2019年4月10日 (水)

コンビニ・オーナー店主の過酷な現実   #クローズアップ現代 #コンビニ店主24時

たまたま見たNHK『クローズアップ現代』に釘付けになってしまいました。今日のテーマは、「密着!コンビニ店主24時 便利さの裏で何が?」。最近ようやく新聞などマスコミでも問題視されてきた、コンビニエンスストアのオーナー店主が本部から押しつけられている「24時間営業」の裏の過酷な労働の現実。そのダークサイドにメスを入れた力作でした。

1時間に4人とか7人しか客が来なくても、大雪で誰も来られなくても、過労で妻が倒れて救急車で運ばれても、店を閉めることを許さない本部の判断。契約を縦に取り、一方では本部からのヘルプ要員はほとんど送らない(まあ、現場レベルでは「送りたくても人がいない」ということなのでしょうけれど)という非情で理不尽な状況。

オーナー自身が週に3度の徹夜業務で、深夜のバイト賃金を削減して利益を残そうという努力をして、ようやく帰れるとなった時に、バイトが体調を崩して帰宅→結局その後もずっと働き続けたり、・・・最近の企業の過労死ラインの1.5倍ぐらい働いているというのですから、本当に涙なくしては見られないような…。オーナーなのに、まるで奴隷か鵜飼の鵜。

それもこれも、バイト人件費や光熱費などを払うのはオーナーで、人件費や光熱費の高騰だとか深夜に営業すれば逆ザヤでも、その損を被るのは全てオーナー側。本部は歩合制だから営業時間が長くて少しでも売上高が上がれば、その方が儲かるという構造なのです。そこがまず問題なのです。 ようやく社会的批判や大臣の要請を受けて、コンビニ各社も改革を始めているようですが、もう24時間営業にこだわる時代じゃないと思いますよ。都心で必要な場所は残せばいいのでしょうけれど、それ以外の地域はもっと柔軟に対応できれば良いと思います。セブンイレブンだって、もともと午前7時ー午後11時の16時間営業だったんじゃないですか。

いずれにしても、一部の人の大いなる犠牲で成り立つ社会というのは歪(ゆが)んでいて、いつかどこかにその歪(ひずみ)が噴出するものだと思います。サービス業の人たちへの過剰な要求やクレームというのは、どこか歪んでいると思いますし、客だから何を言ってもやってもいいってことはないと思います。お互いの仕事、お互いの立場を理解し、互いに感謝しリスペクトする姿勢が社会に満ちたら、それは誰にとっても暮らしやすい社会だと言えるでしょう。 考えさせられる番組でした。

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2019年3月16日 (土)

「きばいやんせ!私」:スバル座、閉館ですってね   #きばいやんせ!私 #夏帆 #スバル座閉館

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映画『きばいやんせ!私』は、鹿児島県南大隅町のいわゆる「ご当地映画」。主演は夏帆。彼女も27歳になったんですねえ。

20代前半は役の幅を広げようとしてか、かなりはすっぱな役とかビッチな役とかアクティブな役とか、要は彼女の柄に合わない役に挑んでいたのですが、『海街ダイアリー』以降は、柄に合ったナチュラルな役、おとなしい役、清楚な役を「らしく」演じることが多くなっています。

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で、本作ではビッチな夏帆とピュアな夏帆の両面が見られます。とはいえ、映画全体の2/3ぐらいまでは性格悪くて雑に生きてる女で、残り1/3はほぼすっぴんメイクの素直で天使のような夏帆に変わるのです。延々と30分ぐらいドキュメンタリーのように続くお祭り場面の間は、そのピュア夏帆モードで、最後にはまた(マイルドになってですけど)元のモードに近くなります。

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というわけで映画の2/3もの間、性悪メイクの性悪女としての出演なので、いくらなんでも夏帆が魅力的に映らない作品なのです。そんな主人公って・・・。

太賀はいつもながらに達者でしたし、「良くも悪くも」が口癖の榎木孝明も面白かったけど、映画はバランスを失した出来だと思います。大江戸はそもそも原案・脚本の足立紳を信用してないところがありまして・・・(『キネ旬』の連載小説が一向に面白くならなくてねえ)。

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ところで近年、「ご当地映画」と言えば、有楽町スバル座なのですが、きのう「スバル座が今年10月に閉館」ってニュースが出てましたねえ。

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うーん、そうなってしまいましたかあ。残念です。単館で低予算の日本映画をかけてくれる劇場として、貴重だったんですけどねえ。座席のネット予約ができない弱さとかがあったのかなあ。近くにTOHOシネマズ日比谷もオープンしちゃったからねえ。

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昔ながらのロードショー館らしく、従業員の女性は制服を着て、人数も多めです。近年は座席もシネコンタイプの広くゆったりとしたドリンクホルダー付きのものに替えられておりました。

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今や懐かしいスクリーンの緞帳やカーテンも昔ながらですが、近年は(上映の前後に開閉せずに)開きっぱなしでした(シネコンの影響ですね。まあ閉める必要もないわけですが)。上映前のアナウンス音声もレトロでして、あの声で「それでは最後までごゆるりとご鑑賞ください」とか言ってます。

昔は一戸建て(?)の大劇場だった時代もあるスバル座。大江戸はビルの中にある今の劇場しか知りませんが、ラストには名作の特集上映とかをやってもらいたいものです。

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2019年3月13日 (水)

ケムール人のTシャツその2   #ケムール人 #ケムール人のTシャツ

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昨年12月にケムール人のTシャツを買った話を書きましたが(↓)、ふふふ、別のやつも入手しちゃったのでございます。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2018/12/post-46ec.html

それがこちらの写真。怪獣Tシャツなどでもおなじみの「ハードコアチョコレート」さんの商品です。

色はまた黒。やっぱりケムール人は黒ですよね。恐ろしいモノクロの世界。 この画像は、夜の遊園地で巨大化した場面ですが、いやー、知らない人にはどういう映像なんだかよくわからないでしょうねえ。

『2020年の挑戦』・・・、ああ、もう来年は2020年ですもんねえ。

怪獣ファンとしても知られる、クレイジーケンバンドのギタリスト=小野瀬雅生さん(のっさん)のブログを先日見たら、なんとこれと全く同じものを入手なさっていました(大江戸の方が先でしたけど)。おそろです。 今度CKBかのっさんのライブに着て行こうかなー。

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2019年3月10日 (日)

ゴジラ検定、初級&中級受けました   #ゴジラ検定 #ゴジラ

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今日はいよいよ第1回『ゴジラ検定』の実施日でした。昨年末からテキストを買って、一通り勉強した成果が試されるのであります。

大江戸は初級と中級の併願。あ、でも会場も大半の人が併願って感じでした。

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東京会場は高輪の東海大学。そばには、有名な高輪の消防署(日本榎出張所)があります。レトロなんだけど、ち尖塔がちょっと東宝特撮映画の味を漂わせております。

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さらには、門の前には「虎屋(とらや)」なる和菓子・羊羹のお店(あの「とらや」=虎屋黒川とは別ものだそうです)。日曜だから閉まっているのかと思ったのですが、調べてみると残念ながら長期休業?中のようですね。本当に素敵な、類例の少ない建物なだけに惜しいです。

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気を取り直して検定のことですが、100人以上受験できる教室をいくつも使ってやっておりました。全体では何人が受験したのでしょうね(大阪会場もあったそうですし)。

受験者はほとんど男性で、女性は1割程度。小学生から60代ぐらいまで幅広くって感じでした。さすがに70代以上は(小生は)お見かけしませんでした。

マークシート方式の4択で、初級も中級も各100問。試験時間は各1時間です。

テキストに模擬試験が載っていたまんまの問題もありましたが、え?こんなのテキストに無かったじゃんってな問題もありまして、さすがに100問もあると多種多様であります。まあ初級は40分弱、中級は40分強で終わったので、あとは時間まで見直しをしたり、自分の答えを問題用紙に転記したり、アンケートを書いたりしておりました。

試験の記念グッズも販売してましたが、行列が長かったのと、特に買いたい物も無かったのでパス。会場にはもっと報道の人とかいるのかと思ったのですが、誰も来てませんでした。

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手応えですが・・・概ね65%以上正解で合格という初級はたぶん大丈夫だと思うのですが、それよりも難しい問題で概ね70%以上で合格という中級は、きわどい線かと思います。

家に帰ってからテキストやネットで正答を調べてみたのですが、うーん、実にきわどいです。ギリギリのライン。あとは正答がはっきりわからなかった数問がどうなってるのか次第。さて、どうなりますことやら。

結果発表は5月の中旬だそうです。ずいぶん先だなあ・・・。

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2019年2月26日 (火)

パンダぐったり   #パンダ

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有楽町駅前にて。

どうしたんだ、パンダ。

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どうしちゃったんだ、パンダ(胴も足も長すぎるし・・・)。

これがほんとの「たれぱんだ」なのか??

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2019年1月15日 (火)

大久保-早稲田-雑司ヶ谷ランと、走ることについて  #ランニング #都内を走る #なぜ走る

2月17日の青梅マラソン(30㎞)まで、あとひと月ちょっと。おととしの東京マラソン以来久々にレースに出るので、何とか完走できる程度に調整しようと、昨日は2時間45分程都内を走りました。

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自宅からまずは新宿まで3-40分かけて走りまして、その後は大久保/東新宿あたりから明治通りに入って、西早稲田から雑司ヶ谷方面へ。

都電荒川線(最近は「東京さくらトラム」とか言うんですよね)の新しい車両。おお、休日は今でも正面に国旗なんかつけて走るんですね。

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雑司ヶ谷墓地のそばまで来ての折り返し。すぐそばの鬼子母神をお詣り。この界隈は、『獣になれない私たち』のロケで使われていたんですよねー。

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境内にある駄菓子の上川口屋さんは、いまだ健在でした。

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冬場の神田川は寒そうです。高田馬場の南の方。

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おお、早稲田松竹だあ! 学生時代は何度も訪れた名画座が、いまだに同じ平屋一戸建てで存在し続けているとは、嬉しいじゃありませんか。すごいなあ。

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そして大久保公園を抜けて、少し迷いながら大久保へ。うわー、凄い人だかり。歩道がほとんど人でぎっしり。歩きにくい状況でした。若い女の子率が異様に高くって、特にブームのホットグ屋さんの前には、長蛇の列! 大久保~新大久保は近年ネパールの進出がめざましいって聞いたのですが、いやいややっぱり韓国です。だって、住宅街の狭い道にまで女の子たちがあふれてましたもん。びっくりです。

てなわけで、ゆっくりのランでしたが、調整は順調。今や、スピードだ記録だはどうでも良くて、とにかく無事完走したい気持ちだけです。なぜ走ってるんだろう?と考えると、最近はシンプルに答えが出て来ます。健康管理と体型維持のためなんですよね。やっぱり少しは走ってないと、体重や体脂肪が増えちゃいますし、筋肉を衰えさせない効果ももちろんあります。そして、体のためにも、体と密接につながっている心のためにも、適度に走るってことは良いことです。精神的にちょっと参ってる時に走ると、重苦しいモヤモヤが確実に汗と一緒に流れ出ていきますもん。 ただ、走り過ぎたり、無理をしたり、何かを目指したりするのは、かえって心にも体にも良くないので、それはもうやめています。「楽しく、ゆっくり、少しだけ」、これからもそういうスローガンで走って行こうと思っております。

じゃあなぜレースに出るのかというと、基本は出なくてもいいんですけど、1年に1回ぐらいレースで普段走らない長距離を走るようにしておかないと、それに備えた練習もしなくなるし、そうすると短い距離のゆっくりジョグばかりになって(おまけに走る頻度も少ないもんだから)、現在の体や筋力をキープできなくなるからなのです。少しはちゃんと走る(練習する)ためのモチベーションとして、なのですね。まあ、そんなもんは年に一度ぐらいってことで(十分とは言えないにせよ)手を打ちたいと思います。

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2019年1月 3日 (木)

代々木公園界隈をラン   #代々木公園 #ルイ・ヴィトン #家康、江戸を建てる #国立代々木競技場 

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昨日、今日と恒例の箱根駅伝をやってるわけですが、大江戸は駅伝ってものに全然興味がないので、昨日はTVを尻目に家の近所を20分ほど走り、今日は代々木公園界隈まで往復1時間コースで走って来ました。

いつものことですが、2月には青梅マラソンがあるので、(いくらサボリ・ランナーとは言え)年明けからは少しは真面目に、長めに走ってみたりするのです。

Dsc_3327ただ、正しい日本の正月の過ごし方として、朝からおせちやお雑煮に合わせて、お屠蘇1杯と缶ビール1本を飲んだ後だったので、心肺停止になったりしないように、ゆっくりと(ま、普段とそんなに変わりませんが)走りました。

代々木公園は冬枯れの景色。でも陽光の下、人々が平和そうに過ごしておりました。

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『キャッチャー・イン・ザ・ライ』のホールデン・コールフィールドは、「セントラルパークの池の鴨たちは、冬場に池が凍るとどこに行くのだろう?」とか心配していましたが、代々木公園の鴨(?)たちは、今のところ大丈夫です。

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そのお隣は原宿駅、そして明治神宮なんですけど、まだ大勢の参拝客でごった返しているんでしょうねえ。

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明治神宮の対角線側の線路際に、こんなルイ・ヴィトン仕様の建物が建築中のようでした。ここ、確か国土計画か何かじゃなかったかなあ。

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なにしろこんな感じですからね。すごいでしょ。

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で、その向かい側の国立代々木競技場の前に、何かが積み重なっております。

よく見ると、石垣用の石がどっさりあるのでした!

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一つ一つにナンバーリングがしてあったりして、なかなか見られない光景でした。うーん、『家康、江戸を建てる』みたいですねえ。

そういえばNHKの二夜連続ドラマ『家康、江戸を建てる』は、原作小説の持つ『プロジェクトX』的な良さを生かさずに、勝手に付け足したドラマ部分の出来が良くなくて、がっかりでした。

この体育館、現在耐震工事中でして(そういえば、正月はよくジャニーズの公演とかやってたんですけどねえ)、その一環で石垣も安全なものに造り替えるのでありましょう。

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青い工事囲いに覆われて、工事中なのであります。妙にきれいな色。

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そのお隣ではNHKを背景に、FC東京のサッカースクールをやっておりました。へー、こんな所でやってるんだー。未来のJリーガーが出て来るのかも知れませんね。

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2019年1月 1日 (火)

平成最後の年明け

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旧年中は『大江戸時夫の東京温度』をご愛読いただき、誠にありがとうございました。

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2019年もどうぞよろしくお願いいたします。

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平成最後のお正月ですね。平成最後の元日でもあります。これからはもう「平成最後の」が、使いたい放題ですね。 

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お写真は恵比寿ガーデンプレイスですが、今いるわけではなくて、12月29日のものです。あしからず。

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ともかく、良い年になりますように!

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2018年12月28日 (金)

萬金と慶楽の閉店    #萬金閉店  #慶楽閉店

_20181225_131525中央区の新富町に、「萬金」という中華屋というか定食屋というかみたいな店があります。古典的な店です。小生は見ていなかったのですが、ドラマ『ロング・バケーション』に登場して、キムタクや山口智子が「萬金集合~」とか言ってた店だそうです。

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縁あって、しばしばここで昼食を食べていました。特に紙を貼りだすとかではなかったのですが、今月初めに常連さんと店のおかみさんとの会話で、12月27日に遂に閉店と知って、軽くショック。

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うーん、残念です。しょうが焼きとかカツライスとかがおいしかったんですよねー。なにしろ日本橋日山の肉を使ってましたから。また、カレーを普通のラーメンにぶっかけただけの「カレーそば」や、目玉焼きをのっけたポークソテーのファンも多かった店なのです。

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最後の数日は凄い混雑で、店の前に行列ができておりました。そうなると、行列嫌いの大江戸としては、もうあきらめちゃいました。閉店を知ってから、カツライスとチャーシューメンは食べたのですが、最後にしょうが焼きライスをと思っていたのが果たせずに終わってしまいました。だって最終日の開店10分前に通りかかりましたが、30人以上の行列でしたから。無念です。

_20181228_225925で、ラストデイから一夜明けて、今日の昼時にチェックしたら、のれんが内側に入って扉が閉まってるだけで、何の貼り紙も出てませんでした。まあ、そこらが「らしい」といえば「らしい」ところなんですけどね。

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そして、今日たまたま有楽町というか日比谷というかを歩いていたら、古典的な広東料理の店「慶楽」の前に行列が! もしやと思って見たら、やはり「今日で閉店」なのでした! こちらも軽くショック。

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店頭の貼り紙を見ると、昭和25年からの店だったんですね。68歳かあ。

作家や出版業界の人に愛された店でした。かの池波正太郎先生もファンだった店です。小生が最後に行ったのは2年ぐらい前かなあ。

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真面目でまともなお店が立ち行かなくて、どんどん消えて行っちゃう淋しい時代ですね。こういう店って、ある種の「文化」ですのに・・・。そこらがおかしいよねえ、日本。

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2018年12月23日 (日)

「アリー スター誕生」:クーパーのスローな芝居が残念   #アリー #スター誕生 #レディー・ガガ

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映画『アリー スター誕生』は、この「正月映画」(というのもほとんど意味をなさなくなってきましたが)の中で、邦画『来る』と並んで期待していたのですが、物足りない結果に終わりました。両作とも予告編が最高だったのに、本編がそれに追いついてないというか、そこを超えられなかった作品です。

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過去の3つの『スター誕生』の中で、1976年のバーブラ・ストライサンド&クリス・クリストファーソン主演版に近いわけですが、ライブ会場の空撮なんかもあった’76年版の方が、音楽の見せ方とか楽曲の良さとかにおいて上だったと思います。アリーがプロで成功したあたりであと1~2曲、キャッチーな名曲が欲しかったですね。

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今回の問題点は、ブラッドリー・クーパー(製作も脚本も監督も主演も歌もみーんなやっちゃってること。それゆえに、’76年版に較べても男の方の比重が高まっております。そして演技者としてのブラッドリー・クーパーが、たっぷりと「間(ま)」を取って演じる芝居を、じっくりと見せていくので、特に後半はしんどいです。イライラするほど芝居がスローで、シーンが長くて。 『ボヘミアン・ラプソディ』のテンポを見習ってほしいものだと思いました。 練習の成果で、弾けて歌えるミュージシャンになっちゃったのは凄いんですけどね。

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てなわけで、本作で評価すべきはやはりガガ様の方。演技もちゃんとできるし、やはり個性の強度があります。魅力的です。歌唱力については、言うまでもありません。彼女の「鼻」が必要以上に何度も強調されていたのは、’76年版のバーブラの鼻へのオマージュなのかしらん?

そして久々に見たサム・エリオットが、(油っ気が抜けて)渋くてカッコよかったです。

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