2017年11月11日 (土)

「オトトキ」:「普通」と矛盾

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映画『オトトキ』は、ザ・イエロー・モンキーの復活を追った2016年から1年ちょっとのドキュメンタリー。50代に入ったイエモンを撮るのが、彼らより10年ほど年下の注目株・松永大司監督だけに、只ならぬ化学変化が起きるかもとも思ったのですが・・・。

意外と「普通の」音楽ドキュメンタリーでした。ツアーに密着して、オンステージとバックステージを撮り、ファンの人たちにインタビューして、バンドの足跡を追い、メンバーや関係者にもインタビューするという、ごく真っ当な作り。

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まあ、普通じゃないのはこの映画のために、無観客の渋谷のライブハウス(ラ・ママ)で行った演奏ぐらい。無観客なのに吉井和哉のMCまで入れて、そこらへんがとてもやりにくそうな感じで、観客に囲まれたライブの熱狂とは違う「冷えびえ感」が出ていて、うーん、何のためにこれやったの、松永監督?って感じでした(いくら彼らのバンド活動の原点と言える場所とはいえ)。

あとは、ツアー中に菊地兄弟の父親が亡くなったとかで、そのあたりのインタビューもやや長過ぎでしたねえ。映画のリズムが停滞してしまいました。

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(以降ネタバレあり) 映画のクライマックスになったのが、ニュー・イヤー・ライブで吉井の声が突然出なくなってしまったアクシデント。あまりのデスパレートな状況下におけるスタッフたちの「うわー、どうしようどうしよう」感があまりにもスリリングで、手に汗握る場面となっておりました。しかしここも最後が妙にうやむやで・・・。で、どうなったんですかい?って感じ。

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再結成ステージの1曲目を、メンバーの演奏は(シルエット程度にしか)写さず、ほとんどファンたちのリアクション描写で埋め尽くしたように、松永監督には、「普通の」音楽ドキュメンタリーを作る気持ちは無かったのでしょう(『オトトキ』ってタイトル自体、かなり妙です)。でも冒頭に記したように、音楽ドキュメンタリー映画としての構造は非常にオーソドックスです。その一方で、ファンにしてみれば「もっとライブをしっかり(普通に)見せてほしい」と思ったのではないでしょうか。映像作家の創意とアーティストのベクトルが合わなかったというか、いろんな矛盾を抱え込んだ作品になっておりました。

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2017年9月28日 (木)

初めてのワンカラ

_20170928_103324先日、初めて「ひとりカラオケ」ってのに行ってまいりました。新宿の大ガード横の交差点の先にある、あのビルの中に入ってる「ワンカラ」さんです。

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事前に調べてから行ったのですが、確かに料金的には普通のカラオケよりも割高ですね。でも、1曲あたりのコストは断然安いと思います。だって・・・1時間半で(5分ほど余しましたが)21曲も歌ってしまった(2-3曲、途中でやめちゃったのもありますが)んですから。

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そもそも何で行ったかというと、9月2日の横浜赤レンガ倉庫での20周年ライブ以来、ウォークマンでCKBばかり聴きまくっていて、そのうちに歌いたくてしょうがなくなったていう次第。さあ、心行くまで剣さんをと、気合十分です。

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受付を済ませた後は、フリードリンクを手にブースへ。カラオケシステムも6種類から選べるというのですが、違いがよく分からない小生としては、「一番曲数が多い」って理由で、ジョイサウンドを選択。あとはもう、ヘッドフォンをつけて、タッチパネルで選曲して、歌いまくるのみ!

Dsc_1843普通の手持ちマイクのほかに、写真のようなコンデンサ・マイクもあります。プロっぽいし、両手が楽でいいですね。結局椅子に座ったまま、ほとんどコレで歌っておりました。

いや、次から次へと歌えるんで、30分ほどたったあたりで、「(1時間半じゃなくて)1時間でよかったなあ」なんて思ったりして・・・。CKBオンリーのつもりでしたが、佐野元春、ミスチル、裕木奈江まで歌っちゃいました。CKB、結構難しいですね。つまり、剣さんが圧倒的な歌唱力と声域の広さで、こぶしやビブラートを効かせながら持たせてる曲が多いので、なかなか素人にはしんどいのです。でも『La Americana』、『流星ドライヴ』、『せぷてんばぁ』、『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。』あたりは、非常に気持ちよく歌えました。『肉体関係Part2』(これはCKBじゃなくて、ライムスターの曲として分類されてました)のラップ部分も、意外とイケましたよ。

満足でありました。またそのうち行っちゃいそうです。

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2017年9月 3日 (日)

CKB20周年ライブ@横浜・赤レンガ倉庫

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クレイジーケンバンドの20周年記念ライブ『』に行きました。もちろんィヨコハマの赤レンガ倉庫奥(海側)が会場。4時30分開始ですが、周辺では物販スペースや飲食スペースが大変な盛り上がりです。イイネ!

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でもその前に中華街でのお昼ついでに、バーニーズニューヨークで展示中のショーウインドウ by 横山剣 を鑑賞。

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かなりイケてますね。私物の展示品の中には、あの「木彫りの龍」もありました(けっこう大きくて立派)!

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さて、赤レンガ倉庫前に着くと、西原商会プレゼンツ剣さんのリアル等身大人形が! 迷わずツーショットを撮らせていただきました。100%の人が、イーネ!ポーズだという…(笑)。

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開演前にDJの人たちが観客を盛り上げていましたが、なんとその流れのままに定時4:30ジャストにスタート! 勤勉です。パンクチュアルです。CKBメンバーがバイクに乗って(一部人力車使用)埠頭の方から会場に登場する映像が流れて、観衆がどよめきます。

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そして1曲目『スージー・ウォンの世界』、2曲目(なんと)『GT』から、いちおうの(第1部的な)終了の『流星ドライブ』まで。更には1度目のアンコールの終了曲『生きる。』、2度目のアンコール終了曲『ガールフレンド』までを駆け抜けました。

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MCほとんど無しのストロング・スタイル。20周年だけに、昔のから最近のまで、できるだけ多くの曲をやろうと思ったのでしょうね。3時間20分ほどと、いつもに較べて長いわけではありません。でも、密度が濃かった印象です。

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イクラさんやライムスターといったゲストも登場し、華やかに20周年を盛り上げます。でもゲストと比較すると、どうしても剣さんの声の張りや歌の巧さが際立っちゃいますね。

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今日のお色直しは1回。みんな『愛の世界』のジャケットにも使われたシンガポール仕様の白シャツ+色パンツで登場。アンコールの時に着替えて、白スーツになりました。剣さんのお帽子も、タイ風の白いツバ無し帽から、白ソフトへとチェンジ。

シンガポールと言えば、ステージ左右には大きなマーライオンの像(目が光ったり煙を吐いたりする)。で、スクリーンに映るマーライオンとのっさんのツーショットが、やけに面白い味を出しておりまいた(似てるし)。

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20周年記念3枚組ベストアルバム『愛の世界』が出た後ではありますが、本日のセットリストはそこに収録されていない曲も多く、でも人気曲も多く、初心者からヘビーなファンまでをカバーして楽しませてくれる内容でした。9月に『せぷてんばぁ』を聴きこともできたしね。 

そして大江戸的には、過日の渋谷クアトロで位置的にほとんど見えなかった「のっさん」のかっこいいプレイをたっぷり(スクリーンの映像を含め)見て聴けたことが、最高でした。いやー、素晴らしー!美しー! のっさんのギターは、ウマウマウー!です。

ソロを取る時のジャッカルの立ち姿も、相変わらずかっこよかったなあ。

最後にはステージの後ろから、花火が華やかに打ちあがりました。

いや、それにしてもおとといまでの雨予報を覆して、気持ちのいい快晴になって本当に良かったです。まだピーカンの陽射しに始まって、夕方の陽射し→マジックアワー→薄暮→夜という変化も、ステージングの重要な要素として、素敵でした。

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そして本日のプログラムとして売られていた20周年記念ブック『CKB GRAFFITI 1997-2017』も買いましたよ。貴重な写真の数々に加えて、文章や資料も多く、これはファン狂喜です。読みでがあります。

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そしてマフラータオル、および写真右下に小さく見えるイイネ!ポーズのアイロンワッペンも買っちゃいました。

いやー、楽しゅうございました。やはりCKBは「東洋一のサウンド・マシーン」なのであります。

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2017年8月12日 (土)

CKBの「愛の世界」(3CD+2DVD)

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先日発売されたクレイジーケンバンドのデビュー20周年記念オールタイムベスト盤『愛の世界』、ここんとこヘビロテで聴いてます。

3枚組で、全60曲、275分(4時間35分!)にも及ぶ圧倒的なボリュームです。しかしながら、横山剣渾身の選曲ということもあり、これがいいんですね、全曲。

曲順にも意図的な流れがあって、アジアの流れが来たかと思えば、北米シリーズ4連発があったり・・・。でも、『ガールフレンド』『Loco Loco Sunset Cruise』『せぷてんばぁ』の切なさ3連発には完全にノックアウトされた大江戸なのでした 。ちょっと意外だった落選曲は、『香港グランプリ』と『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。』。個人的には、『1107』『秋になっちゃった』『友だちはいいもんだ』あたりも入れて欲しかったところです。

剣さんによる全曲解説もついており、これもまた楽しいのです。紙製の外箱の中に、プラケースと歌詞&解説のブックレット。それぞれにCKB11人勢揃いの写真が違うバージョンなのも良きかな、です。

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大江戸が買ったのは初回限定版で、3CDに加えて2DVDです。 DVD1枚目は2015年11月の「もうすっかりあれなんだよね」ツアー@横浜のライブ全曲収録。遅れ馳せながら、このツアーで小生は初めてCKBのライブに行ったので、感慨もひとしおです。のっさんの『GTR』が神演奏なのです!

2枚目のDVDは、6月24日に公開したばかりの映画『イイネ!イイネ!イイネ!』がまるっと入っているという出血大サービスぶり。 ちなみに大江戸のこの映画のレビューはこちら↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/ckb-1a0c.html

まあ、とにかく満足できる太っ腹な内容です。さすがは20周年企画なのであります。

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2017年6月26日 (月)

「イイネ! イイネ! イイネ!」:CKBのファン・ムービー

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映画『イイネ! イイネ! イイネ!』は、CKB(クレイジーケンバンド)をネタに、CKB自身による、CKBファンのための映像作品。完全にファン・ムービーとなっております。まあ、CKBファン以外の人がこの映画を観るとも思えないので、それでいいのでしょう(イイネ!)。

ストーリーはどうでもいいような、他愛もないもの。それはいいんですけど、そこへの肉付けやひねりが加わらないので、CKBファンでなければ退屈しちゃうだろうなーと思うのです。

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まあ大江戸もファンのはしくれなので、剣さんやメンバーが出てるだけでそれなりに楽しめました。それにしても、メンバーの部分って「内輪ウケ」の世界ですよねえ。ちょっとトホホな感じもいたしました。

で、不思議だったの359592_004は、メンバーの菅原愛子さんが登場しなかったこと。いや、タイトルには「菅原愛子(声)」となっておりましたが、どこの声だったんだろう?? ってか、そもそもなんで登場しなかったんでしょうか? ちなみに劇中のポスター(横浜スタジアム公演!)には顔が出ているのですけれど・・・。何か大人の事情があるのかなあ?

それはそうと、(一応主役の)剣さんがかなり「大根」なので、申し訳ないけど笑っちゃいます。まあ、点は二物を与えなかったってことで。

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だからこそ演奏(歌唱)場面はさすがにステキでした。本作では『漢江ツイスト』と『生きる。』の2曲を大きく扱っているのですが、いやー、『生きる。』が良いです。沁みました。 もっと多くの曲を入れて、いっそミュージカルにしてくれても良かったなんて思っちゃいました。

本作はCKBの20周年記念作品と言えるわけですが、来たる9月2日には20周年記念ライブを横浜・赤レンガ野外特設ステージで行います(もちろん行きます!)。この映画観ちゃうと、横浜スタジアムじゃないのがちょっと残念になっちゃいますけど、まあそれは25周年の時にとっておけばいいってことですよね。最近のライブで剣さんが言ってたように、「まだまだのびしろがあります」ってことで。

_20170625_162252あ、ちなみに小生が見た時の座席が「E-2」でした。イーニ!≒イイネ! です(はい、笑う所)。

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2017年6月25日 (日)

CKBライブ@渋谷クアトロ

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昨日は渋谷クアトロでクレイジーケンバンドのライブを観ました。このポスターが出てたんですけど、よく見るとクアトロのこと書いてないじゃん!

夕方の5時半スタートでしたが、相変わらずの3時間超。途中に20分ほどの休憩(ゲストのDJ氏による「レコード・タイム」)あり。ライブハウス(大箱ですが)ならではの近さが魅力ですが、前の人たちの頭が邪魔なのも事実。それ以上に問題だったのが、ステージ上手側に陣取ってしまったこと。機材が邪魔してのっさんとヨン様が全然見えないのです! これにはまいりました。のっさんのギターが大好きな小生ですが、結局前半ラストと後半の「小野瀬雅生ショー」の時だけしか見える場所に出て来てくれませんでした(かと言って、芋洗い状態の中、場所を移るわけにもいかず…)。

曲目はホールでのライブと違って、シングル曲、有名な曲は少な目(葉山ツイスト、タオル、GTなど)、中上級者向けのナンバー多目でした。 だからこそ、改めて「Loco Loco Sunset Cruise」「木彫りの龍」「流星ドライブ」「透明高速」などに「いい曲だなあ」と感じ入った次第。

いつものお約束も少な目。敬礼や剣さんぐるぐるや「逃げろ!」はあったけど、♪クレイジー ケーン バーンド のアイキャッチ・ジングルは出なかったし…。曲も「タイガー&ドラゴン」や「香港グランプリ」が無かったですもんね。 でもまあ、その分珍しい曲が聴けたわけだし、9月の横浜赤レンガの20周年大ライブでは、派手なベスト盤ヒットパレードになるのでしょうし、のっさんを見ることを含めて十分に堪能したいと思います。

_20170516_002242 で、こちらが昨日来て行ったTシャツ。剣さんの顔、よく見るとCKBって文字で出来てます。 イーネ!

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2017年4月29日 (土)

ポール・マッカートニー@東京ドーム4.29

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東京ドームのポール・マッカートニー『ONE ON ONE ツアー』に行きました。

三塁側の2階スタンドから見下ろす感じ。角度はいいです。

席に着く時に、せっかく買ったジョンソンヴィルのクラシカルドッグを落としてしまい、慌ててビールも少しこぼしてしまい、いきなり気分がダウンします。

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気を取り直して、25分押しで開演を迎えました。オープニング・ナンバーは“A Hard Day's NIight”。ジョンのパートもポールが歌います。

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やはり舞台上のポールは「豆粒」程度なのですが、ステージ両サイドにある縦長ビジョンのおかげで、動きや表情がしっかり見てとれます。

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ポールは、トレードマークであるヘフナーのバイオリン型ベースにはじまり、エレキギター、アコースティックギター、ピアノ、キーボード、ウクレレなどを弾きまくり、多芸なところを見せました。

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ウクレレはジョージに捧げる“Something”の時に使ってました。ジョンに捧げる歌もあったし、リンゴの曲“I Wanna Be Your Man”も歌っていました。

一番驚いたのは、1493474198090“Temporary Secretary”をやったこと。大江戸はずーっとポールのファンだから知ってますけど、アルバム“McCartney Ⅱ”からの(忘れかけていたような)エレクトリック・ニューロ・サウンドです。

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ステージングや選曲、構成は、前回の来日時とほぼ同じ(特に後半のヒット・メドレー)。例えば、“Live and Let Die”での爆発や火炎の使用や、その後にポールが耳を押さえるアクションまで、全く同じです。“Hey Jude”の大合唱でひとまず終えるところも一緒なら、アンコールの最後が“Golden Slumber~Carry That Wait~The End”のメドレーだってのも一緒です。ストーンズ以上に徹底してます。まあ、古典芸能の域ですね。

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でも“You Won't See Me”や“I've Got a Feeling”は初めて聴いたかな。新鮮でした。

ポールも今年6月には75歳! いよいよこれが最後の日本公演かも・・・と思い、高いチケットを買ったのですが、でもポールったら元気でお茶目で、相変わらずでした。日本語を使ったり、サービス精神も満点でしたし、声も懸念したよりもずっとしっかりしてました。

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客席で大江戸の左にいた人がやけに体臭がきつかったり、右の方にいた人が大声でずーっと歌っててポールの声がかき消される程だったので注意して静かにしてもらったりしましたが、それでもいつも通りの満足感が得られる2時間半でありました。すごいなあ。

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2017年1月10日 (火)

展覧会「DAVID BOWIE is」:さすがに充実の内容

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天王洲アイルの寺田倉庫G1ビルで8日からスタートした話題のデヴィッド・ボウイ大回顧展『DAVID BOWIE is』(~4/9)に早速行って来ました。

昨年1月10日に69歳でに逝去したボウイ(図らずも一周忌にあたる日だったわけです)の生前から世界各地で行われていた展覧会です。記録映画にもなりましたね(その時の当ブログの記事はこちら↓)。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2016/02/post-9cb9.html

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’73年のアルバム『アラジン・セイン』のジャケ写が本展のメイン・ビジュアル。もう3か月ぐらい毎日のように朝日新聞紙上でお目にかかっておりました(朝日が一枚嚙んでいるとはいえ、スゴイ広告量です)。アジアでは唯一の開催となるそうです。

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原則ネットによる時間指定の前売り制です。10~12時に始まり、入場時間を1日5回に分けてあり、どれかを選んで日時指定するのです。小生は仕事帰りに18時~20時ってことで、18時ちょうどに着いたのですが、入場までに10分近く並ばねばなりませんでした。ただ人数制限をしてるだけあって、ひどく見にくいってことはなく、まああまり短気を起こさなければ、何とか流し見していけるぐらいの状態でした。

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会場内には、写真、映像、メモ、絵画、ポスター、衣装、レコード、MV、などなどがあり、総合的にデイヴィッド・ボウイの人生と業績を追っていけます。また会場入り口で全員にヘッドフォーンセットを渡してくれて、それをしてると会場内の要所要所で音楽や音声が流れて来るという趣向。

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日本仕様の、坂本龍一、ビートたけしをフィーチャーした『戦場のメリークリスマス』を振り返る映像もありました。

ボウイは何と言ってもかんと言ってもファッションがカッコイイです。派手系のみならずクラシカルなブラック&ホワイトも実にスタイリッシュで素敵ですし、アレクサンダー・マックイーンのロング・ジャケットなんて、もう最高!なのです。

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出口付近にはグッズ・コーナーも設けてあり、展覧会オリジナルのオレンジ色グッズの数々をはじめ、幅広いものが揃ってました。例の山本寛斎の黒白縞の衣装と同素材(?)のバッグや、同じ柄の高級Tシャツ(29,000円)が小生の目を引きました。

古典的な展覧会らしさをベースにしながら新しいテクノロジーも取り入れた、質の高いショウとなっておりました。2時間近くみっちり観ましたが、それでも足りないぐらいです。映像類は後ろ髪引かれながらも、随分はしょって進みました。でも、特にボウイの大ファンというほどでもない小生ですが、十分に満足しました。 チケット(一般前売2,200円)は展覧会としては高額ですが、それに見合う量と質(さらに予約定員制なので、メチャ混みはしないはず)で、納得できるものなのでありました。ま、解説キャプションの文字が小さく位置も低くて、読みにくいったらありゃしないっていう瑕疵はありますけどね。

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2016年12月16日 (金)

「ブルーに生まれついて」:いつもの破滅型アーティストの物語

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映画『ブルーに生まれついて』は、伝説のジャズ・トランペッター=チェット・ベイカーの伝記的映画。でも、かなり脚色してあるそうですね、これ。

そして、チェット・ベイカーの音源は全く使用していないそうで、歌はベイカー役のイーサン・ホークが感じ出して歌っています。うまいもんです。

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天才アーティストが麻薬に溺れて、身を持ち崩していくという「定番ストーリー」です。冒頭の光と影のモノクロ映像が美しく、それと全編の物語展開から『レニー・ブルース』を想起したのは、小生だけでしょうか? でも『レニー』の方が断然厳しく、断然美しく、断然心に染み入ります。

役者陣はイーサン・ホークの好演が評価されているようですが、大江戸的には昔なじみのプロデューサー役のカラム・キース・レニーや、チェットのお父さん役のステファン・マクハティがカッコイイと思いました。味があります。

時節柄どうしても、ASUKA被告の覚醒剤事件が頭をよぎりました。物を創造する人が村上春樹さんのように健康かつクリーンであり続けることは、難しいのですかねえ。

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2016年12月15日 (木)

ストーンズの「BLUE & LONESOME」

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先日発売されたザ・ローリング・ストーンズの11年ぶりの新アルバム『BLUE & LONESOME』を輸入盤で買いました。

たった三日でレコーディングされたという12曲入り。そして、全曲ゴリゴリのブルースです! こんなオールドスタイルのブルース・アルバムがUKチャートや日本の洋楽チャートで1位になるってのは、さすがストーンズでスゴイことなんですけど。

「原点回帰」ってことなんでしょうけど、うーむ、ハッキリ言って小生としてはもっと「ロック」が聴きたかったので、残念です。 まあ演っているストーンズのメンバーは気持ち良かったでしょうけど--キースの雰囲気たっぷりのゆったりしたギターとか、ミックのいつもながらのヴォーカルや味わい深いブルースハープとか。

でも、もしまた来日してくれたとしても、このアルバムのパートは結構退屈してしまいそうでコワイのです。後半のヒット・パレードは、いつも通りメッチャ盛り上がるのでしょうけどね・・・。

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