「恋愛裁判」:面白いがあえてモヤモヤと考えさせる #恋愛裁判 #アイドルの恋愛禁止 #深田晃司 #齋藤京子 #唐田えりか
映画『恋愛裁判』は、深田晃司監督がなんだかんだ10年間かけて作った作品。アイドルの「恋愛禁止」という独特な文化に対し、ニュートラルな視点から描いて、その問題を考えさせてくれる作品です。
単純に面白いのですが、それでも「面白くない」部分もまざったり、あえてスッキリしない感じの結末を置いているあたりが、いかにも深田晃司。なんかこの人の作品って、どうも素直じゃないので、素直な大江戸としてはちょっとノり切れないのですね。『ほとりの朔子』だけは好きだったけどね。
アイドルグループのバックステージものであり、それが後半法廷を中心とした展開になっていきますが、法廷部分が(訳あって)中途半端なため法廷劇としての面白さはないのです。そこらへんもモヤモヤする理由なのかなあ。まあ、スッキリさせないのが持ち味の監督ですからねえ。
主演の齊藤京子、低い声ですねー。この作品では彼女が二回、「それやっちゃいかんやろ!」って選択をします。ま、そういう選択を深田晃司としてはさせたかったんでしょうね。常識人の大江戸としては、そこらへんにも心をかき乱される所がございます。 (以降少々ネタバレあり)1回目の「いかんやろ」は、自動車に乗って彼に車を出させるという決断なのですが、それって濱口竜介の『寝ても覚めても』で唐田えりかが取った選択と類似しておりますよね。
てなわけで、本作ではその選択に腹を立てるマネージャーの役が唐田えりかだったりします。そもそも、「恋愛によって芸能界から(一旦は)放逐された」ってあたりも本作と重なるので、そこらへんが非常にスリリングなキャスティングだったりするのであります。
















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