2017年7月24日 (月)

六本木ヒルズのドラえもん軍団

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六本木ヒルズが今、ドラえもんだらけなんです。

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老若男女がドラえもんと記念撮影したりして、盛り上がってます。

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ただそれだけのことですけど、結構現代美術感を醸してたりして、面白いです。

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みんなドラえもんが好きなんだなあ。

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黄色いのもいますね。

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テレビ朝日の屋上に巨大なドラちゃんが鎮座していたのには、驚きました。

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すごいぞ、ネコ型ロボット!

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2017年7月23日 (日)

「カーズ/クロスロード」:大人はグッと来ます

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映画『カーズ/クロスロード』は、さすがピクサーです。まだまだイルミネーションなんぞには負けっこありません。と言うのも、きのう観た『怪盗グルーのミニオン大脱走』と、あまりにも映画の出来と面白さに開きがあったので。とにかく脚本がよく出来ています。 まあ本作もちょっと中だるみがあったり、大人向けに人生を描いたりしていますけど、いいものはいいのです。

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アニメーションの技術的な部分は、やはり世界最高峰のピクサーです。まあCGってもんは、つるっとテカッとメタリックな物の表現は得意なのですが、それのみならず「汚し」やスピードの表現やスタジアムの観客たちの表現まで、完璧です。あきれるほど細かいです。

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でも本作の素晴らしさはそこじゃなくて、主人公マックィーンの「老い」や「世代交代」のドラマ。実写だとちょっとクサイぐらいのドラマも、アニメーションの枠の中ではすんなりと受け入れられます。古典的なぐらいの物語も、古い酒を新しい革袋に入れる感じになるのです。 そして、クライマックスでの意外な展開には、しびれました。大人はこれ、グッと来ますよ。ちょいとばかりうるっとなりました。

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『カーズ』3作の中で、一番気に入りました。ところでこの作品、原題はシンプルに“Cars 3”なのだそうで、驚きました。クロスロード・・・うーん、やっぱり日本人って抒情的なんですねえ(でも、なかなか合ってると思いますけど)。

いつものお楽しみ、併映短編は『LOU』。いじめっこの改心を描き、チャーミングな出来でありました。

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2017年7月22日 (土)

「怪盗グルーのミニオン大脱走」:うーん、失速

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映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』(字幕版)は、シリーズ第3作(原題も“Dispicable Me 3”。とは言え、2と3の間に『ミニオンズ』があるので、ミニオンズものとしては4作目ってわけです。

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とにかくグルーよりも何よりもミニオンズが大人気になってしまったこのシリーズ、日本での人気にはフジテレビの関与も大きかったと思います。その証拠に、エンドクレジットにはフジの亀山千広元社長への謝辞が出ておりました。まあ、とにかく集団でのユニークなカワイさを持ってますからね、あいつら。

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今回の敵はパープル・スーツの’80年代野郎。ただ、こいつがイマイチなんですよね。ま、むしろこいつの巨大ロボットが暴れるんですけど、大した効果を生んでいないというか・・・。 グルー夫人となったルーシーや、グルーの双子の兄弟まで登場させて来ましたが、どうにもこうにも面白くならないうちに終わってしまいました。

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なぜか物語もディテールも面白さを発揮できず、話が弾みません。ってーことは映画としてそもそもダメじゃん、もっと練らないとダメじゃんって話です。ミニオンズの人気があるうちに、どんどん作っちゃおうってことかも知れませんが、脚本と演出はしっかりやりましょうよ。

こんなことならテッパンのミニオンたちだけもっと観ていたかったです(今回は『ミニオンズ』を経た後なので、登場場面も少ないように感じてしまいました)。

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2017年7月20日 (木)

「セールスマン」:人間の謎と複雑さ

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映画『セールスマン』は、アスガー・ファルハディ監督らしく骨太な心理サスペンスにして、深い人間ドラマ。この人、常に映画の出来が「上等」です。 イラン社会を想像しながら観るべき部分もないではないですが、全体的にはむしろ普遍的な問題を描く作品となっています。

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アーサー・ミラーの『セールスマンの死』が劇中でも演じられ、それを演じる役者夫婦が主人公なので『セールスマン』というタイトルなのでしょうが、これ普通の意味でもメタファー的意味合いにおいてもピンと来ません(もちろんセールスマンは一切出て来ません)。へんなの。

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まあ、いつもの例に漏れず、とりあえず謎は解かれるものの、結局はもやもやと複雑な感懐を抱かせる作品です。人間って・・・男と女の違い、個人個人の違い・・・謎だらけで複雑なのです。自分自身のことだって、みんなわかっていないのです。 ま、そういうことを常に描いて、国際的な評価を得ている監督です。

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そして現代を映し出すテーマは、「復讐は互いを傷つけ、何もよい物を生み出さない」ということ。終幕で示される復讐の無意味さは、観る者の深い所にまとわりつきます。それは「目には目を」の社会への訴えかけとなっています。それを示した所に、ファルハディの姿勢を感じ取ることが出来る作品だと思います。

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2017年7月19日 (水)

「メアリと魔女の花」:原発への警鐘映画

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映画『メアリと魔女の花』は、米林宏昌監督のジブリ退社後の第1弾=スタジオポノック設立第1作です。予告を見た限りでは、「ほとんどジブリじゃん」って感じでしたが、まあ受け継いだ部分もあり、断ち切った部分もありってとこなんでしょうね。米林監督並びに周囲の方々のご苦労は、完成までの道のりに関しても、完成してからの「ジブリと比較されちゃう宿命」においても、大変だったことと思います。

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でも比較することは自然なので比較しちゃいますと、絵の印象としては、より「マンガ映画」に近づいたって感じ。まあ、見方によっては「ジブリよりも雑」と見えちゃいます(それは私)。絵のタッチの問題なのかも知れませんが、だとしたら小生は今回のタッチがあまり好きではありませんです(人物も、背景や美術も)。

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肝腎かなめの空を飛ぶ描写にしても、あの浮遊感とあの滑空感が足りないように思えたのですが・・・。あまり比較や無いものねだりばかりしても良くないのでしょうけれど。どうしても残念な気持ちが頭をもたげて来るのです(素人がこんな事言っちゃ申し訳ないのですが)。

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それにしてもこの作品、ここまでハッキリと原発への異議申し立てを行っている作品だとは思いませんでした。「魔法の力」とはそれだったのか!って感じで。「我々には制御できない力がある」的な台詞もありましたし、「魔法なんかいらない!」ってのもありました。絵的にも、力がコントロールを失って荒れ狂う描写がありましたもんね。メタファーと言う以上に結構はっきりした表現だったので、驚くと同時に制作者たちの思いを感じることができました。 ジブリの継承と言うよりも、原発への警鐘の映画だったのですね。

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2017年7月18日 (火)

「忍びの国」:あーあ、やれやれな失敗作

356895_001映画『忍びの国』は明らかに失敗作。おふざけなんだかシリアスなんだか、何を描いて何を訴えたいんだか、よくわかりません。まあ、中村義洋監督って、昔っから良い作品と悪い作品のムラがあり過ぎる人でしたからねえ(概して、大作を撮ると失敗してました)。今回はかなりドイヒーでした。

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とにかく大野智演じる主人公「無門」が、「いくら何でもこんな忍者いないだろー」ってぐらいに現代的で無気力でふざけたキャラ。肝腎のアクション・シーンも、それなりに撮っている一方でおふざけトーンが入って来ますからねえ。そういうこともあって、なんだか全編が往年のTBS『かくし芸大会』の中のドラマみたいな感じでした。やれやれ。 そもそも大野君って、役者としては致命傷なほど声が悪いので・・・。

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石原さとみもまた何だかよくわからないキャラクターで、いったい何を目指しているのか、夫をどうしたいのか、そもそも夫を愛しているのかそれとも・・・といったあたりの大切な描写がきちんと行われずに、ブレブレのキャラになっておりました。あーあ。

こんな二人を軸にしたドラマなので、正直「どうでもいい」と思ってしまうのです。二人の間の愛だか何だかの感情が、まったく伝わって来ないのです。

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力の抜け過ぎた大野智とは対照的に、鈴木亮平がもう血管切れそうなほどの力の入れよう。   更には國村準さんなんか、本作のトーンとは相容れない見事なシリアス演技。なんだかもったいない気がいたしました。

クライマックス?の大野と石原の愁嘆場って、日本映画によくある「この状況で、そこまでゆっくり長々と話しますか?」って場面。そんなことやってたら、周囲の連中が襲って来るだろうにという疑問を封じ込めながら、感動の(?)長芝居が続くのです。あーあ、やれやれ。

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2017年7月17日 (月)

「彼女の人生は間違いじゃない」:さりげなさと演出の力量

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映画『彼女の人生は間違いじゃない』は、福島県出身の廣木隆一監督が、自身の小説を映画化(脚本は加藤正人)した作品。最近は『ストロボエッジ』や『PとJK』のようなキラキラ映画も撮る廣木監督ですが、こちらは『ヴァイブレータ』や『さよなら歌舞伎町』のように、じっくりと人間を描いていくタイプの作品。本作もまた、'7-80年代の日本映画のテイストを持っていて、悪くありません。

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オープニングの並木道って、『桜並木の満開の下に』(2012/舩橋淳監督)のあの桜並木ですよね。それはともかく、霧の並木に除染の作業員たちがやって来るところから映画が始まることが示すように、本作は東日本大震災及び福島原発事故を大きなモチーフとしています。現在の被災地の風景、あの頃の被災地の風景も出て来ますし、登場人物の多くがあの震災に人生を狂わされた人々です。もちろん主人公(ほぼ新人の瀧内公美)も。

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ただ東京人の小生には、正直言って彼女の深い苦悩やなぜデリヘルで働いているのかということがよくわかりませんでした。そこまで心が壊れたり虚ろになったりする感覚は、やはりあの災害の当事者や当事者に近い人でないと実感できないのかもと思いました。想像力が足りないと言われれば、そうなのかも知れませんが・・・。

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主人公が福島-東京を往き来する高速バスの絵が、走るバスを捉えた遠景も、車内の彼女を捉えたショットも、何でもないショットなんですけど、やけに素晴らしかったです。その映像を見ることが実に「映画を観てる」って感覚に溢れているというか。こういう所に監督の力量の差が出るってことなんでしょうね。不思議です。

(以降ややネタバレあり) ラストでほのかな希望が示されます。主人公の心の中にも 希望が生まれ、福島にも希望の光が射すような。そのさりげなさが、映画の描写ってものでしょう。これもまた監督の力量なのです。

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2017年7月16日 (日)

「ボンジュール、アン」:美しい風景と料理と私

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映画『ボンジュール、アン』は、(フランシスの妻)エレノア・コッポラさんが80歳にして初の劇映画監督を務めたというオドロキの作品(ドキュメンタリーではその昔に、『ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録』を撮っております)。でも、さすがです。肩の力が抜けて、安定感とみずみずしい美しさにあふれておりました。そして見事に女性雑誌的な観光映画にもなっております。「憧れのおフランスで、美しい風景とおいしい食事を楽しむステキな私」って感じです。

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フランスの陽光と、目にも美しい料理やワインを魅力的に撮影したクリステル・フルニエ(撮影監督)の功績が大きいと思います。そして、あの色や光の表現を見てると、ダイアン・レインが持っていたライカのコンデジが欲しくなっちゃいますね。

中年以降にどんどん良い味が出ているダイアン・レイン、本作でも生き生きしてましたよ。さすがはエレノア監督、ダイアンを「7歳の頃から知ってる」というだけのことはありました。

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冒頭にしか出て来ない彼女の夫役は、アレック・ボールドウィン。この人も中年以降良くなった役者です。また、共演者の女優を輝かせる人でもあります(ケイト・ブランシェット、ジュリアン・ムーアと2年連続で共演者がアカデミー主演女優賞を獲得)。

フランス男(アルノー・ヴィアール)はあまり魅力的に思えなかったなあ。ここを2枚目にしちゃううと、映画として古い感じになっちゃうんでしょうねえ(そもそも亭主が二人だけで行くのを許さなくなっちゃいそうだし)。

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まあ、物語としては他愛もないものです。それを92分にまとめて、さらりとした小品の味わい。TVの単発ドラマみたいとも言えるかもしれません。まあ、でも監督もそういうものを作ろうと思ってこれを作ったのでしょうし、そういう映画があったっていいじゃありませんか。ねえ。

ところで、アンが使っていたスーツケースが無印良品(MUJI)の商品で、大江戸が持っているやつの色違いだったので、、びっくりしました。

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2017年7月14日 (金)

「ライフ」:後味わりー

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映画『ライフ』は、ベン・スティラーが世界を旅する作品じゃなくてですね、ありていに言ってしまえば、『エイリアン』の息子みたいなSFホラーです。でも十分楽しめました。とりあえず一気呵成にラストまで(五七五)といった感じです。そしてこの監督(ダニエル・エスピノーサ)の色が、かなり出ておりました。スリリングで、きちんと怖がらせて、と演出力ありますしね。

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(以降ネタバレあり) ライアン・レイノルズが早々にやられちゃった時、無重力状態で口からほとばしる鮮血って、ああなっちゃうんですね。まるで薔薇の花びらが舞うって感じで、美しくもありました。印象的な表現です。

謎の生命体が大暴れする場面などけっこうエグイのかと思いきや、全体的には節度を保った「品のある」表現になっておりました。

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6人の宇宙飛行士たちの一人が、システムエンジニア役の真田広之。存在感ありますし、さすがに(ロス在住なだけに)英語も上達しました。でも彼が大ピンチになった時に、白人の男女は何も無かったかのようにまったりとおしゃべり。助けに行こうなどとは全く考えていないようでした(おいおい)。 その後とりあえず助けてあげようとするのですが、なんだか「ま、日本人だからいいか」的な雰囲気を感じちゃいました。

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(以降ネタバレ大あり) ラストは実にバッド・テイストのバッド・エンド。悪夢のような後味の悪さです。でもそれをあくまでも距離感のある陽光の下で、美しく描いているのです。だけどやっぱり・・・あーとーあーじーわーるーいー。 ま、でもこういう映画が作れるってことは、異色の才能ってことでもあります。 この監督、ちょっとマークしておきたいと思います。

あたかも(ミヒャエル・)ハネケがメジャー娯楽作を撮ったかのようでした。

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2017年7月11日 (火)

「怪物はささやく」:好きな人は好きでしょうが・・・

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映画『怪物はささやく』は、大江戸が高く評価する『インポッシブル』のJ.A.バヨナ監督作品ですが、うーん、今回は肌が合いませんでしたねー。全然ノレないどころか、ひたすら眠くてしょうがなかったです。ま、もともとファンタジーって好きではないもので・・・(ダーク・ファンタジーもね)。 好きな人は好きな映画だと思いますよ(←あたりまえ)。

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子供を通して「死」をめぐる真実を追究していくような映画ですけれど、相当暗いというか、しんねりむっつりしています。その分、怪物やら地割れやらのVFXで派手にしているのですが、そこらへんとのミスマッチがどうもしっくり来ませんでした。シリアスなんだか児童文学何だかエンタテインメントなんだかって感じで。怪物もねえ、BFGまぶしの巨大グルートみたいな感じでして・・・。

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展開も、怪物が3つの物語を語ってってあたりがまだるっこしいですね。その物語も、いったい何なの?って感じですし。最初っから「少年の真実の物語」だけ言わせてはダメなんすかね? ちなみにこの怪物、樹皮の内側が赤く燃えてまして、つまりシン・ゴジラっぽいっす。

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役者はいいんですよ。少年役のルイス・マクドゥーガル君なんて、ハートに訴えるような名演です。 そしてお母さん役の人、どっかで見たことあるなーと思っていたら、フェリシティ・ジョーンズだったんですね。あの人って、この少年のママ役やるほどの年齢でしたっけ?→調べたら、今33歳。まあ、なくはないですね。

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