2017年5月22日 (月)

「美女と野獣」:エマにはシンデレラを・・・

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映画『美女と野獣』は’91年のディズニー・アニメの実写化。アニメ版にかなり忠実な映画化ではないでしょうか。ただ、違っているのはアフリカ系の人たちが多く登場し、ゲイを示唆する描写もあるというあたり。ダイバーシティの時代にふさわしい小変化です(アフリカ系の増量に関しては、実写版『シンデレラ』もそうでしたよね)。

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とにかくキャストの面々(特に脇役の方々)の顔がアニメ的です。ヘアメイクや衣装の再現度も高く、よくぞこれだけマンガ顔を集められたものだと感心します。やはりハリウッドは層が厚いですね。衣装に関しても、特にベルと野獣がダンスする場面での黄色いドレスと青い服は、(アニメ通りとは言え)ちょうど『ラ・ラ・ランド』みたいじゃないですかー。

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エマ・ワトソンは、『ラ・ラ・ランド』の主役を蹴ってまでこちらを選んだ甲斐あって、悪くない出来です。ただ、見ていて前半の村娘然とした格好の方が似合っておりました。で思ったのは、実写版『シンデレラ』が彼女ならドンピシャだったろうなーってこと。少なくともリリー・ジェイムズなんかより、何倍も薄幸そうで可憐なシンデレラになったことでしょう。

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でもこの映画、特にアニメ『美女と野獣』のファンでもない大江戸にしてみれば、不可はないけど割と退屈でもありました。「再現」以上に、オリジナルに映画として跳躍する場面、輝きを放つ瞬間がなかったのです。そんなことは狙っていなかったのかも知れませんが、小生としてはそこが残念です。 唯一、ベルが丘の上で歌う場面がカメラの移動を含めて『サウンド・オブ・ミュージック』的だったのが、観ていて快感でした。

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2017年5月20日 (土)

「メッセージ」:日本の墨絵にも似て

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映画『メッセージ』は、かなりハウブラウな所を狙っておりますね。結構アタマ使いながら、観ておりました。そして本作のコメントで押井守さんが「SFというジャンルでしか実現できない、どうしてもうまく語れない感動というものが確かにあります」と語ったように、SFだからこそ「時間と人生」の命題を哲学的に語ることのできた作品だと思います。

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まずはこの宇宙船の造形が秀逸です。映画史においても、これまで円盤型をはじめいろんな形がありましたけど、タテ長というのは初めてではないでしょうか? で、外側も内側もメカなんかなくて、とにかくのっぺりとシンプルなのです。で、大江戸は(例えば『インデペンデンス・デイ』みたいな)タコ型宇宙人なんか出て来ると、その手(触手)じゃ細かいメカなんか作れっこないだろとツッコミを入れてしまうのですけれど、本作のような宇宙船なら納得です。これならこの人(?)たちだって、何らかの力で作れないこともないだろうと思えるような造形なのです。

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この映画を観ていて、日本美術(水墨画)との類似に勝手に思いを馳せました。白い靄(もや)の中に異星の生命体が現れる場面は、あたかも長谷川等伯の『松林図屏風』のようでした。その静謐さや空気感、異星人たちの姿形まで、よく似ていると思います。

「アボットとコステロ」と名付けられた異星人たちも、長澤芦雪の描いたタコ(右)に雰囲気が似ていませんか。それにしても、アボット&コステロなんていうかなり昔のお笑いコンビを口にしても分かり合えるなんて、いつも思うことですが、アメリカ人の間では古い映画やエンタテインメントが基礎教養となっているんですねえ。日本で「アチャコ・エンタツ」なんて言っても、相当な趣味人でない限りは通じそうにありませんもんね。

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そして宇宙人たちの「言語」として用いられる表義文字は、仏教の真理を表す「円相」のごとしです。この円相の哲学性と、この映画の哲学性がハーモニーを奏でているようにも感じられました。また、円には始まりも終わりもないということにおいて、「時間の概念がない」とか「HANNAH」とかにも通じているのです。

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終盤に至って宇宙船が縦から横へと向きを変えるのですが、横倒しになった姿は、若冲の鯨図のようでもありました。鯨ってのも「大きいがゆえに時を超越して神秘的」な生き物ですからねえ。

こんなことなら、もう少し(宇宙船が出現した)北海道関連の描写も入れていただきたかったところです。

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2017年5月18日 (木)

「美しい星」:ヘンテコに攻めてます

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映画『美しい星』を試写会で観ました。吉田大八監督作品として、『紙の月』に次ぐ『美しい星』という天体シリーズ(?)です。

いやー、吉田監督攻めてます。このキャストでメジャーな映画として作ってるのに、ここまでやっちまいました。昨年、吉田恵輔監督が『ヒメアノ~ル』でやらかしてくれたことと近い強度で、娯楽映画の枠を超えております。おそるべし、W吉田。

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何か往年のATG映画をちゃんと金かけて作ってるようでもあり、でも吉田監督、これがコケると以後厳しくなるのでは?などと、いらぬ心配の一つもしてしまいます。それにしても三島由紀夫原作なわけでしょ。60年前の作品なんでしょ。大江戸は原作未読なだけに、どこまでが原作にも書かれていて、どこからが映画用の創作なのかが、大いに気になりました。原作が冷戦への恐怖を描いていたのに対し、映画では地球温暖化への恐怖を打ち出しています。

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で、とにかくヘンテコな作品です。オフビートな笑いも多々ありますが、終盤に至るやヘンテコさ加減がマックスに達し、「え?」「あれ??」「うーん???」って感じになっちゃいます。娯楽作の着地点としては、正直しんどいですね。でも吉田監督(共同脚本も)は、確信犯としてそんな着地を選んでいます。考えてみれば『桐島』だって『紙の月』だって、あえて終幕に“破調”を選んでるわけですもんね。

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役者たちはみんなソツなくこなしています。中でも佐々木蔵之介の変な迫力は、特筆すべきものでしょう(『3月のライオン』の良さとは真逆ですが、どちらも素晴らしいのです)。 そして橋本愛に関しては、彼女の個性がとてもマッチした役柄と言えるでしょう。私はそこらの女の子じゃない、私はアイドルなんかじゃないってオーラが出まくって、役柄とご本人が結構かぶっているみたいに思えました。

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2017年5月16日 (火)

「カフェ・ソサエティ」:腹八分目の伝統芸能

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映画『カフェ・ソサエティ』は、ウディ・アレン印全開の佳品。アレン節たっぷりのストーリーとディテール。主人公ジェシー・アイゼンバーグの言動やら所作やらがほぼアレンって感じなのも、近作にはよくあるパターンです。96分のコンパクトさもアレン印ですよねー。

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滑らかで迷いのない語り口。ユーモアと諧謔を乗せて、早口で語られるダイアローグもアレンならでは。なんだかもう伝統芸能みたいになってますよね。 でも微妙なさじ加減で、これがあまり面白くないこともしばしばあるのですが、今回のはちゃんと面白かったですよ。「腹八分目」の面白さではあるのですけどね。

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『メリンダとメリンダ』ならぬ「ヴェロニカとヴェロニカ」なお話。その上、『さよなら、さよなら ハリウッド』なお話でもあります。絵ハガキみたいな、『マンハッタン』みたいな、ブルックリン・ブリッジの夜景も出て来ますし、スノッブな人々と、ユダヤ人の家族と、ギャングとジャズと美女と・・・まさにウディ・アレン作品の見本帳と言えるような作品になっています。

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アレンがここんとこずっと組んでいた撮影監督のダリウス・コンジに代わって、本作の撮影は大御所ヴィットリオ・ストラーロ。流麗かつ艶のあるルックは、彼がベルトルッチと組んだ『ルナ』を思わせるものであります(小生にとっては)。

毎年初夏にアレン作品を観られることの小さな幸せ(寅さんか?)。来年もよろしくお願いします。

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2017年5月15日 (月)

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」:二人に共感できなくて・・・

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映画『夜空はいつでも最高密度の青色だ』は、石井裕也監督久々の新作。原作は詩だっていうのが、ユニークです。そして東京映画というか、渋谷と新宿の映画だったりもします。ロケーションが生々しく、現在の東京を捉えます。なんだか’70年代のATG映画が匂います。

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東京に弾き飛ばされそうな人たちを描いているのですが、正直相当にめんどくさい方々です。大江戸の場合、本作に関してはその魂に共感することはなく、ただ「うわー、これだと生き辛いよねー」「無理に東京になんかいない方がいいんじゃないのー?」との思いを禁じ得ませんでした。ぶつぶつ言いながら東京に居続けるのって、不幸な事ではないでしょうか?

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かなり評価されている石橋静河ですが、なんと石橋凌と原田美枝子の次女なんですってね。『PARKS パークス』にも出てましたけど、全然知りませんでした(そもそも、石橋、原田が結婚していたことさえ「あれ、そうなんだっけー?」って感じでしたから)。 池松君は、常にいつもの池松君芝居です(たとえ「強迫神経症的にしゃべりまくる」という技を入れたとしても)。 むしろ脇を固める田中哲司や佐藤玲やポール・マグサリンの方がいい味出してました。

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現代日本の社会問題をあれもこれもと詰め込んで、物語を成り立たせております。でも、詰め込み過ぎで、みんな表層的になっているのではないでしょうか?

ストリート・シンガー役の野嵜好美が、あまりにもあちこちに居過ぎます。「またかよ?」て感じで、笑っちゃいます。しかも単純に「がんばれがんばれ」言われたってねえ・・・。 そして、最後の彼女がらみの「神の降臨」シーンは、これまたちょっと笑っちゃうというか、作り過ぎている感じでした。

何ヶ所かで使われているスプリット・スクリーンは、(久々に見ると新鮮で)良かったですけどね。

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2017年5月14日 (日)

もえあず、爆食女王3連覇達成!

テレビ東京の『元祖大食い王決定戦 ~爆食女王下剋上戦記!!~』を見ました。『小さな巨人』の芝署編完結話を録画に回して、リアルタイムで見ました。いやー、いつもながら感動させられました。今回は女王もえのあずきの首を取らんと、あの正司優子さんが4年ぶりにカムバック。「もえあずは弱い」とか「アイドルでしょ」とかの見下げた発言を繰り出し、敵対ムードバチバチ。

一方で新人のさくらちゃん、花蓮ちゃんも並外れた実力を見せて、今回のフードファイターたちのレベルの高さときたら、相当なものでした。アベレージがハンパなく、全員が拮抗していました。

確かにこれまでのもえあずの戦い方を見ると、盤石の強さは感じられなかったですし、時々もろさを感じさせもするものでした。でも、その(意外なほどの)根性や意地は、そのルックスからはうかがい知れぬ彼女の芯の部分として、いつも(きちんと)見る者の心を打つものでした。逆にあのルックスやキャラクターを維持し続けているというのは、大したものです。

なのに、正司さんをはじめ他の選手たちも、みなもえあずを敵視してというか、もえあずの「アイドル性」を敵視して、心無い言葉を投げかけておりました。うーん、そんなに嫌わなくたっていいじゃないかあーと思ってしまいますけどね。 確かにこれまで、時として「もえあず救済ルール」みたいなものが適用されたりしたこともありますが、まあ番組側にだって大人の事情ってもんがありますもんね。それに、敵対の構図をあおる演出でもあるみたいですから。

でも結果はもえあず、炎の3連覇! 満腹感の苦しさと追い上げられる恐怖に耐えて、ラーメン18杯は立派です。イメージだけで「弱い」とか言われても、そんなことありません。なにしろ3連覇!ですから。本当に彼女は、年々成長していると思います。一方であの「もえあず」も29歳かあ、なのですが、いやいやフードファイターとしてはまだこれから伸びる余地だってあると思います。実力派の若手たちとの競争も、ますます楽しみです。

それはそうと、昨年からMCをやっている照英さん、あんまりうまくないですねー。言葉にキレがなく、単調です。 こうしてみると、やっぱり中村ゆうじさんは偉大でした。あと、赤坂さんにMCやらせるのはムリだあー。

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2017年5月13日 (土)

「スプリット」:シャマランの大イタチ

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映画『スプリット』は、「結末は絶対ナイショだよ」(c)M.ナイト・シャマラン なので、ネタバレが耳に入らないうちに・・・と公開2日目の今日、早めに観て来ました(いつもそうなんです)。で、結構よくあることなんですけど、今日もがっかりして劇場を後にしました。そういうところって、シャマラン先生、「大イタチの看板」みたいな人ですよね。昔の浅草の見世物小屋で、「大イタチ」だよって聞いて入ってみると、大きな板に血がついてるだけっていうやつ。その「やられたな」感に近いものがあります、この人。

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これ1時間57分の作品なんですけど、基本的にはシンプルな監禁モノなので、あと20分ぐらいつまんだ方がすっきりとテンポよくなるのですけどね。中盤など、あまりのスローな進行にうんざりしてしまいました。

多重人格ってのもストーリーにさほど生かされず、ってゆーか23(24)人格とか言っときながら、4つ~5つの人格しか出て来ないじゃん(ビリー・ミリガンへのオマージュだったとしても、そんなの意味ない)。

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多重人格を演じ分けるジェームズ・マカヴォイの演技は、特に絶賛すべきものではないです。むしろ平凡。 それよりもケイシー役のアニヤ・テイラー=ジョイが、原石の輝きを示しておりました。この子、真野恵里菜そっくりですよね!特に『逃げるは恥だが役に立つ』の彼女に似すぎです。 それと、つい先日『スウィート17モンスター』で見た女の子(主人公の親友役だったヘイリー・ルー・リチャードソン)も出ておりました。

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(以降ややネタバレあり) 事件の解決まで観ても、頭の中には「???」が残り、その後のラストシーンを観ても、「え、それだけですかい?」「そんな突拍子もないネタ持って来て終わりですかい?」「ギャグ??」ってな感じ。しかも、あの映画を観てないとわからんじゃないですかー(そんな不親切なのってアリ?)。って意味では、突き抜けております。あ、だから「シャマラン史上、最も衝撃的なラスト」なのか。

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2017年5月12日 (金)

「午後8時の訪問者」:監督も主人公もダウナーで辛い

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映画『午後8時の訪問者』は、あの「暗い名匠」ダルデンヌ兄弟の新作。昔に較べると、娯楽作品的なストーリーをきちんと描いたりはしているのですが、やはり本質は暗いですねえ。いつでも「生まれて来てすみません」的な、ダウナーなノリがあるのです。

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この主人公の女性が好きになれません。顔もそうだけど、それはさておき、「万能感」がハンパないっす。自分は完全である、自分は無謬であるというオブセッションに囚われているかのようです。そんなに気張って、どうするの? いくら聡明なエリートであり医師であったって、もっと楽に構えてればいいのに。

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これまでもそのようにしてあらゆる物と戦って、完璧をめざしてきた人生だったのでしょうが、ここまで来るとそれは「責任感」と言うよりは「おごり」ではないでしょうか?

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意外な真実が語られますが、もともと謎解きミステリーではありません。結局最後までモヤモヤです。

常に「お金払って観るってのに、しんどいなあ、つらいなあ」と思ってしまうダルデンヌ兄弟作品ですが、なんだかんだ『ロゼッタ』(1999)以降は全作品観ていたりしる大江戸なのでした。

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2017年5月11日 (木)

「追憶」:オーソドックスな小品の味わい

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映画『追憶』は、なんで『追憶』なのかタイトルがピンと来ませんねえ。まあ、変なサブタイトルをつけ足したりしてないのは潔いと思いますけど。降旗康男×木村大作コンビと言えば、2時間20分ぐらいになってしまいそうな印象ですが、さしものパワフルな二人も枯れて来ましたね。「小品」と言ってもいい感じの作品です。99分だし、なんか「小体(こてい)」なのです。主演男優も小柄ですしね。

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観る前は、かなり高齢の降旗×木村コンビで、このキャスティングで、あの予告編で・・・ってことで、大江戸的にはほとんど期待していなかったのですが、いや、思ったほど悪くありませんでしたよ。むしろ小品の良さを持った作品になっていました。今日び、こういう作品ってなかなか作られませんもん。そもそも企画が通らないし、通ったとしてもこういう伝統工芸風には作れません。

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当世の映画とは思えぬほど「古めかしい」空気が流れているのですが(例えば『砂の器』みたいな)、でも「古くさい」わけではないのです。オーソドックスと言うべきでしょうか。途中まではどっちに転ぶか?って感じでしたが、終盤の良さでちょっといい佳品としてまとまりました。

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疑問としては、現代パートの安藤サクラがどうして老けメイクなしのお肌つるつるなのか?ってこと。設定だと50歳以上でしょうし、吉岡秀隆の方は老けメイクになっているのにね。ただ最後の方のアップを見てて思ったのですが、もしかしたら「能面」なのかなあ。彼女の顔が感情の現れない無表情のようでいて、実はさまざまな思いを投げかけて来るあたりが能面みたいですし、実際に「若女」の面に似ているなあと感じました。ここだけはリアリズムを離れて、象徴、ファンタジーの世界なのかも・・・と。

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2017年5月10日 (水)

「スウィート17モンスター」:こじらせ映画史上の伝説となるか?

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映画『スウィート17モンスター』は、なるほど、こじらせちゃってますねー。あまりにも自意識過剰な17歳女子の主人公が、あまりにもイタイ映画です。ヘイリー・スタインフェルド演じる主人公の、ツッパッている面倒くささ! そしてジャケットのダサさ! いや、ヤバいっす。

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この人の過剰な自意識のおかげで、母も兄も親友も、みんな振り回されちゃいます。本人としても実はいろいろわかってるくせに、その辛い現実を直視しないばっかりに、ずぶずぶと沼にめりこんで行くのです。

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そんな彼女に救済を与えてくれる人物その1は、担任教師(ウディ・ハレルソン)。いやー、いい味出してますよ。『ナチュラル・ボーン・キラーズ』以来の当たり役なのでは?ってぐらいにキマってます。

そして救済を与えてくれる人物その2は、アジア系男子学生のアーウィン君。意外や彼が大金持ちの息子だったって設定もなかなかです。でも悪く取れば、「イケてない女子には、アジア系の男でもあてがっとけ」的な悪意が(無意識にせよ)あるのかもなどと、ちょっと気になってしまいました。

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それでも、こじらせ女子を描いた作品として、今後エヴァーグリーンになっていくのかも、後々まで引用されたり比較の対象になったりするのかもって気がいたします。 初監督作だというケリー・フレモン・クレイグ女史の今後にも期待できそうですが、ググってみたら結構な美人でした、この方。少なくとも主演女優よりはおきれいかと・・・。

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