2024年11月 2日 (土)

CKBの「火星」ツアー   #クレイジーケンバンド #CKB #火星ツアー #LINECUBESHIBUYA #のっさん #ハマのギター大魔神 #白川玄大     

Dsc_1864_copy_1024x768 クレイジーケンバンドの『火星』ツアーのライブで、LINE CUBE SHIBUYAへ。『火星』というのは、9月に出たCKBのニューアルバムのタイトル。前年がアルバム『世界』を引っさげての「ワールド・ツアー」だったのですが、今回はさらにでっかいスケールで火星ツアーなのです。

Dsc_18632_copy_1024x754 これまでこの時期の東京公演は、土曜や日曜に行われていたのですが、今回はなぜか金曜18:30の開演。中野サンプラザからこの会場に移って2度目です。昨年は(友の会先行とはいえ)真ん中辺の前から2列目という「一生分の運を使い果たしたような」席でしたが、今回も下手側の前から8列目という良席。十二分に堪能できました。

恒例の定時スタート。1曲目『火星』の次は『けむり』。いやー。カッコ良かった! 三拍子をこれだけ激しくカッコ良く演奏できるってのは、CKB ならでは。のさんのギターソロの凄さを含め、大江戸の本日のベストナンバーはこれですね。

Dsc_18652_copy_914x768 アルバム『火星』からのナンバーも、過去のナンバーも、昭和歌謡(『水色の雨』 『レディ・ジーン』『傷だらけのローラ』)も。何でもありのCKB。アンコール最後の『ガールフレンド』まで。存分に堪能させていただきました。

今回強く感じたのは、今のCKBはドラマーの白川玄大あってこそのチャレンジをしてるってこと。パワフルさとスピード感は、玄大の功績だと思います。これまでに比べて、圧倒的に音圧が大きくて、音響的にはヴォーカルやギターが目立つことを抑えてでも、各楽器の音量を大きくして(特にベースと第2キーボード)、メロディーよりも音圧が立つようにしてありました。ロックバンドのよくやる方向性ですよね。でもちょっとバランスが悪かった気が…。終演後しばらくは、耳が聞こえにくかったぐらいです。あと、元大のドラムソロにはかなり賞賛の拍手が起きておりましたよ。

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昨年に引き続き大魔神パネルを持って行った大江戸は、「小野瀬雅生ショウ」の際に高々と掲げて、のっさんを讃えました。のっさん、今日はギターチェンジもギターシタールの使用もなく、ギブソン・ファイアーバード1本でしたー。

それにしても、前年は2時間半ぐらいに短くなったはずのこのライブなんですけど、今年はらさらに短くなって、2時間15分程度。「寄る年波」ってやつでしょうか? でも、まったくそれを感じさせない剣さんのパワフル・ヴォーカルでした。

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2024年10月29日 (火)

竹内まりや「プレシャス・デイズ」とライブ抽選申し込みのこと    #竹内まりや #プレシャスデイズ #PreciousDays 

Dsc_18432_copy_1024x948 10月23日に発売された竹内まりやのニューアルバム『プレシャス・デイズ』。大江戸は今回ちょっと出遅れてネットで購入。ようやく昨日届きました。しかーし、まだ聴いておりません。ここのところ仕事がめっちゃ忙しくて(この土日もお仕事でしたし、代休を入れられる日もありませんで…)。

大江戸が買ったのは初回限定デラックス版で、CDに加えてライブのBlu-rayが入っております。それにしてもデカい! 写真のように、「剣よりも強いペン」よりも長い。B5判の短い方の辺で正方形を作ったサイズなのです。厚さも18㎜ほどあります。びっくりですね。

ところで、このアルバムを携えてまりやさんが来年全国アリーナツアーを行うのです! 前回の時ははずれちゃったんですよねー(品川プリンスでやったミニライブは当たったんですけど)。今回も当然のように「初回限定版CDに入っているカードを使った抽選制」です。

CDを開封しまして、中に入ってるカードのシリアルナンバーを入れて、特設プレゼントサイトからイープラスにログイン・・・しかーし、(こういうの慣れてる小生なのに)大苦戦! 今回の転売ヤー封じのセキュリティ強化は凄いものがあってですね、まずこれまで使えてたパスワードを変えさせられて、抽選のために選べるのは1公演のみ。で、本人のみならず同伴者の名前と生まれ年とメアドと電話番号の入力を求められた上、送られてきた認証コードを入れてようやく応募できるという…。しかもライブ当日は、顔写真入りの身分証明書によるチェックが必要だとか何だとか…そりゃあもう大変なんでさあ。

つっかえたり、ようやくたどり着いた最終段階で「ただ今アクセスが混み合っているので」ってことでおじゃんになり、最初から入力をやり直したりして、もう完了した時には「戦い終えた」感じに疲れ切ってしまいましたー。

それでも、当たるかどうかは蟹の味噌汁、いや神のみぞ知るなのであります。(アルバムの内容に関しては、後日のレビューで)

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2024年10月23日 (水)

クレイジーケンバンドの「火星」    #クレイジーケンバンド #CKB #火星 #ハマのビート #横山剣

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9月発売を予約購入したんですが、そろそろ書きましょうか、クレイジーケンバンドのニューアルバム『火星』(最近まで付録?のDVDを見てなかったこともありましてね…)。近年は毎年秋口に新アルバムを出している勤勉なCBK。横山剣さんによれば、「いつまで元気でやれるかわからないので、出せるうちに出しとく」みたいなことだそうですが、いやー、そうですよねー。近年だって、廣石組長の膝故障による脱退で新ドラマ―の白川元大が加入なんてこともありましたが、メンバーが11人もいると(しかも大半がアラ還!)、いつそういうことやもっと悲惨なことが起きても不思議ではないお年頃ですから。

で、『火星』というぶっとんだタイトルの新アルバム(ツアーも「火星ツアー」です!)。曲数はいつもより少なめ。大江戸の嫌いなタイプの暗かったり、演歌っぽかったりする曲もほとんどなく、一方でこれまでになかったテイストの曲もあり(ラストの壮大な『Sha na na na na』とか)、良いアルバムです。シングルとして生きそうなキャッチ―な曲は『ハマのビート』ぐらいしかないかもしれませんが、アルバムのトータリティ―としては、かなりいい線行ってるんじゃないでしょうか。初めて聴いたときはそれほどでもなかったのですが、聴き込むほどに「いーーじゃん」と思います。

大江戸の買ったのは、DVD付のバージョン。今年5月の「ハマフェス」ライブの演奏が1時間ほど入っております。出来立ての『ハマのビート』を、アンコールも含め2回歌っておりました。イイネ! 

さて、予習もたっぷりに、いよいよラインキューブ渋谷のライブが迫ってきました! たのしみたのしみ♪

 

 

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2024年9月 3日 (火)

「カルロス ザ・サンタナ・ジャーニー」:もっと演奏シーンを!    #カルロスザサンタナジャーニー #サンタナ #映画サンタナ

Caelos 映画『カルロス ザ・サンタナ・ジャーニー』は、昨秋に2日間だけひっそりと限定劇場公開された作品。大江戸も行きそびれていたのですが、WOWOWで見ることができました。

何を隠そう、大江戸はその昔サンタナのファンだったのです。あのロゴ(2種類)を今でもすぐに手書きできます。中野サンプラザでの公演にも行きました。ただ、その後だいぶ長いこと「お見限り」状態だったことも事実です。アルバム『スーパーナチュラル』のヒットなんかも、喜ばしくは思っておりましたが、それほど熱狂することもありませんでした。

で、本作を見て思ったのは、「もっと演奏シーンを見たかった」ってこと。速弾きも、あの「顔で弾く」官能的な単音伸ばしも、もっともっと見たかった(聴きたかった)。どの曲も、短くブツ切れになっているのが残念でなりません。

その分、「家族の映画」になっているわけです。ヴァイオリニストだった父の薫陶を、ちょっとだけ受けてるわけですね。妹が語る昔話なんかも面白かったっです。でも、音楽もの(アーティストもの)ドキュメンタリーとしての出来は、あまり芳しいものではありません。

ウッドストックでセンセーションを巻き起こした演奏は、なんとドラッグでクラクラになっていたからこそだったそうで、びっくり。そこから数年後には宗教にドはまりして、今に至るわけです。人間的ではあるけれど、ある種「聖人」のように見えることもありますもんね、カルロスって。久々に、サンタナを聴き返してみたくなりました。

 

 

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2024年8月31日 (土)

「きみの色」:予告編は最高だったが…    #きみの色 #山田尚子 #ミスターチルドレン #テルミン

Kiminoiro 映画『きみの色』は、『けいおん!』『聲の形』『リズの青い鳥』などの山田尚子監督作品。高校生たちのバンドものではありますが、絵もテイストも『けいおん!』とは全く違っています。あたりまえと言えばあたりまえですが。

ふんわりとした世界です。良い人揃いで悪人は出て来ないし、大きな事件も起きないし、大した葛藤もありません。こういうの、大江戸は大好きなはずなんです。でも、なんか惹き込まれなかったんですよねえ。映像はとても気持ちの良い色彩が目に優しく、素晴らしかったのですけれど…。

思えば、予告編が最高でした。きれいな色の花や光、親しみやすく可愛らしいキャラクター、素敵な台詞やナレーション、ミスチルの主題歌(『in the pocket』)が明るくも感動的、と絶対ベストテン級の作品だと思ったんですけどねえ。悪くはない、むしろ良いのですが、「中ぐらいに」良いだけなんです。

言いたかないけど、やっぱり「物語が弱い」ってことでしょうか。物語なんかなくてもいい映画はあるはずだというのが大江戸のスタンスですし、山田監督もその実証のために本作を作ったのだと思うのですが、うーん、 どのパートも悪くはないんですけど、やっぱり「突出したものがない」って所が、心にガツンと来なかったのかも知れません。 穏やかな表現でもいいんです。でも、予定調和を突き崩すほどの何か「とんでもないもの」が一つ欲しかったなあ。

それはそうと、メガネ男子がテルミンを演奏するのでびっくり。ちょこっとだけテルミンをたしなんだことのある大江戸にとっては、正確な描写に「ほう」と思いながら、演奏意欲をかきたてられたのでありました。

 

 

 

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2024年8月11日 (日)

「ぼっち・ざ・ろっく!Re:Re:」:面白い!楽しい!笑える!    #ぼっちざろっく #劇場総集編ぼっちざろっく #ぼっちざろっくReRe 

Boccchi_rere 劇場総集編『ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』は6月公開の『Re:』を受け継いだ後編。

(前編『Re:』のレビューはこちら ↓ )

「ぼっち・ざ・ろっく! Re:」:けいおん!下北沢!ライブハウス!    #ぼっちざろっく #劇場総集編ぼっちざろっく #ぼっちざろっくRe: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

いやー、本作の方が面白かったです。本年の収穫ともいえるアニメ映画『デデデデ』は前章が素晴らし過ぎた割には、後章で失速して残念だったのですが、こちらは後編の方がのびのび自由に楽しい作品となりました。77分、ほぼ笑いっぱなしってぐらいおかしかったし。

結束バンドのメンバーをはじめ、キャラがみんな愛すべき人たちってのもいいですねえ。こういうほんわかしたの好き。 一方で、楽曲や演奏のクォリティは、映画館の音響も相まって素晴らしかったです。

相変わらず「下北沢映画」でもありました。あの風景、あのお店が出てきております。あ、今回は堂々の「江の島映画」でもありました。

Dsc_1546_copy_851x751 今回の来場者特典は、表紙含む12ページの『ぼっち・ざ・ろっく! エピグラフ2』と、この二人のミニ色紙でしたー。

 

 

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2024年6月15日 (土)

「ぼっち・ざ・ろっく! Re:」:けいおん!下北沢!ライブハウス!    #ぼっちざろっく #劇場総集編ぼっちざろっく #ぼっちざろっくRe

1-1_20240615212501 映画『ぼっち・ざ・ろっく! Re:』は、「劇場総集編」と銘打った1作目(前編)。夏公開の「Re:Re:」が後編になるのだそうです。

大江戸はこの作品、原作の4コママンガもアニメ版もぜんぜん見たことありませんでした。でも総集編ってぐらいなので、鑑賞には問題なし。 そう、そもそも大江戸は『けいおん!』のファンでした。あれも女子高生4人のバンドものだし、原作は4コママンガ。で、タイトルに「!」がついてますもん。

本作の特徴は、主人公の「ひとり=ぼっちちゃん」がコミュ障だってこと。それを乗り越えてというか、折り合いをつけて成長していく物語でもあるのですね。なかなか面白うございました。

そして、下北沢界隈の風景が頻繁に出て来ます。大江戸はこの付近には馴染み深いので、「おお。あそこだ!」などと思いながら、観ておりました。ライブハウス「STARRY」のモデルになったSHELTERにも行ったことがありますしね。

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ライブハウスの映画でもあるのですが、その描写も的確。 そして、演奏シーンはひとりちゃんの演奏をはじめ、音が良いので説得力があります(音が悪いので説得力がある場面もあり)。 続編も必ず観ます。

あ、来場者プレゼントで「ジッパーバッグ付きステッカーセット」いただきましたー。

 

 

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2024年5月16日 (木)

COMPLEX「日本一心」@東京ドーム    #COMPLEX #コンプレックス #日本一心 #吉川晃司 #布袋寅泰    

Dsc_1318_copy_1024x705 吉川晃司と布袋寅泰の伝説のユニット「COMPLEX」が二晩限りの再結成ライブということで、二日目のきょう東京ドームに行って来ました。COMPLEXの復活チャリティーライブは、2011年の東日本大震災の被災者救済のために行われ、13年後の今回は能登半島大地震へのチャリティーとして開催されました。タイトルは「日本一心」。大江戸の座席は、3塁側スタンドの2階席です。

2011年のライブの冒頭、『BE MY BABY』の前奏に乗って、吉川と布袋が舞台の上手と下手から現れ、真ん中でがっちりと握手。そして布袋のギターで、「ジャッ ジャーン!」という一連の場面は何度も動画で見て、そのたびに鳥肌ものでした。当時45歳の吉川と49歳の布袋でしたが、今回は58歳と62歳になっての登場です。感慨深いですね。

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で、オープニング・ナンバーはやはり『BE MY BABY』! 左右からの登場も、がっちり握手も同じ! いやー、興奮しました。そこからは一気呵成に、二度のアンコールを含む2時間半。序盤に吉川、次いで布袋が短いMCを入れただけで、その後は最後の挨拶までMCなしで演奏しまくるストロング・スタイル。まあ、COMPLEXの曲ってどれもこれも似たようなテイストになってしまうのですが(吉川のボーカルで、布袋のギターを立たせた曲ですからね)、ステージ両脇の巨大ビジョンのおかげで飽きません。でも、ドームってやっぱり遠いですよねー。スタンド2階席だったから、かなり小さな二人しか見られませんでした。双眼鏡持って行って、役立ちました。

力いっぱい歌って踊っての吉川はさぞしんどいと思うのですが、エネルギッシュでそんなことはみじんも感じさせません。ライブの迫力とかスピード感とかロック力とかが、とてもアラ還の二人とは思えないのです。てか、普通に20代、30代のバンドにぜんぜん勝ってるし。吉川さんは3回もシンバルキックやりました(3回目の1度目のジャンプは失敗)!

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いやー、吉川晃司、スゴ過ぎます。アスリートみたい激しい動きをしてるアーティストなのに、58歳でここまでできるって…あり得ません。このままいけば、ミック・ジャガー越えが目指せちゃいます。すごいなあ。 一方の布袋様も、まったく衰えるところなく、ひたすらカッコいいプレイを見せて(聴かせて)くれました。あの右足を何度も上げ続けるステップとか、サイコーです。あと、いろんな種類のギターを使ってるんですねー。布袋というと、あの黒字に白テープで迷路図みたいな文様を入れたギターばかりが浮かびますが、今日もずいぶん多くのギターを見せてくれましたし、2本のギターを重ねて弾いたりもしていました(それとは別にダブルネックのギターも弾いてましたし)。

吉川さんは時々ギターも弾くので、この二人が向き合うギターバトルの場面なんかはサイコー過ぎました! まさに!キングコング対ゴジラ!(どっちがどっちだ?)

 

そんなわけで、とってもとっても刺激とパワーをもらいました。あ、もちろん募金もしましたよ。そういう趣旨のコンサートですからね。

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2024年4月15日 (月)

「ソウルフル・ワールド」:君たちはどう生きるか    #ソウルフルワールド #ディズニーピクサー #人生哲学アニメ 

1-1_20240415220301 思い起こせば2020年。コロナ禍下で、ディズニーが新作の劇場公開を取りやめ、配信オンリー政策を取ったのです。その中で、当初は劇場公開予定で、大江戸も映画館で予告編を見ていた作品が『私ときどきレッサーパンダ『あの夏のルカ』『ソウルフル・ワールド』の3本。特に小生は『ソウルフル・ワールド』の予告編を見て、「これは今年のマイ・トップテンに入るかも」と思っていたのに、配信のみとなりがっかりなのでありました。そういうことなので、配信嫌いとしては、これまで未見。それがこの春、この3作をようやく劇場公開してくれるという、罪滅ぼし企画(あるいは利潤の追求?)のおかげで、やっと『ソウルフル・ワールド』を観ることができました。この3作、晴れて『キネマ旬報』ベストテンの対象になるわけですよね?

で、期待は裏切られませんでした。ディズニー&ピクサーの合作なのですが、やはり高打率。すべてにわたってレベルが高いし、大人の鑑賞に堪え得るし。しっかり感動させてくれます。いつも通り、脚本の練られ方がハンパないのです。

(以降少々ネタバレあり) もっとジャズ寄りの音楽ワールド映画かと思っていたら、さにあらず。人生や「生きる意味」を哲学的に考察する作品なのでした。中盤など、哲学的探究がちょっとしつこ過ぎる気もしましたが、最後にはいい感じにまとめてくれます。こっちの方が宮崎作品よりもずっと「君たちはどう生きるか」ですね。

でもジャズ関連の件りも素晴らしいレベルの出来。音も良かった。『BLUE GIANT』との2本立てがおススメと思ったりもしましたよ。ニューヨークの描き方も見事ですしね。メンズスーツってもののカッコ良さも、しっかり見せてくれました。

絵的にも、リアルなニューヨーク&ジャズ界と、ファンタスティックな霊界?の描き分けがグッドです。そして、ジェリーやテリーといった線画というか一筆書きみたいなキャラクターがユニークで最高でした。3DCGの中のシンプルな線キャラ、いいですよねー(テリーはエンドロール終了後にも出番があります♪)。

あ、ちなみに本作の原題はシンプルに、“Soul”です。 

 

併映短編は『夢見るウサギ』。シンプルでほっこりとした二次元アニメでした。

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2024年4月13日 (土)

「プリシラ」:夢見る少女じゃいられない    #プリシラ #エルヴィスプレスリー #ソフィアコッポラ #ケイリースピーニー 

1_20240413223901 映画『プリシラ』は、2020年の『オン・ザ・ロック』以来となるソフィア・コッポラ監督作品。エルヴィス・プレスリーの妻だったプリシラを通して、1960年代の男性性や時代とジェンダーについて描き出します。

ソフィア・コッポラももう52歳なんですねえ。相変わらず「少女」をテーマにした作品を撮っております。無垢で無知な夢見る少女と、いかにも20世紀的な男性規範。プリシラさんの名前ぐらいは知っておりましたが、こういう感じだったんですね。それをソフィアが、いかにも彼女らしい形で創作しました。

とにかく、プリシラを演じたケイリー・スピーニーが好演です。14歳から27歳までの変化を演じてますし、とにかく9年生時代(中3ですかね?)の彼女が、幼くも可憐でかわいいのですが、なんとこの女優さんは現在26歳! 撮影時でも24-5歳だったでしょう。おそるべし!

写真を見ると、実際のプリシラにヘアメイクでかなり似せています。エルヴィス役のジェイコブ・エロルディも、バズ・ラーマン作品『エルヴィス』のオースティン・バトラーとは違って、しっかり本物のエルヴィスに似てます(ちょっと縦長過ぎるけど)。独特の発生も、見事にマスターしてます。

それにしてもエルヴィス、かなりヤバイ奴です。いけないクスリ、拳銃、DVに加えて、少女略取監禁みたいなもんですからねえ。まあ、時代なんですよね。

 

16fe4c23ef6218d2 それはそうと、今年になってから顔を寄せ合う男女二人のアップを逆光気味に捉えた映画ポスターが続いてますね。『サイレントラブ』、『四月になれば彼女は』、そして本作と・・・ねっ、似た感覚でしょ。Oip

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