2023年8月29日 (火)

「ブルーナ絵本展」@松屋銀座    #ブルーナ絵本展 #ディックブルーナ #ミッフィー #ボリス #松屋銀座 

Dsc_11486_copy_768x486 松屋銀座で明日(夕方5時)まで開催中の『ブルーナ絵本展』を鑑賞。ここでディック・ブルーナさんの展覧会を観るのは、何度目でしょう。でも今回は、同じ8階でも天井が低く狭い方の会場で、小じんまりと開催。しかし観ているうちに、謎が解けました。

今回のメインはミッフィーちゃんじゃなくて、くまのボリスだったのですね。確かにメイン・ビジュアルもボリスだし、「ミッフィー展」じゃなくて「ブルーナ絵本展」なのでした。作品サイズも小さいものがほとんどです。

Dsc_11477_copy_768x1282 と言っても、ミッフィーもその他のキャラも出て来ます。最初のコーナーに年代別のブルーナさんの絵本(みんな例のサイズで正方形)がずらりと展示されているのですが、最初は1953年。なんと70年前です。そして最初のミッフィーえほんは1955年。そうかー、うさこちゃん、いい年なんだー。

珍しめな童話の絵本(『シンデレラ』『赤ずきん』など)ともあるし、ディック・ブルーナの4色(+2色)とか、涙や窓や雪などのモチーフに注目した切り口とか、創作の秘密に迫るコーナーもありました。そこらの編集がいいので、結構大人が楽しめる内容となっておりました。

そして、例によって会場出口の物販コーナーはかなり幅広いブルーナ・キャラクター・グッズが揃っていて、買う気のファンなら目移り&わくわくドキドキ必至なのでしたー。

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2023年7月25日 (火)

銀座ティファニーの外壁・続報    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト #屋外広告物条例

Dsc_13193_copy_864x1536 先日、ダミアン・ハーストの桜の絵画を使ったと思われる銀座ティファニーの外壁の話を、このブログで書きました( ↓ )。

銀座ティファニーの外壁スゴス!    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

しかしながら、数日前に通りかかったら状況が変わっておりました。はい、ご覧の通りあの絵は2階ぐらいまでになっていて、上層階は特徴的なガラス窓の壁面のままになっておりました。

Dsc_13242_copy_768x1365_20230725230901 うーん、どうしちゃったのでしょう?  いつからこうなったのかは知りませんが、あの壁面アートは短命に終わってしまったようです。ほら、写真で比較すると一目瞭然。あまりにも違います。

Dsc_13205_copy_1378x785 そういえば、ビル壁面の広告ってのは屋外広告を取り締まる無粋な条例によって、総面積の何%までとかいうのが決められているんじゃなかったかなー。それに引っかかったってことなのでしょうか? それとも桜はパッと咲いて、すぐに散るってこと??(それはそれで面白いけど) いずれにしても残念なことです。

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2023年7月 7日 (金)

銀座ティファニーの外壁スゴス!    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト

Dsc_13242_copy_768x1365 銀座2丁目のティファニー銀座本店がずっと工事してるなあと思っておりましたが、本日通りかかったら、ちょうど今日リニューアルオープンだったのです。

いや、スゴイ! ゴイスー! 外壁全面が花の絵で覆われています。

Dsc_13252_copy_768x432 この花の絵は、この色彩とタッチは、どう見てもダミアン・ハーストです。昨年、国立新美術館で桜の絵の展覧会を行ったダミアン・ハーストです。

Dsc_13263_copy_768x432 (展覧会のレビューはこちら ↓ )

「ダミアン・ハースト 桜」@国立新美術館    #ダミアンハースト #ダミアンハースト桜 #国立新美術館: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

 

Dsc_1327_copy_768x432 でもなぜか(現時点では)ネットで探しても、ダミアン・ハーストのことも、この絵のことも何も出て来ません。謎です。

 

Dsc_13282_copy_768x1365 それにしても華麗なインパクトでした。道の向こうから見ると、実にキレイです。従来のティファニーっぽくはないのですけれど、まあ、世の中変わっていくものですからね。

 

(追記) その後しばらくして通りかかったら、この壁面アートが2階ぐらいまでしかなくなっていました。そのレポートはこちら↓

銀座ティファニーの外壁・続報    #ティファニー #ティファニー銀座本店 #ダミアンハースト #屋外広告物条例: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

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2023年6月22日 (木)

アンリアレイジ20周年記念展覧会 “A=Z” #アンリアレイジ #ANREALAGE #森永邦彦 #アンリアレイジ20周年記念展覧会 

Dsc_13313_copy_1162x864 表参道のスパイラルで開催中の『アンリアレイジ20周年記念展覧会  “A=Z”』(~7/2・入場無料)に行って来ました。

デザイナー森永邦彦が2003年にANREALAGEを立ち上げてから20年ってことです。デジタルでコレクションを発表したコロナ禍下の2020年から直近の2023年までのコレクションを中心に、これまでの歩みも紹介する展覧会です。

Dsc_13262_copy_1536x864 平日の夕方、お客さんはあまり多くなく、観やすかったです。大江戸は入口左の矢印に誘われて細長く暗い部屋の展示から観てしまいましたが、後から案内図を見たら、右側の階段をちょっと上がった方から観る方が一般的な順路のようですね。まあ、どちらでも構わない感じでした。

Dsc_13293_copy_1536x864 20年間のコレクション作品をずらりと写真で並べた壁面。その対面には、森永邦彦の示唆に富んだ言葉の数々。

Dsc_13252_copy_432x768_20230622220001 大江戸が一番首肯したのは、「光が強ければ、影は深い。光が弱ければ、影は浅い。」という言葉。書かれている「日常と非日常」の関係に限らず、いろんな読み取り方ができる言葉だと思います。

Dsc_13273_copy_864x1536 両側の壁面の中央にはパッチワークなどの作品。いやあ、パッチワーク作品、きれいだし、手が込んでるし、お見事!

Dsc_13283_copy_670x683 スニーカーまでパッチワークで、これがまたビューティフルなのです。

Dsc_13302_copy_1536x864 これらパッチワーク作品は、2023S/Sのコレクション。「原点回帰」ってことらしいのですが、素晴らしい出来ではありませんか。

会場内の作品は販売するとのことで価格表が置いてありましたが、ワンルック30万円台~180万円台でした。ムムム。こちらもさすがです。

Dsc_13232_copy_1536x864 で、細長く暗い部屋に展示されている作品と映像を観てから、奥の広いスペースに行くと、ゆっくり回転する展示が…。

Dsc_13243_copy_864x1311 これには驚きました。手前のロボットアームから光線が出ると、目の前の作品の色が変わっていくのです。白い作品は色つきに、色つきの作品は違う色に。そして、ぐるりと半周を過ぎたぐらいでまた元の色に戻るのです。これは2023-24A/W、つまり最新作です。いやー、お見事。ショー的要素がたっぷりで、もちろん服自体の完成度も高くて、センス・オブ・ワンダーの感銘を受けました。

まあ、大規模な展示ではないけれど、これで無料とはありがたや。さすがは森永さん! 『竜とそばかすの姫』のベルの衣裳を担当したり、パリコレでもコラボしただけのことはあります(そこ??)。あの映画では、森永さんの顔も描かれて登場してましたもんねえ。

 

 

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2023年6月16日 (金)

「坂東玉三郎 衣裳展 四季・自然・生命」    #坂東玉三郎 #坂東玉三郎衣裳展 ##四季自然生命 #セイコーハウス銀座ホール

Dsc_13292_copy_768x1146 銀座最大のシンボルと言える建物といえば、和光。ところが、この6月10日に「セイコーハウス銀座」という名前になったのだそうです! びっくりですね。

Dsc_13272_copy_768x500_20230616225701 でもまあ考えてみれば、「和光」だとセイコーとの関係がわからないってことなんでしょうね。特に外国人観光客の来店も多い中、この建物はSEIKOのものだと明確に表しておいた方が、ブランディング上好ましいはずですもんね。

 

Dsc_13165_copy_768x1098 で、その6階のセイコーハウス銀座ホールで開催中の展覧会『坂東玉三郎 衣裳展 四季・自然・生命 ーー時の移ろいと自然美ーー』(~6/18 入場無料)に行ってきました。

Dsc_13263_copy_768x472ウインドーに飾ってあったのは、実物大の衣装の写真パネルでしたが、けっこう目立つと見るか、チープと見るか…

Dsc_13174_copy_768x885 この展覧会は、SEIKOの「時と日本文化プロジェクト」の第一弾展だそうで、坂東玉三郎丈の愛蔵衣裳10点が展示されています。玉三郎のサインって、何とも面白いですねえ。読みやすいけど、独特の味があります。

Dsc_13232_copy_768x432 暗い会場の中に作品が配置され、中央のモニター前には数十人分の座席。そこには、玉三郎が展示作品1点1点を解説する動画が流れております。

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作品は、バラエティに富んでおりますが、絢爛豪華なものが多かったですね。

Dsc_13194_copy_768x558 そんなに知識はありませんが、中には「あの作品のあの役の衣裳ね」ってものもありましたし。

Dsc_13205_copy_768x1074 これだけの質感と、これだけの細かい手仕事が入っているのですから、舞台を遠くから見ても、映像で見ても、なかなか伝わらないものがあると思います。そういった意味で、貴重な機会です。

Dsc_13214_copy_768x1061 揚巻の衣裳とか葵上の衣裳とか扇谷夕霧の衣裳とか、みんな一体どんだけ手間がかかっているのか、何万針かかっているのかと、驚愕するしかありません。

Dsc_13223_copy_768x1116 場所柄と題材柄で、中高年の女性が圧倒的に多かったのですが、皆さん熱心に写真を撮ったり、モニターに映る玉三郎を見たりしていました。作品10点で、入場無料の割には、なかなか見ごたえのある展覧会でした。

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和光、いやセイコーハウス銀座の中はこれまでとほとんど変わらず、建築の素晴らしさは健在なのでしたー。これこそ時と文化を守る姿勢の顕現で、いいですよね。

 

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2023年4月28日 (金)

ウサギ人間のワイン    #ウサギ人間のワイン #ミスターラビット #ミセスラビット #チャーミングラビット 

Dsc_1256_copy_1024x5762 最近家飲みしたワインのエチケット(ラベル)がウサギ人間のファミリーでした。

なんのこっちゃ?と思われるかと思いますが、ご覧ください。

ほれ、「Mrs. Rabbit」に「Mr. Rabbit」。そのうえ、「Charming Rabbit」まであるときたもんだ。

これ、数か月前に新宿のサブナードに出店した「カルディもどき」の輸入食品店「ジュピター」で買ったのですが、どうやらジュピターだけで販売している商品だそうです。フランスはラングドック産のワインですね。みんな「金賞」のしるしをぶらさげてます(が、まあこの手の金賞はあてになりませんのでね)。

 

Dsc_12582_copy_465x576 『Mrs. Rabbit』は、ピノ・ノワール。絵柄はミニスカートなので、むしろ『Miss Rabbit』ってイメージなんですが、まあいいや。お味の方は、まあ1,000円ちょっとのピノはこんなもんでしょって感じ。なんか頼りないというか…。

 

Dsc_12572_copy_401x576 で、『Mr. Rabbit』は、ボウタイのダンディーなウサギ。ご夫婦でメガネなんですね。こちらはカベルネ・ソーヴィ二オン。まあカベルネなんで。こっちの方が間違いがないって感じ。でもまあ普通です。大江戸的にはサード・ワールドのカベルネの方が好きですね。

 

Dsc_13022_copy_544x772 そして『Charming Rabbit』は、メガネなしのドレス姿。うーん、この人はMr.&Mrs.とはいったいどういう関係なんでしょうねえ? 娘にしてはご夫婦が若い気がするし、どっちかの妹さん? まさかMr.の愛人じゃないよねえ??  なぜMr.、Mrs.と来て、突如Charmingなのかってあたりも含めて気になります。

こちらはシャルドネでして、でもちょっと頼りないシャルドネ。コクの深さは望むべくもないとして、果実味にしてもミネラルにしても頼りないです。もの足りないです。それでも金賞獲れちゃうんだよなあ。ま、好みの問題かも知れませんけどね。

このご家族(?)、さらに広がるんでしょうかねえ? とりあえず、メルローで『Uncle Rabbit』あたりができてもいいんじゃないかと思ったりします。

 

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2023年4月 6日 (木)

ミッドタウン八重洲に行きました    #ミッドタウン八重洲 #ミッドタウン #ポーたま #これだけですかい #三井のすずちゃん

Dsc_12464_copy_1024x576 去る3月10日にグランドオープンした「東京ミッドタウン八重洲」を見て来ました。東京駅八重洲口の真ん前にできた高層ビルのB1~3F部分がミッドタウンになっているって趣向(B1は昨秋に先行オープン済み)。上の階は当然オフィスです。

Dsc_12475_copy_367x5761F入口前のウニみたいなトゲトゲ・アート作品は、吉岡徳仁による「STAR」だそうです。星ねえ。むしろビッグバンって感じですよね。

Dsc_12482_copy_431x576 先行する東京ミッドタウン(六本木)や日比谷ミッドタウンに較べて、かなり小規模です。57のブランド、飲食店が集まっているそうですが、大した数ではありません。

Dsc_12495_copy_902x576 ミッドタウンなんで、内装はかなりシック。壁板や天井装飾に六角形を配した感覚なんか、その薄暗さと相まって、以前のホテルオークラのようでした。

Dsc_12522_copy_924x576 2Fにはヤエパブ=ヤエスパブリックなんていう飲食コーナーもあって、不思議な感覚。高級なフードコートといった趣きです。「かき氷コレクション・バトン」という催事的にショップが移り変わるコーナーには、長い列ができておりました(テレ東の『ガイアの夜明け』が、個々の特集をやった時に、かなり取り上げられていましたし)。

Dsc_12503_copy_1002x576 2Fには「TOKYO UNITE」というショップもあり、FC東京、東京ヴェルディ&ベレーザ、町田ゼルビア、ヤクルトスワローズ、読売ジャイアンツといった東京本拠地のプロスポーツ・チームの、オシャレな限定グッズを集積しておりました。スタジアム売店とは違って、デザインがやけにオシャレなんですよ。

Dsc_12553_copy_1024x550 3Fはちょっと高めのレストラン街。一方で2FのヤエパブやB1は近隣のビジネスパーソン対応でしょうか、値段は抑え目です。でも通路は広いし、なかなかかっけー造りです。

Dsc_12563_copy_868x576 立ち食い寿司「根室花まる」、いい感じです。並んでました。

Dsc_12573_copy_830x576 「ポーたま」、何の店かと思ったら、沖縄のソウルフードであるポークランチョンミートとたまごを挟んだおにぎりの専門店! 大江戸はスパムおにぎりが好きなので、これきっと好きだなあ(買わなかったけど)。

地下は直接、バスターミナルやJR東京駅につながっているのです。

Dsc_12544_copy_345x576 そして1階には「PORTER 吉田鞄」の旗艦店や、『ガイアの夜明け』で紹介されていた西陣織のアートテキスタイルを扱う「HOSOO(細尾)」のショップなどがありました。 デジタルビジョンの入った柱は、さまざまなフラワー・ビジュアルで満開。

まあでも、全体的には「これだけですかい?」感が漂いますね。六本木、日比谷と較べちゃうからいけないのかも知れませんが…。ミッドタウンって、今後さらに増えていくんですかねえ? そこんところどうなんです、三井のすずちゃん?!

 

 

 

 

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2023年3月17日 (金)

「アンドレ・レオン・タリー 美学の追究者」:巨体のファッション・レジェンド    #アンドレレオンタリー #アンドレレオンタリー美学の追究者 

1_20230317224601 映画『アンドレ・レオン・タリー 美学の追究者』は、ファッション業界のレジェンド=『VOGUE』のクリエイティブ・ディレクターを務めたアフリカ系アメリカンのアンドレを描いたドキュメンタリー。とにかく全編をこの人のキャラクターとインパクトでもたせます。

巨体と派手なファッションでランウェイの最前列に座り、各種メディアに登場する、知性と感性溢れるカリスマです。他のファッション・ドキュメンタリー映画にも出てましたよね(具体的に何かは忘れちゃいましたが)。この人、キャラクターといい言動といい着てるものといい、ほぼ「アメリカのマツコデラックス」ですよね。いや、そうではなく、マツコさんが日本のアンドレなのかも知れませんが、「マナティーみたいな巨体」だったり、大きな布をかぶったようなドレスなんかが、ものの見事に共通してるんですよ。

それはともかく、南部出身でアフリカ系の彼が白人支配のファッション界で確固たるポジションを築くまでには、どれだけの苦労があったことかと思います。美学とスタイルが彼を救ったんでしょうね。でもそのあたりの描写は割とあっさりで、むしろ彼のいろんな話が面白いし、豪華がインタビュイーたちが語るアンドレが魅力的です。マーク・ジェイコブズ、トム・フォード、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、マノロ・ブラニクら存命しているデザイナーや、イヴ・サンローラン、カール・ラガーフェルドら故人、ウーピー・ゴールドバーグにイザベラ・ロッセリーニに、何と言ってもダイアン・ヴリーランドとアナ・ウインター! 豪華ですねー。彼の人徳でしょう。

終盤、2016年の大統領選挙でドナルド・トランプが当選して、憤りを抑えながら悄然として幻滅している彼の姿も印象的でした。

Bunkamuraル・シネマで鑑賞しました。4月10日から長期休館に入るので、ここで観るのも最後かも知れないなあ…。

 

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2023年3月10日 (金)

「仲條正義名作展」@クリエイションギャラリーG8    #仲條正義名作展 #仲條正義 #クリエイションギャラリージーエイト

Dsc_12443 銀座(というかむしろ新橋から近いんですけど)のクリエイションギャラリーG8で、『仲條正義名作展』(~3/30 入場無料)を観ました。

Dsc_12452 仲條さんは、2021年10月に88歳で亡くなったグラフィックデザイナー(アートディレクター)です。もともとが資生堂宣伝部出身の方なので、資生堂関係の仕事が多いのですが、松屋銀座、スパイラル、東京都現代美術館などのCIやロゴデザインでも有名です。

Dsc_12473 仲條さんというと、資生堂『花椿』のアートディレクション歴が長かったわけですが、印象的なのは資生堂パーラーの缶やザ・ギンザのロゴだったりします。あの力強くガッチリと構築されたデザインは、資生堂の優美さと対極をなすものでしたが、一方では銀座らしいレトロ感とモダン感と本格感を持っていて、結果的に長年愛されたデザインでした。あんなパッキリした色遣いってのは、なかなか思い切ってできるものではありません。それをやっちゃうのが、仲條さんなのだと思います。

Dsc_12482 ロゴタイプに関しては、やはり力強さと、人を食ったような軽妙さが同居しています。そこらもやっぱり仲條さん。

Dsc_12492 人を食ったようなゆるゆるのポスターも数多く手がけてますよね。自分をネタに、顔や体にテープを貼って写真を撮ったヘンテコポスターなどはその真骨頂。見る者は、「お笑い?」って気持ちと「デイヴィッド・リンチ?」って気持ちを同時に感じます。いたずら描きのような絵とガッチリ構築したデザイン、その両立こそがやっぱり仲條さんです。

Dsc_12463 会場随所に出ているインタビューや名言も面白くて、読んじゃいます。「アルコールは父。ニコチンは母。」(記憶で書いてるので、ちょっと違うかも知れません)とか、壁面に書いてありましたよ。昭和っぽいですね。

というわけで、唯一無二の個性を持ったサムライでした。 R.I.P.

 

Dsc_12502_copy_1024x1452 ところで、貼り紙で知ったのですが、このクリエイションギャラリーG8とガーディアンガーデン(どちらもリクルートさんのデザインギャラリー in 銀座)が、8月でなくなっちゃうようですね。長年の功績を認めつつ感謝しながらも、うーん、ちょっと複雑。残念至極ですね。「いつまでもあると思うな親と金」みたいなもんで…。

 

 

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2023年2月22日 (水)

湘南ベルマーレの2023ユニフォーム    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #ベルマーレのユニフォーム

Dsc_12483_copy_864x998 今年はJリーグが30周年であると同時に、湘南ベルマーレも30周年! まあ当初は「ベルマーレ平塚」だったわけですが、2000年以降は「湘南ベルマーレ」としてやってます。不遇の降格や苦悩のJ2時代を経て、近年はJ1に定着して今期で6年目。昨年は18チーム中12位で、今期はもちろん一桁順位、願わくは5位以内を目指しております。

で、昨年の大江戸はおととしのクラウド・ファンディングの返礼品だったスペシャル版ユニフォームを着ておりましたが、今年は買いました(高くなったけど、クラブへの寄付のつもり)。だって、胸スポンサーが久々に新しくなったし(MELDIAからRiptyへ)、ライトグリーンがいつもよりかなりイエロー寄りのトーンってこともありまして…。ま、デザイン自体は可もなし不可もなし程度なんですけどね。

Dsc_12443_copy_850x1038 実は今回のユニ、一部で背番号圧着で気泡が入ったりの不具合があって、交換や補修対応をしているそうです。大江戸のもよく見たら、背番号に小さな気泡がちょっと入っていたのですが、まあ、目立たないしいいやと思って、そのまま着る予定。いつもながらの12番(サポーターズナンバー)にしてあります。

先週末の第1節では、大橋のハットトリックなどで鳥栖に5-1と圧勝し、現在の順位表では湘南が単独1位です! いやあ、首位って気分いいですね。明後日のホーム開幕戦(フライデーナイトJ)は行きませんが(だって仕事を終えてダッシュして平塚駅からタクシーに乗ってもキックオフ直前にしか着かないし、冬場の夜は寒いし、大江戸は寒いの苦手だし、家に帰るのが23時ぐらいになるし)、DAZNで応援です。連勝で首位をキープしてくれると信じております。そして今シーズンのベルマーレはJ1の台風の目、センセーションとなるってことも信じております! 今シーズンのベルマーレのスローガンは(昨年に引き続いて)「BELIEVE」ですしね。

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