2023年9月27日 (水)

特別展「首都東京の復興ものがたり」    #首都東京の復興ものがたり #関東大震災100年 #日比谷図書文化館 

Dsc_0125_copy_1024x668 日比谷公園のはずれにある千代田区立日比谷図書文化館で特別展『首都東京の復興ものがたり ー未来へ繋ぐ100年の記憶ー』(~11/26・入場無料)を観ました。

Dsc_0127_copy_1003x768 関東大震災100年にあたる9月1日にスタートした展覧会。タイトルに示されているように、大正12(1923)年の大震災からの数年で復興を遂げた帝都東京の町や建築の復興にフォーカスした企画です。

Dsc_0128_copy_1024x714 いやー、正直地味です。文献、地図、写真、設計図など+所々の記録映像で、わずか数年間でしっかりと復興を遂げた東京、その当時の様子を我々に教えてくれるのですが、内容も展示物もかなり地味です。

Dsc_0129_copy_1024x768 いちばんの花形は、建築模型ですねー。復興小学校とか、橋梁の模型がいくつか出ていました。

Dsc_0131_copy_1024x680 お茶の水の聖橋とか、永代橋、蔵前橋の模型。聖橋に関しては、古い図面もありました。

Dsc_0130_copy_1024x677 永代橋、蔵前橋の模型は川崎造船所の制作で東京大学工学部の所蔵品。さすがに精巧です。

Dsc_0132_copy_1024x768 まあ、それにしても昭和5(1930)年までの6年半ほどで復興が成し遂げられたってことですから、昔は本当に仕事が早かったですよねえ。重機とかトラックとかほとんどなかったのに。

Dsc_0126_copy_571x768 今はいろんな法的規制とか各方面への配慮とかで荒っぽい仕事ができなくなっちゃってますからねえ。どうしても時間がかかってしまうのでしょう。でも世の中には、結構荒っぽくても剛腕が必要なこともあると思うんですけどね(それができなかった東京オリンピック2020のような場合)。剛腕が振るえない(だれも責任を取らない)コンプラ時代だから、三陸や福島の復興だって、10年たっても12年たってもまだまだですもんね。

一番面白かったのは、区画整理のために家をそのまま引っ張って移動させる映像。いやー、そんなことやってたんですね。昔の家屋ならではですね。

| | コメント (0)

2023年9月14日 (木)

渋谷の「道玄坂通 dogenzaka-dori」    #道玄坂通 #dogenzaka-dori #ドミセ 

Dsc_0050_copy_938x768_20230914222901 8月24日に渋谷にオープンした商業施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」。そのネーミングにはちょっとイチャモンつけたくなりますよねえ。だって、メイン・エントランスが文化村通り(ドン・キホーテのほぼ向かい)にあるのに、道玄坂に面した出入口はないのに、「道玄坂通」ってねえ…。

Dsc_0042_copy_1024x768

まあ、比較的近いのが、道玄坂から文化村通りに抜ける猥雑な小路の途中にある入口。麗郷のちょっと先で左に折れるのです。ヤマダ電機LAVIの裏口前ね。ベンチなんかも配されて、ここだけモダンな異世界になっちゃってます。

Dsc_0043_copy_596x768 で、その先には階段がありまして、さらにその先が崖みたいになっていて、上を見るとホテルがあります。まあ、この先は円山町のホテル街ですからね。でも調べてみたら、このホテル・インディゴってやつが、このビルの上=11階~28階に入ってるんですってね。軽くびっくり。

Dsc_0045_copy_954x768 Dsc_0044_copy_576x768 崖の脇には階段がありまして、この階段の側面が石組みになっていて、目を引くのですよ。ご覧ください、これ。鉄格子の中に、大きめの石がぎっしりです。

Dsc_0046_copy_1024x768 ここの入口を入ると、弁当屋とかカフェがあるのです。ただここは、あくまでも裏口って扱いなのだと思います。

Dsc_0047_copy_1024x766 でもそんなに広い空間ではありませんし、一般の利用が多いのはほぼほぼ1階だけのようです。エスカレーターで2階に上がれるのですが、2階にあるのはダンススクールと歯科と買取屋だけ。ですので、メインは猿田彦珈琲など飲食店のある1階だけ。

Dsc_0048_copy_565x768 で、その1階の中央で最大面積を誇っているのが、「ドミセ」。一目でわかるドン・キホーテのお仲間店というか、店名は違えどほぼほぼドンキです。飲食店のオシャレっぽさと合いませんねえ。どうなんでしょ?

Dsc_0049_copy_877x768 あのペンギンもいますね。そして、雑然とした手書きPOP。ん?「ドすべり」コーナー? どうやら、売れ行きの悪かったおすべり商品を集積した破格値コーナーのようです。消しゴムやスティックのりも30円です。安いねえ。

Dsc_0051_copy_1024x768 この建物って、文化村通り沿いのメイン入口の先にこれまで通りのお店があって、その先にまた「道玄坂通」の別の入口が出て来るって趣向。つまり、建物が変な形に入り組んでいるのです。まあ、「路地の魅力」みたいなキーワードのようですけど…。だから、こっちの出入口の先はもうすぐ、元・東急本店ってな場所なのです。

Dsc_0052_copy_1010x768 元・東急本店は工事囲いに覆われて、絶賛解体中(たぶん)なのでしたー。

それにしても「道玄坂通 dogenzaka-dori」、なんだかよくわからない施設ですねー。今後どう変化していくのでしょうか(それともしないのか)?

 

| | コメント (0)

2023年8月21日 (月)

和田堀給水所2023年8月の様子    #和田堀給水所 #代田橋 #歴史的建造物 

Dsc_1157_copy_1280x720 以前もこのブログで三度にわたりご紹介した( ↓ )京王線・代田橋駅前の和田堀給水所更新工事。

和田堀給水所が建て替えられるのですね: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

和田堀給水所の近況   #和田堀給水所 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

和田堀給水所2021年2月の様子  #和田堀給水所 #代田橋 #歴史的建造物: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_1146_copy_1280x720_1 それを見ても、昨年春には本来工事が終わっているはずだったのですが、いまだに絶賛工事中のようです。ただ、あのコロシアムのような建物と塔は健在なので、ひとまずホッとします。

Dsc_1148_copy_1280x720 でも重機が何台も入ったりして、油断はなりません。線路側のエリア(丸い建物の手前)は石などが積んであり、嵐の前の静けさといった様相です。

Dsc_1147_copy_1280x720 結局は丸い建物の「1号配水池」を後送りにして、最後に…ってことなんですかねえ? 道路付け替え工事の方は、既に終わっております。

 

Dsc_11563_copy_1160x769 周囲に貼りだしてある掲示を見ますと、「完了予定=令和6年2月29日」となっていました。来年です。うるう年です。あと半年かあ? 本当かなあ?

Dsc_1151_copy_1280x720 図面もありました。上の方が北です。京王線の線路側です。この図面で、右半分のエリアは、もう完成していると思われるのです。

Dsc_1153_copy_1280x720 これがそっち側の様子。図面の「4時」ぐらいの方向から見たものです。右側の建物が、2号配水池を覆っている建物。

 

Dsc_11553_copy_1128x769 こういう掲示も出ておりました。工事目的を見てみますと、「1.老朽化施設の更新 2.耐震性能の強化 3.配水池用量の確保を目的とし、1号配水池の運用を続けながら、2号配水池のポンプ棟および管廊の築造を行います。」 ん? ってことは、来年2月までの工事では1号配水池をどうするとかは計画に入っていないってことですね。そこは次の段階に持ち越しってことなんですね? お役所の発信はわかりにくいのですが、そうとしか読み取れません。

まあ次の段階でどうするかもたぶん決まっているのでしょうけれど、小出しにしてるってことですかね? そうこうしているうちに担当者が変わったり、政治家も変わったりして、さらに技術の進歩もあったりして、建築を残す方向で事が進まないかなあ…などと考えるドリーマー大江戸なのでした。

| | コメント (0)

2023年8月 6日 (日)

「わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏」:裏側の面白さ    #わたしたちの国立西洋美術館 #奇跡のコレクションの舞台裏 #国立西洋美術館 #美術館のドキュメンタリー #お仕事映画

1_20230806234301 映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』は、2020年10月から1年半かけて整備工事を行った上野の国立西洋美術館のドキュメンタリー。小生にとってはとにかく面白くて、105分の間ずっと引き込まれておりました。キャッチコピーは「裏を知るほど、面白い。」。

前庭を中心に整備・改修するので、ロダンの『考える人』をはじめあそこにある彫刻を移動させたり絵画作品を移動させたりがメインですが、その他にも館のスタッフがやることはいろいろ。閉館期間を利用して、作品を国内外に貸し出したり、作品修復を進めたり…。定例会議や作品購入のための会議などの風景が見られるのも、新鮮です。

大江戸もこういう世界の端っこをかじったことがあるので、一つ一つの作業、一人一人の話に、「ふむふむ、そうだよね」と感心したり面白がったりしておりました。整備の裏側や美術館運営、展覧会のことのみならず、映像やインタビューから浮かび上がってくるのは、この国の美術館をめぐる歴史とさまざまな問題。そして、それ以上に「お仕事映画」としての側面もあって、飽きることがありません。

丁寧な梱包&移送作業なんかも面白いですよねー。運送業者も日通、ヤマト、カトーレックと平等に使ってるあたり、さすがは公立館です。雨の日で湿度が上がると、テントみたいな保管所に入っているブロンズ彫刻をバーナーであぶる光景にはびっくり! 解説抜きのドキュメンタリーなので確かなことはわかりませんが、おそらく緑青を防ぐためなんでしょうね。

でもやっぱりインタビュイー一人一人の語る話が面白くて、「美を守る」「価値のあるものを見せる」ってことが「人の仕事」なんだということを改めて確認できました。

これ、シリーズ化して、ほかの美術館や博物館も紹介してくれないでしょうかねえ? 絶対面白いはずなのですが…。

| | コメント (0)

2023年8月 4日 (金)

(番外編)富士の裾野でグランピング初体験    #グランピング #PicaFujiyama #なんちゃってアウトドア 

1691020913808 昨日まで1週間、夏休みを取っていたのですが、その間に一泊二日でグランピングというのをしてきました。自然の中でキャンプ的なバーベキューとか焚火とかができるんだけど、その他は文明の恩恵を受けながら便利に過ごせるってやつ。

Dsc_11502_copy_324x576 つまり、用具をそろえて持ってかなきゃいけないとか、食材も持って行かなきゃいけないとか、暑さ寒さが厳しいとか、トイレやシャワーがないとか(キャンプ場にはあるんですよね)、ベッドに寝られないとか、その他もろもろの不便さを解消してくれる「いいとこ取り」のなんちゃってキャンプ。大江戸のような都会派にとっては、かなり良かったですよ。

1691020915191 あ、場所は河口湖のというか、富士急ハイランドの近く。「Pica Fujiyama」という施設名です。コテージとかテント用サイトとかいろいろあるのですが、大江戸が泊まったのは「アメージングドーム」という南極基地みたいな形のドームテント。テントといっても、かなり広いし天井も高くてたっぷりの空間なのです。エアコンもついてるし、冷蔵庫もあるし、当然ベッドもあるのです。あ、おまけにハンモックもありました(ブログを意識してなかったので、写真を撮ってないという…)。

Dsc_11473_copy_1024x576 ドームの中から、ご覧の通り外が見えます。ってことは、外から丸見えにもなります。なので、カーテンで隠すようにしてあります。夜は明かりがつきます。さすがにテレビはありません。あと、音楽を鳴らすことは禁止です。自然の音を堪能しましょうってことですね。

Dsc_11463_copy_993x576 料理は自分で炭火をおこして、キャンプ用のグリルで調理し、屋外のテント下でいただきます。ダッチオーブンという鍋に入ったポトフ的なものを煮たり、スープを温めたり、ステーキを焼いたり、中身がピラフのいかめしをアルミホイルで焼いたりできます。その他にサラダや、キャンプの定番=マシュマロ串!なんかもついてました(ぜんぜん撮ってません。調理と食べるのとで忙しかったし)。

Dsc_1143_copy_1024x576 あとは火を育てて、焚火です。大江戸はアウトドアにはほぼ縁のない人間なので、炭火も焚火も経験ゼロです。でも着火剤がついていて、熱いものに耐える革手袋もついていて、説明書もあったおかげで(当然チャッカマンもありました)、トラブルもなく大成功。焚火も、薪の組み方から足し方から完璧。もう、「ファイアー・マスター」と呼んでいただいても結構です。

で、炭や焚火の後片付けはしなくてよし。食器なども洗わなくてよし。空き缶、ペットボトル、ごみなどは自分でごみ小屋に捨てに行くのですが、何てことはありません。

ドームテントから徒歩1分の所にフロントなどがあるメインの建物があるのですが、ここだとWi-Fiも入るし、広々と快適なシャワー室やトイレもあります(トイレと洗い場は徒歩40秒の所にもあります)。さらには、売店もあるので、水もビールもちょっとした食べ物も心配なし。てな感じで、ある意味ズルしてアウトドア気分をちょっとかじれちゃいます。都会っ子の味方です。悪くないですよ、グランピング。

| | コメント (0)

2023年7月25日 (火)

銀座ティファニーの外壁・続報    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト #屋外広告物条例

Dsc_13193_copy_864x1536 先日、ダミアン・ハーストの桜の絵画を使ったと思われる銀座ティファニーの外壁の話を、このブログで書きました( ↓ )。

銀座ティファニーの外壁スゴス!    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

しかしながら、数日前に通りかかったら状況が変わっておりました。はい、ご覧の通りあの絵は2階ぐらいまでになっていて、上層階は特徴的なガラス窓の壁面のままになっておりました。

Dsc_13242_copy_768x1365_20230725230901 うーん、どうしちゃったのでしょう?  いつからこうなったのかは知りませんが、あの壁面アートは短命に終わってしまったようです。ほら、写真で比較すると一目瞭然。あまりにも違います。

Dsc_13205_copy_1378x785 そういえば、ビル壁面の広告ってのは屋外広告を取り締まる無粋な条例によって、総面積の何%までとかいうのが決められているんじゃなかったかなー。それに引っかかったってことなのでしょうか? それとも桜はパッと咲いて、すぐに散るってこと??(それはそれで面白いけど) いずれにしても残念なことです。

| | コメント (0)

2023年7月18日 (火)

「ガウディとサグラダ・ファミリア展」@近美    #ガウディ #サグラダファミリア #ガウディとサグラダファミリア展 #東京国立近代美術館

Dsc_13183_copy_896x598 おとといは、竹橋の東京国立近代美術館で『ガウディとサグラダ・ファミリア展』(~9/10)を鑑賞しました。ネット情報によると時間帯指定制ではなく、そんなに長くは並ばないようだったので、12時過ぎに着いてチケットを買いました。それでも「入場まで20分待ち」とのことだったのですが、実際には10分ほどで入場できました。まあ、ある程度制限してくれた方が会場内が大混雑にならないので、ありがたいのです。会場を出た時には、列が屋外に続き、倍以上の長さになっておりました。

Dsc_13193_copy_363x598さて、いよいよ完成の時が見えてきたバルセロナのサグラダ・ファミリア(聖家族教会)。今、変換したら「佐倉だ」と出ました。なまってますね。 それはさておき、完成予定は2026年なのだそうです。いやー、現代の建築機械の投入と、それを可能にした観光収入の増加で、今世紀になってから急ピッチで進んだようです。

実は大江戸は1989年に、建設中のサグラダ・ファミリアを観光で見学しました。その時は「永遠に完成しない」とか言われていて、少なくとも生きてる間には完成形を拝めないだろうと思っていたのですが、いやー、建築の進歩ってすごいですねー。

Dsc_13243_copy_881x598 会場は4章に分かれていて、サグラダ・ファミリアの彫刻や建築をひもとく第3章だけが撮影OK。とにかくあまりにもユニークで、有機的で、圧倒的。空前絶後の建築物です。有名な外尾悦郎さんの手による彫刻作品も、この第3章で見ることができます。

Dsc_13223_copy_1024x598そして会場の壁面にはこんな言葉がーーー「サグラダ・ファミリア聖堂の建設はゆっくりとしている。なぜなら、この作品のご主人(神)が急がないからだ。」 うーん、なるほど。そういう感覚、悪くないですね。それでもあと少しで、できちゃうんですよねえ。

Dsc_13232_copy_375x598 最後の方でNHKによる(ドローンなどを使った)空中散歩の映像が大型スクリーンに映写されていましたが、やっぱりすごいです。絶景です。完成したら、また行きたいと思ったのは当然のことです。でもメチャメチャ混むんでしょうねえ。そして、「教会なんだからクリスチャンの方を優先してあげねば」という気持ちも、小生の中にはあるのです。

グッズショップには、キャンディからペーパークラフトの組立式サグラダ・ファミリアまで、いろいろありましたが、笑っちゃったのは漢字が並んでいる金属製のキーホルダー。だってその文字が「聖家族贖罪教会」なんですよ。暴走族かっ!

Dsc_13253_copy_727x598 展覧会場を出た後には、いつものように4,3,2階の常設展を猛スピードで歩くだけみたいに流し見しました。そうして、折々の変化を楽しむのがここのお作法ってもんなんであります。

 

| | コメント (0)

2023年7月 7日 (金)

銀座ティファニーの外壁スゴス!    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト

Dsc_13242_copy_768x1365 銀座2丁目のティファニー銀座本店がずっと工事してるなあと思っておりましたが、本日通りかかったら、ちょうど今日リニューアルオープンだったのです。

いや、スゴイ! ゴイスー! 外壁全面が花の絵で覆われています。

Dsc_13252_copy_768x432 この花の絵は、この色彩とタッチは、どう見てもダミアン・ハーストです。昨年、国立新美術館で桜の絵の展覧会を行ったダミアン・ハーストです。

Dsc_13263_copy_768x432 (展覧会のレビューはこちら ↓ )

「ダミアン・ハースト 桜」@国立新美術館    #ダミアンハースト #ダミアンハースト桜 #国立新美術館: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

Dsc_1327_copy_768x432 でもなぜか(現時点では)ネットで探しても、ダミアン・ハーストのことも、この絵のことも何も出て来ません。謎です。

 

Dsc_13282_copy_768x1365 それにしても華麗なインパクトでした。道の向こうから見ると、実にキレイです。従来のティファニーっぽくはないのですけれど、まあ、世の中変わっていくものですからね。

 

(追記) その後しばらくして通りかかったら、この壁面アートが2階ぐらいまでしかなくなっていました。そのレポートはこちら↓

銀座ティファニーの外壁・続報    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト #屋外広告物条例: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

| | コメント (0)

2023年6月16日 (金)

「坂東玉三郎 衣裳展 四季・自然・生命」    #坂東玉三郎 #坂東玉三郎衣裳展 ##四季自然生命 #セイコーハウス銀座ホール

Dsc_13292_copy_768x1146 銀座最大のシンボルと言える建物といえば、和光。ところが、この6月10日に「セイコーハウス銀座」という名前になったのだそうです! びっくりですね。

Dsc_13272_copy_768x500_20230616225701 でもまあ考えてみれば、「和光」だとセイコーとの関係がわからないってことなんでしょうね。特に外国人観光客の来店も多い中、この建物はSEIKOのものだと明確に表しておいた方が、ブランディング上好ましいはずですもんね。

 

Dsc_13165_copy_768x1098 で、その6階のセイコーハウス銀座ホールで開催中の展覧会『坂東玉三郎 衣裳展 四季・自然・生命 ーー時の移ろいと自然美ーー』(~6/18 入場無料)に行ってきました。

Dsc_13263_copy_768x472ウインドーに飾ってあったのは、実物大の衣装の写真パネルでしたが、けっこう目立つと見るか、チープと見るか…

Dsc_13174_copy_768x885 この展覧会は、SEIKOの「時と日本文化プロジェクト」の第一弾展だそうで、坂東玉三郎丈の愛蔵衣裳10点が展示されています。玉三郎のサインって、何とも面白いですねえ。読みやすいけど、独特の味があります。

Dsc_13232_copy_768x432 暗い会場の中に作品が配置され、中央のモニター前には数十人分の座席。そこには、玉三郎が展示作品1点1点を解説する動画が流れております。

Dsc_13183_copy_768x1098

 

作品は、バラエティに富んでおりますが、絢爛豪華なものが多かったですね。

Dsc_13194_copy_768x558 そんなに知識はありませんが、中には「あの作品のあの役の衣裳ね」ってものもありましたし。

Dsc_13205_copy_768x1074 これだけの質感と、これだけの細かい手仕事が入っているのですから、舞台を遠くから見ても、映像で見ても、なかなか伝わらないものがあると思います。そういった意味で、貴重な機会です。

Dsc_13214_copy_768x1061 揚巻の衣裳とか葵上の衣裳とか扇谷夕霧の衣裳とか、みんな一体どんだけ手間がかかっているのか、何万針かかっているのかと、驚愕するしかありません。

Dsc_13223_copy_768x1116 場所柄と題材柄で、中高年の女性が圧倒的に多かったのですが、皆さん熱心に写真を撮ったり、モニターに映る玉三郎を見たりしていました。作品10点で、入場無料の割には、なかなか見ごたえのある展覧会でした。

Dsc_13252_copy_768x1365

 

和光、いやセイコーハウス銀座の中はこれまでとほとんど変わらず、建築の素晴らしさは健在なのでしたー。これこそ時と文化を守る姿勢の顕現で、いいですよね。

 

| | コメント (0)

2023年5月26日 (金)

閉館後の飯田橋ギンレイホール    #ギンレイホール #飯田橋ギンレイ #名画座 #佳作座

Dsc_1303_copy_1280x720 昨年の11月27日をもって閉館した飯田橋の名画座「ギンレイホール」。1974年以来48年の歴史だったそうです。昨年、最後に行くことは結局なかったのですが、そして実のところ何十年も行ってなかったのですが、その昔はずいぶんお世話になりました。で、先日どうなってるかと思って見に行ったら、まだそのままの外観で存在しておりました!

Dsc_13042_copy_1206x720 Wikipediaによりますと、この地には往年「銀鈴(ぎんれい)座」という映画館があり、1960年に今に至るこの銀鈴会館ビルが竣工し、1Fに銀鈴ホールが入ったのだそうです。「ギンレイホール」への改称は1974年で、そのタイミングで名画座になったのだそうです。

裏手の地下1階には、成人映画の「飯田橋くらら劇場」(2016年閉館)ってのもありました。

Dsc_13053_copy_475x720 ギンレイそばの表通りには飯田橋佳作座があり、どちらも洋画2本立ての名画座として人気を誇りましたが、佳作座は早々と1988年に閉館してしまいました。佳作座の看板は、JR中央線や総武線から見ることができたので、映画ファンは電車の窓から見るのが楽しみだったんです。

それと比べると、ギンレイは地味な場所に地味に存在した映画館です。映画館単体の建物が多かった時代から、ビルの中の劇場だったわけですし。でも、プログラム(上映作品)の良さやこだわりに関しては佳作座よりも上でしたし、それが魅力のコヤとしてずっと続いていました。後年は(小生が行かなくなってから)、好きなだけ見放題の年間パスを発行していることでも有名でした。

Dsc_13063_copy_504x720 正面左手の券売所跡もそのまま残っておりますし、ポスターが貼られていたガラスケースもそのままです。で、ガラスケースの中にはこんな貼り紙が…。閉館のお知らせと、現在の連絡先(千葉県成田市)でした。

閉館時の報道では、「今後移転先を見つけて、再開館する」ような話でしたが、どうなるんでしょうかねえ。都内で再開したら、ぜひ行ってみたいと思います。

 

| | コメント (0)

より以前の記事一覧