2018年10月18日 (木)

「音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」:爆死! #音タコ

364042_003
映画『音量を上げろタコ! なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は、絶対面白くなると思っていたんですけどねえ。なんせこのタイトルで、脚本・監督は久々の三木聡で、阿部サダヲと吉岡里帆の化学反応も楽しみだったんですけど・・・爆死でした。なぜだ??(少なくとも予告編までは面白かったんですけどねえ)。

364042_005_2

あれだけオフビートでシュールで奇抜で面白かった三木聡の笑いのセンス、なんでこんなに悪くなっちゃったの? 笑えない、間が悪い、ズレてる・・・。でも思えば前作『俺俺』('13)から、その傾向はありました。ある程度メジャーな作品になっちゃったから? 年のせいにはしなくないですけどねえ。

364042_007

阿部サダヲはまあいつもの阿部サダヲですけど。てか、かなりグループ魂の「破壊」ですけど。 吉岡里帆が弱かったっす。彼女自身は嫌いじゃないのですが、どうにもこうにも演技の幅がなくて、コメディエンヌの素質もなくて、もともとぶっ飛んだキャラじゃないだけに、合わないんです。むしろかわいそうでした。三木組の常連である麻生久美子などは、短い登場場面でもしっかり三木ワールドを体現して、爪痕を残しているだけに、違いが明らかになっちゃってます。10年前の麻生さんにやらせたかった役なんです。

364042_004

序盤のぬるい笑いを経て、「そろそろ面白くなって行くのかな?」と思っていたら、逆に中盤以降ますます冷めていきました。韓国のシークェンスなんか、裸のジジイとか花火とか長いキスシーンとか刑務所とか、出て来るものがことごとく生かされてない&つまらないなのです。小ネタの数々も、以前より打率が低いっす。小生が一番気に入ったのは、「13(サーティーン)アイスクリーム」でした。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「日日是好日」:長い時間をかけてわかる良さ #日日是好日

364295_007_2
映画『日日是好日』は、大森立嗣監督作ということが信じられないような、穏やかな作品。この監督の特徴である暗鬱な暴力性とは正反対の作風です。ただ、『セトウツミ』あたりは穏やかでしたから、これからそういう面も出て来るのかも知れませんね。 表千家の協力を得て、終始お茶のお稽古(時々お茶会)を描いている映画が、こんなに面白いとは新鮮な驚きです。

364295_003_2

樹木希林と黒木華という新旧の「誰とも似ていない」「余人を持って代えがたい」女優が、この作品とキャラクターに命を吹き込んだのは間違いありません。終盤の二人の姿や声だけで、感動して泣けてしまいます。特別な事や大げさな演技は全くしていないのに、凄いことです。特に希林さんは、先月逝去してしまっただけに、「こうして毎年同じことが出来るって事が、幸せなんだなあって」なんて台詞が心に沁みます。

364295_005
これは原作(森下典子)の良さなんでしょうけれど、それ以外にも、「世の中には『すぐわかるもの』と『すぐわからないもの』の二種類がある。すぐにわからないものは、長い時間をかけて、少しずつ気づいて、わかってくる。」・・・至言ですよね。映画でも美術でも文学でも音楽でも、そういうものって確かにあります。 「お茶はまず形から。先に形を作っておいて、その入れ物に後から心が入るものなのよ。」ってのも、なるほどなるほどなのです。

希林さんは、お点前も素人目には(この映画のために初めて習ったようには到底見えず)実にお見事でした。

364295_010

日本の文化の本質がお茶にはあります。日本家屋、庭、掛け軸、茶器、着物、礼儀作法・・・、繊細な美とおもてなしの心が、穏やかな心持ちに収斂されていきます。大江戸も興味はあって、そのほんの端っこの端っこに触れたことはあるのですが、何しろお金と時間が必要そうでねえ・・・。

大事件は何も起きない、普通の暮らしと人生を描き、その平穏な日々の素晴らしさに気づかせてくれる--まさに「日日是好日」です。そんな味わい深くも美しい作品でした。こういう作品がアカデミー外国映画賞の日本代表に選ばれてほしいなあと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月11日 (木)

「判決、ふたつの希望」:日本の将来かも?の寓話

363477_002
映画『判決、ふたつの希望』は、珍しやレバノン映画。でもハリウッド並みの映画作法で、最初から最後まで引き込んで、楽しませてくれます。寓話的な物語の中に社会性、問題提起の強さと娯楽性とが、しっかり両立しているのです。アカデミー外国映画賞にノミネートされたのも宜(むべ)なるかなってところ。

363477_006

中盤以降は裁判劇となりますが、全世界的に裁判劇っていうのは面白くなるもの。ここでもやはり、知略を尽くした裁判エンタテインメントとして、緊張感を伴って描かれます。ただ、原告側と被告側の弁護士が親子(父と娘)っていう特殊な設定にどういう意図があったのでしょうか? こんな珍しい設定にしておきながら、それが作品自体に意味をもたらさないのです(むしろ焦点をぼやかしてしまいます)。謎です。

363477_001_2
(以降少々ネタバレあり) 判決の行方は、これまたハリウッド調というか、ちょっとあっけない感じ。その後にもう一ひねりあるわけでもなく、そこは少々肩すかしでした。まあ、ラストの二人の表情を描きたかったのだろうとは思いますけど・・・。最後は民族やイデオロギーを越えた「人と人」ですよね。願わくは、もっと強く『恩讐の彼方に』的雰囲気が出て欲しかったところです。

363477_003

中東の歴史や政治事情が頭に入ってない小生としては、はっきりわからない部分もあったと思います。それでも鑑賞するには問題ないような普遍性を持った作品に仕上がっております。しかし、深い所のニュアンスまではわかってないのでしょうね、きっと。

これからどんどん外国人労働者や移民が増えていく日本の将来が、ここに見えると言うこともできるでしょう。

| | コメント (0) | トラックバック (6)

2018年10月10日 (水)

「食べる女」:連ドラで見たかった

364341_002
映画『食べる女』、タイトルはいいんですけど、中身がねー。主演級の女優さんが8人も勢揃いしてるだけに、これ連ドラで一人一話でやった方が良かったのではないかと思ってしまいます。監督がTBS出身の生野慈朗さんだけに、ますますそう思えてなりません。

364341_009

でも生野さん、この女たちを十分生かしたとは言い難いのでは? 「テレビ的」と言っては身も蓋もありませんが、ごくごく「普通の」演出です。もう少し新しい感覚がほしい気がしました。って言うか、このタイトルでこのキャストで脚本も筒井ともみさんなのですから、ここは監督も女性を起用していただきたかったですねえ。昨年以来、日本の女性監督は絶好調なのですから。大九明子監督や三島有紀子監督で観てみたかったです。

364341_005_2
群像ドラマではありますが、一応メインは小泉今日子さん。ちゃんとそのポジションにふさわしい風格のようなものが出ておりました。大江戸的には、山田優が(意外に)良かったです。気負わず、ナチュラルで。 あと広瀬アリスもいい味出してました。 

男たちの中では、やはりユースケ・サンタマリアがヘンテコな味わい。そして真木蔵人45歳が、もっと年上に見える渋さで「おお!」と目を引きました。

364341_003
出て来るお料理は、その多くが俯瞰で撮影され、ちゃんとおいしそうでした。WEBサイトやチラシ等にフード・コーディネーターの表記がないのは、いかがなものでしょうかね?

(以降ネタバレあり) ラストは8人が(一人一人)玉子かけごはんを食べるシーン。玉子かけごはんは小生も好きですが、やっぱりお茶碗に口をつけてかっ込んだ方がおいしいですね、あれは(行儀悪いけど)。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

2018年10月 8日 (月)

「散り椿」:小柄で凛として高潔

T0022076p
映画『散り椿』は、木村大作監督の3作目ですが、一番良いです。監督は「美しい時代劇」を撮りたいと言っていたそうですが、なるほど映像も美しいのですが、それ以上に映画の佇まいが美しいですね。主演の岡田准一のごとく「小柄」ながらも、凛として高潔な作品です。脚本を書いた小泉堯史も同様のテイストの持ち主ですしね。そして終幕の静かな情感が、余韻たっぷりです。

そんなに難しい物語ではないのですが、多くを台詞で語ってしまい、映画としての語り口は上手とは言い難いものがあります。でも、岡田や西島秀俊、黒木華(時代劇が似合う!)ら俳優陣から発散される空気が、その不足を補っています。

ことに岡田准一は、彼のこれまでのベスト演技ではないでしょうか。ヒゲの力もあってか(?)堂々たる貫禄が出て来ました。月代(さかやき)を剃っていない髪型、ヒゲ、黒い着物という外見からも、『用心棒』あたりの三船敏郎を連想してしまいます。と言ってもおかしくない程になってきたのです。エンドクレジットにも「殺陣」として名前が出て来ますが、本当に剣の達人に見える速さと冴えも、さすがです。終盤の殺陣で、「斬る」んじゃなくて、刀を縦に伸ばしてずぶずぶと突くやつが、新鮮でした。そういうの、これまで無かったです。

エンドタイトル(オープニングもだっけ?)に出て来るキャスト、スタッフの名前が、すべてその人の手書き。これも今まで見たことが無かったです。ただ、字ヘタの人にとっては、辛いでしょうねえ。

黒木か麻生久美子の役柄を宮崎あおいにして、夫婦共演で観たかった気がいたしております(それはそれで似合ったでしょうねえ)。

| | コメント (0) | トラックバック (6)

2018年10月 7日 (日)

「モアナ 南海の歓喜」:92年前の元祖ドキュメンタリー

364650_008
映画『モアナ 南海の歓喜』は、1926年のサイレント作品をサウンド版にした1980年作品(“Moana with Sound”)のデジタル修復版。「ドキュメンタリー映画の始祖」と呼ばれるロバート・フラハティの監督作です。こういうの上映してくれるところがさすがですね、岩波ホール。

364650_003

モノクロで描かれるポリネシアの島の民の暮らし。モノクロ映像から、鮮やかな南洋の色が見えて来るかのようです。実は結構ヤラセ部分もあるらしいのですが、まあこの時代の西洋人は、このような地域の人々の生活や風俗を、というかこういう人たち自体を目にすることがなかったのでしょうから、効果的演出に対してそう目くじら立てる必要はないと思います。

364650_007
ただ、ゆったりしたテンポで淡々と描かれる情景を見続けていくので、1時間もすると飽きて来ます。98分の作品ではありますが、正直後半は結構飽きちゃいました。現代の基準からすると、圧倒的な驚異があるあわけではないですからね、未開だけど暖かくて食物も豊富で暮らしやすい島ですもんね。まあ、のんびりしたもんです。

364650_002

それにしても、音がいいんですよね、この映画。自然の音、鳥の声、人々の歌、子供の遊ぶ声、音楽・・・サウンド版以前てのは、なんて味気なかったことでしょう。

スタンダードサイズの画面の四隅が「角丸」にしてあります。なぜなんでしょう?飲み屋の女性の名刺みたいですよねえ。

ディズニーの『モアナと伝説の海』って、主人公の女の子の名前をここから取っていたんですね。もっともモアナは本作では男性名なんですけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月 6日 (土)

「クワイエット・プレイス」:クシャミをしたら、即死。

364005_001
映画『クワイエット・プレイス』は、アイディア勝負のホラー。キャッチコピー通り「音を立てたら、即死。」な映画です。でもねえ、川の音とか滝の音とか自然に出ている音はOKみたい。どうもそこいらが微妙です。

結構緊張するサスペンス要素を次々と繰り出して来ます。人間生きてりゃ、何かと音もするってもんで・・・。でも困っちゃいますよねえ。水洗トイレ、使えないわけですし。クシャミもできません。

364005_008

(以降少々ネタバレあり) 割と早くから登場する怪物のお顔が、スポーンのような、ヴェノムのような感じ。長い歯がギザギザと集まっていて・・・。ただ、今一つよくわからない構造です。頭割れるし。

人類が(少なくともこの区域では)死に絶えてるって設定のようで、登場人物はたったの8人(だと思います)。低予算で作れますねー。

364005_002

(以降ネタバレあり) 何かとツッコミ所は多い映画です。なんで?って事が結構あります。そもそもこの状況下で、なんで子供作っちゃんたんでしょうか? しかも最初からそこが大いなる心配だったのに、赤ん坊が生まれてみれば、あまり泣かないし。そもそもオギャー!という産声は上げなかったのかーい?? あの釘はなんだったんだ?ってのも、かなり謎です。

364005_004

『ワンダーストラック』でも岩石のような顔を見せていた姉弟の姉役=ミリセント・シモンズって、(この役柄同様)本当に聴覚障害を持っているんですってね。驚きました。

でもまあこれは、エミリー・ブラントを見る映画でしょう。脚本・監督・そして夫婦共演もしているジョン・クラシンスキーが、彼女をしっかり目立たせたと言うべきでしょうねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (6)

2018年10月 3日 (水)

「顔たち、ところどころ」:ヒューマンな凸凹道中記

363173_018
映画『顔たち、ところどころ』は、1928年生まれのアニエス・ヴァルダと1983年生まれのJRという凸凹コンビによるドキュメンタリー。町から町へ移ってのアート活動なので、ロード・ムービーの趣もありますよね。

カメラ型のスタジオ付きトラックで、町の人々の写真を撮って、それを巨大モノクロプリントにして壁面に貼り付けるプロジェクトを追っていきますが、これがいいんです。

363173_001

人々とアニエス&JRとの交流が、とってもヒューマンな感銘に包まれているのです。とにかく人間の「顔」には力があり、そこには「時間」が刻まれておりますからね。いろんな町の人々を素直に「人間」そのものにしてしまうのは、JRとアニエスのフレンドリーな人間力そのものによるのでしょう。

363173_006

アートディレクターの水谷孝次さんが、世界中の人々の笑顔を写真に撮って、それを傘にプリントするっていうプロジェクトをやってますけど、通じるものがありますね。人々とのコミュニケーションが根幹であり、そのアートを通して、人々が少しだけ変わる、そのお手伝いをするようなプロジェクト。

363173_008

(以降ネタバレあり) 最後にゴダールがとんでもない(彼らしい)事をします。アニエスは哀しみますが、そのハプニングこそがこの映画のキモになりました。でもとても哀しくやるせないラストになってしまいましたね。今年公開の『グッバイ・ゴダール!』ともども、大江戸はますますゴダールって人が嫌いになりましたよ。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2018年10月 2日 (火)

「デス・ウィッシュ」:ハゲ・アクションの年

T0023136q

映画『デス・ウィッシュ』を試写会で観ました。最近驚いたのがイーライ・ロスの「転向」でして、こんな(セミ)メジャーなサスペンス・アクションを手掛けたかと思えば、まもなく公開される『ルイスと不思議の時計』なんてファミリー向けファンタジーまでもがイーライ・ロス作品だってのには、心底ぶったまげました。いったい何が起きているのでしょうか?

でも安心してください(って言うのも、アレですけど)。この作品、ちゃんと後半に、イーライ・ロスならではの「刻印」が押してありましたよ。

_20181002_224924

それはともかくブルース・ウィリス主演です、開映前のアナウンスで「ブルース・ウィルス」って言ってましたけど、配給・宣伝サイドの人がそれではいかんだろー。インフルエンザじゃないんだから。

この作品、’74年のチャールズ・ブロンソン主演作『狼よさらば』のリメイクなので、入口でこんなシールを配ってました。やっぱり!みうらじゅんさんのイラストでしたよ。でも、こんなもんどこに貼ったらいいんだー!(ってか、大抵のシールって死蔵するしかないんですけどね)

364461_002_2
それにしても、今年は不死身のアクション・ハゲが流行してますね。『ジュマンジ』『ランペイジ』『スカイスクレイパー』とハットトリックのドゥェイン・ジョンソン、『MEG .ザ・モンスター』のジェイソン・ステイサム、そして本作のブルース・ウィリス(まあ、彼の場合不死身ってわけでもなく、アクションもたかが知れてますけど)。

364461_006

まあ作品自体は、まずまずの出来。「必殺仕置人」ですもんね。不穏で暴力的なサスペンス醸成は、なかなかでした。

(以降ネタバレあり) でも一番気に入ったのは結末。あの刑事のおっちゃんの「粋な計らい」ってやつが良かったですね。大岡裁きです。

_20181002_222333
ロビーの柱に、「昭和調」の特製ポスターも貼ってありました。いやー、丸の内東宝で封切って、新宿ローヤルに流れてく男アクションって感じで、ナイスですー(「カラー作品」マークがついてるし、惹句の最期に「狼よさらば」ってあるし)。 

この作品、MGMなんですよね。なんか最近ライオンマーク見てなかったけど、まだしぶとく残ってたんですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018年10月 1日 (月)

「コーヒーが冷めないうちに」:あれもこれも問題で・・・

363809_001
映画『コーヒーが冷めないうちに』は、予告で大体わかるように(泣かせようとする)「時間SF」です。でもねえ、設定がすっごく強引なんです。喫茶店のある席に座ると、めんどくさいルールはあるものの、過去に戻れるって設定でいきなり物語が始まってます。何それ? 「なぜ?」とは言わせません。そういうルールなんです、って「えー!?」ですよね。無理くりすぎます。

363809_003

しかも恋人、夫婦、姉妹、親子をめぐる4つの物語がオムニバス的に連続して描かれるのですが、何とかつなげようとしているけれど、(この店の客ということでしか)つながっておりません。 さらに、終盤の重要な時間が交錯しながら「あーなってこうなって・・・」の部分が、複雑すぎるのか、説明がヘタなのか、当方がバカなのかで、今一つよくわかりません(これでいいのかどうか不安になるような・・・)。

363809_006
いきなり序盤から有村架純、波瑠の朝ドラ主演女優対決があったり(薬師丸さんも主演じゃないけど朝ドラ女優ですよね)、吉田羊とか松本若菜とか芸達者を揃えている割には、みんな演技がヘタに見えてしょうがありませんでした。石田ゆり子さんも、(いくら幽霊の役とは言え)見せ場に乏しく、魅力的ではありませんでしたねえ。篇中にカラオケで星野源の『恋』が歌われているのは、ゆり子さんへのオマージュなんでしょうかねえ(『逃げるは恥だが役に立つ』)。

363809_004
言っちゃあなんですけど、とにかく映画的センスがよろしくないのです。これまでTVドラマの演出を多く手掛けて来た塚原あゆ子監督ですが、うーん、あまりにもお手軽な、主張のない演出ではないでしょうか。 時間SFにかけては定評のある(はずの)奥寺佐渡子(細田版『時をかける少女』など)脚本なのに、こうなるとは意外でした。原作、脚本、演出、演技、揃って問題アリに思えてしまって・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (6)

より以前の記事一覧