5年前のレビューを探してみたら、なんと昇太師匠がトリだってのを含めて、同じような感想をもっていたことに我ながら驚きました。うーん、ぶれない大江戸です(進歩がないってわけではありませんからね)。

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2024年7月28日 (日)

進撃のドクターペッパー    #ドクターペッパー #DrPepper 

Dsc_1533_copy_454x600 長年のドクターペッパー・ファンの大江戸です。いや、そんなに飲んでるわけじゃないんですけど、あの独特のチェリー系風味がかなり好きなのです。で、この記事( ↓ )を読んで嬉しくなりました。

https://president.jp/articles/-/84097?page=1

いやー、さすがソーダ飲料の本場アメリカ。わかっていらっしゃいます。そうですかー。ペプシと並びましたか(むしろ微妙に勝ったけど)。まあ、無理せずにそこらへんで十分だと思います。

ドクターペッパーと聞くと全く受け付けないようなアンチも多いと思うのですが、根強いファンが隠れ切支丹のごとくそこかしこにいることも、大江戸は経験的に知っております。たしか「3回飲むとクセになる」なんて昔のキャッチフレーズがあったんじゃなかったかな。桂花ラーメンかっ?!(←わかるやつだけわかりゃいい)

Dsc_1534_copy_353x600 大江戸はドクターペッパー以外のクセ強飲料も好きなのです。チェリーコークとか、アメリカで売ってた「Tab タブ」(今もあるの?)だとか、飲むサロンパスこと「ルートビア」とか…。

以前はかなり長い期間、ウェンディーズでドクターペッパーを扱ってたんですよね。それがなくなって久しい今、こんなニュースが目に入りました!

ドクターペッパーがバーガーキングのメニューに仲間入り 「始まったな」「神の飲み物」とファン歓喜(1/3 ページ) - ねとらぼ (itmedia.co.jp)

さすがだ、バーキン。やるね。

それにしても、ドクターペッパー生みの親のチャールズ・アルダートンさんって、働いていた薬局の、薬剤が混ざり合った匂いをソーダで再現しようと思ったってことなんですけど、何なんですかね、その発想。まったくどうかしてるぜ!

日本ではこの夏、なぜか自販機の350ml缶はこれまでよりも拡大されたようですが、昨年まであった500mlペットボトルを見かけなくなりました。なあに、これまでにも数々のアップダウンを繰り返して、しぶとく生き残ってきたドクターペッパーです。今回も米国の好調を受けて、すぐに復活することでありましょう。

と、ここまで書いて、そういえば以前にもドクターペッパーのこと書いたかもと思って調べたら、やっぱりありました( ↓ )。6年前なのに忘れるなって話ですよね。はっはっはっ。

ドクターペッパー讃歌: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

 

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2024年7月27日 (土)

パリ五輪の開会式が斬新!    #パリオリンピック #パリ五輪開会式 #開会式 #入場航進 #セーヌ川のメタルホース

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パリ五輪開会式、朝のテレ朝で途中からと、昼のNHKの編集版を録画して見たのですが、後者が各国の入場を延々と撮ってる割には、肝腎なイベントの数々をほとんど紹介せずでドイヒーでした! 各国入場が終わったら、すぐに聖火点火そておしまいだもの。その後に続いたセリーヌ・ディオンの「愛の讃歌」もカットだし。音楽に関しては、レディー・ガガも炎のピアノの「Imagine」もカットでした。何と言っても、最高に素晴らしかった「夜のセーヌ川を滑走するメタルホースに乗った騎士」(夢幻的!)が一切出てこなかったってのが、大江戸にしてみればあり得ない編集です。

それはそうと、パリの街全体を使った(映像時代の)開会式自体は素晴らしかった! セーヌ川の入場行進、いや「入場航進」はさすがに途中から飽きましたけど、斬新。パリの建物を使った様々なショーも素敵でした。何よりフランス人にこだわらない国際性が奏功していて、レディー・ガガとかセリーヌ・ディオンとか、モハメド・アリとかナディア・コマネチとかいろいろ出てました。そして最後のランナーが男女二人ともアフリカ系フランス人だってのも、時代を感じさせましたね。

とにかく「発想の自由さ」と、「形にするときのセンス」を強く感じました。さすがはフランスと言うべきでしょうか。

Dsc_1518_copy_577x550_20240727225701 翻って3年前の2020東京大会は、今思い出しても恥ずかしいですね。劇団ひとりだもんなー。渡辺直美さんに豚の格好をさせて面白いと思うようなセンスの人たちが作っちゃったからなー(当初プランからの変更で)。良かったのはドローン・ショーと競技ピクトグラムのパントマイム(しょぼかったけど)だけでした。

こうして比較すると、日本がいかにダメな国になっちゃったかが身にしみてわかります。まあ、そんな偉そうな評論家みたいな事を言っても、問題が改善されるわけでもないので、あとはアスリートたちを応援するとしましょうか。

何しろ、前回大会のときは、始まる直前も始まってからも、(開催反対派の影響もあり)各メディアがみんな及び腰で、自国開催なのにメディアで取り上げるのは悪みたいな空気になってましたからねえ。無観客で盛り上がらなかったということもあり、まさに呪われた大会でした。今回は各メディア、元に戻った露出量ですね(時差もあるので、配信系がますます伸びるんでしょうけど)。

まあ、オリンピックが嫌いな方がいるのはしょうがない。考え方は人それぞれ。ただ、絵画や音楽や映画のように、それぞれの分野の頂点の人たちが世界を楽しませたり興奮させたりする機会は、できるだけ多い方がいいと思うのです。オリンピックは一番大きな規模で、世界の共通言語として、それができる。交流や相互理解の裾野も広がる。そういった事から国と国との間の理解が始まったり深まったりして、差別や憎しみも無くなる方向に向かえばいいなと思うのです。今大会の開会式で、ジョン・レノンの「Imagine」が使われていたことが示すように。

(ちなみに前回大会の開会式はこちら ↓ )

東京オリンピック開会式と女子サッカー2戦目   #東京オリンピック #開会式 #サッカー女子日本代表 #日本対イギリス: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

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2024年7月 7日 (日)

今年もおかしな七夕短冊    #たなばた #七夕のおもしろ短冊 #たなばた短冊 #京王線が遅れませんように

近年お伝えし続けているたなばたのオモシロ短冊。

昨年のはこちら ↓

七夕のおもしろ短冊    #七夕の短冊 #七夕のおもしろ短冊 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

おととしのはこちら ↓

七夕と交通安全のことば    #七夕飾りの短冊 #短冊に書かれた言葉 #交通安全ポスター #お酒で人生終了: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_1431_copy_552x765 今年はちょっとインパクトに欠けたかなあ…

まずは、「野田センパイと付き合わせて下さい、マジで」。 つきあえるといいですね、マジで。

 

Dsc_1432_copy_580x909 続いて、「パパの調子が良い日が多くありますように」。 体調なのか、気分なのか、いずれにしてもほほえましいのか、ちょっと怖いのか、判断に悩むところです。

 

Dsc_1455_copy_420x789次も家族ネタで、「おねえちゃんがグズグズしませんように!」。 おねえちゃん、そんなにグズグズしてるんですかね? 妹からこう言われちゃ、立場がありませんね。

 

Dsc_1449_copy_343x617 ちょっと傾向を変えて、「カルティエがほしいです」。まあ、贅沢。これ、銀座で見つけたんですけど、さすがは土地柄ですね。

 

Dsc_1438_copy_440x673 そして最後に、「京王線が遅れませんように」。これ、京王線の某駅でやってる短冊コーナーにあったんですよ。太っ腹というか、しゃれてますよね。えらいぞ、駅員さん(まあ、駅員さんこそこう願ってるんでしょうし)。

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2024年7月 4日 (木)

都知事選2024、混沌の選挙公報    #都知事選 #都知事選選挙公報 #泡沫候補 #カワイイ私 #ジョーカー候補 #AIメイヤー #ドクター中松 #都知事選がカオス

2024都知事選のおかしな候補者たち。これまでに紹介した「ポスター篇」「政見放送篇」に続き、今日は最後の「選挙公報篇」です。

(ポスター篇)

都知事選の衝撃的ポスター    #都知事選 #都知事選ポスター #泡沫候補 #ぱんちゃん璃奈 #らぶみ #Sasuke #よしき坊とら坊 #忠臣蔵義士新党 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

(政見放送篇)

都知事選2024のオール怪人総進撃    #都知事選 #都知事選政見放送 #都知事選選挙公報 #泡沫候補 #ジョーカー候補 #カワイイ私 #覆面候補者 #友だち以上将軍未満 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

Dsc_1440_copy_720x960 はい、まずは例の「カワイイ私」の内野愛里氏。LINEのお友達登録してほしいそうです。QRコードでかいっすね。顔写真、整えてますね。

その下の桑島康文氏の「核融合党」ってのも強烈ですね。「数百種類の核融合で世界を豊かに」って、…本当ですか?

 

Dsc_1441_copy_720x960_20240704215501 その次も強烈な人。例の“ジョーカー”=河合ゆうすけ氏です。一夫多妻制への強い思いが感じられますね。一妻多夫制に関しては、どう思っておらっしゃるのでしょうか?

 

Dsc_1445_copy_1280x426 こうなるともう何だかわからない人。いや、人かどうかすらよくわかりません。「立候補者募集!」って、これ候補者じゃなくて「党」みたいなものなんですか?? いやー、カオスです。

 

Dsc_1446_copy_1280x417_20240704222301 それならと古典的な泡沫候補に目を転じると、なんかホッとしますね。忠臣蔵義士新党の小野寺こうき氏ですポスターと違って、兜かぶってませんね。古典的なのに、QRコードが家紋より大きいです(笑)

 

Dsc_1443_copy_1280x547 ドクター・中松も96歳ですって。写真見ると、ずいぶんやせちゃってますね。ポスターの写真はこれまで通りだったのですが…。さすがにもうフロッピーディスクの発明者だってことは書いてありません。今、フロッピーって言っても、若い人わかりませんもんね。さっき気がついたんですけど、「ドクター中松」じゃなくて「ドクター・中松」なんですね。」「・(なかぐろ)」が入るんですね。新発見!

 

Dsc_1445_copy_1280x454 こちらの尾関あゆみ氏は、ポーカー党ですかー。選挙に出るのに最低300万円使って、いったい何が目的なんだろう?と思ってしまいます。ポーカーを普及させて、どうするつもりなのでしょうか?

 

Dsc_1442_copy_1280x960それはこの人にも言えることであって…、アキノリ将軍未満氏はこうおっしゃいます---「愛す、日の本の“あはれ”なるvibes」。おー、vibesと来ましたかー。将軍未満って、水戸光圀公ですかね(先の副将軍)。

 

Dsc_1444_copy_1280x471 こちらの方は、いやー、濃いです。澤重実氏。似顔絵も写真も濃いですぅ。「現役の織田信長」なんだそうです。「現代」じゃなくて「現役」なんですね。

 

Dsc_1447_copy_1280x824 今回の都知事選をひっかき回しているNHKから国民を守る党は、みんな同じフォーマット。候補者より立花孝志氏の方が目立っております。いやはや、なんとも…。

 

というわけで今回は14ページだての厚い選挙公報なのでしたー。

 

 

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