2024年2月 1日 (木)

「奇跡の女優◎芦川いづみ」    #芦川いづみ #奇跡の女優芦川いづみ #日活 

Dsc_0720_copy_1024x768 昨秋刊行された『奇跡の女優◎芦川いづみ』倉田剛(鳥影社)を読みました。表紙の写真は、1956年の『死の十字路』(未見)だそうですが、芦川さんを代表する写真としてはちょっと大江戸好みではありませんね。

第一部=芦川いづみ論、第ニ部=芦川いづみ全映画作品、第三部=芦川いづみフィルモグラフィ から成り、ボリューム的には第二部が圧倒的。

第一部は「論」をつけるには少々あっさりしているのですが、著者(倉田剛)の視点で芦川いづみという女優の特質を分析し、コメディエンヌとしての彼女を評価しながらも、彼女の最高傑作は『硝子のジョニー 野獣のように見えて』だと断言しています。

第二部、第三部は資料的価値が高く、これから芦川さんの作品を観る時に必携の書となるでしょう。倉田氏はいづみさんの主演作108本のうち5本だけ未見なのだそうです(スゴイ!)が、作品数が「煩悩の数」と一緒だというのも、なんかスゴイです。小生はまだ25本しか観ていないので、まだこれからの楽しみががたっぷりあります。ふふふ。

著者の文章は、お年を召した方特有の癖があって、申し訳ないけどちょっと苦手なのですが、これまで意外なほど関連書籍が出ていなかった芦川さんに、『芦川いづみ 憂いを含んで、ほのかに甘く』(2019年)に続いて重要な本が刊行されたことを喜びたいと思います。

 

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2023年12月 7日 (木)

「ミワさんなりすます」じんわり感動のフィナーレ    #ミワさんなりすます #松本穂香 #堤真一 #ミワさん最終回 #ミワさんなりすます 展 #ハナレグミ #青木U平

Dsc_0345_copy_912x748 先日、NHK放送博物館での小展覧会についてレポートした夜ドラ『ミワさんなりすます』(NHK)が今夜最終回(第32話)を迎えました。ここ8週間、月〜木曜夜の15分のお楽しみだっただけに、「ミワさんロス」が始まりそうです。うう。

(展覧会レポートはこちら ↓ )

「ミワさんなりすます展」@NHK放送博物館    #ミワさんなりすます #松本穂香 #堤真一 #ミワさんなりすます展 #NHK放送博物館: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

本日の最終回、気持ちの良い終わり方でした。地味で自信のなかったミワさんが、一つ成長した姿。その瞳の輝きが見られました。

そして松本穂香のミワさん、最高でした! 彼女の新たな代表作です。『ひよっこ』や『この世界の片隅に』、『私は光をにぎっている』と並びますね。ぽわんとした個性が生かされていました。 オタクで、自信がなくて、でも好きな映画と八海(やつみ)サマのこととなると圧倒的なのめり込み方と膨大な知識。それなのに、どうしようもなく人を引きつける不思議な魅力。片桐はいり演じる一駒さんも「ミワさんは深い人」と言ってましたし。不器用でも、まじめで一所懸命な人は好かれるものですよね。(以降少々ネタバレあり) 八海(やつみ)に引退を撤回させたミワが見せる「良かった」の表情、最高でした!

Dsc_0351_copy_561x748 堤真一の八海崇も、紳士的なスーパースター感を出して、さすがでしたね。彼の新作映画『Shinobi-CITY』のポスター、これ展覧会場で見た時は「?」でしたけど、今日の終盤にバンバン出て来ましたね。

最初は怖い人かと思った藤浦さん(山口紗弥加)や、得体が知れなかった美羽さくらさん(垣松祐里)も結局はいい人で、てか、登場人物みんないい人で、そういうの好きな大江戸としては、気分良く見られました。

でも(役柄だから申し訳ないけど)紀土くん(水間ロン)だけは嫌で嫌でたまりませんでしたね。よく言う「生理的にダメ」ってのに近いものがあったような…。最終回は出て来なくて、何より(笑)

そうそう、ハナレグミの主題歌『MY夢中』も、じんわり素敵。♪めっちゃ夢中~…がけっこう頭の中でリピートしている今日この頃です。

あーあ、終わっちゃった。しょうがないから、青木U平の原作マンガを読んで、ひとまず寂しさを紛らそうかなーなどと考えている大江戸なのであります。

 

 

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2023年12月 2日 (土)

「朝がくるとむなしくなる」と舞台挨拶とサイン会    #朝がくるとむなしくなる #朝むな #唐田えりか #芋生悠 #石橋夕帆 #シネクイント

1_20231202232001 映画『朝がくるとむなしくなる』公開記念舞台挨拶とサイン会付の上映@渋谷シネクイントに行ってきました。はい、唐田えりかさん目当てです。

まずは映画。唐田さんはここ1年程の間に、小規模公開の映画4本(『の方へ、流れる』、『死体の人』、オムニバス『無情の世界』の中の『真夜中のキッス』と本作)で主役級を演じているのですから、大したものです。当然、全部劇場で観ております。この映画での彼女は、とてもナチュラルな「普通の人」。今の時代の漠然とした息苦しさと生きづらさを体現しています。いやー、いいですよ。

脚本・監督の石橋夕帆が唐田さんにあて書きしたということで、いかにも地に近そうな感じの役柄。台詞は、彼女の置かれた状況を反映するような、どうしても彼女自身を連想してしまうようなものがいくつもありました。そして、それらが優しく人を励ますようなものであることが嬉しいですね。難しい時代の中で、一人一人を「大丈夫だよ」と励まし、力を与えるような、やわらかいポジティブさにあふれた作品でした。むなしくならない映画です。

実際に唐田えりかと大の親友であるという芋生悠が、これまたナチュラルな好演。この二人を使って、日本映画史に残る「シスターフッドもの」を作った石橋夕帆監督のやさしく温かい視点が、とてもいいのです。76分というコンパクトさと、描写のあっさりかげんも、この作品の魅力です。そして最大の魅力は、お酒を飲んでぐだぐだ話してる時の面白さ。あのナチュラルさは、ほんとに飲みの席に居合わせて、いいものを観せてもらっている気分になります。なんならホン・サンスの映画みたいに、全編の半分ぐらいを酒飲みぐだぐだ描写で埋め尽くしちゃえばいいのに。

 

Dsc_04332_copy_1265x929 終映後の舞台挨拶は唐田さん、芋生さん、石橋監督。約20分ほど、楽しいお話を伺えました。唐田さんは長い髪を切って、新しいヘアスタイルになっておりました。この作品、2年ほど前に撮影して、ようやく公開になったんですってねー。唐田さん、芋生さんの仲良し感もしっかり伝わって来ましたし、石橋監督の持つ現代のバッシング社会への問題意識も大いに同意したいものでした。お話の後にはメディアのフォトセッションと観客サービスの約10秒。事前情報では写真不可だったので、デジカメ持って行かなかったんですよねー。10mぐらい離れていて、照明も暗かったので、ケータイカメラでは限度があります。残念。

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で、その後にサイン会。この回の観客で、パンフレット(と言っても、A3の紙を4つ折りにしたものですが)を買った人は、そのパンフにサインしてもらえるというもの。これがもう、ほとんどすべての観客が参加したんじゃないでしょうか? 列が通路から劇場内を通って、ロビーに出て、そこから階段を下りて1フロア下の回の通路まで続いておりました。そんなわけでサインをもらうまでに30分近くかかりましたが、でもオッケー! お三方が横並びでしたが、真ん中の唐田さん、いやー、かわいいのなんの。顔が小さく、瞳キラキラでした。

Dsc_0437_copy_1280x929 サインはこんな感じ。芋生さん、サインがお顔になってます。唐田さんは読みやすいきれいな字のサインですねー。家宝にしたいと思います。

 

(2回目の鑑賞レポートはこちら ↓ )

「朝がくるとむなしくなる」(2回目):小さな話の美しさ    #朝がくるとむなしくなる #朝むな #唐田えりか #芋生悠 #石橋夕帆 #シネクイント: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

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2023年11月14日 (火)

「ミワさんなりすます展」@NHK放送博物館    #ミワさんなりすます #松本穂香 #堤真一 #ミワさんなりすます展 #NHK放送博物館

Dsc_0344_copy_1280x960 愛宕山のNHK放送博物館で開催中の「『ミワさんなりすます』展」(~12/17)を観て来ました(入場無料)。ええ、ええ、このためだけに行きまして、これだけ観て帰って来ましたとも。たまたま左脚のふくらはぎが謎の筋肉痛で痛いのを引きずりながら、汗かいて愛宕の坂を登って行きましたとも。

Dsc_0345_copy_1170x960 『ミワさんなりすます』は、NHKの夜ドラで月~木の(原則)10:45-11:00に放映している全32話(10/6-12/7)。本日の放送が第18話、半分ちょっと終わったところです。いやー、これがもう面白くて! 毎日この時間が楽しみなんです。大好きな松本穂香目当てで見始めたわけですが、それのみならず素晴らしい作品です! 毎回のようにキュンキュンしちゃったり、甘酸っぱく切ない感情が沸いたり、かなり心を揺さぶられております。ミワさんが内気でまじめな映画オタクだってのも、大江戸的にはポイント高いっす。

Dsc_0346_copy_1280x935 放送博物館の1階ロビーの奥のコーナーで開催されておりまして、おおいきなり松本さんの自筆サインが出てるではありませんか。そしてガラスケース内には、ドラマに出てきた小道具の数々が展示されております。

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ミワさん(松本穂香)が八海崇(堤真一)に書きながら溜めていたファンレターとか、美羽さくらさんの職員証とか、久保田ミワさんの保険証とか、細部まで揺るがせにせずにしっかりと作ってあります。NHK美術部さんの労作の数々ですね。

Dsc_0347_copy_896x960 秒単位で採録してあるミワさんの「映画ノート」も、どんなものなのか見ることができました。

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もちろん八海(やつみ)さん関係も充実してます。ミワさんの部屋にあったポスターやフィギュアや雑誌など、ふんだんに展示。Dsc_0357_copy_1280x960

Dsc_0355_copy_1280x960 台本やメガネや、あのボトルシップもありました。

Dsc_0352_copy_1280x887 いろんな映画賞で八海さんが受賞した際の盾やトロフィーも、それぞれのデザインで、しっかりとプレートに刻印してあります。揺るがせにしませんねえ。

 

Dsc_0348_copy_965x960 その頂点とも言えるのが、ミワさんのDVDの棚。なんてことないように見えるでしょ。

Dsc_0353_copy_1025x960 ところがどっこい、この目見当で千本ぐらいあるDVDのすべてが、実際には存在しない映画のものなのです。つまり市販のDVDを並べてるのではなくて、この一つ一つがすべて番組オリジナルの手作りジャケットなのです。

Dsc_0349_copy_604x960 いやー、これに気付いた時には面食らいましたね。「面食らう」と「麺食らう」は似てますね。よくもまあ、というか、どうやって、何人ぐらいで、どれだけの時間をかけて作ったのか興味深いところです。

Dsc_0354_copy_1280x678 で、下の方に積んである作品を見ると、ちゃんと表紙(って言うのかな?)部分もそれぞれ作ってあります。これ、棚に並んでるやつももしかして表紙や裏表紙まで作ってあるんですかねえ?? だとしたら、黒澤明映画の美術みたいな話ではありませんか。びっくりです。手を触れちゃいけなかったので、その真実はわかりませんでしたけど、いずれにしても只ならぬことです!

 

Dsc_0350_copy_688x960 最後にはミワさんになりすませる「顔はめパネル」も。

いやー、小規模ではありますが、このドラマのファンとしては、かなり楽しめる展覧会でした。

ドラマのこれからの展開も楽しみです。未見の方は、NHKプラスとかで見ることをお勧めします(番組関係者じゃないけど、なりすまして宣伝します)。

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2023年10月18日 (水)

「鯨の骨」:あのちゃんは悪くないけど…    #鯨の骨 #あの #あのちゃん #大江崇允 

1_20231018122401 映画『鯨の骨』は、『ドライブ・マイ・カー』の脚本家(共同)の一人だった大江崇允の監督作品(共同で脚本も)。主演は落合モトキとあの(あのちゃん)です。

大江戸は『ちゅ、多様性。』以降、あのちゃん大好きなので、主演女優目当てで観た次第。でもねー、しかしねー、「うーん」って感じでした。なんか自主制作のカッコつけた概念映画みたいで、ダメでした。こんな頭でっかちでマスターベイティングな映画って、久々に観たかもです。やっちまったって感じです。

映画としての魅力というものが画面に出ていませんし、青くさい小難しさが何も生み出していません。とにかく単純に「面白くない」のです、いろんなレベルで。ラストなんか、あまりにドイヒーで脱力してしまいました。

あのちゃんは悪くないんですよ。大江監督の指導もあったようですが、タレント「あのちゃん」に見えないように、俳優「あの」として一つの役を演じていました。うまくはないけれど、只ならぬ地の魅力がありますからね。赤いコートも印象的に似合っておりました。 そしてアーティスト「ano」として作った主題歌が良いです。さすがです。

そもそも何で「鯨の骨」なのか?ってことに関しては、オープニングに字幕で説明されます。でも説明されてもやはり「なんのこっちゃ?」ですし、どうにもこうにもスカシてるんです。まことに残念な作品でありました。

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2023年8月10日 (木)

のんの2ndアルバム「PURSUE」    #のん #PURSUE #パシュー #高橋幸宏とのん

Dsc_11453_copy_1024x903 のんのセカンド・フルアルバム『PURSUE』(6/28発売)。予約してCDを買った割には(物質好き、配信嫌いなんです)、PCを新しくした関係で、外付けCDプレイヤーがなかったり、まあなんだかんだ聴きこむのが遅くなってしまいました、はっはっは。タイトルの意味は、「のんがこれまでも、これからも自分のクリエイションを追求していく」ことを表しているそうです。

これまでの方向性をさらに発展させたような12曲+ボーナストラック1曲。ロック(特にパンクロック)が中心ではありますが、ポップなナンバーもバラードもあります。のんが作詞・作曲した曲と堀米泰行や柴田隆浩(忘れえらんねえよ)らのアーティストたちの提供曲が半々ぐらい。

のんのパンクでとがったボーカルもますます冴えてます。それのみならず、繊細な『エイリアンズ』や堂々たるバラードで新境地を拓いた『荒野に立つ』など名曲も多く、聴きこむほどに良いアルバムです(最初はちょっとイマイチに思えたのですが…)。

そのほかにも『Beautiful Stars』『ナマイキにスカート』『わたしは部屋充』(1分52秒の短さとスピード感がサイコー!)『この日々よ歌になれ』などがいいなあ。好きだなあ。

ボーナストラックの『Knock knock』はのんの曲ですが、高橋幸宏さんがコーラスに参加しています。生前の録音だったそうで、アルバム・クレジットの最後には幸宏さんに捧げる言葉が(英語で)載せられています。音楽におけるのんさんのメンターみたいな人だったからなあ、幸宏さん。

初期のミニアルバムを除いて、2枚目のフルアルバムなのですが、1枚目でバンドマンとしての地歩を固めた彼女が、この2枚目でさらに盤石なミュージシャンになっていました。やっぱりすごい人です。

 

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2023年6月 6日 (火)

「あまちゃん」再放送が面白過ぎる!    #あまちゃん #のん #能年玲奈 #クドカン

Dsc_13128_copy_1024x888 NHK-BSプレミアムで4月から始まっている『あまちゃん』の再放送が最高ですね。毎朝欠かさず見ております(あるいは録画して)。

(2013年放送時のレビューはこちら ↓ )

「あまちゃん」が面白すぎる!: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

「あまちゃん」終了に思う: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

10年前の当ブログの記述を読み返しても、今の感想と全く一緒です。作品が古びてないのです。すごいことです。とにかく毎日、面白すぎます。

ダイアローグの面白さに加えて、一人ひとりのキャラクターの面白さ!全世代に向けたジェネラルなストーリーとクドカン的小ネタを、見事に両立させております。やはり朝ドラの異端にして、頂点です。

そして、のん(能年玲奈)ちゃんが天才過ぎます! あの声、あの表情、あの黒目がちな小動物のような瞳のキラキラかげん! 20代前半の彼女をもっといろんな映画やドラマで観たかったです。まことに残念なことでした。でもその逆境にめげずに、独自の道を切り拓いて歩んできたのんさんは、本当に偉いと思います。偉人伝「のん」が出てもおかしくはないでしょう。

放送はまだ全編の1/3ちょっと。これから、さらに面白い東京編がやって来るんですもんねー。のん(能年玲奈)のみならず、ピエール滝もやっと登場できるわけですねー。若き松岡茉優や山下リオも楽しみだし(『暦の上ではディセンバー』も!)。花巻さんのフレディ・マーキュリーも控えておりますし。

終わったら再び「あまロス」になっちゃう国民がいっぱい出るんだろうなー。これを機会に、NHKおよび民放のドラマにのん(能年玲奈)さんがまた出られますように! ジャニーズの件もそうですけど、芸能事務所とメディアとの昭和的な古い関係が問われている今だから、正義の判断をしてもらいたいものです。

(写真は小生が10年前に買ったCDでーす)

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2023年2月24日 (金)

吉川晃司の武道館ライブ    #吉川晃司 #吉川晃司日本武道館ライブ #OVERTHE9 

Dsc_12473_copy_600x374 訳あってチケットをいただき、日本武道館で吉川晃司のライブ『OVER THE 9』を楽しみました。本日は撮影用のドローンを飛ばすために、アリーナには観客を入れず。観客は1階席&2階席のみってことで、西スタンド2階の後ろの方からかなり見下ろしました。

思い返せば、小生の吉川ライブは1984年の有楽町よみうりホール以来。その日は映画『すかんぴんウォーク』(吉川晃司デビュー作)の試写会だったのですが、映画が終わってエンドロールが終了すると同時にするするとスクリーンが上がって、その背後にまばゆい照明と共に吉川とバンドが登場し、主題歌『モニカ』の演奏が始まったのでした。その後、何曲か歌った気もするけど、最後にもう1回『モニカ』を歌った気もするけど、もはや全ては霧の中なのであります。

その後も初期の吉川は結構聴いていたし、小生のカラオケの十八番でもありました。ただそれもCOMPLEXあたりまでで、以降はテレビなどでライブの断片を見る程度でした。

Dsc_12483_copy_768x437 そして本日のライブ。いやー、吉川さん、体型も動きも変わりませんねー。若い 若すぎる! 例のシンバルキックも、計5回披露していましたし。ドラマで役者をやって、財前部長だとか飛行機の教官だとかをやってると、それなりに年取ったなあと思うのですが、ライブだと遠くから見ていることもあって、まったく老いを感じさせません。やっぱすげーです。

お客の入った武道館でドローンを飛ばしたのは、今日が初めてなのだそうです。赤い光のドローンが同時に何台も飛んで撮影してましたし、大型クレーンやレールで動く移動撮影車や手持ちのハンディカムまで、あらゆる撮影機材で、いろんなショットを撮っておりました。WOWOW用の映像のようです。

ニュー・アルバムからの曲や新し目の曲に混ぜて、懐かしい『憎まれそうなNEW FACE』や『ラ・ヴィ・アン・ローズ』なども歌ってくれましたし、ラスト2曲は『恋をとめないで』『No No Circulation』でえらく盛り上がりました。で、アンコールも『INNOCENT SKY』と『KISSに撃たれて眠りたい』。やっぱり今でもこれら初期の曲が支持されているってことですよね。

開演時間の18:30ぴったりにスタートして、2時間10分のライブ(MC多め)でした。まあ、吉川の曲って、いくつかのパターンがあるけど割とみんな同じように聴こえてしまうところがありまして、それはそうなんですが、2階スタンドの後ろの方まで最後まで総立ちにさせておくパワーもあるのでした。吉川晃司57歳、おそるべしです。大いに刺激をいただきました。

 

 

 

 

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2023年1月24日 (火)

日本アカデミー賞のノミネーション(優秀賞)    #日本アカデミー賞 #松本穂香 #のん #ハケンアニメ

毎年「バカバカしい」とか「茶番だ」とか思うのに、中継を見るとあまりのひどさに憤怒してしまうことも多いってのに、一応気にしてしまうのが日本アカデミー賞。今回のノミネーションが昨日発表されましたが、まあ、どうしてもいくつか言いたいことは出て来ちゃいますよね。

(優秀賞受賞作と受賞の方々はここにまとまってます↓)

日本アカデミー賞(2023年)優秀賞 受賞リスト一覧:第46回日本アカデミー賞|シネマトゥデイ (cinematoday.jp)

 

1.優秀賞とノミネートの違い

・・・本家アカデミー賞をはじめたいていの映画賞では、5作品とか5人とかをノミネートしてその中から受賞作(受賞者)を決めるのですが、日本アカデミー賞の場合、優秀賞が5作品とか7人とかあって、その中から「最優秀賞」が決まるってシステム。なので、最優秀賞に選ばれなくても「日本アカデミー優秀賞」の受賞作(受賞者)ではあるわけです。なんか厳しさがないというか、いかにも日本的な忖度を感じてしまいます。

2.ノミニ―(優秀賞)の多さ

・・・例えば今回の新人俳優賞は8名。助演女優賞も7人(清野菜名が2作でノミネートされているので、実は6人なのですが)。本家アカデミー賞はずっと5人を貫いております。ちなみに今回はやけにジャニーズ関係の受賞が多いので、ちょっと話題になっておりますね(その割には『ヘルドッグス』の岡田准一が選ばれてないってのは、どういうことなんだー! 大江戸の主演男優賞なのに)。

3.メジャー会社が優勢

・・・これは初期から何十年もそうなのですが、東宝、東映、松竹以外の配給作品は、かなり厳しいです。映画業界の賞なので、大きな映画会社に所属してたり関係してたりする人の数が多いので、インディペンデント系の作品は不利なのです。まあ、そうは言っても、’81年の『ツィゴイネルワイゼン』から昨年の『ドライブ・マイ・カー』まで、独立系の作品が受賞する場合も時々あるんですけどね。その昔は東映や松竹から噴飯ものの受賞作が出る時代もあったのですが、近年はあんまりとんでもない作品が選ばれることもなくなったので、それは一応評価したいと思います。

4.対象作品が1本なのは良いこと

・・・これは本家アカデミー賞などと同じです。例えば清野菜名が『キングダム2』と『ある男』で、それぞれ助演女優賞にノミネートされています。何が言いたいかというと、『キネマ旬報』賞では演技賞の対象がその年に公開された複数の作品になるのです。そんな「合わせ技」みたいな受賞ってどうなんでしょう? 少なくとも小生には抵抗があります。

5.でも笑っちゃいますよね

・・・大江戸ごひいきの松本穂香が、助演女優賞人のうちの一人にに選ばれたのは大変喜ばしいことですが、その作品が『“それ”がいる森』だってのにズッコケちゃいました。あんなトンデモ映画で受賞してもなー。今年公開の『恋のいばら』で受賞だったら納得がいくのですけどねえ。 もう一人ごひいきののんが『さかなのこ』で主演女優賞というのも嬉しいニュース。けれど、あの役って「主演男優賞」なんじゃね? 微妙ですね。それでも受賞式で民放の番組に出るのかと思うと、「偉大なる一歩」って気がします。これを突破口に、どんどん活躍の場が広がってくれるといいな。

そして今回は『ハケンアニメ!』が作品賞や演技賞などにしっかり入ってくれたのが嬉しかったです。アニメに偏り過ぎな今の東映にとって、とても重要な実写作品だと思うのです。

受賞式は3月10日だそうです。

 

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2023年1月 7日 (土)

「恋のいばら」(舞台挨拶付き上映)    #恋のいばら #松本穂香 #玉城ティナ #城定秀夫 #シネクイント

1_20230107230101 映画『恋のいばら』の公開記念舞台挨拶付き上映に当選したので、TOHOシネマズ日比谷のスクリーン12、つまり旧日比谷スカラ座の大きなスクリーンに行って来ました。まあ、最後列ではありましたが、そしてマスコミ以外には一切撮影が許されなかったのが残念でしたが、久々に(『みをつくし料理帖』以来かな)「ナマ松本穂香」を拝むことができました。報道されたように、壇上で東京大神宮のおみくじをひいて、そのインパクトの強いお言葉に、彼女も我々も大笑いしちゃいました。 ついでにナマ玉城ティナも拝むことができました(さらについでに、渡邊圭祐や城定秀夫監督まで)。

で、映画自体はなかなか良かったですよ。ほとんど知られていない2004年の台湾映画『ビヨンド・アワ・ケン』(大江戸も知りませんでした)のリメイクだそうですが、かなりアダプテーションを行っているようです。城定監督が娯楽職人としての腕の冴えを見せてくれます。

Dsc_12102_copy_768x1342 劇中の映画館場面(コメディー&サスペンス演出が傑作)は、渋谷のシネクイントのスクリーン1ですね(この作品はそこでも公開されているのです!)。そういえば昨年末に行った際、本作でも印象的に使われているエレベーターの扉が『恋のいばら』になってましたもん。ちなみに、エレベーター内部のシーンは別ビルの映像ですね。

で、それよりも何よりも(昨年の『“それ”がいる森』では消化不良だった)松本さんが、メガネで、ぼーっとしていて、良いのです! あたかも『ひよっこ』の澄子が少し成長して現代に現れたかのようですね。こういうのが「マツモトならでは」の領域だと思います。 彼女と玉城ティナとの対照的なコンビネーションや、そのバディっぷりが素晴らしいですね。玉城さんは『Diner ダイナー』の時のあの完璧な美しさからはちょっと変わってきたようですが、その演技が気になる女優さんであります。

(以降少々ネタバレあり) 終盤にあっと驚くどんでん返しがありまして、その時点でそれまでを思い出すと、いろんなことが腑に落ちるのです。ずっと「この設定、なんだか弱いんじゃない?」と思っていたことも、「あ、そういうわけだったんだ」と納得できちゃいます。再見すると、更にいろいろ発見があるんでしょうね。

どうでもいいけど、終盤のあの場面、スイスじゃなくてオランダにしか見えないんですけど…(風車にチューリップだなんて)。

 

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