2024年1月 7日 (日)

閉館間近の吉祥寺プラザ    #吉祥寺プラザ #町の映画館 #吉祥寺プラザ閉館 

Dsc_0641_copy_930x7681月31日で閉館となる吉祥寺プラザに、きのう行ったのです。小生にとっては、最後のお別れとなるでしょう。なぜなら、最後のプログラムは『もののけ姫』『君たちはどう生きるか』で、特にもう一度観たいとも思わなかったので、ラス前の上映作『SPY×FAMILY CODE:White』を見に行った次第。

Dsc_0642_copy_768x576 吉祥寺駅北口からサンロードをずーっとまっすぐ歩いて行き、徒歩5分ほどでたどり着く街道沿いの映画館。シネコンでも、名画座でもない、単独のロードショー館って、今の東京都(ここは武蔵野市)にはほとんどないと思うのですが、ついになくなってしまうのですね。

Dsc_0645_copy_605x768 今どき珍しい券売所でチケットを買い、二階の入口で係員にもぎってもらいます。席はもちろん自由席。インターネットで座席指定という今の世のシステムとは無縁の、古式ゆかしいスタイルです。ああ、ノスタルジー。二階への階段の途中には、なぜかキャンドルによる装飾が…(キャンドル・ジュンが来たのか?)。

Dsc_0643_copy_1024x768 ロビーも廊下もトイレも、もちろん客席内も、古き映画館の香りがします(比喩的に)。土曜の午後だというのに、非常にゆとりのある客席でした。昔ながらの映画館の特徴として、スクリーンはそんなに大きくありまさせん。でも、全体の2/3ほどはスロープのある客席なので、前の人が邪魔にならず、見やすいつくりになっております。ある時点で改装したからでしょう、座席はゆったり目で、ひじ掛けにはカップホルダーもついておりました。

Dsc_0644_copy_1024x768216席。ちょうどいい大きさの「町の映画館」だったのですが、残念です。かつては、たいていの町にはこういう映画館があったものです。まあ、大江戸は昨日を入れて(たぶん)4回しかここには来たことがないんですけどね。「館内設備老朽化による大規模改修に充当する収益を見込めず」閉館ということです。つらいですね。

いい映画館でした。ありがとうございました。

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2024年1月 6日 (土)

築地の513(コイサン)BAKERY    #513bakery #築地コイサンベーカリー #黄金のメロンパン #あんパン #練乳ミルクフランス

Dsc_0621_copy_800x600 昨日ご紹介した築地の「焼きたてチーズケーキのお店 amigo アミーゴ」の姉妹店として、年末12月26日にオープンしたのがこちらのパン屋『513(コイサン)BAKERY』。 (アミーゴの記事はこちら ↓ )

築地のチーズケーキ「アミーゴ」    #焼きたてチーズケーキのお店アミーゴ #築地アミーゴ #スフレチーズケーキ #マゼランのチーズケーキ : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_0620_copy_446x600 築地駅そば、道を挟んでアミーゴの斜め向かいといった位置関係です。で、こちらも三重県の(株)コイサンズが運営していて、三重県・愛知県に既に11店舗を開いているのだとか。ここらの知識は後からネットで調べたので、店に行って買った時点では全く知りませんでした。アミーゴのそばにあった木村屋という由緒あるパン屋さん(あの銀座木村屋ののれん分け店)が数年前に閉店したので、そこが形を変えて復活したのかと思ったのですが、違いましたね。

Dsc_0622_copy_419x600 平日の昼過ぎに行ったら、入場制限をするほどの盛況。ま、10人も入らないぐらいのお店ではありますけど。外観はこちらもテーマパーク内にありそうな感じ。ドイツとかスイスとかの古典的なパン屋さんみたいです。 で、食パンの値段を見たら、一本で千円ちかくしたので、ちょっとビビッて買いませんでした。さすがは高級食パン店「銀座に志かわ」と同グループのお店ですね。

Dsc_0628_copy_1024x572 なので、何となく名物っぽい「2代目黄金のメロンパン」と「あんパン」と「練乳ミルクフランス」を買いました。うん、さすがにみんな水準高いじゃないですか。おいしいですよ。

Dsc_0628_copy_649x600 メロンパンは皮の感じがパリサクで結構ですし、あんパンはあんこがとってもおいしいです。そして練乳ミルクフランスは、クリーム状の練乳がパンとマッチして、極めて美味。ラインナップを見ると、全体的にクラシカル。 ほかにもカレーパンとか名物パンがまだまだあるようで、これは何回か行ってみないといけませんねえ。

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2024年1月 5日 (金)

築地のチーズケーキ「アミーゴ」    #焼きたてチーズケーキのお店アミーゴ #築地アミーゴ #スフレチーズケーキ #マゼランのチーズケーキ 

Dsc_0624_copy_800x526 昨年末(12月19日)に築地駅(新富町寄り)付近にオープンした「焼きたてチーズケーキのお店『amigo アミーゴ』」。見てください、このお店。まるでテーマパーク内のチーズのおうちみたいでしょ。「amigo」はもちろん「友だち」って意味ですが、そういえば昔、鈴木あみは「アミーゴ」って呼ばれてましたね(今は知らないけど)。

Dsc_0619_copy_800x600 このお店の厨房で焼いているスフレタイプのチーズケーキ(ホール1,100円)一本で勝負してます。その他の商品はありません。いやー、潔い。自信たっぷり。在り様(ありよう)が美しいですね。でもアミーゴって割には、ラテンの感覚は一切ありませんね。

Dsc_0629_copy_800x476 大江戸はスフレタイプのチーズケーキが大好きでして…。’90年代あたりに「マゼラン」が一世を風靡したのが鮮烈でしたね。マゼランは安さも衝撃的で、確かワンホール500円ではなかったかな。マゼランがなくなって以降は、大阪で売ってる「りくろーおじさんのチーズケーキ」が、そのタイプでした。そして久々に見かけたこのタイプ。お値段はさすがに上がって1,000円(税込1,080円)。でも、ここからあっという間にお店が増えますよ、と予言しておきましょう。ふっふっふ。←とか言って、ここからスタートするお店なのかと思っていたら、なななんと、既に三重県で大人気のお店なんですと! 高級食パンの「銀座に志かわ」と同じコイサンズって会社なんですと! へー、そうなんですね。

Dsc_0630_copy_749x600 袋から素晴らしい香りがします。まさにあのチーズケーキ。切ってみれば、大きさも軟らかさもまさにアレ。口当たりも肌理(きめ)もお味もやっぱりアレ。底のレーズンがやや少なめかなと思った以外は、まさにマゼランの復活でした。軽いんでどんどん食べられちゃうところも一緒です。冷たくてもおいしいし、電子レンジで温めてもおいしいのです。これからは東京でちょくちょく食べられるかと思うと、うれしいですねえ。

実はその斜め前に姉妹店のパン屋さんもオープンしたのですが、それはまた明日のご紹介!( ↓ )

築地の513(コイサン)BAKERY    #513bakery #築地コイサンベーカリー #黄金のメロンパン #あんパン #練乳ミルクフランス: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

 

 

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2023年12月22日 (金)

クリスマスシーズンの銀座    #銀座のクリスマス #ミキモトツリー #和光改めセイコーハウス銀座 #ギンザシックス #中銀カプセルタワービル

Dsc_0522_copy_768x572 ザギンです。季節はクリスマス直前。このシーズンの銀座の夜は、冷えた空気の中、光の美しさが格別なんですよね。まあ、こればっかりは写真じゃ伝わりません。

Dsc_0523_copy_768x1024 でも写真でその雰囲気を少しでも・・・

中央通り(銀座通り)に沿って、2丁目のブルガリと、その向かいに3丁目のルイ・ヴィトン。

そしてその隣の松屋銀座は、建物自体が氷のように青白く発光。

Dsc_0525_copy_768x569 その先には、4丁目のミキモト。昔の生木とは違うけど、やはりここのツリーは銀座のクリスマスの象徴です。

Dsc_0537_copy_997x768 で、4丁目交差点に燦然と輝く和光改め「セイコーハウス銀座」(改名したことを知らない人も、まだ多いでしょう)。ライトアップがステキです。『ゴジラー1.0』でも壊されておりましたねえ。

Dsc_0536_copy_477x768 晴海通りを挟んでその先にあった5丁目の「三愛」ビルは、現在絶賛解体中です。すごいですねー。こんな銀座の中心で、通行を妨げないようにしながらの解体。

Dsc_0527_copy_768x1024 そういえば、銀座通り沿いの各ブロックにこんなキレイな数字が設置されております。「5」に限らず、1も、2も、8もあります。そう、銀座何丁目かを示すナンバーなんですね。ここは5丁目、銀座コアの前。

 

Dsc_0535_copy_1003x768 そして6丁目のギンザシックス入口前にはこのコンテナ? 

Dsc_0534_copy_964x768 これは、あの黒川紀章氏による異端の建築「中銀カプセルタワービル」(2022年に解体)の一室を改装して展示しているアートなのだそうです。クリエイティブスタジオYARさんによるこの作品の展示は12月25日まで。

Dsc_0531_copy_1024x768 中を覗くと、何とレコード・リスニング・ボックスになっているって趣向。なんだか宇宙船の中のようで、「昔思った未来」がそこにあるって感じです。

Dsc_0530_copy_938x768 壁に掛かったレコードは竹内まりや、山下達郎、松任谷由実、坂本龍一らのもの。なぜか渡辺満里奈もありましたよ。実際にこれらの曲も流れておりました。(関係ないけど今年はタツローさんのあの曲もあまり流れていないような…。ジャニー氏擁護発言の影響でしょうか?)

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まあ、そんなこんなで銀座の夜はメロウに更けていくのでした。

 

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2023年11月28日 (火)

展覧会「活字の種を作った人々」@本と活字館<後編>    #活字の種を作った人々 #本と活字館 #市谷の杜 #活版印刷 #大日本印刷 #DNP #秀英体 

昨日の<前編> ↓  に続いて、「市谷の杜 本と活字館」の見学および展覧会『活字の種を作った人々』、後編です。

展覧会「活字の種を作った人々」@本と活字館<前編>    #活字の種を作った人々 #本と活字館 #市谷の杜 #活版印刷 #大日本印刷 #DNP #秀英体 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

Dsc_0392_copy_768x548 活字に驚嘆しながら、その先に歩を進めると、これまたレトロな印刷機が! このスペースを使って今も毎日、活字を拾って版を組み、印刷しているのだそうです。びっくりです。

Dsc_0403_copy_768x554 その先には、製本を解説するコーナー。糸でかがって製本する機械もあって、時間があればもっとじっくり観たかったところです。

Dsc_0393_copy_768x942 後ろ髪をひかれながら2階へ。階段を上って正面に見えるのが展覧会場です。『活字の種を作った人々』。ここまでの見学で、だいたいどういう内容なのかは推測できるようになっております。

Dsc_0396_copy_768x1024 渋いというか地味というか、実にオトナな内容です。でも大江戸もオトナなんで、こういうの面白いですねえ。「秀」とか「朝」とか、柱に入った大きな文字が効いてます。

Dsc_0394_copy_768x825 活字見本帳を置く位置に「トンボ」がつけてあるあたり、洒落てます。会場デザインの小ワザですね。

Dsc_0397_copy_768x560 朝日新聞や毎日新聞のオリジナル字体の活字や、昔の紙面も。新聞社や出版社がそれぞれに自社のオリジナル活字を使い、それらの種字を彫る職人さんを抱えていたそうです。すごい話ですね。

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そうして出来上がった活字を組むとこうなるわけです。それはそうと、職人さんって反転した「鏡文字」で彫っていくわけです。完成形を反対からイメージできないとダメなんです。やっぱりすごいなあ。おそるべし職人技!

Dsc_0401_copy_689x1024 印刷用の版。本当に昔の印刷は、鉛の重さとの戦いだったのでしょうね。

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活字職人さんの作業風景動画も流れていました。そんな人たちが使うプロの道具もまた、この精緻な美しさ。まるで手術道具みたいですね。デイヴィッド・クローネンバーグ好みの世界であります。

 

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いやー、活字と印刷の世界、面白かったです。時間制限がなかれば、もっとずっと観ていられたことでしょう。グーテンベルクの活版印刷機の発明は、火薬、羅針盤とともに「世界三大発明」だと昔習ったんだか雑学で覚えたんだか、いずれにしても今日の見学で納得しました。これによって、書物が多く広まるようになったわけですから、まさしく人類の文化を大きく前進させることに貢献したわけです。すごいぞ、活版印刷! 時代の流れの中で=印刷技術の進歩によって、今の需要はほとんどなくなっているわけですが、すべての「基本」として受け継がれるべきものだと深く認識しました。

Dsc_0376_copy_768x576 そして、それをこのようなミュージアムとして保存、公開している(しかも実際に使用しながら)大日本印刷さん、さすがです。エライ!

Dsc_0402_copy_768x568 そういえば、2階は展覧会スペース以外にも、制作室(イベントやってました)とかグッズショップとかがありました。その脇のスペースにあった長椅子はご覧の通り、巨大な活字を模したものなのでしたー。洒落っ気たっぷりですう。

 

 

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2023年11月27日 (月)

展覧会「活字の種を作った人々」@本と活字館<前編>    #活字の種を作った人々 #本と活字館 #市谷の杜 #活版印刷 #大日本印刷 #DNP #秀英体 

Dsc_0404_copy_768x574 昨日、市ヶ谷駅から徒歩10分ぐらいの「市谷の杜 本と活字館」に初めて行きました。いやー、いろいろと発見があって、地味に興奮しました。

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市ヶ谷の北側に坂を登って行き、防衛庁の先に位置する一帯は静かで広々としたエリア。日曜なんで、ほぼゴーストタウンでしたし。いやー、新宿区にこんな所があったんですね。ノーマークでした。そしてこのレトロで美しい建物は、1926年に建てられたそうです。当時は大日本印刷の前身である秀英舎の印刷工場だったそうですよ。この周辺、かなり広い土地の中に大日本印刷=DNPの大きなビルやいくつかの関連施設が建ってたりして、すっごいスケール。いやー、恥ずかしながらDNPがここまで超・大企業だとは知りませんでした。

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ここには『活字の種を作った人々』という小規模の展覧会(~2024年6月2日/入場無料)を観に来たのですが、その会場(2階)に着く前に、外観と1階でコーフンしてしまいました。あ、ちなみにここは土日祝は予約なしでも入れるのですが、平日は要予約のようです(月・火は休館)。調べてから行ってくださいね。

Dsc_0379_copy_768x544 受付の方に「こんにちは」して1階フロアを見渡すと、むむむ、カフェもあるけど、活字や活版印刷のあれこれが展示してありますね。そしてパネルを見ると、おお、往年のこの建物の写真! 今と(たぶん)変わらぬ外観です。

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どうやらこのあたりは印刷・活字関係の常設展示なのでしょうね。展示してあるものはいかにも古いのですが、その見せ方(サインとかキャプションとか映像とかデジタルとアナログを融合させた説明機械?とか…)は現代的で、もろもろのデザインも洗練されています。

Dsc_0383_copy_635x1024 そうかー、明朝体とかのフォントに「秀英体」ってのがあることは知っていたのですが、ここがもともと秀英舎だったからなんですね。知らないことがいろいろわかって、目からウロコが落ちていきます。

Dsc_0384_copy_768x1024 活字のもとを彫る機械とか、鉛を溶かして活字を造る機械とか、いろんなものがあるわけです。大江戸は確か30歳前後で気づいたのですが(遅い?)、印刷物の文字、活字って、もともとそこに存在するものじゃなくて、誰かが大元の文字を手で書いて(描いて)創り出したものなんですよね。考えてみればあたりまえなんですけど。それはコンピューターのフォントであっても同じことです。

Dsc_0386_copy_768x1024鎮座している機械は、いかにも年季を感じさせるものです。重くて頑丈そうです。

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一方で、木製のデスクみたいなのに、指定の位置にアクリルキューブを置くと、説明映像や動画が見られるというデジアナ・ハイブリッド解説マシーンもあったりします。そして学芸員なんでしょうか普及担当員なんでしょうか?親切な説明をしてくれる女性もいらっしゃいました。大江戸は時間の関係でパスしましたが、活版でしおりを作れる実演コーナーなんかもありましたよ。

 

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ああ、鉛の活字がずらりと並んでいて、壮観です。

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頻繁に使う語句は、2文字、3文字と合わせたものを用意してあったりもするのです。よく使う字はたくさんあるんですね、なるほど。1ページに何回も出てくるんだから、そうでなきゃ足りなくなっちゃいますもんね。

Dsc_0390_copy_768x576 ルビ用の活字なんていう超絶小さいものもありました。びっくりしたな、もう。さすがに初めて目にしましたよ。驚異!

係の方の説明を聞くと、いろいろ驚くことだらけ。いやー、印刷の歴史の中で数多くの知恵と技術が生み出され使われ続けてきたのですねえ。人類の育んだ偉大なる文化です。もっとじっくりと見聞きしたい感じでした(当日の小生は時間制限があったのです)。

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大日本印刷が作った本や雑誌も展示されていて、『キング』『平凡パンチ』などもありましたが、かの『ホトトギス』も展示されていて、漱石の『吾輩は猫である』のページが開かれておりました。なんか、歴史と伝統が凄すぎますわ、ここ。

思いのほかの面白さと充実ぶりにかなりアガりながら、後編へと続く・・・↓

展覧会「活字の種を作った人々」@本と活字館<後編>    #活字の種を作った人々 #本と活字館 #市谷の杜 #活版印刷 #大日本印刷 #DNP #秀英体 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

 

 

 

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2023年9月27日 (水)

特別展「首都東京の復興ものがたり」    #首都東京の復興ものがたり #関東大震災100年 #日比谷図書文化館 

Dsc_0125_copy_1024x668 日比谷公園のはずれにある千代田区立日比谷図書文化館で特別展『首都東京の復興ものがたり ー未来へ繋ぐ100年の記憶ー』(~11/26・入場無料)を観ました。

Dsc_0127_copy_1003x768 関東大震災100年にあたる9月1日にスタートした展覧会。タイトルに示されているように、大正12(1923)年の大震災からの数年で復興を遂げた帝都東京の町や建築の復興にフォーカスした企画です。

Dsc_0128_copy_1024x714 いやー、正直地味です。文献、地図、写真、設計図など+所々の記録映像で、わずか数年間でしっかりと復興を遂げた東京、その当時の様子を我々に教えてくれるのですが、内容も展示物もかなり地味です。

Dsc_0129_copy_1024x768 いちばんの花形は、建築模型ですねー。復興小学校とか、橋梁の模型がいくつか出ていました。

Dsc_0131_copy_1024x680 お茶の水の聖橋とか、永代橋、蔵前橋の模型。聖橋に関しては、古い図面もありました。

Dsc_0130_copy_1024x677 永代橋、蔵前橋の模型は川崎造船所の制作で東京大学工学部の所蔵品。さすがに精巧です。

Dsc_0132_copy_1024x768 まあ、それにしても昭和5(1930)年までの6年半ほどで復興が成し遂げられたってことですから、昔は本当に仕事が早かったですよねえ。重機とかトラックとかほとんどなかったのに。

Dsc_0126_copy_571x768 今はいろんな法的規制とか各方面への配慮とかで荒っぽい仕事ができなくなっちゃってますからねえ。どうしても時間がかかってしまうのでしょう。でも世の中には、結構荒っぽくても剛腕が必要なこともあると思うんですけどね(それができなかった東京オリンピック2020のような場合)。剛腕が振るえない(だれも責任を取らない)コンプラ時代だから、三陸や福島の復興だって、10年たっても12年たってもまだまだですもんね。

一番面白かったのは、区画整理のために家をそのまま引っ張って移動させる映像。いやー、そんなことやってたんですね。昔の家屋ならではですね。

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2023年9月14日 (木)

渋谷の「道玄坂通 dogenzaka-dori」    #道玄坂通 #dogenzaka-dori #ドミセ 

Dsc_0050_copy_938x768_20230914222901 8月24日に渋谷にオープンした商業施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」。そのネーミングにはちょっとイチャモンつけたくなりますよねえ。だって、メイン・エントランスが文化村通り(ドン・キホーテのほぼ向かい)にあるのに、道玄坂に面した出入口はないのに、「道玄坂通」ってねえ…。

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まあ、比較的近いのが、道玄坂から文化村通りに抜ける猥雑な小路の途中にある入口。麗郷のちょっと先で左に折れるのです。ヤマダ電機LAVIの裏口前ね。ベンチなんかも配されて、ここだけモダンな異世界になっちゃってます。

Dsc_0043_copy_596x768 で、その先には階段がありまして、さらにその先が崖みたいになっていて、上を見るとホテルがあります。まあ、この先は円山町のホテル街ですからね。でも調べてみたら、このホテル・インディゴってやつが、このビルの上=11階~28階に入ってるんですってね。軽くびっくり。

Dsc_0045_copy_954x768 Dsc_0044_copy_576x768 崖の脇には階段がありまして、この階段の側面が石組みになっていて、目を引くのですよ。ご覧ください、これ。鉄格子の中に、大きめの石がぎっしりです。

Dsc_0046_copy_1024x768 ここの入口を入ると、弁当屋とかカフェがあるのです。ただここは、あくまでも裏口って扱いなのだと思います。

Dsc_0047_copy_1024x766 でもそんなに広い空間ではありませんし、一般の利用が多いのはほぼほぼ1階だけのようです。エスカレーターで2階に上がれるのですが、2階にあるのはダンススクールと歯科と買取屋だけ。ですので、メインは猿田彦珈琲など飲食店のある1階だけ。

Dsc_0048_copy_565x768 で、その1階の中央で最大面積を誇っているのが、「ドミセ」。一目でわかるドン・キホーテのお仲間店というか、店名は違えどほぼほぼドンキです。飲食店のオシャレっぽさと合いませんねえ。どうなんでしょ?

Dsc_0049_copy_877x768 あのペンギンもいますね。そして、雑然とした手書きPOP。ん?「ドすべり」コーナー? どうやら、売れ行きの悪かったおすべり商品を集積した破格値コーナーのようです。消しゴムやスティックのりも30円です。安いねえ。

Dsc_0051_copy_1024x768 この建物って、文化村通り沿いのメイン入口の先にこれまで通りのお店があって、その先にまた「道玄坂通」の別の入口が出て来るって趣向。つまり、建物が変な形に入り組んでいるのです。まあ、「路地の魅力」みたいなキーワードのようですけど…。だから、こっちの出入口の先はもうすぐ、元・東急本店ってな場所なのです。

Dsc_0052_copy_1010x768 元・東急本店は工事囲いに覆われて、絶賛解体中(たぶん)なのでしたー。

それにしても「道玄坂通 dogenzaka-dori」、なんだかよくわからない施設ですねー。今後どう変化していくのでしょうか(それともしないのか)?

 

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2023年8月21日 (月)

和田堀給水所2023年8月の様子    #和田堀給水所 #代田橋 #歴史的建造物 

Dsc_1157_copy_1280x720 以前もこのブログで三度にわたりご紹介した( ↓ )京王線・代田橋駅前の和田堀給水所更新工事。

和田堀給水所が建て替えられるのですね: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

和田堀給水所の近況   #和田堀給水所 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

和田堀給水所2021年2月の様子  #和田堀給水所 #代田橋 #歴史的建造物: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_1146_copy_1280x720_1 それを見ても、昨年春には本来工事が終わっているはずだったのですが、いまだに絶賛工事中のようです。ただ、あのコロシアムのような建物と塔は健在なので、ひとまずホッとします。

Dsc_1148_copy_1280x720 でも重機が何台も入ったりして、油断はなりません。線路側のエリア(丸い建物の手前)は石などが積んであり、嵐の前の静けさといった様相です。

Dsc_1147_copy_1280x720 結局は丸い建物の「1号配水池」を後送りにして、最後に…ってことなんですかねえ? 道路付け替え工事の方は、既に終わっております。

 

Dsc_11563_copy_1160x769 周囲に貼りだしてある掲示を見ますと、「完了予定=令和6年2月29日」となっていました。来年です。うるう年です。あと半年かあ? 本当かなあ?

Dsc_1151_copy_1280x720 図面もありました。上の方が北です。京王線の線路側です。この図面で、右半分のエリアは、もう完成していると思われるのです。

Dsc_1153_copy_1280x720 これがそっち側の様子。図面の「4時」ぐらいの方向から見たものです。右側の建物が、2号配水池を覆っている建物。

 

Dsc_11553_copy_1128x769 こういう掲示も出ておりました。工事目的を見てみますと、「1.老朽化施設の更新 2.耐震性能の強化 3.配水池用量の確保を目的とし、1号配水池の運用を続けながら、2号配水池のポンプ棟および管廊の築造を行います。」 ん? ってことは、来年2月までの工事では1号配水池をどうするとかは計画に入っていないってことですね。そこは次の段階に持ち越しってことなんですね? お役所の発信はわかりにくいのですが、そうとしか読み取れません。

まあ次の段階でどうするかもたぶん決まっているのでしょうけれど、小出しにしてるってことですかね? そうこうしているうちに担当者が変わったり、政治家も変わったりして、さらに技術の進歩もあったりして、建築を残す方向で事が進まないかなあ…などと考えるドリーマー大江戸なのでした。

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2023年8月 6日 (日)

「わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏」:裏側の面白さ    #わたしたちの国立西洋美術館 #奇跡のコレクションの舞台裏 #国立西洋美術館 #美術館のドキュメンタリー #お仕事映画

1_20230806234301 映画『わたしたちの国立西洋美術館 奇跡のコレクションの舞台裏』は、2020年10月から1年半かけて整備工事を行った上野の国立西洋美術館のドキュメンタリー。小生にとってはとにかく面白くて、105分の間ずっと引き込まれておりました。キャッチコピーは「裏を知るほど、面白い。」。

前庭を中心に整備・改修するので、ロダンの『考える人』をはじめあそこにある彫刻を移動させたり絵画作品を移動させたりがメインですが、その他にも館のスタッフがやることはいろいろ。閉館期間を利用して、作品を国内外に貸し出したり、作品修復を進めたり…。定例会議や作品購入のための会議などの風景が見られるのも、新鮮です。

大江戸もこういう世界の端っこをかじったことがあるので、一つ一つの作業、一人一人の話に、「ふむふむ、そうだよね」と感心したり面白がったりしておりました。整備の裏側や美術館運営、展覧会のことのみならず、映像やインタビューから浮かび上がってくるのは、この国の美術館をめぐる歴史とさまざまな問題。そして、それ以上に「お仕事映画」としての側面もあって、飽きることがありません。

丁寧な梱包&移送作業なんかも面白いですよねー。運送業者も日通、ヤマト、カトーレックと平等に使ってるあたり、さすがは公立館です。雨の日で湿度が上がると、テントみたいな保管所に入っているブロンズ彫刻をバーナーであぶる光景にはびっくり! 解説抜きのドキュメンタリーなので確かなことはわかりませんが、おそらく緑青を防ぐためなんでしょうね。

でもやっぱりインタビュイー一人一人の語る話が面白くて、「美を守る」「価値のあるものを見せる」ってことが「人の仕事」なんだということを改めて確認できました。

これ、シリーズ化して、ほかの美術館や博物館も紹介してくれないでしょうかねえ? 絶対面白いはずなのですが…。

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