2025年4月27日 (日)

CKB友の会サミット2025 #クレイジーケンバンド #CKBTMNKSUMMIT #CKB #横山剣 #小野瀬雅生

Dsc_2681_copy_646x946 年に一度のクレイジーケンバンド友の会(CKBTMNK)サミット。昨年は抽選にハズレて涙を呑みましたが(てか、ハズレることもあるって知らなかった)、今年はめでたく当選。関内ホールの1階後ろ側の席です。今回は生オケコーナーやオークションにも応募しなかったので、気楽に参加しました。

それにしても、年々客席がシニア化していきますねえ。当たり前と言えば当たり前なんですけど。相変わらずやんちゃだった感じの人が多うございます。

ほぼ午後5時半きっかりの開演で、8時まで。これまで大江戸が体験したこのサミットでは、途中にメンバーたちが椅子に座ってのトークや質問のコーナーがあったのですが、今回はなし。普通のライブのように、すべて演奏とMCのみでした。

オープニングの『昼下がり』から『スージー・ウォンの世界』『棕櫚』と快調にスタートしたのですが、途中から最後までやけに暗いトーンのマイナーコード曲が多くて、ちょっと気詰まりになりました。今日のテーマが「加齢なる一族」だということで、「GG」とか『おじさん』とか『ROOTS』とか、高齢バイアスのナンバーが多かった延長線上の事象かなあ。剣さんって、時々そういうことをなさったりします。まあ、サミットならではのマニアック選曲ってことで。「小野瀬雅生ショウ」コーナーの曲も、珍しいけど困惑を誘うような『世界の半魚人』でしたし。

Dsc_2682_copy_1504x1150 でもアンコール・ラストの『生きる』で、暗い気分が一気に浄化されました(逆に言うと、シングルカットされた曲はこれと、第一部最後の『まっぴらロック』だけ)。 そして終盤に、「今日誕生日の人に」ってことで、ハッピーバースデーの歌を歌って祝ってくれたのが、たまたま本日誕生日の小生にとっては、嬉しい出来事だったのでしたー。

 

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2025年3月28日 (金)

佐野元春の「HAYBUSA JET Ⅰ」    #佐野元春 #HAYABUSAJET #ハヤブサジェット #つまらない大人にはなりたくない

Dsc_24882_copy_1024x883 先日発売された佐野元春& THE COYOTE BANDのニューアルバム『HAYABUSA JET Ⅰ』について。

「元春クラシックスの再定義」が、このアルバムのテーマなのだそうです。つまり往年の人気曲を、今のコヨーテ・バンドのサウンドで若い人たちにプレゼンテーションしたいという考えで作られたアルバム。収められた10曲が、それぞれに素晴らしいアレンジなのですが、考えてみればもともと佐野さんのライブでは、過去の人気曲を大胆にアレンジして、しかもその時々で違ったアレンジを施して演奏することが多かったではありませんか。なので、この10曲もどこかで聴いたアレンジだったり、そうじゃなかったりするわけです。昔は「このアレンジ、失敗じゃない?」と思うこともあったのですが、この10曲に関してはそれぞれ新しい個性をまとっていて、でもその曲のキモは残っていて、とても素敵です。

大江戸が特に気に入ったのは、『つまらない大人にはなりたくない』『だいじょうぶ、と彼女は言った』『ジュジュ』あたり。『虹を追いかけて』『欲望』あたりは、オリジナルよりもこっちの方がぐっと良くなっております。

また曲名に関しても、『ガラスのジェネレーション』→『つまらない大人にはなりたくない』、『Down Town Boy』→『街の少年』、『Indivisualists』→『自立主義者たち』ってな具合に替えているのです。一部歌詞もいじってるしね。

それにしても、「なんだ、このタイトル??」ですよね。「ハヤブサ・ジェット・ファースト」と読むそうです。ハヤブサ・ジェットって、昭和中期の子供向けヒーローみたいな名前ですが、佐野元春が自身のアバターとして設定したんだそうです(本当は「佐野元春」名義ではなく、「ハヤブサ・ジェット」名義で出したかったらしいですよ)。変なひとー。

 

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2025年3月23日 (日)

「名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN」:シャラメの好演&好歌唱    #名もなき者 #ボブディラン #ティモシーシャラメ #エルファニング 

Completeunknown 映画『名もなき者 A COMPLETE UNKNOWN』は、ティモシー・シャラメがボブ・ディランを演じて、オスカー主演男優賞にもノミネートされた音楽伝記映画。シャラメは受賞に至らなかったわけですが(獲ったのは『ブルータリスト』のエイドリアン・ブロディ)、歌もすべて自分で歌って演奏して、しかも仕草から表情から姿勢からディランそっくり。あのきれいな顔を汚すようなアプローチで、いろいろめんどくさい曲者ディランを好演しております。歌声もやたらと似てます。

ボブ・ディランのみならず、ジョーン・バエズやジョニー・キャッシュ、そしてウディ・ガスリーまで出て来ます。また先輩フォーク歌手のピート・シーガ―をエドワード・ノートンが演じているのですが、ノートン老けましたねえ。でも調べたらまだ55歳だったので、老けメイクと演技力だったのでしょうね。

デビュー直前から1965年のニューポート・フォーク・フェスティバル(ディランがロックを演奏し、裏切り者扱いされて大荒れとなった)あたりまでを描く作品。「初期のディラン」ですね。でもまあ、この人がやがてノーベル文学賞を受賞するわけですからねえ(エンディングの字幕で説明されます)。大江戸なんかいまだに信じられません。いずれにしても、“Like a Rolling Stone”は良い曲、いや、凄い曲ですよねえ。

でも、ごひいきのエル・ファニングから少女の輝きが消えかけていたのが悲しかった大江戸なのであります(まあ、もう26歳ですしね…)。

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2025年3月 2日 (日)

「ヒプノシス レコードジャケットの美学」:贅沢な無駄ってサイコー!    #ヒプノシス #ヒプノシスレコードジャケットの美学 #HIPGNOSIS #レコードジャケット

Hipgnosis 映画『ヒプノシス レコードジャケットの美学』は、1970年代を中心に活躍したアルバム・ジャケットのデザイン・アート集団。(メインは二人)。ジャケットデザインをアートにまで高めた人たちの足跡をたどりながら、その舞台裏を数多くのミュージシャンや関係者のインタビューでたどっていきます。

ピンク・フロイド『原子心母』『狂気』『炎~あなたがここにいてほしい』、レッド・ツェッペリン『聖なる館』、ポール・マッカートニー(ウィングス)『バンド・オン・ザ・ラン』『ヴィーナス・アンド・マース』『グレイテスト・ヒッツ』などの製作の秘密やこぼれ話の一つ一つが、実に面白いのです。実際にLPやCDで持っているものもたくさんありますしね。

ヒプノシスは(ギャラが)「高い」そうですが、それもむべなるかな。現代から見ると、何と贅沢な創作環境なのでしょう。製作費に糸目はつけてませんね。まあ結局は、依頼するアーティストやそのファンが払ってるようなものですが。ウイングスの『グレイテスト・ヒッツ』の彫像、別に何とも思っていなかったのだけど、あれをわざわざエベレストの山頂に持って行って撮影したと知って唖然! ほんとにスタジオで撮っても変わらない絵柄ですよ。ハワイで羊を撮影した話もそうですけど、いやー、無駄って素晴らしいですね。現代社会に欠けているのは、こういう道楽なんですよねー。今ならコンピューター内で簡単に作れちゃう絵も、ぜんぶ一発撮りが基本ですもんね。『炎』の撮影なんか、今なら完全にアウトでしょう。

中心人物であり、存命していて多くの話をしてくれるオーブリー(ポー)は、凄い才能を持ちながらも真っ当な常識人。一方で、社会性のないワイルドな天才ストームは、本当に厄介な人。まあ、こういう人と仕事を長く続けるのは、いかにアート界といえども難しいですよね。常識人の大江戸としては、そう思うのであります。

 

 

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2025年1月27日 (月)

「MR. JIMMY ミスター・ジミー レッド・ツェッペリンに全てを捧げた男」:驚異の変人    #ミスタージミー #レッドツェッペリン #ジミーペイジ #ジミー桜井

Mrjimmy 映画『MR. JIMMY  ミスター・ジミー レッド・ツェッペリンに全てを捧げた男』は、予告編を見て「へー、そんな人が…」と興味を持ったのですが、いやー、予告どころの騒ぎじゃなくて、とにかく圧倒的な変人(←ほめ言葉)の常軌を逸した日常とその半生を描くドキュメンタリーでした。

大江戸はレッド・ツェッペリンにもジミー・ペイジにもさほどの思い入れはなく、映画『レッド・ツェッペリン狂熱のライブ』を観た程度ですが、本作の主人公のように全存在をかけた再現の追究って、対象となるアーティストでも成立する人と成立しない人がいそうですね。ポール・マッカートニーは成立しないけど、マイケル・ジャクソンは成立するだろう…とかね。

前半、ジミー桜井のさまざまなこだわりを追うくだりが圧巻。衣装やアンプやギターのピックアップへの細か過ぎるこだわり。何年何月何日の公演はこうだったという、バージョン違いの再現。ま、一般人の目からは「ビョーキ」としか思えないほどです。

(以降少々ネタバレあり) 中盤に、ジミー・ペイジ本人がジミー桜井の東京でのライブを見て賞賛してくれるというハイライト場面があります。普通の映画なら、この奇跡をもって「めでたしめでたし」となるのですが、本作ではそこから舞台がアメリカに移り、ちょっと辛いパートに入っていきます。トリビュートバンドであろうとも、「バンドの方向性に関する意見の違い」ってのは起きるんですね。まあ、これを見てると「ジミー桜井の病的なまでの終わりなき完全主義」について来られる人はいないよね、と納得できるし、そこが辛いんですけど。

こんな人生ってのもあるんですねえ。驚きました。

 

 

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2025年1月20日 (月)

「デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の狭間で」:ファン・ムービーでした    #映画デヴィッドボウイ #幻想と素顔の狭間で #デイヴィッドボウイ  #デヴィッドボウイ #アンジー

Davidbowie_gensou 映画『デヴィッド・ボウイ 幻想と素顔の狭間で』は、たった64分のドキュメンタリー。2007年の作品だそうでです。

これ、相当コアなファン向けですね。大江戸はまあボウイは好きですしカッコいいと思いますが、特にファンを名乗るほどの者でもありません。一方で、本作はかなりコアなファン向けで、ファン・ミーティング用の蔵出し映像とでもいった趣き。なので、小生ごときが観て面白く感じられる代物ではありませんでした。てか、動画サイトで見れば十分って感じですよね。画質も音も粗いし。大江戸の場合、鑑賞前にはあまり作品情報を入れないようにしているので、たまーーにこんな事も起こってしまうのです(逆に言えば、ほとんど起こらない)。

何と言ってもかんと言っても、冒頭から出て来るアンジー(最初の妻)の迫力というか「圧」にやられます。この人の「ジャイアン」ぶりに、かなり辟易いたします。これがあのストーンズの『悲しみのアンジー』の人なんですかい??と思っちゃいます(調べてみると、どうも彼女のことじゃないみたいですね。キース・リチャーズがそう証言しているようです)。「悲しみ」なんて言葉は辞書になさそうな人ですもんね。

終わり方も「え??」って感じに突然ぶった切られます。いろいろと甘やかしてはもらえないようです。

 

 

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2024年11月 2日 (土)

CKBの「火星」ツアー   #クレイジーケンバンド #CKB #火星ツアー #LINECUBESHIBUYA #のっさん #ハマのギター大魔神 #白川玄大     

Dsc_1864_copy_1024x768 クレイジーケンバンドの『火星』ツアーのライブで、LINE CUBE SHIBUYAへ。『火星』というのは、9月に出たCKBのニューアルバムのタイトル。前年がアルバム『世界』を引っさげての「ワールド・ツアー」だったのですが、今回はさらにでっかいスケールで火星ツアーなのです。

Dsc_18632_copy_1024x754 これまでこの時期の東京公演は、土曜や日曜に行われていたのですが、今回はなぜか金曜18:30の開演。中野サンプラザからこの会場に移って2度目です。昨年は(友の会先行とはいえ)真ん中辺の前から2列目という「一生分の運を使い果たしたような」席でしたが、今回も下手側の前から8列目という良席。十二分に堪能できました。

恒例の定時スタート。1曲目『火星』の次は『けむり』。いやー。カッコ良かった! 三拍子をこれだけ激しくカッコ良く演奏できるってのは、CKB ならでは。のさんのギターソロの凄さを含め、大江戸の本日のベストナンバーはこれですね。

Dsc_18652_copy_914x768 アルバム『火星』からのナンバーも、過去のナンバーも、昭和歌謡(『水色の雨』 『レディ・ジーン』『傷だらけのローラ』)も。何でもありのCKB。アンコール最後の『ガールフレンド』まで。存分に堪能させていただきました。

今回強く感じたのは、今のCKBはドラマーの白川玄大あってこそのチャレンジをしてるってこと。パワフルさとスピード感は、玄大の功績だと思います。これまでに比べて、圧倒的に音圧が大きくて、音響的にはヴォーカルやギターが目立つことを抑えてでも、各楽器の音量を大きくして(特にベースと第2キーボード)、メロディーよりも音圧が立つようにしてありました。ロックバンドのよくやる方向性ですよね。でもちょっとバランスが悪かった気が…。終演後しばらくは、耳が聞こえにくかったぐらいです。あと、元大のドラムソロにはかなり賞賛の拍手が起きておりましたよ。

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昨年に引き続き大魔神パネルを持って行った大江戸は、「小野瀬雅生ショウ」の際に高々と掲げて、のっさんを讃えました。のっさん、今日はギターチェンジもギターシタールの使用もなく、ギブソン・ファイアーバード1本でしたー。

それにしても、前年は2時間半ぐらいに短くなったはずのこのライブなんですけど、今年はらさらに短くなって、2時間15分程度。「寄る年波」ってやつでしょうか? でも、まったくそれを感じさせない剣さんのパワフル・ヴォーカルでした。

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2024年10月29日 (火)

竹内まりや「プレシャス・デイズ」とライブ抽選申し込みのこと    #竹内まりや #プレシャスデイズ #PreciousDays 

Dsc_18432_copy_1024x948 10月23日に発売された竹内まりやのニューアルバム『プレシャス・デイズ』。大江戸は今回ちょっと出遅れてネットで購入。ようやく昨日届きました。しかーし、まだ聴いておりません。ここのところ仕事がめっちゃ忙しくて(この土日もお仕事でしたし、代休を入れられる日もありませんで…)。

大江戸が買ったのは初回限定デラックス版で、CDに加えてライブのBlu-rayが入っております。それにしてもデカい! 写真のように、「剣よりも強いペン」よりも長い。B5判の短い方の辺で正方形を作ったサイズなのです。厚さも18㎜ほどあります。びっくりですね。

ところで、このアルバムを携えてまりやさんが来年全国アリーナツアーを行うのです! 前回の時ははずれちゃったんですよねー(品川プリンスでやったミニライブは当たったんですけど)。今回も当然のように「初回限定版CDに入っているカードを使った抽選制」です。

CDを開封しまして、中に入ってるカードのシリアルナンバーを入れて、特設プレゼントサイトからイープラスにログイン・・・しかーし、(こういうの慣れてる小生なのに)大苦戦! 今回の転売ヤー封じのセキュリティ強化は凄いものがあってですね、まずこれまで使えてたパスワードを変えさせられて、抽選のために選べるのは1公演のみ。で、本人のみならず同伴者の名前と生まれ年とメアドと電話番号の入力を求められた上、送られてきた認証コードを入れてようやく応募できるという…。しかもライブ当日は、顔写真入りの身分証明書によるチェックが必要だとか何だとか…そりゃあもう大変なんでさあ。

つっかえたり、ようやくたどり着いた最終段階で「ただ今アクセスが混み合っているので」ってことでおじゃんになり、最初から入力をやり直したりして、もう完了した時には「戦い終えた」感じに疲れ切ってしまいましたー。

それでも、当たるかどうかは蟹の味噌汁、いや神のみぞ知るなのであります。(アルバムの内容に関しては、後日のレビューで)

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2024年10月23日 (水)

クレイジーケンバンドの「火星」    #クレイジーケンバンド #CKB #火星 #ハマのビート #横山剣

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9月発売を予約購入したんですが、そろそろ書きましょうか、クレイジーケンバンドのニューアルバム『火星』(最近まで付録?のDVDを見てなかったこともありましてね…)。近年は毎年秋口に新アルバムを出している勤勉なCBK。横山剣さんによれば、「いつまで元気でやれるかわからないので、出せるうちに出しとく」みたいなことだそうですが、いやー、そうですよねー。近年だって、廣石組長の膝故障による脱退で新ドラマ―の白川元大が加入なんてこともありましたが、メンバーが11人もいると(しかも大半がアラ還!)、いつそういうことやもっと悲惨なことが起きても不思議ではないお年頃ですから。

で、『火星』というぶっとんだタイトルの新アルバム(ツアーも「火星ツアー」です!)。曲数はいつもより少なめ。大江戸の嫌いなタイプの暗かったり、演歌っぽかったりする曲もほとんどなく、一方でこれまでになかったテイストの曲もあり(ラストの壮大な『Sha na na na na』とか)、良いアルバムです。シングルとして生きそうなキャッチ―な曲は『ハマのビート』ぐらいしかないかもしれませんが、アルバムのトータリティ―としては、かなりいい線行ってるんじゃないでしょうか。初めて聴いたときはそれほどでもなかったのですが、聴き込むほどに「いーーじゃん」と思います。

大江戸の買ったのは、DVD付のバージョン。今年5月の「ハマフェス」ライブの演奏が1時間ほど入っております。出来立ての『ハマのビート』を、アンコールも含め2回歌っておりました。イイネ! 

さて、予習もたっぷりに、いよいよラインキューブ渋谷のライブが迫ってきました! たのしみたのしみ♪

 

 

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2024年9月 3日 (火)

「カルロス ザ・サンタナ・ジャーニー」:もっと演奏シーンを!    #カルロスザサンタナジャーニー #サンタナ #映画サンタナ

Caelos 映画『カルロス ザ・サンタナ・ジャーニー』は、昨秋に2日間だけひっそりと限定劇場公開された作品。大江戸も行きそびれていたのですが、WOWOWで見ることができました。

何を隠そう、大江戸はその昔サンタナのファンだったのです。あのロゴ(2種類)を今でもすぐに手書きできます。中野サンプラザでの公演にも行きました。ただ、その後だいぶ長いこと「お見限り」状態だったことも事実です。アルバム『スーパーナチュラル』のヒットなんかも、喜ばしくは思っておりましたが、それほど熱狂することもありませんでした。

で、本作を見て思ったのは、「もっと演奏シーンを見たかった」ってこと。速弾きも、あの「顔で弾く」官能的な単音伸ばしも、もっともっと見たかった(聴きたかった)。どの曲も、短くブツ切れになっているのが残念でなりません。

その分、「家族の映画」になっているわけです。ヴァイオリニストだった父の薫陶を、ちょっとだけ受けてるわけですね。妹が語る昔話なんかも面白かったっです。でも、音楽もの(アーティストもの)ドキュメンタリーとしての出来は、あまり芳しいものではありません。

ウッドストックでセンセーションを巻き起こした演奏は、なんとドラッグでクラクラになっていたからこそだったそうで、びっくり。そこから数年後には宗教にドはまりして、今に至るわけです。人間的ではあるけれど、ある種「聖人」のように見えることもありますもんね、カルロスって。久々に、サンタナを聴き返してみたくなりました。

 

 

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