2021年9月15日 (水)

ぶらりとカトリック築地教会へ   #カトリック築地教会 #築地カトリック教会 #明石町 

Horizon_0001_burst20210913164623727_cove 築地明石町にある東京最古のカトリック教会、それが「カトリック築地教会」です。1874(明治7)年11月22日創設で、その後関東大震災で焼失し、現在の聖堂は1927(昭和2)年に再建されたものだそうです。東京都の歴史的建造物、中央区の文化財にも選定されています。

Dsc_0391_copy_1024x576 聖路加病院そばの交差点脇にあるのですが、あまりにも慎ましくてうっかりすると見逃してしまいそうです。オフホワイト2階建ての壁面に十字架と協会名が入っております。そして、その左手に教会の門があります。おお、ギリシアの柱のごときデザインの門柱ですね。

Dsc_03852_copy_877x576 で、その奥に見えるのが聖堂。いやー、壮麗ですね。古代ギリシアのドーリア式神殿を忠実に模しているのだそうです。パルテノン神殿と同じ様式です。ただし、スケールはかなりこじんまりと「日本サイズ」なんですけどね。トーガをまとった阿部寛とか立たせておきたいです。

Dsc_0386_copy_1024x576 入口のドアが開いてる時は、普通に入ってよろしいようです。大江戸が入った時も、誰もいらっしゃいませんでした。誰もいなくても、神様は見ていらっしゃるってことですね。祈りを捧げる方がいらっしゃることもあるのでしょう。

Dsc_0387_copy_1024x576 内側にもギリシア風の柱なんですね。エンタシスかかってます。そして、ご覧の通りの小規模な(かわいい)教会です。

Dsc_03882_copy_924x576 聖堂の脇には、展示用の小部屋がありました。この教会の歴史を表す品々や資料、写真が展示してあります。オリジナルのエコバッグも売っているようでした。

Dsc_03902_copy_991x576 Dsc_03892_copy_654x576驚いたのは、江戸時代のキリスト教、キリシタン関連の品。なんと「踏み絵」が!と思ったら、レプリカだと書いてありました。かなり小さな銅板でした。

 

Dsc_0384_copy_576x1024 そこを出て門の脇にあったのは、「アンジェラスの鐘」。旧聖堂の「遺品」とでも呼べるものなんだそうです。今でも日曜日のミサの刻を告げているのだとか。

いやー、都会の片隅の異世界といった趣でした。大江戸はカトリックにゆかりのある学校を出ていますが、キリスト教徒ではありません。でも、たまにこういうものに触れてみるのも良いものですね。

 

 

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2021年6月24日 (木)

下北沢リロードが部分オープン   #リロード #下北沢リロード #下北沢線路街

Dsc_02795_copy_1328x768 去る6月16日に部分開業したばかりの下北沢線路街「reload(リロード)」をサラッと見て来ました。

Dsc_02796_copy_768x776 小田急線の地下化区間になったということで、数年前からこの線路跡エリアはいろんな開発が成されてきました。昨年、下北沢と世田谷代田の間にできた「バックトラック」や温泉旅館「由縁別邸」が話題になりましたが、今回のリロードは逆サイド。東北沢と下北沢の間。金子ボクシングジムに近いあたりです。

Dsc_02892_copy_1357x768  西側の端は昔踏切があったスポーツジムや交番のそば。下北沢線路街「空き地」(土管なんかがある所)のお向かいです。

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リロードはとにかくオシャレ。白壁の2階建てが続き、植物も豊富。正直、下北沢離れしています。てか、むしろ日本離れしています。しいて言えば「代官山」に近いかも。

Dsc_02853_copy_1262x768 そんな中に、オシャレなお店がぽつぽつとオープンしております。まだ全24区画中11区画がオープンした段階だそうです。

Dsc_02804_copy_1365x768 めがね屋ありーの、カレー屋ありーの、水タバコカフェありーの、普通の(でもオシャレな)カフェありーの、文房具ありーの、本屋ありーの、美容院ありーのといった感じ。でもパッと見、何のお店だかわからない所が多いことも確かです。そこらへんもオシャレなところでして…。

 

Dsc_02823_copy_1319x768 カフェにも人はまだポツポツ。シモキタよりもオトナな雰囲気です。もうしばらくして混んできたら、まだ感じが違うんでしょうけどね。

Dsc_02833_copy_768x1248 道路の先の遠景に、クライスラー・ビルディングのような代々木のNTTドコモのビルが見えるあたりも、実にオシャレです。

Dsc_0284_copy_1024x576 一番先の方まで行くと、もうその先は東北沢駅ってあたりまで行っちゃいますからね。住宅地の中の線路だったのに、おそるべし線路街プロジェクト。

 

Dsc_02812_copy_768x1145 でも、その隣でやたら目立っているのがこの緑の建物。そう、ずっと昔から小田急線の窓から見えていた金子ボクシングジムです。窓ガラスから見えすぎちゃって、ちょっと気恥ずかしいほど。入門者、増えそうですね。

Horizon_0002_burst202106231856149792_cop そしてこいつも目立ってました。ネオンがステキな「TAKESHI'S BARBER」。昭和の理髪店をコンセプトにした原宿当たりで人気のお店だそうです。カット&シェイブで7,000円と、かなり立派なお値段です。

 

Dsc_02903_copy_1293x768 まだまだ工事中の店舗が多いのですが、そういうショップも窓ガラスから覗けます。なんだか現代美術を展示してるギャラリーに見えなくもありませんね。

7月の第2期オープン、そしてそれ以降も楽しみなのであります。

 

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2021年2月25日 (木)

和田堀給水所2021年2月の様子  #和田堀給水所 #代田橋 #歴史的建造物

Horizon_0001_burst20210223120056335_cove 京王線の代田橋駅前にある和田堀給水所。これまで当ブログでも2度取り上げて来ました(↓)。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-8c45.html

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-09fe51.html

Dsc_01032_copy_1024x628 で、23日の天皇誕生日にその周囲を走りながら、ちょっと撮影して来ました。代田橋駅の踏切前から南西を見やると、広々と開けた土地の奥に例の給水塔がまだ生き延びております。

一方周囲を取り巻く道路は、結構な長さにわたって「付け替え工事」を行っておりまして、駅前の2方向とも歩道部分の脇が掘られて、溝となっておりました。ふむふむ、これは従来の敷地より一回り小さくなるってことなのでしょうかねえ(その分、歩道か車道が広がるという)。

Dsc_01022_copy_1024x640 北西側から給水塔を望むあたりは大きな変化なし。ただここらもフェンスが一回り内側に入っておりました。

 

Horizon_0002_burst202102231152164302_cop 裏に回って南側から見た給水塔と1号配水池の建物。フェンス越しです。こちらも変化なし。何とかこのまましれっと残ってくれたりしないもんですかね。

 

Dsc_01063_copy_1280x912_20210225230801 掲示物を見ると、これまでにはなかった敷地の平面図が出てました。これを見る限り、東側には大きな建物が建つのですが、西側の円=1号配水池はそのまま残ってるんですよねえ。でも、井の頭通りをまっすぐ伸ばしてこの中を通す計画だったと思うのですが…。どうなるのでしょうか?

Dsc_01053_copy_768x815_20210225231701 建築計画も新しくなっていました。これまでは完了予定が「平成34年3月31日」と書いてあったのですが(つまり2022年)、新しく「令和6年2月29日」となっておりました(うるう年なのね)。ということは2024年ですから、2年ほど工期が延びたってことになります。うーん、これは何を意味するのか? いろいろ考えて、塔を残す方向で調整しているとかだったらいいんですけどねー(そうだったら「道路付け替え工事」→車道の拡幅 にも合点がいきます)。

Dsc_01042_copy_1024x598 なんか世田谷区の広報pdf.とか見ても、漠然とした表現ではっきりしないし、…謎です。まあ、果報は寝て待てってことでしょうか。だったら良いのですけどね。

 

 

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2021年2月21日 (日)

恵比寿、渋谷あたりをうろうろ走る   #恵比寿三越閉店 #恵比寿ガーデンシネマ休館 #恵比寿東公園 #齋藤未月 #商和稲荷神社 #渋谷南の大開発

Dsc_00794_copy_768x1047 東京でも20℃を超えるポカポカ陽気。いつもですと2月のここらへんの日曜は青梅マラソンの開催日で、小生も走っているはずなのですが、今年は当然ナシ(思えば、昨年過密にマスクも着けずにやっていたのがウソのようです)。

例年1、2月はちょっと気合を入れて眺めの距離(時間)を走るのですが、今年はそれもなくご近所をちょこちょこ走るだけ。でもさすがに1回ぐらいは長めに走るかーと思って、今日は家から渋谷、代官山、恵比寿あたりをちょうど2時間走りました。ゆっくり走っても、ちょっと汗ばむ感じの暖かさ。

Dsc_00813_copy_1024x555 渋谷方面から代官山へ。久々に訪れたけど、とにかく他の街に較べて圧倒的にオシャレな建物(しかも1-2階建て)が多くて、目を楽しませてくれます。ただ狭い舗道に人が多くて歩きにくい(そもそも走れない)んですけどね。

そこから左折して恵比寿へ。恵比寿三越が今月いっぱいで閉店なんですってね。それを見ておこうという気持ちもあり、こっち方面に来たのです。

Horizon_0001_burst20210221134412424_cove 三越の入口にはマスク姿のライオン像。これ、確かもともとはなかったので、閉店にあたって期間限定で設置してあるのでしょう。

ここ小規模店ながら、ゆったりとしていて、お客さんは常に少なく、気持ちの良いお店でしたよね。食品ぐらいしか買ったことなかったけど。

 

Horizon_0001_burst20210221134149229_cove で、三越と運命を共にするように同じ2月28日に休館してしまうのが、YEBISU GARDEN CINEMA。ミニシアター受難のコロナ禍時代ですからねえ。残念ではありますが、ここんちは以前にも閉館したり韓流アイドルのライブシアターになったり復活したりの過去があるので、復活への希望を捨てずに待っていましょう。

Dsc_00862_copy_1024x597 さて渋谷川沿いに渋谷方面へ進むと、梅の花咲く小公園(恵比寿東公園)が。おお、その中央には小ぶりだけど堂々たるタコすべり台が!

Dsc_00882_copy_800x573 いいっすねー、この鮮やかな赤。考えてみれば、公園にタコ。なぜ? シュールです。

Dsc_00892_copy_1024x645 その奥には新しいオシャレな公衆トイレ。むむむ、これは昨年メディアでも取り上げられていた「透明なガラスだけど、入ると曇りガラスになるというトイレ」かしらん?

でも違いました。調べてみると建築家の槇文彦さんによるもので、タコの公園に「イカのトイレ」ってことで作られたんだそうです。なるほど、言われてみればいかにもイカっぽい(だじゃれ)。

  Dsc_00912_copy_768x1173 更に渋谷方面へ進みますと、渋谷川沿いのビルに見たことのある黄緑色の人物パネル。おお、(元)湘南ベルマーレの齋藤未月ではありませんか! なんでこんな所に?? 謎です(スポンサー様なのかな)。未月もロシアリーグのルビンカザンに移籍したとたん、現地の練習で怪我して全治4か月で今期は絶望って、ついてませんねえ。

Horizon_0001_burst20210221140312784_cove また少し行くと、道路沿いになんだこれ?って感じに違和感を放つ黒塗りの日本家屋とその前のお稲荷さん、そして堂々たる木。

Horizon_0001_burst20210221140547998_cove 気になったので、横断歩道を渡って確かめます。すると、由緒正しい稲荷神社でした。その名も「商和稲荷神社」。大正15年からあるのだそうです。

隣の銀杏(いちょう)は75年を経過したご神木なのだとか。 黒塗りのお家は、餃子屋さんでした。

 

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さて、いよいよ渋谷。渋谷川の奥に渋谷ストリームやスクランブルスクエアも見えます。

 

Dsc_00992_copy_800x561 唇のパブリックアートなんかもありました。今はみんなマスク姿なので、人様の唇を見る機会もほとんどありませんよね。

Dsc_0101_copy_1024x576 そして渋谷駅の246を挟んで南側は現在巨大な空き地になっています。東急さんが大開発を行っております。

Horizon_0001_burst20210221141550409_cove すごいですねー。本当に「大開発」ですねー。そんなに巨大ビルをたくさん作ってどうするの?ってのが大江戸の本心だったりはしますが、まあ諸行無常ですからね。時も街も常に前へ前へと進んでいくのであります。止めることや巻き戻すことはできないのであります。

久々に長く走ったのでちょっと疲れましたが、まあゆっくり2時間ならまだ余力があるな、もう少し走れるなとも思ったのでありました。東京は走って面白い街ですしね。マスク(やネックゲートル)をつけての多少息苦しいランにも、すっかり慣れました。

 

 

 

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2020年11月11日 (水)

自由学園 明日館からの地味な観光   #自由学園明日館 #フランクロイドライト #中村彝アトリエ記念館 #佐伯祐三アトリエ記念館 #林芙美子記念館

Dsc_4652_copy_1280x720 昨日紹介した下北沢の温泉旅館「由縁別邸」(↓)からの流れで、地味な東京観光をしました。

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/11/post-b6c38a.html

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まずは目白と池袋の間にある自由学園・明日館へ。言わずと知れたフランク・ロイド・ライトによる建築で、レトロ建築の本や特集を見ると、必ずと言っていいほど載っている有名物件です。なのに大江戸は初の見学。まあ、新しい体験が多いというのは幸せなことです。

_20201110_230319_copy_1024x609 数年前に修復を終えたってことで、きちんとキレイになってます。でも、椅子とか机とかに歴史が表れております。

Dsc_4657_copy_1280x720 資料室などもあり、この建築やF.L.ライトに関する知識が得られます。この幾何学的な意匠や、斜線の多用がまさにライトですよねえ。

ここって結婚式なんかにも使われているそうですが、なるほど、Dsc_4658_copy_1024x576 それはいい! ここで行う結婚式なりイベントなりに出席してみたいものです。

_20201110_230523_copy_1024x616 新しいグッズ・ショップもあって、ライト関係のグッズやデザイン的、色彩的、コンセプト的に素敵な商品がいろいろと置いてありました。

Dsc_4673_copy_1024x576_1 道を挟んだ反対側には講堂もありまして、そちらもなかなか立派なのでした。

ここは国の重要文化財なのですが、見事に保存されています。1921~27年ごろにかけて作られているので、もうすぐ1世紀ですもんね。保存や修復に尽力した関係各位に敬意を表したいと思います。入館料は400円です。

 

_20201111_224124_copy_1024x596 次に向かったのは、目白から落合方面に向かった住宅街の中にある「中村彝(つね)アトリエ記念館」。大正期に活躍した画家、中村彝の自宅アトリエを記念館に修復したものです。飾ってある作品は、高精度印刷によるレプリカだってのがちょっと残念。ま、しょうがありませんけどね。ここは入館無料です。

_20201111_224232_copy_600x1260_copy_450x そこからしばらく歩いて向かったのは、「佐伯祐三アトリエ記念館」。こちらも入館無料。三角のトンガリ屋根が印象的なアトリエです。まさに普通の住宅地ど真ん中にあるのが印象的でした。ここも展示作品はレプリカです。

Dsc_4678_copy_1280x720 そして落合の駅に向かい西武線で一駅隣の中井駅へ。向かった先は「林芙美子記念館」。こちらは入場料150円ですが、懐かしくも由緒正しい昭和の立派な家屋です。横に長い平屋で、立派な庭が魅力的です。瓦屋根に紅葉の落ち葉がたまっている風情などは、大変結構でした。

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いろんなタイプの古い建築を楽しめる地味でナイスなぶらり旅。トータル550円で半日楽しめるってのもいいですよね。

 

_20201111_224646_copy_800x474_20201111234701 で、おまけに自由学園のそばにあった変な床屋。看板には「池袋一技術」と書いてあって、メニューには「ファッションニグロ」「ヒゲニグロ」「アイパーニグロ」なんかがあるようです。「パーマ」じゃなくて「パーム」と表記する英語的教養も大したもんです。あっぱれ!

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2020年10月20日 (火)

「建築と時間と妹島和世」:映画として建築も人も生かせず   #建築と時間と妹島和世 #大阪芸術大学 #妹島和世 #ホンマタカシ

1_20201020213301 映画『建築と時間と妹島和世』は、妹島和世が携わった大阪芸大の「丘みたいな建物」が建つまでの日々を追った60分のドキュメンタリー。と言いましたが、普通想像できるような仕上がりにはなっておりません。

わかりやすく順序だてて建物が建つまでを描いてくれるわけでもない。建築家(妹島)から「ここはこういう意図で作った」云々というような解説もあまり具体的ではなく、映像を生かしていない(そういう話の時は、妹島を捉えたフィックス映像のみ)。建築に費やした年月の流れも映画的には描かれず、定点カメラで撮ったコマ落とし映像が目まぐるしく流れていくのみ。そもそも完成の瞬間さえ撮られていないし、完成した建物のディテールもほとんど映らない。などなどと、こういう映画を常識的に撮るのなら…というセオリーをことごとく外しているのです。だからといって、それが新機軸とか別の意図のために、ってわけでもなく、観てる側からすると、なぜこうしたのかほとんど意味不明な構成になっているのです。

あえて言えば、妹島和世の言葉や話し方、服装(コムデギャルソン好きなんですね)などから、人物を浮かび上がらせようとしたのでしょうが、それも成功したとは思えません。彼女が建設途中にチェックして回る場面を超ロングショットで延々と撮った場面などは、何が起きてるかわからないし、話の内容も不明だし、ただただ退屈しました。

まあ、監督・撮影のホンマタカシの興味に沿った映画なのでしょうね。彼の本業は写真家なので、写真の場合は興味の赴くままに撮っても、それはそれで面白いものになるのだと思います。でも映画は、ちょっと違うんですよねー。

この映画、製作は「大阪芸術大学」なのですが、完成作を観た時に担当者は頭を抱えてしまったのではないでしょうか? 自由な自由な芸術大学とは言っても、学校というのはけっこう守旧派なところがありますし、それなりのお金も使って、学内の期待もあったでしょうしね。いや、こんな心配が杞憂なら良いのですけれど…。

 

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2020年10月 1日 (木)

神保町ビル別館の最期の姿   #神保町ビル別館 #神保町ビル #旧相互無尽会社 #近代建築

_20201001_222510_copy_1200x1654_1 神保町の岩波ホールの裏手にある神保町ビル別館(正式には「旧相互無尽会社」)を、9月21日に撮影しました。スマホでですが。

_20201001_222719_copy_1024x1478 ここ、9月8日から解体工事が始まるってことで、大江戸が訪れた時もビル壁面に貼られた掲示にはそのように書いてあったのですが、9月21日時点ではまだ始まっていないようでした。

_20201001_222654_copy_1200x1937 ネットで調べたら、千代田区が「記憶を継承するための部分保存を所有者(小学館不動産)に要望している」とか「区もビルの調査や、小学館不動産との協議に乗り出した」とか書いてあったので、そこらへんの結論待ちなのかも知れませんね。

_20201001_222743_copy_1200x1777 遠くから見ると、味のある茶色。近寄って見ると、時代を感じさせるスクラッチタイルが全体を覆い、1階のアーチ型窓やX形格子が入った窓など、何んとも素敵な意匠が近代建築好きの心をくすぐります。良いビルです。

_20201001_222852_copy_1200x1939 1930(昭和5)年竣工ということですから、90歳。まあ、よくぞここまでもったものですが、それでも惜しいですねえ。欧米に行けば、もっと古いビルはいくらでもあるわけだし(地震はほとんど無いんでしょうけど)。クリント・イーストウッドがこの年の生まれなんですって。やっぱすげーな、クリント。

普通のオフィスビルなのでかなわなかったけど、できることなら中も見ておきたかったです。

隣の空き地側の壁面は、一部が建物の形にタイルのな状態になっていて、まさに典型的な「原爆型トマソン」でした。

_20201001_222927_copy_1200x1831 前沢友作氏あたりが、土地ごと買い取って、補強とリノベーションをして、この姿を残してくれるといいんですけどねえ!

 

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2020年8月19日 (水)

新宿の東西通路と広場と安与ビル   #新宿東西通路 #新宿東口広場 #安与ビル #柿傳

15965137741730 もう一月以上もたつのですが、7月19日に新宿駅の東西自由通路が完成しましたね。JR駅が間に入っているため、東口と西口との間の通行が困難だった新宿ダンジョン攻略の鍵として積年の念願プロジェクトだったようなのですが・・・

15965138242834 お偉方の祝辞なども貼り出してあったのですが、でもねえ、何なんでしょ、これ?

15965137811251 だって、場所が微妙。もう50mも歩けば、もともとある新宿通り地下の東西通路(アルタ前の)が平行に走っているわけでして、だからありがたみが非常に薄いのです。

しかもこの通路の開通と引き換えに、京王線、小田急線からJR構内を抜けて東口から出るルートが使えなくなってしまったのです。新通路は京王、小田急の改札口からけっこう距離があるので、相当不便。大江戸はJR東口へ突き抜けるルートでしばしば武蔵野館やシネマカリテに行っていただけに、不満です。今までギリギリ間に合っていたものが、間に合わなくなってしまいます。

15965138173893 で、東口を地上に出ると、新しく広場が整備されておりました。なんでもルミネエストが整備したようですよ。

15965138112372  ただこれも、アルタから一番遠いサイドの一角のみ(これから広がったりするのかしらん?)。謎の金属的彫刻があったり、彫刻を取り囲むテーブルとイスがあったり、床がキレイにペイントされていたりしますけど、なんだか微妙ですよねえ。いったい何がしたいのか?

 

それよりも大江戸の目が行ったのは、縦長の写真で彫刻の奥にある建物。これ、昔から前を通っていたのにずっと気づいてなかったんですよねー。でも、この前気づいちゃったんです。

15892887973600 はい、京懐石料理の「柿傳」や柿傳ギャラリーの入っている「安与ビル」です。1968年竣工なので、もう半世紀以上もここに佇んでいたのですね。まあ、実はとある会合で、ここの柿傳で食事をしたことも一度あったのですけれど…。はっはっは、目が節穴ですね。

設計者は明石信道。川端康成にも縁のあるビルのようですね。八角形の各フロアがズレズレで傘案っている姿がサザエ堂みたいで、大胆不敵です。

 

15965113579871 あまりにも変わったデザインに、ハローキティ人力車も「口あんぐり」でした(京王百貨店の1Fに置いてありました)。

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2020年6月 3日 (水)

「コロンバス」:静かに、じんわりと   #コロンバス #モダニズム建築 #ヘイリールーリチャードソン

008_20200603223901 首長竜になるほど待ちました。4月2日以来まるまる2ヵ月ぶりに、映画館で映画を観ました。6月1日から(東京も)休業要請解除となり多くの映画館が再開したってことで、大江戸も真っ先に映画館に行って応援してあげようと思っていたのです。ところが、(仕事帰りに間に合う)夜の回があまりやってなかったり、(中断前の上映作品や、近年のヒット作の再上映が多いので)もう観ちゃっていたり、たまに新作をやっていても(小生でさえ観る気をそそられないほどに)超マイナーな作品だったりで、なかなかうまくいかなかったのです。で、3日目にしてようやく猛ダッシュで汗だくになりながらギリギリ間に合ったのが、渋谷のシアター・イメージフォーラムでやっている『コロンバス』だったわけです。久々の感慨をかみしめる暇もなく、席について3秒ぐらいで本編が始まりました。

001_20200603224701 モダニズム建築で有名な(って、知りませんでしたけど)インディアナ州コロンバスを舞台に、地元の若い女性と韓国系男性とのドラマが展開します。本作では建築はあくまでもドラマの舞台や背景として存在し、必要以上に主張して来ません。ただ、見事にこの映画の下地というか土台というかになっているのです。モダニズムだから、そんなに感動したり息をのむようなことはなく、淡々と存在していることが多いのですが、時にはユニークな形状のものや一部非モダニズムなものも混ざって、「アメリカらしからぬ」この町の特異な、そしてクリーンな雰囲気を味わせてくれるのです。

「アメリカらしからぬ」というのは、そもそもこの映画自体に言えることです。静かで、ひそやかで、でもゆっくりじんわりと心温まる感じ。そこはかとないユーモアも漂っています。初期のジャームッシュとか、ああいうオフビートな才能を思い出しました。監督・脚本・編集のコゴナダさん(韓国系アメリカ人なのだそうです)は、敬愛する野田高悟(のだこうご=小津安二郎作品の脚本家として知られる)からその名を取ったそうですが、確かに韓国映画じゃなくて日本映画寄りの個性です。フィックスの長回しも多用され、静けさの中にしみじみとした味を醸しています。今後、要注目ですね。

003_20200603230801 そして、主人公の女の子を演じるヘイリ-・ルー・リチャードソンが、素晴らしいのです。「女優」っていう言葉とは正反対のナチュラルな持ち味が、良いのです。ぽやっとしながらも、まじめに一所懸命生きてる感じ。タバコの吸い方も、近年まれに見る感じの良さなのです。奥ゆかしく「普通」なんだけど、味わい深い。今後、要注目ですね。

 

映画が終わると、場内には7-8人ぐらいしかいませんでした(ま、小さい劇場だし、もともと不入りの作品もしばしばあったのですが)。一席おきの販売で、換気も十分行き届いていて、みんなマスクをして会話はせず、対面ではなく同じ方向に向かう映画館。識者も「けっこう安全」と言っている映画館に、皆さんもぜひ足を運んで支援してあげてください。今週末5日からは最大手のTOHOシネマズも営業再開して、新作も封切られていくようですから。

 

 

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2020年5月18日 (月)

東京のガウディー建築・続編!   #ガウディー #和泉のガウディー #東京の奇観

15891060227359 以前、杉並区和泉にガウディーのような怪異な建築があるというレポートを掲載しました。↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-1922.html

15891062579992 

その建物は11年後の現在も健在。

1階のデイリーヤマザキも変わりません。スバラシイです。

壁面の細かな細工とか、カラフルな色遣いも含め、見どころたっぷりです。

 15891061195240 ところがところが、この建物だけで満足してちゃいけなかったのです。

もっと早く気がつくべきだったのです。

 

 

この建物のある商店街を南側、つまり甲州街道に近い方に下っていくと、それはありました。

 

15891058506866 第2のガウディーです!!

15891057194422 いや、どっちが第1だか第2だかはわかりませんが、とにかくスゴイのがもう一つありました!

圧巻のファサード!

スゲーです!

15891057929564 この迫力! このクセ者感!

女の人の体、いったいどうなってんだ??

 

下から上まで、いろんな事やってあります。

 

15891056703321 集合住宅に違いありませんし、1階にも商店が入ったりはしておりません。

 

やっぱり基調はスペイン風なのでしょうか? 魔除けみたいな顔もついてます。

 

棕櫚(シュロ)も妙に似合うし。

15891055970590

たぶん住民の方もアーティスティックな方が多いのでしょうね。外を向いた窓も、こんな感じに何かを表現、発信しております。

 

15891043298191 そしてゴミ捨て場にも、ユニークな掲示が…。監視カメラの横でトランプさんが不法投棄に警告を発しております。

 

15891059958358 と、こんな圧倒的に見どころたっぷりなデーハー建築なのですが、道を挟んだ斜め向かいにはこんな昔ながらの、いや昔すぎる感じの建物が。

いやー、穴場です。

 

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このそばには、鉄塔駒沢線が通っており、住宅街に突如高い鉄塔が出現したりもしております。

ぶらぶらする価値があるゾーンだと言えるでしょう。

 

そういえば、少し歩いて環七のそばまで行くと、おととし紹介した「マンホールだらけの小径」もありますぜ。↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/post-2372.html

 

 

 

 

 

 

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