2017年1月11日 (水)

「キネマ旬報」ベストテン発表

 昨日、恒例の『キネマ旬報』ベストテン2016が発表されましたね ↓

http://www.kinenote.com/sp/kinejun_best10/

 今年は邦洋とも順当な結果だったので、「うん、なるほど」「まあ、そうだよね」って感じ。計20本の中で、未見の作品が一つも無かったってことも、順当さを示しております。

 毎年読者選出ベストテンを投票している立場で言いたいことがあるとすれば、今年もまた12月半ば(12/15)までの1年間の公開作が対象だってこと。以前のようにというか、アカデミー賞のようにというか、1/1~12/31の公開作というシンプルな形にしていただきたいものです。決算号を遅らせてでも、そうしてほしいのです(もちろん年末の公開作を観る都合上、投票締め切りもせめて1/10頃にしていただきたいですが)。なぜなら、その年(暦年)の公開作と対象作が異なるってのは、後から調べる時に何かと面倒ですから。更に、自分でその年のベストテンを作ってブログにも発表している立場とすれば、同じ年に2種類のベストテンが存在してしまい、ややこしいのです。今回も、12/23公開の『アイ・イン・ザ・スカイ』を片方では入れ、片方では入れないために、ベストテン上位が大きく変わってしまうのです。

 それはさておき、日本映画では、『この世界の片隅に』が1位、『シン・ゴジラ』が2位と、ある意味一番想定しやすかったパターン。3位『淵に立つ』と4位『ディストラクション・ベイビーズ』は、入るとしてももう少し下位だと思っていたんですけどね。以下秀作、力作が並びますが、新聞によると『海よりもまだ深く』と『64 ロクヨン』が次点だったとか。普通の年なら当然テンに入る作品でしょう。自分で選ぶ時も難しかったのですが、本当に昨年は類例がないほど優秀な作品が多い年でした。そう、『君の名は。』も入ってませんしね。

 一方、外国映画は1位『ハドソン川の奇跡』は予想できたものの、『キャロル』が2位にまでなるとは思っていませんでした。これも自分で1位を選ぶことが難しかった(群を抜いて秀でた作品が無かった)のと同様、皆さん選ぶのに苦労したのではないでしょうかねえ? そんな中、スピルバーグ久々の秀作『ブリッジ・オブ・スパイ』が3位に入ったのは嬉しかったなあ。4位『トランボ』も頑張りました。1~4位をはじめ、10作中7作がハリウッド映画でした。

 個人賞では、宮沢りえ・杉咲花の『湯を沸かすほどの熱い愛』コンビが主演&助演女優賞を獲得したのには、大いに納得。花ちゃん、あの若さで助演賞ってのは珍しいけど、小生も1票!です。 柳楽優弥の主演男優賞には、ちょっとびっくり。佐藤浩市や本木雅弘や岡田准一らを差し置いて・・・ですからねえ。

 2/3発売のベストテン号で明らかになる読者選出のテンも楽しみです。 そして皆様ご期待の大江戸時夫のベストテンも近日中に発表しますので、もうしばらくお待ちください。

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2016年12月26日 (月)

「酩酊!怪獣酒場」第3巻

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ウルトラ怪獣たちが出演(?)する人情酒場コメディ漫画『酩酊!怪獣酒場』の第3巻が出たので買いました。

(1・2巻はこちら↓)

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/post-b8d1.html

表紙は焼鳥を焼くゼットン。その背後にはカネゴンとダダの姿も。こんな感じにシュールなのです。 3巻では怪獣酒場のチーフのケムールさんがますます主役として活躍。ケムール人ファンの小生としても、嬉しい限りです。

今回、怪獣以上にインパクトがあったのが新入社員の瀬戸文太。打たれ弱くて、怒られるのがいやなばっかりに、わざと無能を装って見放されているというとんでもないキャラ設定なのです。うーむ、考えさせられる今日性がありますね。

そして最後にオドロキの展開が待っています。びっくりです。 第4巻が楽しみです。

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2016年11月16日 (水)

「オシム語録」を読んで

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文藝春秋から出た『オシム語録 人を導く126の教え』(監修:田村修一)を買いました。もともとは『Number』およびメルマガに載せられた2006年以降のインタビューの中から印象的な言葉をひろったものだそうです。

「部下を動かす言葉」「リーダーシップに必要な言葉」「組織を構築する言葉」「人生に効く言葉」「日本人に告ぐ」の5章に計126の言葉が、その解説とともに掲載されています。基本的にサッカーの事を語っていますが、それが仕事や人生の金言にも置き換えられるのが、実にオシム流なのです。

ハッキリ言って、一つ一つの言葉はそんなにアッと言わせるものではないし、大好きな言葉を一つ選べと言われても難しいのですが、全体として迫ってくるのがオシムならでは。同じことを手を変え品を変え、繰り返し伝えているように思います。それがじんわりとしみて来るのです。

先日旭日小綬章を受章したオシムさんですが、そうそう日本はそれぐらいしてあげるべき日本サッカーの恩人だと思います。毎度の繰り言ですが、本当にあそこで倒れなかったらなあ・・・。一番見たかったパラレル・ワールドです。

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2016年10月20日 (木)

オシムの新著「急いてはいけない」

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 イビチャ・オシム著・田村修一訳『急いてはいけない  加速する時代の知性と「知性」とは』(ベスト新書)を買いました。

これまでに出たオシム本はおそらく全て買っている大江戸ですが、この人には本物の知性がありますし、サッカーのことを語っていても人生を語ることになっているし、人生のことを語ってもサッカーを語ることになっている。そういう人です。

阿部勇樹、羽生直剛、水野晃樹、中村憲剛らサッカー選手および一般人やサッカー関係者からの質問にオシムが答えるという本なのですが、いわゆるQ&Aではなくて、4つの章に分けて「日本」「チーム」「個」「サッカー」について語りながら、トータルした全編の中で、それらの質問に対して答えを出したり出さなかったりしているのです。そこらへんが、いかにもオシムらしいところ。一筋縄ではいきません。

今まで読んだことの延長線上にあり、オシムらしい経験と智慧に裏打ちされた言葉が並びます。ただ、読んでいて「ちょっとこれってどういう意味」とか「なんか(訳が)少し違ってる気がする」ということが何か所かありました。

いつも思うことですが、本書を読んでまた「オシムが倒れずに2010年W杯・南アフリカ大会を戦っていたら・・・」と空想せずにはいられませんでした。ドラえもんに頼んで実現させたいことの一つです。

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2016年7月14日 (木)

コミックス「怪獣酒場」

1468502353031_2じゃーん。『怪獣酒場』(青木U平/小学館)というタイトルのコミックス1巻・2巻です。「みんなのごはん。Powered by ぐるなび」というWEBサイトに連載されていた(いる?)のだとか。

実は近いうちに川崎の「怪獣酒場」に行く運びとなったので、その予習も兼ねているのです(と思ったら、全く予習になりそうもない内容でしたが)。

この本では怪獣酒場のチーフはケムール人。店員のダダやゼットンより偉いあたりが、ケムール人好きの小生としては嬉しいところ。

ま、基本シュールですし、そんな中にところどころファン心をくすぐる設定や小ネタがあるのがまた嬉しいのです。怪獣たちの絵がうまくて、うるさいファンでもこれならOKでしょう。ケムールさんもかっけーし。 作品の雰囲気を例えるなら「四畳半でメトロン星人と語らうウルトラセブン」みたいなもんですね。

1巻が出たのが昨年の10月、2巻がこの4月。ウルトラマン誕生50周年の今にふさわしいお楽しみと言えますでしょう。

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2016年5月26日 (木)

「銀座資本論」by渡辺新

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講談社+α新書『銀座資本論』を読みました。1年ちょっと前に刊行された本で、著者の渡辺新さんは銀座の高級紳士オーダースーツ店「壱番館洋服店」の社長さん('66年生まれ)。強い個性を持ちながら、日本の伝統、銀座の伝統を大切にする方です。

「資本論」というタイトルとは必ずしも合致しない内容で、銀座で商売をしている各分野の代表的人物に渡辺さんがインタビューを行うという本なのです。複数の方にインタビューを行っている章もあるので、計12人へのインタビュー集です。

サンモトヤマの茂登山長市郎さん、虎屋の黒川光博さん、ハツコエンドウの遠藤彬さん、ナイルレストランのG.M.ナイルさんあたりは小生も存じ上げているのですが、不勉強にして知らない方もいらっしゃいます。寿司屋さんも喫茶店主も不動産屋さんも呉服屋さんも・・・。

海外高級ブランドのショップが林立する一方で、この本に出て来るような個人商店が長年生き残っているのが、銀座の「銀座ならでは」の部分です。これは新宿も渋谷も表参道も六本木も真似できないところ(比較的近い日本橋ともちょっと違ったりします)。

みんな銀座の特殊性とその良さについて語っています。当たり前だけど、みんな銀座が大好きなんですね。守るべきものはいつまでたっても同じように守り通す、新しい時代感覚を常に取り入れる、あまり商売を広げない--ここらが銀座で長く商売を続けていくコツのようです。

銀座には末永く、頑固かつしなやかに、この街の個性を守り通してほしいものです。こういう人たちがいなくなっちゃったら、銀座じゃないもの。

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2016年2月19日 (金)

「人生を面白くする 本物の教養」by出口治明

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幻冬舎新書の『人生を面白くする 本物の教養』出口治明 を読みました。結構売れているようなのですが、いやー、面白かった!

著者はライフネット生命(株)の会長兼CEO。この人の話のわかりやすく明解なこと! はっきりした論旨を持ち、平明に誰にでもわかるような説明ができる--こういう人こそが、真の教養人なのだと痛感できます。出口氏はとにかく本をたくさん読み、そこから知識と知恵を広げています。その上で人と会い、旅に出ることで、教養に磨きをかけ、インターナショナルかつ実践的なものにしているようです。英語も大きな武器となっています。

冒頭に紹介されたココ・シャネルの言葉「私のような大学を出ていない年をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を一日に一つぐらいは覚えることができる。一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。その分だけ人生と世界は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい。」には唸りますね。これだけでもこの本を買って良かったと言いたいぐらいです。

「日本のリーダー層は勉強が足りない」という章における数々の例証にも「なるほどなあ」と瞠目させられ、感心&共感しました。著者が危惧するように、このままだと日本は本当にまずいことになってしまいます。逆に中国は大したものだということが、よくわかります。

「数字・ファクト・ロジックで考える」「常識を疑う」「行動をルール化する」など、どれもこれも合理的で実利的な氏の行動指針にも感心するばかりです。さらに時事問題への見解も、ことごとく正鵠を射ています。

「速読は百害あって一利なし」というのにも、わが意を得たりでした。また「連合王国(UK)が没落を運命づけられた国家だという事実を過不足なく認識させる」のがオックスフォード大学の教育方針だというのにも、驚きつつ畏敬の念を抱きました。

そんなこんなで、どの章もたまらなく面白いのです。もっと本を読んで、もっと勉強しなくちゃと思いました。モチベーションを上げてくれる本でもあるのです。

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2016年2月 3日 (水)

「サリンジャー」(角川書店)をようやく読了

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ようやくです。昨年8月に購入してから、半年近くかかってようやく読了したのがこちら。デイヴィッド・シールズ/シェーン・サレルノ著『サリンジャー』(角川書店・4,200円+税)。742ページ+αという分厚い本なので、その重量や鞄に入りにくいことから、持ち歩くのも大変なのです。だから、つい持ち歩くのを躊躇したりしましたし、それ以前にいろんな本や雑誌を「割り込み」で読んで、こいつはちびちびちびちびと呼んでいたので、あきれるほどの月日がかかってしまいました。でも裏を返せば、それだけ長持ちしたってことであり、日割りにするとコストも結構安い計算になるので、これはこれで良かったんじゃないでしょうか。

決定版的なサリンジャー伝なのですが、ほとんど全てが200人を超える人々へのインタビューで成り立っているということ(インタビューには9年以上かかったそうです!)。しかも、インタビューの断片を少しずつ組み合わせていく手法で、時系列に沿って詳細に彼の生涯を浮かび上がらせていきます。 これ実はアメリカでは同時進行的に制作されたドキュメンタリー映画になっているのだそうです(2013年公開)。観てみたいなあ。日本公開希望です!

小生は英文学科出身で、大学の卒論が『J.D.サリンジャーの作品におけるイノセンス』でしたので、卒業後もサリンジャーの名が出るたびに読んだり買ったりしていたのですが、ここまでの資料はかつてありませんでした。新発見や初めて聞く話も多かったですし、これがあると、今の学生は随分研究がやりやすくなったり密度が濃くなったりしそうですね(かえって大変なのかも知れませんが)。

ただ、全体的には彼の秘められたダークサイドも、かなり白日の下にさらされてしまっているので、かの「無垢なる聖人」が「堕ちた偶像」になってしまうことは覚悟しなければなりません。正直、かなり面倒くさい人ですし、人格的にも精神的にも問題の多い人だったことが、これまで以上にはっきりわかりました。

写真も豊富で、これまで見たことのないものが多数含まれていました。戦争従軍中の写真など貴重ですし驚きです。 本書で一番読み応えのある部分は、この戦時中のあれこれと、彼の女性(特に少女たち)関係でしょう。

そして最後の最後に書かれている、サリンジャーが隠遁中に書き続けた多くの作品がこれから死後出版されていくという情報! 本当なら凄いことです。なにしろ学生時代からそれらを読める日が来ることを願っていただけに、いよいよ本当にと思うと、うーん、感無量です(でも本当に読めるのかなあ・・・)。

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2015年12月31日 (木)

「湘南ベルマーレあるある」と、主力3人の移籍

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先ごろ発刊された『湘南ベルマーレあるある』(TO出版・1100円+税)を買い、あっという間に読みました。だって内容薄いんだもーん。

この手のJリーグ・クラブのあるあるシリーズがあるのは知っていましたが、それらに較べても物足りないというか、そんなこたぁ知ってるよというか、取材不足というか、値段に見合わない内容でありました。

例えば川崎フロンターレのなんかだと220項目もあるのに、ベルマーレのは100項目。さらにフロンターレのは現役3選手の対談が掲載されているのに、こっちはそんなのは一切なし。また、多くのページで見開きの右側が文章、左側がまるまるカット画だったりするのですけど、この画が「似ていない」のみならず、「あんた、この選手たちのこと全然知らないでしょ」って感じにポイント外し過ぎなので、ちょっとイラッと来ます。それを言ったら、文章の方もやけにここ2年ぐらいの話が多くて、間に合わせ感たっぷりです。

まあ非公認の本ですけど、出されたらサポーターとしては買っちまいますからねえ。そもそもが「あるある」ネタじゃないし・・・。キングベルのこともベルマーレクイーンのこともロンドさんやかすみんのことも全く触れてないし・・・。

そんなことは置いといて、ベルマーレに激震というか、遠藤航の浦和行きに続いて年末ギリギリに発表された移籍ニュースに心が砕けそうです。永木亮太の鹿島アントラーズ行きと、秋元陽太のFC東京行きが決定しました。 早い話が、チームで最も能力の高い3選手が出て行ってしまったということです。 10日ぐらい前に、クラブ事務局から電話で「来シーズンのサポーターズクラブ会員継続手続きをお早めに」なんてお知らせが初めて来たのも、この3人が去ったら会員から抜ける人が出ることを危惧していたのだろうか?などと勘繰りたくもなってしまいます。

J2降格とかでそうなるのならあきらめもつきますが、18チーム中8位と堂々の残留を果たし、晴れて「J1の住人」となったと言うのにこれは、辛いものがあります。まあ結果を残しただけに、選手たちの給料も上げてやらないといけない。だけどスタジアムのキャパの少なさ(1万4千数百名で札止めになります)のせいで、いつも満席に近くても収入がそうは伸びない。大きなスポンサー企業の無い市民クラブなので、広告収入もそこそこの規模でしかない。だから成長して、他チームから目を付けられるようになった選手は売りに出していくしかないという、悲しい循環が宿命なのですね。

だーかーらー、平塚市さん、関係者の方々、一刻も早く客席数の多いスタジアムを作ってください! 伏してお願い申し上げます!!

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2015年12月18日 (金)

「村上春樹 雑文集」:文庫になったので買いました

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『村上春樹 雑文集』(新潮文庫)を買いました。2011年に新潮社から刊行された同書の文庫化。1979-2010年に村上さんが雑誌、会報誌などに発表したり、講演会や受賞式でスピーチしたりしたさまざまな雑文69編を収録したものです。 文学のこと、ジャズのこと、友人のことから結婚式のスピーチ(これが短くて傑作)まで、いろんなテーマで語るように書かれた文章たちが短いのから長いのまで揃ってます。

あの有名な「壁と卵」のスピーチもはいっております。全文をちゃんと読めるのはありがたいですね。

全体的にはまあ玉石混淆で、かなりバカバカしいものも含まれていますけど、評論を書いてもスピーチ原稿でもやはり村上さんの文体ですねえ。スラスラと読みながら文章の巧さを堪能できるのです。村上主義者必読の書です。

巻末には和田誠×安西水丸対談もあって、ハルキさんをサカナにしたこのトークが面白いのなんの。改めて昨年水丸さんが急逝してしまったことがウソのようですし、残念です。ちなみにこの表紙も、左のネズミが和田さん、右のウサギが水丸さんの絵なのであります。

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