2020年4月 3日 (金)

映画館が大変だあー   #映画館 #シネコン #映画館が大変 #映画館原理主義者

15859214069542_20200403225801 今日の日経夕刊の映画スケジュール(広告)。

なんだかわかりませんね。一部を拡大すると…

 

_20200403_225552 はい、あすあさっての土日は休館です。先週に引き続き休館です。春休みの稼ぎ時なのに休館です。

 

みんなそうです。ここに出ていないけど、TOHOシネマズだってピカデリーだって、あそこもあちらもあの館でさえも休館です。逆にここに出ていて、あすあさっても通常営業のシネスイッチ銀座、ギンレイホール、K'S CINEMAすげーな!って感じです。

映画自体も公開延期が次々と出て(そりゃそうですよね。今公開しても後悔するだけですもん←だじゃれ)、上映しててもまったくガラガラの状態ですもん。でも、大江戸がまだ行ってた頃も、映画館はソーシャル・ディスタンスがしっかり取れていて(館によっては、座席を一つおきにしています。それ以前にガラガラの所も多いので)、換気も強化して薄ら寒いほどで、みんなマスクしてるし会話もないし、電車内やスーパーマーケットよりもよっぽど安全だと思いましたけどね。映画館、日銭が入らなくて(小さい館、独立系の劇場ほど)ピンチだと思います。

15859239236050 TOHOシネマズ日本橋が緊急対応で、『ローマの休日』『ジョーズ』『E.T.』『ゴッドファーザー』などのテッパン旧作上映(+近過去の人気作上映)で乗り越えようとしてるタイムテーブルをネットで知って、驚きました(「午前十時の映画祭」何週分だよ!とネットでツッコまれておりました)。

 

ああ、いつになったらもとに戻るんでしょうかねえ。映画のあるあたりまえの日常のありがたさ、かけがえのなさを痛感する今日この頃。特に、テレビやPCのモニターじゃ納得いかない(もちろんタブレットやスマホじゃダメダメ)「映画館原理主義者」であるところの大江戸には、辛いところです。

 

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2020年4月 1日 (水)

ウイルス映画のこと   #ウイルス映画 #ブルースウィリス #復活の日 #カサンドラクロス #アウトブレイク #コンテイジョン

こんな時期だけに、ウイルスを題材にした映画の事を思ったりもします。『ダイ・ハード』とか『シックス・センス』のことじゃありませんよ。あの方はよく「ブルース・ウイルス」と誤記されておりますが、もちろん「ブルース・ウィリス」(Bruce Willis)です(と一応ボケておきます)。

例えば『復活の日』(1980)。言わずと知れた小松左京原作のSF。深作欣二監督が角川映画の大作として作りました。その海外タイトルは“Virus”=ウイルス です。主人公の草刈正雄がボロボロになって、杖をつきながら夕日の前でこっちを見るカットが有名ですね。あの草刈は、今にして思うと『なつぞら』の泰樹じいさんみたいです。調べなおしたら、あのウイルスは最初「イタリア風邪」ってことになっていたそうで…。うーむ。

例えば『カサンドラ・クロス』(1976)。2月に横浜港停泊中の客船ばかりがクロースアップされていた頃には、上下白の防護服とマスクで作業する人たちを見て、この映画を連想しました。乗り物の中に隔離された状態での、乗客たちの不安とか…。

そして『アウトブレイク』(1995)。“Outbreak”とは爆発的な感染のことなので、まあオーバーシュートみたいなもんですね。この作品、勉強になります。当時出始めのCGを使って、クシャミによって細菌が伝播していく様子が、よーく実感できます。ま、後半は普通のハリウッド流アクション映画になっちゃうんですよね(後半だけじゃないけど)。

あとスティーヴン・ソダーバーグ監督の『コンテイジョン』(2011)ってのがあるのですが、大江戸は見逃しております。予告(↓)を見ると、まさに今の状況っぽいので、今度の休みにでも見てみようかしらん。

https://youtu.be/fd8L-LC-QEM

 

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2020年3月27日 (金)

「レ・ミゼラブル」:仁義なき戦い   #レミゼラブル #ラジリ

002_20200327233301 映画『レ・ミゼラブル』は、同名のあの映画とはまったく(というか、「ほぼ」)関係のない現代劇。これ、Bunkamuraル・シネマあたりでも公開されているのですが(もっともル・シネマはコロナ対策の閉館で出遅れましたが)、タイトルで観ちゃった松濤の奥様方がいたとしたら、びっくりしちゃったことでしょうね。という感じにハードなギャングスタ映画です。

冒頭にはFIFAワールドカップ2018年大会の優勝で歓喜に沸くシャンゼリゼの光景が出て来ますが、その後はパリ郊外のモンフェルメイユ。多民族が暮らす、貧しく治安の悪い地域です。そこでの警察の犯罪防止班と、いくつかのチームの抗争を描いていきます。また、ラ・ジリ監督がこのモンフェルメイユの出身で、実体験に基づく話だそうですから、迫真の力があるのです。

 

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とにかく描写がリアル。手持ちで揺れのある不安定なカメラがまたリアル。『仁義なき戦い』の方法論と共通するものがありますね。低予算ならではのほぼ素人俳優たちの面構えや雰囲気もまたリアルです。で、そいつら(警察から子供まで)がハードな「仁義なき抗争」を繰り広げるものですから、リアルにハラハラドキドキします。かなりの緊張感が全編を覆っています。そして怒りや憤りの感情が、所々で湧きあがります。「恐るべき子供たち」でもありますね。

 

008_20200328000101 というわけで、確かに現代の様々な問題を活写した作品です。昨年のカンヌ映画祭で、ポン・ジュノの『パラサイト』とパルムドール(最高賞)を争っただけのことはありますね(こっちは審査員賞になりました)。大江戸的にはむしろこっちの方が、衝撃作ですし、評価も上です。「人間ってやつは…」と思わざるを得ません。これじゃあフランスじゃなくて「腐乱臭」ですよ。

ラストの断ち切り方もまたクール。終盤の衝撃的な熱を、クールに深く心に落とし込むラストなのでした。

 

 

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2020年3月23日 (月)

「ジョン・F・ドノヴァンの死と生」:マイルドな通俗版ドラン   #ジョンFドノヴァンの死と生 #グザヴィエドラン 

002_20200321230301 映画『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』は、グザヴィエ・ドラン初の英語作品であり、スターたちがキャスティングされたハリウッド映画。どうなることかと思いましたが、うーん、あんまり良い結果は生まなかったような…。

自分の体験に基づいて、ひりひりするような家族関係や人間関係を描き、とことんアンハッピーで、気分が重くなるような胸が詰まるような思いをさせるのがドラン映画の持ち味。ですが、今回は実体験に基づく家族関係、人間関係を描きながらも、アンハッピーでありながらも、どこか「よくできた物語」であり、素直に感動できるような作り。その分、ドラン的な暗さやエッジは影を潜め、むしろマイルドな円熟味を醸し出しております。または「角を矯(た)めて」しまった状態。

 

009_20200323224201 それをドランの成長と取るか、妥協あるいは老化と取るか、難しいところではあります。ナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツといっハリウッドのスターを使って、きっちり仕上げた手腕はやはり評価に値すると思います。でも、通俗の罠にはまっていることも確かですよねー。雨の雑踏、『スタンド・バイ・ミー』が高鳴って感動の母子再会なんて場面は、あまりにもありきたりで通俗で、ちょっと驚きました。グザヴィエ・ドランがこんなことを…。

でも基本的にはドランって、話術が達者ですよね。脚本を含めて、うまいです。映像も「いい絵」が撮れてるし、映画としてのレベルが高いのです。

 

005_20200323230201 主人公の少年に『ルーム』や『ワンダー 君は太陽』のジェイコブ・トレンブレイを起用してますが、いやー、この子実に達者。見事なもんです。 もう一人、大江戸が助演女優賞ノミネートしたいぐらいだと思ったのは、ルポライター役のタンディ・ニュートン。くるくる変化する表情を含め、(座って話を聞いてるだけの役なのに)演技の引き出しが多いと感じました。彼女、ベルトルッチの『シャンドライの恋』から、もう22年もたったんですねえ。

ドランのハリウッド進出第一弾である本作は、ちょっとバランスが良くなかったけど、基本的に技量のある人なので、何本か作ったらそのうちオスカーが獲れるかも知れません。そういうポテンシャルは感じさせてくれました。

 

 

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2020年3月22日 (日)

「酔うと化け物になる父がつらい」:中途半端で、穂香さん生きず   #酔うと化け物になる父がつらい #松本穂香

Bake1 映画『酔うと化け物になる父がつらい』は、当然松本穂香狙いで観たのですが、そして松本穂香の出演作といえばココ(独占契約なの??)って感じの新宿武蔵野館で観ましたが、うーん、作品的になかなか厳しかったですねー。観てて、かなり居心地の悪い映画です。

マンガのふきだしを画面に出して、主人公である松本さんの心内語を読ませるという手法が何度も出て来るのですが、「映画としての表現を放棄するなよ!」って感じでした。これだったら、映画にする意味ないじゃん。 そのような姿勢に代表されるように、映画としての志が低いというか、目指している地点がどこなのか何なのかわかりません。

 

Bake2 実体験に基づくコミックエッセイが原作だそうですが、映画になってみると、この父のひどさも妙に中途半端だし、周りの人たちも悪いし、主人公だって父への対し方が悪かったように見えちゃいます。まあ、そういう描き方をしたかったんでしょうけど、実際にもそんな感じだったのかも知れませんが、映画は事実と違うから、焦点がぼけて見えます。

主人公の交際相手のDVの話まで盛り込みながら、非常に中途半端にちょん切っていて、「その後どうなったのか」に関しては、一切フォローなし。そんなのって、脚本としてヘンじゃありませんか?

Bake3 (以降ネタバレあり) ラストだって、あんな壁の文字だけで「お父さんが実はいい人だった」なんて、あんまりです。ぜんぜん納得できません。昔、一升瓶を放り出して、飛んできた娘を抱き止めたなんて、・・・あたりまえです。

てなわけで、映画としてはほとんど破綻しちゃってます。渋川清彦も松本穂香も、本作では空回り気味。一番良かったのは、松本さんの子供時代を演じた白鳥玉季(いつも達者な演技です)でした。

 

それはそうと、新宿武蔵野館は客席の「一つおき」販売を行っております。新型コロナウイルス対策で、人の密集を避けるためってわけです。なのに、前の席のカップルは二人並んじゃってました。しょーがねーな。

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2020年3月20日 (金)

「Fukushima 50 フクシマフィフィティ」:観るべき/作るべき娯楽映画   #Fukushima50 #フクシマフィフィティ #中村ゆり

009_20200320233201 映画『Fukushima 50 フクシマフィフィティ』は、『キネマ旬報』の星取表で選者3人とも☆1つだけだったので、たぶん理由は…と思っていたのですが、やはりそうでした。自衛隊と在日米軍を賛美し過ぎってことなんでしょうね。自衛隊は「国を守るのが我々の仕事ですから。」とカッコイイし、在日米軍は支援物資を持って行って、日本は「ギブミー・チョコレート」状態で感謝するし。おまけに製作チームに読売新聞社、産経新聞社が入っているとあっては、『キネ旬』に多い左派の論客たちを刺激したことは想像に難くありません。大江戸だって、あのあたりの描写は「ちょっとあからさま過ぎやしませんか?」と思いました。

それはさておき、若松節郎監督ですから、幅広い層にアピールする娯楽作品に仕上がってるんだろうなと思っていましたが、まさにその通り。古典的な日本の娯楽大作の作りで、愛も感動も自己犠牲も浪花節も取り揃えて、最後は泣けるようになっております。ちょっとベタ過ぎる描写も多いとはいえ、観るべき映画だと思いますよ。もちろん、「作るべき映画」でもありました。

 

006_20200320234401 けれども一方で、別のスタッフが別のスタイルで撮っていたら、もっと映画史に残るような名作になったかもという思いも拭えません。描写や演技があまりにもステレオタイプですし、総理をはじめとする「悪役」たちも誇張が過ぎるのではないかと思います。テレビっぽいといえばテレビっぽい芝居。この作品、TBSの日曜劇場でドラマ化すると、ピタリはまりそうな気もします。でも電力会社への配慮、忖度があって、実現しないんでしょうねえ、きっと。

物語は前置きなど一切なく、いきなり大地震の瞬間から始まります。すぐに津波も来ます。ゆっくりポップコーンとか買って、上映時間を随分遅刻して入場するような人は、一番のスペクタクルを観逃してしまうのです。ちゃんと本編開始前には席についていないとダメ!という教訓です。いいぞいいぞ。

 

004_20200320235801 それにしても、あんな一国の存亡がかかった緊急事態なのに、訓練を積んだスペシャル部隊が事に当たったのではなく、民間の中高年の普通のおじさんたちが決死の犠牲的行為で我々を救ってくれたのですから、ひどい話ですよね。リスクの想定も管理も何もできてなかったわけです。おそろしいことです。

現場責任者として、死ぬほどの重圧を連続してかけられた二人(しかも極度の疲弊と寝不足の中で)=佐藤浩市、渡辺謙には、心から同情と感謝をささげたい気持ちになります。最後は「人」ですよねえ。そして、この2大スターの競演の仕方って、『タワーリング・インフェルノ』のスティーブ・マックイーンとポール・ニューマンだよなと思って、観ておりました。ついでに、中村ゆりは日本生命のCM同様「薄幸顔」が生きたよなあと思いました。

そして「喉元過ぎれば熱さを忘れる」傾向の強い日本人に、改めて原発について考えてみたら?と忘れさせないためにも、作られた意義がある作品だと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020年3月19日 (木)

「ザ・ルーム」:サイテーでサイコー   #ザルーム #超駄作 #トミーウィゾー #サイテー映画

1_20200319232701 映画『ザ・ルーム』をヒューマントラストシネマ渋谷の「未体験ゾーンの映画たち」(特集上映)で観ました。なんでも「駄作界の『市民ケーン』」だそうで、エド・ウッドを思わせるそうで、そう言われたらもう観るしかないですよね。これ、クレイジーケンバンドの小野瀬雅生さん(のっさん)が紹介していて知ったのですが、いや、いいもんを教えてもらいました。

で、やっぱりひどかったです。わはは。2003年の作品で、ようやく日本公開に至ったわけですが、こりゃ公開されないよね。場内は2-3割程度しか埋まっていませんでしたが、けっこう笑いは起きておりました。ま、脱力しながら笑うために好事家(大江戸を含めて)が観に来る、そういう映画ですけれど。

まあ、才能がなくて、適性がなくて、頭が悪くて、でもお金だけはある人が製作・脚本・監督・主演などを務めて作っちゃった作品ですから。そういったワンマン映画的な面が、畏れ多くも『市民ケーン』という題名を比較対象に持ち出しちゃった所以なんでしょうね。

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ツッコミ所満載です。意味もなくやたらと多いベッドシーンとか、そのたんびに流れるバラード系ソングとか、シークェンスが終わるたびに律義に挿入されるサンフランシスコの風景ショットとか、ほとんど意味不明な場面とか、ひどすぎるダイアローグとか、へたっぴいな大根芝居だらけとか…。もう、脚本も演出も演技も何もかもサイテーなのです。でも、そういうのってなかなか目にすることはできないわけですから、楽しいですよね。

とにかく、観てて違和感を感じる場面の多いこと! 不自然な会話に、バカみたいな人の出入り。冗談みたいな、あり得ない行動。ちょっとだけ出て、その後消えてしまうエピソード。屋上場面での無意味なスクリーンプロセス。初めて出て来た人物が、前からいた人物みたいな顔してしゃべり出した時には、思わず「お前、誰だよ?」とツッ込んでしまいました。そもそも『ザ・ルーム』っていうタイトル自体、なんでついてるのかわかりません。ウィキペディアでこの作品を調べてみたら、トミー・ウィゾーがその理由を語った言葉が載っていましたが、読んでもまったくわかりませんでした。

トミー・ウィゾーは、ロックスター風の風貌ですが、肌とか妙にゴツゴツしていて、東急ハンズあたりで売ってる「ロックスター」のラバーマスクみたいな顔です。不思議な発声、発音で、とんでもなく大根です。 相手役も、なんでヒロインなのかわからないような顔だし(関係ないけど、彼女の母親の英語が超絶ハッキリと聞き取りやすく、英語の教材みたいでした)。

ラストも「え?これで終わり??」って感じで、あきれて苦笑しちゃいます。サイテーでサイコーです。本当に貴重な体験でありました。

 

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2020年3月18日 (水)

街の変なもの、気になるもの   #変な看板 #赤い布のゴジラ #白いレッドブル #麻雀放浪記2020

15845394636072 最近見た街の変なもの、気になるもの。

まずは清澄白河駅のそばにあったこんな看板のお店。「野菜屋 もっちゃん さかなのトミー白河店」。どこからツッコめばいいのか?? とりあえず何屋なの? 店頭には野菜が見えてますけど、それ以上追究しない方がいいのかも知れません。

 

15845393869520  続いて、渋谷駅南口の東急プラザ前にある「渋谷中央街」というゲート。中央街? それってイコール「センター街」では?? 渋谷の中でこんな命名したら、まぎらわしいでしょー。前からそうだったんでしたっけ? でもセンター街の方は、むしろ「バスケットボール・ストリート」なんでしたっけ(誰も言ってないけど)?

 

15845394401451 日比谷シャンテ広場のゴジラ像が、しばらく前からこんな赤い布をたなびかせています。これ、堂本光一の舞台『Endless Shock』(帝国劇場)にちなむもののようです。でも、新型コロナの影響で休演中なんですよねー。ゴジラ、ウイルスに敗れるの巻。

 

15841777634030 新宿の地下道で観たポスターがこちら。「白いレッドブル登場。」って…。白いんだか赤いんだか、はっきりしてください!

これって、「白いブラックサンダー」とか「白い恋人 ブラック」とか、そういうものの仲間ですよね。色白の黒木さんとか‥。←それはちょっと違う

 

15841653726020 気になるといえば、オリンピックどうなっちゃうんでしょうね。この写真の銀座をはじめ、東京の繁華街には今、春の訪れとともに「Welcome」ムードが高まって来たというのに…。

15841653970211 とにかく未曽有のゾーンに入っている2020年の東京、2020年の世界です。ケムール人の仕業でしょうか? 思えば1年前に「2020東京オリンピックの中止」を予言していた(まだ中止になったわけじゃないけど)『麻雀放浪記2020』って、スゴかったんですね。

 

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2020年3月17日 (火)

「スキャンダル」:三大美人女優 世紀の大決戦?   #スキャンダル #映画スキャンダル #シャーリーズセロン #マーゴットロビー

001_20200317224301 映画『スキャンダル』は、#MeToo運動への流れを生んだFOXテレビのセクハラ事件とそれを告発した女性キャスターたちを描いた、ほぼ実話の映画化。我々にはピンときませんが、カズ・ヒロ氏の特殊メイクにより、シャーリーズ・セロンもニコール・キッドマンも、かなり本人に似せてるそうですよ。ってか、シャーリーズは彼女だとわかんないですよね、この顔。

映画史の中で『スキャンダル』って邦題の作品、結構ありますよね。1976年のイタリア映画(傑作!)とか、『愛の罠』というサブタイトル付きのイタリア映画(1985年)とか、1989年のイギリス映画とか、2003年の韓国映画(ヨン様主演)とか…、1950年の黒澤明作品も『醜聞』と書いて「スキャンダル」ですもんね。

 

004_20200317230101 本作は、事件から間もないのに映画化しちゃってるスピード感も話題。確かに法務関係とか大丈夫なの?って感じですけど、まあそのあたりハリウッドはぬかりないですからね。

それ以上に、面白くなった要因は敵キャラとしてジョン・リスゴーを得たこと。太って尊大なエロオヤジを、老醜感たっぷりに演じてます。これは「倒すべき悪役」として機能します。しまくります。なので、勧善懲悪的にめでたしめでたしで、娯楽映画として盤石の出来になりました。楽しませながら、啓蒙、扇動、告発していくというハリウッド伝統の正義感にあふれています。でもこのセクハラ大王、ああなった翌年に死んじゃったみたいですね。心痛がそれなりに大きかったのかしらん(むしろ太り過ぎだったからだと思うけど)?

 

006_20200317231201 シャーリーズ・セロンって、昔から自分の美しさをかなぐり捨てて化ける役が好きですよね。『モンスター』で増量して醜いメイクしたり、『マッドマックス 怒りのデスロード』でスキンヘッド&パンクなメイクにしたり、『タリーと私の秘密の時間』で18kgも増量してカッコ悪いオバサンになったり…。本作は醜くなってるわけじゃないけど、自分の(美しい)顔を出す必要はないとでも考えているんでしょうか。

一方で、マーゴット・ロビーもかなり近い性癖があるような気がします。まあハーレイ・クインは派手メイクにしてもカワイイ感じはありますが、『アイ,トーニャ』ではバカで性格の悪い主人公を演じ、『二人の女王 メアリーとエリザベス』では眉毛を剃り落したり白塗りにした怖い顔を披露してます。彼女も美しい顔が邪魔だとでも言うのかしらん。この人、意外と演技派なんです。シャーリーズもニコールもそうですが。

それにしても、ニコール・キッドマン、シャーリーズ・セロン、マーゴット・ロビーという三世代の三大美人スターを揃えたキャスティングは、実にゴージャス! なんて、顔だけで評価したら、今はアウトなんでしょうねえ。気をつけましょう。

 

 

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2020年3月15日 (日)

「地獄の黙示録 ファイナル・カット」:IMAXで観るべき映画   #地獄の黙示録 #地獄の黙示録ファイナルカット

1_20200315220301 映画『地獄の黙示録 ファイナル・カット』は、同作の公開(1979年)からの40周年を記念したバージョン。もともとの初公開版153分と2001年の『特別完全版』(これは未見)との間の長さ=182分です。もっとも初公開時も先行公開された有楽座だけのバージョン(カンヌ映画祭上映版に近いという話でした)と、一般公開バージョンは長さが違っていたような気がするのですが…。何にしても今回はIMAXでの公開だということで、「これはやはり大スクリーン&いい音で観るべき作品」だと思い、TOHOシネマズ新宿の「レーザーIMAX」(=+600円)での鑑賞。

今回観て初公開版と違ったのは、フランス人のプランテーション主の邸宅での場面がたっぷりあったこと。てか、これ冗長でテンポが崩れます。削って正解だと思いますけどね。あとは有楽座バージョンにかなり近いと思います。エンディングが静かで爆破シーンがないあたりとかも同じですし。

002_20200315222301 いや、それにしても壮大かつ壮絶な映画です。CGなんかなかった時代ですからね。ヘリコプターも爆破もみんな本物。かなり危険な撮影も多かったと思いますよ。でもそのおかげで、『ワルキューレの騎行』の場面みたいなとんでもない映像が残っているわけです。本当に戦争やっちゃってます。ヤシのジャングルを焼き払うなんて、今では地球環境的に絶対アウトですもん。

40年という歴史の流れも感じさせます。なにしろハリソン・フォードが若いし、ローレンス・フィッシュバーンがまだ子供みたいだし。

003_20200315223201 マーロン・ブランドは最後の30分かそこらしか出て来ません。それでもやはり唯一無二の強烈な存在感を放っています。闇の中の坊主頭の彼を、まるで月の満ち欠けを映すみたいな照明で撮影するヴィットリオ・ストラーロのキャメラ。終盤の哲学性を、有無を言わさぬ説得力でアリにしてしまったのは、この二人の力でしょう。

でも40年たってもやっぱり、完全に成功したとは言い切れない、バランスの悪い怪作なのでした。しかしながら、異文化への敬意のなさやそれを理解せずに排除・駆逐しようとする米軍兵たちの態度は、現在のトランプ政権にまでつながるものです。そういった意味でも普遍的であり、予言的でもあるのです。

 

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