久方ぶりの末廣亭 #末廣亭 #新宿末廣亭 #末広亭 #春風亭昇太
新宿の末廣亭で12時から4時15分の昼の部を見ました。コロナ以降一度も行ってなかったなあ、と調べてみたら2019年以来5年ぶりだったのです。たっぷりの落語の合間に、漫談、コント、紙切り、浪曲なども楽しませていただきました。
今日は2階席まで大入り。大江戸は開演を1-2分過ぎて入場して、1階サイドの桟敷席(畳敷き)でした。しかしながら、実は今右膝裏の腱を痛めているので、そしてもともとあぐらは苦手なので、体育座りを基本としながらずーっと長時間、体勢を変えながら苦闘しておりました。ずっと斜めの姿勢で高座の方を見ているので、しまいには首や肩も痛くなってくるし。もっと早く来て、椅子席を確保すべきでしたー。
でも今日の出しものには面白いのものが多く、満員の観客からしばしば爆笑が起きていて、演者の皆さんもノッてました。
かなり久々に見たらかなりご年配になっていた(あたりまえ)、コント山口君と竹田君もかなり笑えましたし、春風亭一門の若手の方々も生きのいい芸でかなり笑わせてくれました。
「浅草国際通りの三平ストアーでチーズと豆腐が抗争を繰り広げる」というシュールな浪曲の玉川多福さんが、ユニークかつめっちゃ面白くて、目からウロコでした(こんな浪曲もあるんだー)。観客からの拍手も一番多かったかも。
まあ、中には昔のまま時代に取り残されちゃった年寄りの噺家がいて、あまりにセンスが古くて全然笑えなかったりもしましたが…。だって、サングラスかけて石原裕次郎の『錆びたナイフ』と『嵐を呼ぶ男』をそれぞれフルコーラス歌うんですよ。それだけで、何のオチもないという…(唖然)。その後の「裕次郎」という語を使ったダジャレオチにも唖然。お客さんの空気もかなりドン引きしてました。しかもこの人、声が小さすぎて、末廣亭の音響設備だとあんまり聞こえないのです。そろそろ隠居なさった方がよろしいんじゃないでしょうかねえ。
トリ(主任)は春風亭昇太師匠。30分の持ち時間の半分が枕だという…(笑)。でも、がっちり客席をつかんで、どっかんどっかん笑わせてくれました。この人も貫禄がついてきましたね。
只今、絶賛夏休み中お大江戸ですが、特に旅行とか行かないときには(今回がそう)、だいたい都内散策と映画鑑賞とJリーグ観戦と末廣亭ってのが定番です。今日は久々に大笑いできて、満足です。
5年前のレビューを探してみたら、なんと昇太師匠がトリだってのを含めて、同じような感想をもっていたことに我ながら驚きました。うーん、ぶれない大江戸です(進歩がないってわけではありませんからね)。
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