2023年8月10日 (木)

のんの2ndアルバム「PURSUE」    #のん #PURSUE #パシュー #高橋幸宏とのん

Dsc_11453_copy_1024x903 のんのセカンド・フルアルバム『PURSUE』(6/28発売)。予約してCDを買った割には(物質好き、配信嫌いなんです)、PCを新しくした関係で、外付けCDプレイヤーがなかったり、まあなんだかんだ聴きこむのが遅くなってしまいました、はっはっは。タイトルの意味は、「のんがこれまでも、これからも自分のクリエイションを追求していく」ことを表しているそうです。

これまでの方向性をさらに発展させたような12曲+ボーナストラック1曲。ロック(特にパンクロック)が中心ではありますが、ポップなナンバーもバラードもあります。のんが作詞・作曲した曲と堀米泰行や柴田隆浩(忘れえらんねえよ)らのアーティストたちの提供曲が半々ぐらい。

のんのパンクでとがったボーカルもますます冴えてます。それのみならず、繊細な『エイリアンズ』や堂々たるバラードで新境地を拓いた『荒野に立つ』など名曲も多く、聴きこむほどに良いアルバムです(最初はちょっとイマイチに思えたのですが…)。

そのほかにも『Beautiful Stars』『ナマイキにスカート』『わたしは部屋充』(1分52秒の短さとスピード感がサイコー!)『この日々よ歌になれ』などがいいなあ。好きだなあ。

ボーナストラックの『Knock knock』はのんの曲ですが、高橋幸宏さんがコーラスに参加しています。生前の録音だったそうで、アルバム・クレジットの最後には幸宏さんに捧げる言葉が(英語で)載せられています。音楽におけるのんさんのメンターみたいな人だったからなあ、幸宏さん。

初期のミニアルバムを除いて、2枚目のフルアルバムなのですが、1枚目でバンドマンとしての地歩を固めた彼女が、この2枚目でさらに盤石なミュージシャンになっていました。やっぱりすごい人です。

 

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2023年6月 6日 (火)

「あまちゃん」再放送が面白過ぎる!    #あまちゃん #のん #能年玲奈 #クドカン

Dsc_13128_copy_1024x888 NHK-BSプレミアムで4月から始まっている『あまちゃん』の再放送が最高ですね。毎朝欠かさず見ております(あるいは録画して)。

(2013年放送時のレビューはこちら ↓ )

「あまちゃん」が面白すぎる!: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

「あまちゃん」終了に思う: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

10年前の当ブログの記述を読み返しても、今の感想と全く一緒です。作品が古びてないのです。すごいことです。とにかく毎日、面白すぎます。

ダイアローグの面白さに加えて、一人ひとりのキャラクターの面白さ!全世代に向けたジェネラルなストーリーとクドカン的小ネタを、見事に両立させております。やはり朝ドラの異端にして、頂点です。

そして、のん(能年玲奈)ちゃんが天才過ぎます! あの声、あの表情、あの黒目がちな小動物のような瞳のキラキラかげん! 20代前半の彼女をもっといろんな映画やドラマで観たかったです。まことに残念なことでした。でもその逆境にめげずに、独自の道を切り拓いて歩んできたのんさんは、本当に偉いと思います。偉人伝「のん」が出てもおかしくはないでしょう。

放送はまだ全編の1/3ちょっと。これから、さらに面白い東京編がやって来るんですもんねー。のん(能年玲奈)のみならず、ピエール滝もやっと登場できるわけですねー。若き松岡茉優や山下リオも楽しみだし(『暦の上ではディセンバー』も!)。花巻さんのフレディ・マーキュリーも控えておりますし。

終わったら再び「あまロス」になっちゃう国民がいっぱい出るんだろうなー。これを機会に、NHKおよび民放のドラマにのん(能年玲奈)さんがまた出られますように! ジャニーズの件もそうですけど、芸能事務所とメディアとの昭和的な古い関係が問われている今だから、正義の判断をしてもらいたいものです。

(写真は小生が10年前に買ったCDでーす)

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2023年2月24日 (金)

吉川晃司の武道館ライブ    #吉川晃司 #吉川晃司日本武道館ライブ #OVERTHE9 

Dsc_12473_copy_600x374 訳あってチケットをいただき、日本武道館で吉川晃司のライブ『OVER THE 9』を楽しみました。本日は撮影用のドローンを飛ばすために、アリーナには観客を入れず。観客は1階席&2階席のみってことで、西スタンド2階の後ろの方からかなり見下ろしました。

思い返せば、小生の吉川ライブは1984年の有楽町よみうりホール以来。その日は映画『すかんぴんウォーク』(吉川晃司デビュー作)の試写会だったのですが、映画が終わってエンドロールが終了すると同時にするするとスクリーンが上がって、その背後にまばゆい照明と共に吉川とバンドが登場し、主題歌『モニカ』の演奏が始まったのでした。その後、何曲か歌った気もするけど、最後にもう1回『モニカ』を歌った気もするけど、もはや全ては霧の中なのであります。

その後も初期の吉川は結構聴いていたし、小生のカラオケの十八番でもありました。ただそれもCOMPLEXあたりまでで、以降はテレビなどでライブの断片を見る程度でした。

Dsc_12483_copy_768x437 そして本日のライブ。いやー、吉川さん、体型も動きも変わりませんねー。若い 若すぎる! 例のシンバルキックも、計5回披露していましたし。ドラマで役者をやって、財前部長だとか飛行機の教官だとかをやってると、それなりに年取ったなあと思うのですが、ライブだと遠くから見ていることもあって、まったく老いを感じさせません。やっぱすげーです。

お客の入った武道館でドローンを飛ばしたのは、今日が初めてなのだそうです。赤い光のドローンが同時に何台も飛んで撮影してましたし、大型クレーンやレールで動く移動撮影車や手持ちのハンディカムまで、あらゆる撮影機材で、いろんなショットを撮っておりました。WOWOW用の映像のようです。

ニュー・アルバムからの曲や新し目の曲に混ぜて、懐かしい『憎まれそうなNEW FACE』や『ラ・ヴィ・アン・ローズ』なども歌ってくれましたし、ラスト2曲は『恋をとめないで』『No No Circulation』でえらく盛り上がりました。で、アンコールも『INNOCENT SKY』と『KISSに撃たれて眠りたい』。やっぱり今でもこれら初期の曲が支持されているってことですよね。

開演時間の18:30ぴったりにスタートして、2時間10分のライブ(MC多め)でした。まあ、吉川の曲って、いくつかのパターンがあるけど割とみんな同じように聴こえてしまうところがありまして、それはそうなんですが、2階スタンドの後ろの方まで最後まで総立ちにさせておくパワーもあるのでした。吉川晃司57歳、おそるべしです。大いに刺激をいただきました。

 

 

 

 

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2023年1月24日 (火)

日本アカデミー賞のノミネーション(優秀賞)    #日本アカデミー賞 #松本穂香 #のん #ハケンアニメ

毎年「バカバカしい」とか「茶番だ」とか思うのに、中継を見るとあまりのひどさに憤怒してしまうことも多いってのに、一応気にしてしまうのが日本アカデミー賞。今回のノミネーションが昨日発表されましたが、まあ、どうしてもいくつか言いたいことは出て来ちゃいますよね。

(優秀賞受賞作と受賞の方々はここにまとまってます↓)

日本アカデミー賞(2023年)優秀賞 受賞リスト一覧:第46回日本アカデミー賞|シネマトゥデイ (cinematoday.jp)

 

1.優秀賞とノミネートの違い

・・・本家アカデミー賞をはじめたいていの映画賞では、5作品とか5人とかをノミネートしてその中から受賞作(受賞者)を決めるのですが、日本アカデミー賞の場合、優秀賞が5作品とか7人とかあって、その中から「最優秀賞」が決まるってシステム。なので、最優秀賞に選ばれなくても「日本アカデミー優秀賞」の受賞作(受賞者)ではあるわけです。なんか厳しさがないというか、いかにも日本的な忖度を感じてしまいます。

2.ノミニ―(優秀賞)の多さ

・・・例えば今回の新人俳優賞は8名。助演女優賞も7人(清野菜名が2作でノミネートされているので、実は6人なのですが)。本家アカデミー賞はずっと5人を貫いております。ちなみに今回はやけにジャニーズ関係の受賞が多いので、ちょっと話題になっておりますね(その割には『ヘルドッグス』の岡田准一が選ばれてないってのは、どういうことなんだー! 大江戸の主演男優賞なのに)。

3.メジャー会社が優勢

・・・これは初期から何十年もそうなのですが、東宝、東映、松竹以外の配給作品は、かなり厳しいです。映画業界の賞なので、大きな映画会社に所属してたり関係してたりする人の数が多いので、インディペンデント系の作品は不利なのです。まあ、そうは言っても、’81年の『ツィゴイネルワイゼン』から昨年の『ドライブ・マイ・カー』まで、独立系の作品が受賞する場合も時々あるんですけどね。その昔は東映や松竹から噴飯ものの受賞作が出る時代もあったのですが、近年はあんまりとんでもない作品が選ばれることもなくなったので、それは一応評価したいと思います。

4.対象作品が1本なのは良いこと

・・・これは本家アカデミー賞などと同じです。例えば清野菜名が『キングダム2』と『ある男』で、それぞれ助演女優賞にノミネートされています。何が言いたいかというと、『キネマ旬報』賞では演技賞の対象がその年に公開された複数の作品になるのです。そんな「合わせ技」みたいな受賞ってどうなんでしょう? 少なくとも小生には抵抗があります。

5.でも笑っちゃいますよね

・・・大江戸ごひいきの松本穂香が、助演女優賞人のうちの一人にに選ばれたのは大変喜ばしいことですが、その作品が『“それ”がいる森』だってのにズッコケちゃいました。あんなトンデモ映画で受賞してもなー。今年公開の『恋のいばら』で受賞だったら納得がいくのですけどねえ。 もう一人ごひいきののんが『さかなのこ』で主演女優賞というのも嬉しいニュース。けれど、あの役って「主演男優賞」なんじゃね? 微妙ですね。それでも受賞式で民放の番組に出るのかと思うと、「偉大なる一歩」って気がします。これを突破口に、どんどん活躍の場が広がってくれるといいな。

そして今回は『ハケンアニメ!』が作品賞や演技賞などにしっかり入ってくれたのが嬉しかったです。アニメに偏り過ぎな今の東映にとって、とても重要な実写作品だと思うのです。

受賞式は3月10日だそうです。

 

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2023年1月 7日 (土)

「恋のいばら」(舞台挨拶付き上映)    #恋のいばら #松本穂香 #玉城ティナ #城定秀夫 #シネクイント

1_20230107230101 映画『恋のいばら』の公開記念舞台挨拶付き上映に当選したので、TOHOシネマズ日比谷のスクリーン12、つまり旧日比谷スカラ座の大きなスクリーンに行って来ました。まあ、最後列ではありましたが、そしてマスコミ以外には一切撮影が許されなかったのが残念でしたが、久々に(『みをつくし料理帖』以来かな)「ナマ松本穂香」を拝むことができました。報道されたように、壇上で東京大神宮のおみくじをひいて、そのインパクトの強いお言葉に、彼女も我々も大笑いしちゃいました。 ついでにナマ玉城ティナも拝むことができました(さらについでに、渡邊圭祐や城定秀夫監督まで)。

で、映画自体はなかなか良かったですよ。ほとんど知られていない2004年の台湾映画『ビヨンド・アワ・ケン』(大江戸も知りませんでした)のリメイクだそうですが、かなりアダプテーションを行っているようです。城定監督が娯楽職人としての腕の冴えを見せてくれます。

Dsc_12102_copy_768x1342 劇中の映画館場面(コメディー&サスペンス演出が傑作)は、渋谷のシネクイントのスクリーン1ですね(この作品はそこでも公開されているのです!)。そういえば昨年末に行った際、本作でも印象的に使われているエレベーターの扉が『恋のいばら』になってましたもん。ちなみに、エレベーター内部のシーンは別ビルの映像ですね。

で、それよりも何よりも(昨年の『“それ”がいる森』では消化不良だった)松本さんが、メガネで、ぼーっとしていて、良いのです! あたかも『ひよっこ』の澄子が少し成長して現代に現れたかのようですね。こういうのが「マツモトならでは」の領域だと思います。 彼女と玉城ティナとの対照的なコンビネーションや、そのバディっぷりが素晴らしいですね。玉城さんは『Diner ダイナー』の時のあの完璧な美しさからはちょっと変わってきたようですが、その演技が気になる女優さんであります。

(以降少々ネタバレあり) 終盤にあっと驚くどんでん返しがありまして、その時点でそれまでを思い出すと、いろんなことが腑に落ちるのです。ずっと「この設定、なんだか弱いんじゃない?」と思っていたことも、「あ、そういうわけだったんだ」と納得できちゃいます。再見すると、更にいろいろ発見があるんでしょうね。

どうでもいいけど、終盤のあの場面、スイスじゃなくてオランダにしか見えないんですけど…(風車にチューリップだなんて)。

 

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2023年1月 1日 (日)

佐野元春と紅白歌合戦    #佐野元春 #紅白歌合戦 #時代遅れのロックンロールバンド 

あけましておめでとうございます。今年も『東京温度』をよろしくお願いします。

昨夜の『紅白歌合戦』に佐野元春が出ました。もう、大江戸にとっては加山雄三よりもユーミンよりも安全地帯よりもずっと最大のニュースです。「きつねダンス」よりもかなり大きな(?)ニュースです。

あ、でもThe Last Rockstars(YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVI)はかなりカッコ良かったですけどね。

てなわけで、昨夏に同級生バンド・プロジェクトとして話題を呼んだ「桑田佳祐feat.佐野元春、世良公則、Char、野口五郎」による『時代遅れのRock'n'Roll Band』が紅白のトリ前を飾ったのです。MV同様、皆さん余裕の演奏、余裕の歌唱で、味わい深いオールド・ロックを聴かせてくれました。その前に他の4人が加山雄三の『夜空の星』を弾き語ってコント風に盛り上がってたのには参加しなかったのが、いかにも佐野さんらしかったですね。 ナイアガラ・トライアングルvol.2の『A面で恋をして』もそうでしたが、他の人と合同で歌う曲でも、佐野さんはあの独自の声と歌唱法で持ってっちゃいますから。さすがです。

佐野元春が紅白に出るなんて、意外といえば意外ですが、でも彼はもともと若い頃から「ヒット曲が欲しい」と言っていた人ですから、抵抗はなかったんじゃないかと思います。何しろ昨年は芸術選奨文部科学大臣賞をもらってましたからね(もっとも’21年のライブでは「国はあてにならない!」とか叫んでましたけど)。まあ66歳なんで髪は真っ白になってますけど、若々しく見えました。

そのほかに紅白で思ったこと・・・

・橋本環奈は司会としてまったく危なげなかったですね。妙にわざとらしい大泉洋よりも適任だと思います。

・(水森かおりのパート)「桜衣装」→「櫻井翔」には感心しました。

・むしろ「きつねダンス」を単体で楽しみたかった。

・ヒゲダン(Official髭男dism)にヒゲはやしてる人が1人もいないのは不当表示!

・Saucy Dogは「サウシードッグ」と本人たちが読んでいるわけですが、英語的には「ソーシー」(ソース(sauce)の形容詞ですから)なので、なんか許せないというか、困ったもんです。

・そんな勝手に発音変えていいんなら、King Gnuなんて「キングぐにゅ」です。

・Vaundyって、中学時代のあだ名の「バウンディ」(Boundy…バウンドボールから取った)のBをインパクトのあるVにしたそうですが、いやいや、意味のある英単語を勝手に文字変えちゃいかんだろ。

・MISIAは「紅白ウサ合戦」でした。

・真の流行語大賞はどう考えても「ブラボー!」なのに、それを拾えないタイミングで早々と発表しちゃうユーキャン…。

 

それにしても、サッカー天皇杯決勝のない元日は、物足りないなー(昨年と今年は変則開催のカタールW杯の影響で、早めに決勝を行いました)。

 

 

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2022年11月19日 (土)

「渋谷・東急本店 昭和青春グラフィティ」    #東急本店 #昭和青春グラフィティ #東急本店閉店 #昭和ブラボー

Dsc_11812_copy_576x774 来年の1月31日で閉店することが決まった東急本店。

Dsc_11782_copy_576x956 いつ行っても客入りは良くなかったけど、バックに松濤の高級住宅地を抱えたお金持ちの御用達デパートとして、ゆとりある落ち着いたムードを醸し出しておりました。

 

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その東急本店の4階・特設スペース+第2会場=7階イベントスペース で行われているのが、『渋谷・東急本店 昭和青春グラフィティ』なる小規模展覧会。入場無料で、12/25まで(12/1以降は一部展示品を入れ替えるとのこと)。

Dsc_11597_copy_817x602 渋谷・東急本店55年の歩みと共に昭和40年~60年の生活・流行・文化を紹介する企画。

渋谷と言えば東急なわけです。おととし3月に閉店した東横店に続いて、本展も閉店とは寂しいですが、でもマークシティや109やスクランブルスクエアや東急プラザやシンクスやこれからできる再開発ゾーンが、東急王国を形成していくわけです。会場内には55年の歩みを示す年表もありましたよ。

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それはともかく面白いもん、懐かしいもんがいろいろ並んでおりますよ。 変速機の他にもいろんなもんがついたスーパーカーのごとき自転車。

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エポック社の野球盤。

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そろばん付電卓 あるいは、電卓付そろばん。

Dsc_11703_copy_1012x600 250mlの缶ドリンクとか200mlの瓶ドリンクとか。アンバサとかミリンダとかもありますねー。しかし、こんな空き缶や空き瓶、よく取っておいた人がいたもんですね。

Dsc_11713_copy_933x600 あー、『森永ハイクラウン』って、確かにこういうタバコみたいな高級感溢れるパッケージでした。

それと、宣伝用のマッチってもんは消え去りましたねえ。

 

Dsc_1164_copy_1024x5762 圧巻なのはこれ、「昭和後期の男の子の部屋」。壁には三角ペナントや南野陽子のポスター。ベッドにはフォークギターとフリスビー。床にはマジソンバッグ。

Dsc_1167_copy_1024x5762 そしてこちらは、「昭和後期の女の子の部屋」。こっちの方が年齢低い設定ですよね。小学生かしらん?

 

Dsc_1177_copy_1024x576 で、ちょっと飛び地になっている所にはファッションや音楽やヒーローたちのコーナーが。

Dsc_11743_copy_972x602 マネキンがハマトラや渋カジを着ていて、ガラスケースの中には・・・

初代からのウォークマンだとか…。

Dsc_11753_copy_920x600 まんだらけみたいなヒーローや怪獣大集合とか。

Dsc_11723_copy_861x600 初期の携帯電話の変遷なんかも見られます。

Dsc_11763_copy_931x602 そしてアイドル歌謡。聖子・明菜・キョンキョンに薬師丸さん、松本伊代・森尾由美・岡田有希子・早見優・菊池桃子・武田久美子などなど♪

 

Dsc_1157_copy_1024x5762 そして第2会場(7階)では、スポーツ関係や映画のポスターが展示されておりました。景浦あぶさんのユニフォームまでありますね。

Dsc_11586_copy_1008x602 ジュンク堂内のスペースやっているってことで、ポスターの下にはずらりと昭和レトロ関係の雑誌や書籍が並んでおりました。

 

Dsc_11612_copy_602x922 あー、タダの割には楽しませていただきました。 昭和ブラボー!

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2022年9月16日 (金)

「石子と羽男」「拾われた男」などドラマのこと    #石子と羽男 #拾われた男 #有村架純 #松尾諭 #北香那 #夏ドラマ

TBSのドラマ『石子と羽男』が最終回となりました。良いドラマでした。今クールのピカイチです(最後まで続けて見たのは、2作だけだったけど)。西田征史の脚本がヒューマンでハートフルで、気分良かったです。主要人物のキャラクター設定が成功していましたし、中でも有村架純と中村倫也のコンビネーションは(もともとの二人の個性を生かして)素晴らしかったです。一話完結型ながら、ラストで次回につなげたり、全10話を通して流れているストーリーがあったりして、しかも感動あり笑いあり家族の確執ありちょこっとラブありと、申し分のない娯楽作に仕上がっておりました。極端にいたたまれないような描写や辛すぎる場面がほぼ無かった(あってもライトなタッチなので救われる)あたりも、大江戸の好みでした。大傑作ではないけれど、好きですねえ。有村さん、やっぱりステキでしたねえ。マジメで一所懸命な(でもちょっとヘンな)役は、やっぱり彼女に似合います。

NHK-BSプレミアムでやはり全10話やっていた『拾われた男』もなかなか悪くなかったですよ。俳優・松尾諭の自伝的ストーリー(これが実に波乱万丈)。松尾役(劇中では「松戸」ですが)は仲野太賀。ただ、この作品、面白い部分とそうでもない部分があって、薬師丸ひろ子、鈴木杏らが出て来る事務所関係と、伊藤沙莉、安藤玉恵らが出て来るバイト関係はかなり面白いのですが、草彅剛や風間杜夫らが出て来る家族パート、アメリカ・パートはノれませんでしたねえ。なので、終盤がダメでした。それにしても、ほかにも夏帆、要潤、石野真子、井川遥、そしてゲスト的に岸井ゆきのや松本穂香、もちろん松尾諭本人も など、隅々まで豪華なキャスティングでした。北香那が演じたレンタルビデオ店バイトのオタク女子、その挙動不審さがサイコーでした(彼女は『バイプレイヤーズ』での中国なまりもサイコーでしたね)。脚本は、ダメ男を書かせたらこの人って感じになって来た足立伸(今度NHK朝ドラも手掛けるんですよね。小生はあまり好きではないんですけど)。

その他には脚本が坂元裕二ってことで2話まで見た日テレ『初恋の悪魔』ですが、少なくとも1・2話はとてもつまらなくって、3話にたどりつかずに脱落してしまいました。 TBS日曜劇場の『オールドルーキー』も2話まで見てやめてしまいました。いかにも近年のこの枠のあの感じだったので…。

NHK『鎌倉殿の13人』は、最初の4ヶ月ぐらいは物語を掴みかねて(歴史に弱いもんで)、ノれずにいたのですが、その後どんどん面白くなり、夏ごろからはもう面白くってしょうがありません。 そして、朝ドラ『ちむどんどん』。言うまでもなく(世間を騒がせている通り)史上最低の脚本(&かなり問題のある演出)です。毎日腹を立てながら見続けております(それなら見なけりゃいいとおっしゃるかも知れませんが)。あと2週も続くのかあ…。

 

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2022年9月 4日 (日)

「さかなのこ」:のんはハマってるけど…    #さかなのこ #のん #沖田修一 #男か女かはどっちでもいい

2_20220904215201 映画『さかなのこ』は、のんがさかなクンを演じるというビックリ企画。でも、聞いて十秒後には「ああ、でものんならできちゃうね。ピッタリだね。」と思いました。

で、観てみたらやっぱりピッタリというか何の違和感もありませんでした。冒頭に「男か女かは どっちでもいい」というジェンダーフリーな字幕がダーンと出ます。それで乗り切ってしまう大技。ですが、のんがいればこんな字幕は不要だったほどのハマりようでした。

ところが前作『子供はわかってあげない』(傑作!)で大いに見直した沖田修一監督の演出が、今回は「悪いときの沖田修一」になっていて、なんとも間がもたないほどにもったりしていて、映画が停滞しまくりました。この題材で2時間19分ですもん。あと30分削って、もっとシャキシャキした作品にすべきでした。しかもそれぞれのエピソードが「これからドラマが展開していくのかな?」ってところで終わってしまい、非常に中途半端なスケッチのままダラダラ進むのです。

『ビー・バップ・ハイスクール』みたいなゴリゴリの(でも心やさしい)ヤンキーたちが出て来たり、携帯電話は出て来なかったりするので、この映画の世界は’80年代前半~中盤あたりかなあと思うのですが、明確には表されません。まあ、そこらへんも「’80年代だって’90年代だって どっちでもいい」ってことなんでしょうね。「日本映画あるある」で、30歳前後の人たちが高校生を演じてますし…。それも「10代でも30代でも どっちでもいい」ってことでしょうかね?

惜しい作品です。愛すべき点はありますけど、映画としてあまりにも弱点が多いのです。のんの個性と魅力をもってしても補い切れないぐらい…。

あと、この作品は一部の場面を除いては16mmフィルムで撮影されたのだそうですが、だからあまりシャープじゃなくて色味も多少退色したような感じになっていたのかーと思いました。でも、それがプラスの効果となっているようには思えませんでしたねえ。

 

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2022年7月28日 (木)

「モヤさまドイヒー展」 in 池袋    #モヤさまドイヒー展 #モヤさま #モヤモヤさまぁ~ず #さまぁ~ず #大江狩野福田田中 

Dsc_0901_copy_853x600 池袋のミクサライブで『モヤさまドイヒー展』(~7/31)を観ました(この建物って、元の池袋シネマサンシャインだった所です!)。番組内で開催告知を見てから、『モヤさま』ファンの大江戸としては「行かねばならぬ」と思い続けておりました。

Dsc_0902_copy_600x897ポスターには「世界一ドイヒーな展覧会」というキャッチフレーズが! うん、らしいですね。

Dsc_0927_copy_600x760 テレビ東京の『モヤモヤさまぁ~ず2』(最初っから「2」がついているのです)がレギュラー放送開始から15周年となったことを記念しての開催だそうです。あ、これ入場時にくれたステッカーです。さまぁ~ずの二人と、1~4代アシスタント(大江、狩野、福田、田中)の絵が、似てます&キュートです。

Dsc_0904_copy_1034x598 深夜枠時代からいろんな時間帯に引っ越しながら15年も続いてきた番組です。会場内には撮影禁止の年表もあって、それを読んでると、「ああ、そんなこともあった」「あれはケッサクだった」と数々の名・珍場面が思い出されました。

Dsc_0903_copy_937x600 DVDももう38巻!まで出てるんですね。びっくりです。しかも、それでまだ狩野時代だという…(笑)。

伊藤Pによる番組誕生時の企画書も貼ってありましたが。あまりのテキトーさに唖然。よくこれで通ったな。さすがテレ東さんです。

Dsc_0906_copy_952x600ハワイ関連のTシャツとヌシカンさんのスカジャン。

Dsc_0907_copy_826x600 壁面の落書きは、さまぁ~ずと田中アナが来店した時のものですね。「この中すずしいね」(大竹)「そうですね!上着があると安心です。」(田中)「ここで教えてもらってもおせーよ!! さみーよ!!・・・」(三村)などと絶妙の掛け合いになっておりました。似顔絵も似てます。

Dsc_0908_copy_600x1034 てなわけで、ハワイのノースショア・ソープファクトリーのコーナーも。これは実際にお店にしつらえたモヤさまコーナーをそのまま持ってきたようですね。今は日本人観光客もほとんどいないから、オッケーなのでしょう。

Dsc_0909_copy_600x859 その中には黄金の大江アナの足型もありました! お宝ですねえ。

お宝といえば、会場の片隅に仕切られた「秘宝」コーナーもあって、その内容は・・・確かに秘宝でした。お子様は入らない方が良いと思います。

Dsc_0905_copy_844x600 そして、こちらの壁面は、殿堂ですね。15組のモヤさまレジェンドたち! 井戸おやじやタップおばさんや亀ボーイやブラジルの方など、番組の歴史に名を刻む変わった方々が勢ぞろい。いやー、壮観。どの回も楽しかったよねえ。

Dsc_0911_copy_765x600 そして実演コーナーには、あの「取れ高サイコロ」が!

Dsc_0910_copy_732x600 さらに、狩野、福田、田中のコスプレパネル。

大型スクリーンには名(迷?)場面が映ってたり、狩野作詞作曲の変な歌が流れてたり。このほかの展示品も、一つ一つ楽しゅうございました。

Dsc_0913_copy_554x1034 出口のあたりには、あの千円自販機が設置されていて、千円札を入れている人もいました。大江戸は、渋谷のユーロスペース前とかいろんな所でこの自販機にはお目にかかっているので、まあいいや。

はい、そんなわけで、ディープな『モヤさま』ファンなら楽しめること間違いなし、そうでない人には「???」な展覧会なのでありました。

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