2014年1月29日 (水)

大事なものは、たいてい面倒くさい

大事なものは、たいてい面倒くさい

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で紹介された宮崎駿監督の金言です。映画『風立ちぬ』の制作現場において、宮崎さんが口癖のように多用していたのが「面倒くさい」という言葉。 そもそもがアニメーションの制作って、ゼロから全てを作り出さなければならない世界。それを1秒24コマで2時間とかを構築していく作業なのですから、これはまあ面倒くさいの極致ですよね。しかも宮崎さんが手を入れていくのは、大体において「まあまあのレベルのもの」を「上のレベル」に引き上げる作業。つまり放っておけばそれはそれで完成していくところを、遅らせたりぶっこわしたししてまでも、より良いものに高めていく作業なのです。 一流の芸術家は妥協したら終わりだっていう矜持が、ビンビン伝わってきます。

私たちの仕事や日常においても、大事な物事ってたいていは面倒くさいものです。でも、それを踏ん張って乗り越えていくと、そこに違う風景が広がっていることも確かなのです。 Mr.Childrenの『終わりなき旅』の歌詞にも「高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいもんな」ってのがありましたよね。そういうことです。 ま、それがなかなかできないんですけどね(面倒くさくて)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年12月23日 (日)

光は影もつくる。

Dsc_2143

光は影もつくる。

駅に貼ってあった「いいちこ」のポスターのコピーですけど、けだし名言であります。

Dsc_2144_2光はいろんなところを明るく照らしてくれます。でも、光があるがゆえに影もできるのです。

あまりにも示唆に富む言葉なので、個人的な「心」の問題から、世界の貧富の差まで、いろんな意味付けをすることができますよね。 人の仕事の役割だってそうです。スターがいるから裏方仕事も必要になってくる、とかね。

むしろ素晴らしいこと、いいことの裏側にデメリットやダークな部分がついてくる、と読んだ方が正確な解釈かも知れません。便利な(とされている)原発の裏側には、ダークな影がついているものなのです。私たちはその「影」の存在を隠蔽することなくつまびらかにした上で、向き合って判断することが肝腎なのだと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年11月 1日 (木)

神は細部に宿る

神は細部に宿る

20世紀を代表するドイツのモダニズム建築家、ミース・ファン・デル・ローエの言葉。英語だと、

God is in the details.

シンプルモダンな柱と梁だけみたいなデザインでも、その大きなコンセプトを成り立たせるために、細部のディテールはミリ単位で研ぎ澄ましている、そこが勝負の分かれ目ってことを言いたかったのでしょう。

何も建築やデザインだけの話ではなくて、アートやものづくりって多分にそういうところがありますよね。 ジャクソン・ポロックのドリッピング絵画は、あんなにデタラメに見えて、実は絵の具を滴らせる位置や線の形を慎重に検討して、綿密に配置しているのです。 またディック・ブルーナは、あのシンプルなミッフィーちゃんの×印の鼻を描くのに、1ミリの狂いもないように、点描のように慎重に30分ぐらいかけて仕上げていきます。

そして私たちの日々の仕事にも応用できる言葉です。こういう文章を書いていても、読点(、)の位置とか漢字の使い方とかに関して、「まあ、通じるからいいや」と妥協するのと、手間をかけて面倒な作業を行ったものとでは、読む者に迫る力がかなり違ってくるはずなのです。 ああ、手を抜いちゃいけませんよね。自省自省・・・。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2012年5月20日 (日)

ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな

ワインを飲んでいる時間を無駄な時間だと思うな。 その時間にあなたの心は休養しているのだから。

ユダヤのことわざだそうです。確かにそうですよね。何千年を経て、ワインってもん(あるいは別のお酒でも)がこの世に行き残っているからには、強固な存在意義があるってものです。世のうさやストレスを酒類が洗い流して浄化してくれる効果ってのは、バカにできないものだと思います。

で、昔は成人して、会社に入ったりすると、否が応でもじゃんじゃん飲みにつれて行かれて、そのうちにだんだん酒に強くなってくるってのがありました。でも今はアルハラとかパワハラとかの概念がのしてきて、そもそも仕事帰りに飲みに行くパターンもめっきり減って、さらには酒席にソフトドリンクでもかまわないってことになってきて・・・。 こうして人は酒を飲まないまま、それで済むような時代になったのですね。でも、それって、人類の長い歴史の中で育まれてきた酒の文化ということを考えた場合、とってももったいないことなんじゃないかと思うのです。体質的にどうしても飲めない人はしょうがないと思いますけど、そうでもないならお酒の世界の扉を開くということは、これまでの人類が積み重ねてきたものを知る上でも必要なことだと思うのです。文学にしても、映画にしても、酒類がけっこう重要な位置を占めたりしていますもんね。

心は休養する、心が解放される、普段のくびきを逃れて・・・。 アルコールの力で抑圧が緩んで現れた自分と、素面(しらふ)の時の自分と、どっちが本当の自分なんでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年4月12日 (木)

成功は約束されていないが、成長は約束されている

成功は必ずしも約束されていないが、成長は約束されている

サッカー日本代表アルベルト・ザッケローニ監督がアジアカップ優勝後に語った言葉です。

サッカーを離れて、深い箴言です。 成功は運とかタイミングとかいろんな要素が絡み合ってくるので、それを確約することはだれにもできません。でも成功に向けて努力することによって、その人の成長は確実に成し遂げられます。目的に向かう日々の努力が、その人を次のレベルに持ち上げてくれるのです。そうして実力を蓄えることによって、実は成功が向こうから近寄ってくるのです。千里の道も一歩から・・・ってところですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年8月25日 (木)

他人と同じは頭に良くない

毎日他人の読まないものを読みなさい

毎日他人の考えないことを考えなさい

毎日他人が馬鹿らしくてやらないことをやりなさい

いつも他人と同じことをするのは頭に良くないからだ

アメリカの編集者・作家、クリストファー・モーレー(1890-1957)の言葉だそうです。 なるほど、特に(アメリカ人より)日本人に必要な言葉かも知れません。まあ、当然ながら程度問題なんですけどね。度を過ぎてコレだと、変人か異常者になってしまいますので。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年4月20日 (水)

自分が一番下だと思え

自分がいつも一番下だと思っていればいいの。そうすれば、人の言うことがよく頭に入ってくるの。            赤塚不二夫

なるほど。そう考えればいいんだろうなー、と思いながら、ちっぽけなプライドが邪魔をしたり、ちょびっと腹が立ったりするのがまあ、普通の人ですよねえ。 さすがは赤塚先生。ただのバカではありませんでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年12月16日 (木)

石橋は叩かず渡る

石橋を叩いて渡る奴があるか。石橋だと思ったら、叩かず渡ってしまえ!

本田宗一郎の言葉らしいのですが、なるほどです。今の世の中、みんな慎重になり過ぎてるんじゃないかなー。数値の分析とか詳細な検討とかする時間と労力を考えると、直感や経験で進んじゃった方が効率的だったりすることってありますよね。どっちにしても大差が無いことに変にこだわることで、かえって損したりとかね。あーだこーだ考えてる間に、渡れちゃいますからね。機を逸しないスピードって、結構重要です。「拙速」って言葉もありますしね。

サントリーの創業者、鳥井信治郎の有名な「やってみなはれ」にも通じるところがあると思います。

そういえば、「石橋を叩いて割る」ってのもありました(なんだそりゃ)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年12月14日 (火)

みんなちがって、みんないい。

私と小鳥と鈴と   金子みすゞ

   私が両手をひろげても、
   お空はちっとも飛べないが、
   飛べる小鳥は私のやうに、
   地面(じべた)を速くは走れない。

   私がからだをゆすっても、
   きれいな音は出ないけど、
   あの鳴る鈴は私のやうに、
   たくさんな唄は知らないよ。

   鈴と、小鳥と、それから私、
   みんなちがって、みんないい。

人それぞれです。 概して人間って、自分と違うもの、自分の世界に無いものを拒絶したり嫌悪したり排斥したりしてしまうものです。でも人って、ホントそれぞれなんです。同じ地点からスタートして同じゴールにたどりつくのでも、その間のルートは千差万別。 また、ある人が苦手なものをある人は得意とし、ある人が嫌いなものをある人は大好きだったりします。 だから面白いし、だから補完し合うし、だから世界は多様な広がりと厚みを獲得していくのです。

「みんなちがって、みんないい。」  なんて、ポジティブで心の広い世界観なのでしょう。 逆にみんな違わなくて一様だったら・・・ぞっとしますね。いじめや差別やファシズムって、そうですもん。 違いを認め合う社会、それを築いていくのは一人ひとりの心の持ちよう次第なのです。  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年10月 6日 (水)

これでいいのだ。

赤塚不二夫『天才バカボン』におけるバカボンのパパの決まり文句

「これでいいのだ。」

いやー、パワフルです。ポジティヴです。無敵です。 なんか、愛さえ感じさせる名文句です。

ついでながら、バカボンのパパが41歳だって設定、いくらなんでも信じられませんよね。でも、それでいいのかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧